雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

迷ったんですが、、2

2015-05-29 20:55:22 | 不思議
「ヤマトタケル」というのは、この中の三つ目、
「古代王国の役職の名前であった」
ということなのですね。ええ。
正確には「古代大和朝廷の役職」ということでしょうか。


続く!


ということで。
ええ。( ̄ー+ ̄)




「ヤマトタケル=日本武尊」にまつわる伝承や記録を見れば、
その役割はいわゆる「武将」的であったことはすぐに想像がつきます。
現代で言えば防衛大臣。
昭和期で言えば陸軍大臣や海軍大臣。
その前は、いわゆる「将軍」とも称される
徳川家康や豊臣秀吉などでおなじみの
征夷大将軍=せいいたいしょうぐん
更にその前の時代となると
「近衛大将=このえたいしょう」
とか、その前の前の時代だと......と、
そーーーーんな古(いにしえ)の時代の国軍トップの役職名というのが、
実は「日本武尊=やまとたける」というコトになります。

となると、
当然「ヤマトタケル」は一人ということであるハズは無く。
仮に一つの政権が100年以上も続いたりすれば、
それはもう沢山の人がこの役職を引き継いでいったとも思われます。
特に現日本国に繋がる国家の黎明期においては
国土のあちこちにチカラのある豪族や民が沢山いたはずで。
それは言ってみれば、
未だ教科書に載っていない「戦国時代」のようなもの。
時の政権はそんな敵対する勢力を時に力ずくで、
時に懐柔策で従えていったのでしょう。
そんな国家統合の最前線で動いていた
幾多の軍のトップがヤマトタケルだとすれば、
その逸話や痕跡が日本中のあちこちに残っているということも
僕には至極当然のことのように思えるのです。



そして、もう少し突っ込んでみれば、
ヤマトタケルとは時に
「大和軍全体」を指す言葉として存在していたこともあったハズで。
日本各地に伝わるタケルの物語の全てが同じ神、
同じ時代であったとも思えないのです。




そんな「ヤマトタケル」が各地を制圧した後、
そこで真っ先にすることというのは、
その地を治めていた長の痕跡を消すことです。
もしくは、その地の民が従っていた前政権の足跡を消すことです。
民が崇拝していた神々を変えさせることです。
いつの時代でも、どこの国でも、
為政者は同じようなことをするものなのです。

そして古代大和王朝の正規軍「ヤマトタケル」が消して回った
ソレ以前の時代の神々や統治者といえば、
それはすなわち「青き炎」という一連の記事でも記してきた、
スサノオが打ち立てニギハヤヒが完成させた古代王朝のハズです。

ヤマトタケルは日本各地にあった前王朝の神々を祀る神社を消したり、
自らの勢力内にいる有力者......新しい神々......の名を被せたり、
その行為に少々無理がアルような場合には並列に記してみたり......と、
出来うる限りそんなことをして回ったのでしょう。

僕さんがヤマトタケル・カラスに襲われた神社というのは、きっと、
そんなヤマトタケルが、
その地を制圧した時に覆い隠した古代神が祀られていた神社か、
もしくは、
争い倒したその地の敵将が住んでいた社(やしろ)であったのかもしれません。
そんな敵を倒した後、
元々その地で崇められていた古代神の威をも利用すべく、
その祭壇中央に自らの名を配し、並べ、立て、勝利を宣言。
これからは我らが神であるぞ......と。
そしてマダマダ呪術的な信仰も色濃く残る時代。
きっと大きな怒りや不満を持って亡くなっていったであろう
争い倒した敵将や古代神達を、
念には念を入れて霊的にも封印!
とするような「呪=しゅ」をも仕掛け、
その土地=神社に覆い囲ったというわけです。

そんな場所にプラリと現れたポンチキ野郎がナニかと!?
古代神との縁が強い男で。
ソレはヤマトタケルからしたら、
マサに制圧に動いた「敵そのもの」との縁であり、
そこへきて封印した神々に響くような禁断の
「古神道の祝詞」をあげ出したり、
チャラチャラと余計な動きをしちゃうモノだから、
古(いにしえ)に仕掛けた「封印の呪」が解けそうになって。
そんな輩(やから)用に封印時にセットしておいた
「呪を護る為の呪」とも言える「自動撃退装置」が発動してしまった......
カラスさんで発動してしまった......
なんていう様相になってしまっていた......というワケです。



おとぎ話!です(・Д・)ノ



ええ。



ぼぉ~やぁーー良い子だネンネしなぁーーーー。。♪( ´▽`)



です。



ええ。



ちなみに以前、
「卑弥呼」という呼称に関しても、
この記事あたりで今回同様「役職」として考えてみる......
などと記していたと思いますが、
そんなイメージが湧く神々というのは他にも幾つかあって、
玉依姫=たまよりひめ」さんなども、
祭祀の女王「卑弥呼」さんに次ぐ能力や
位の高い巫女さん職の名称とも思われます。
「魂=タマ」が「依る=ヨル」姫さんですから。
もっと言うと、
今に至る新しい時代における卑弥呼というのが、
他でもない国神の「天照大御神=アマテラスオオミカミ」であり、
古代王朝においての巫女職のトップを表す名前だった......
とも考えられます。
当時の祭祀は占術的でもあり、
占術というのは、今もそうですが、
実は天文地理風水的知識を合わせた科学的側面も強く。
そんなコトを司る人は今で言う「文部科学省大臣」と
「宮内庁長官」「神社庁長官」などを合わせたような人であって。
王様が何かの決断や判断に迷った時にバッサリと

「天地神明にかけてこの判断を下す!
未来はキットこーなるぞよ!( ̄^ ̄)ゞ」

なんて、
日食のタイミングなどでそんな人に言われちゃえば、
王様としたらとても頼りにもなって。
安心もさせられてしまう敬うべき人でもあったろうし。
国民にしても同じくそーだったろうし。
そんな最先端の天文と占術と戦略とに股がる意味合いの強かった
「祭祀の女王」の力は常に政治や軍部などとは切り離され、
「別格」となっていたであろうことも容易に想像できちゃいます。
一世代一人では無かったであろうことも想像できちゃいます。
他にも

「300年以上生きて、歴代の多くの伝説的天皇に仕えていた......」

などと書かれる「竹内宿禰=たけのうちすくね」さんなどもそーだと思います。
天皇側近の政治アドバイザーでNo.2ですから、
現代で言えば「内閣官房長官」。
そりゃ力あります。
だいたいが主祭神=王様の側に祀られるような形とはなりますですね。ええ。
歴代に何人もいて、

「300年に渡り活躍が描かれている!」
「300年生きた!」

なんて神話に書かれていてもでんでん不思議わない!
というワケなのです。
嘘でもないし。ええ。( ̄+ー ̄)フジワラヤルヨネ...





琵琶湖の隣、
ヤマトタケルが命を落とした場所と伝わる関西一の霊峰
「伊吹山=いぶきやま」。
その山頂にはタケルさんの石像があります(^_^)
琵琶湖も全て見渡せます。
美しいです。



不思議ですが、
この地では僕は居心地がいいのです。ええ。



鳳凰さんのおかげでカラスにも襲われません。



ココで感じる神の空気というものは、
カラス神社さんなどとは全く違う、
「ヤマトタケル」の名の元となったスサノオ王朝一の武将
「五十猛命=イソタケル=イタケル」
さんの空気だからでしょうか......
大王スサノオが国の統合を推し進める中で最も信頼していた息子であり、
同じく武勇に秀でていた「オオトシ=ニギハヤヒ」の兄でもあり。
古代大和王朝以前の時代、
この国のあちこちに崇敬の念を持って祀られていた武の神。
そして「タケル」名のルーツでもある故に、
「ヤマトタケル」の名を一番被されていった神。

伊吹山も古来、
五十の国「五十葺山=イソブキヤマ」と呼ばれていたといいます......


この
「気は優しくて力持ち」
「兄弟姉妹の皆から好かれた」
「この国の森林資源を創造した」
という偉大なる神の話は、思い浮かべるだけで何故か?
涙が溢れてきてしまいますが、また、いつか、
然るべき時にしたいと思いまする(^_^)


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迷ったんですが、、

2015-05-25 01:25:15 | 不思議
これね、
書こうか、どしよか、迷ったんですが。
まぁ、もういいか!な!?
ってな感じで。ええ。
もうテキトーに読み流す程度で。
おとぎ話!ってな程度で。ええ。
書いときます。



友達にmikoちゃん(♀)ていう可愛らしい方がいて、
カンの鋭い彼女がある日

「なんだか最近、
おうちに変なのがイルよーな気がするー......」

ってなコトを言うので、
不思議な力を持つプリリンねーさん

「確かに変なモノついてるよー。
とったほーがいーよー。
この近くだと瀬田玉川神社がいーよー。。」

なんていう会話をしていたのですね。
爽やかに晴れたとある日の午後。
心地よい馴染みのカフェで。三人で。ええ。
それでmikoちゃんはすぐにソコに行って。
万事無事に解決して。



で、
ですよ。
私め、ですよ。



その神社は自分が住んでいる所の程近くで、
よく知ってもいて。
時折前を通ったりしてもいたのです、が、でも、

「そーいえば、
いつも通り過ぎてるだけで一度も入ったコトなかったな。
神社好きなのに、、俺、なんでだべ?
一度行ってみっぺかな......
mikoちゃんのお礼も兼ねてで......」

と、後日行ってみたのです。一人で。
スルッと。
ええ。ええ。
近所ですし。
mikoちゃんのお礼ですから。
お酒も持って。

訪れてみるとトテモ小さな神社さんで。
ダァーーーレも居なかったもんだから特別な祝詞もあげて。
そしたら風がグルグル!っと回って降りてきて。
とても良い空気感になって。
天気も良くて。
心地も良かったので、しばらくそのまま境内にいて。
グルグル空気が降りてきた魅惑的な!?空を見上げていたのです。
しばらく。ボーーッと。
誰かが見てたら
「キ◯◯イじゃね!?」
などと思われそーな感じで。ええ。



————————そしたらですよ......



大変ですよ。



カラスですよ。



一羽のカラスが気が狂った!?かのように敵意むき出し!で!
境内の木の上からカァーカァー!と、
僕さんに激しく鳴きワメキかかってきたんですよ!(*゜O゜)/ マジですよ!
まるで番犬さんのように吠えまくるんですよ。
明らかに僕さんに向かって!ですのよ。
ズーーーーーーーーーーッと。
それでも

「うるせーなー......なんだよ。
ま、そのうち居なくなるだろ......」

なんて、キャツを完全無視して。
そのまま境内の階段に座って
ドドーンと生意気風に空を見上げ続けていたら......



松ボックリを投げてくるんですよ!(=゜ω゜)ノ



マジですよ!



カラスが!ですよ!



松ぼっくり爆弾を投下してくるんですよ!僕さんにっ!



で、それでもまだまだ無視!をしてその場に居たら、
今度は気が狂ったようにクチバシで木の小枝をつつきだして、
折って、
ソレをくわえて僕さんに投げつけてくるんですよ!( ゜д゜)ンマッ!!
もう、その姿と鳴き声が異常なんですよ。ずっと。
しまいには2回ほど頭上をカスメて飛びかかって来るし。
それでアチキわ、
お散歩気分でかる~く来たもんだから、
あまり気にしていなかった神社の祭神名を
改めて眺めてみたのでやんす......



わかりまちたよ。。( ̄ー ̄;)



原因が。。



祭神はこう書いてあったのですな......



日本武尊(やまとたけるのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)



「ヤマトタケル」......ですよ。ええ。
間違いなく。
この三柱の神々の名前を見れば一目瞭然。
我が心に住まう神様と敵対する神......
イヤ、正確には「霊」なワケですな。ええ。
他の2柱の神々様は、
きっと原初からこの地で祭られていた大元の神様のハズで。
僕さんとしても仲が悪いという理由は無く。
原因はただ一つ。
ソコに、後から、
呪=しゅ」と共に「一番上に」覆いかぶせるようにして祭られた、
このタケル様のせいなのでございますのね。ええ。
この異様に殺気立ったカラスさんの正体は。
どーりで、
近くなのに全く足が向かなかった神社なワケなのですよ。
今まで。
で、カラスがワーワー鳴きワメキながら攻撃をしてくる中、
アチキわその場から不思議な力を持つ
「プリリンねーさん」に電話をしたワケなのです。
念のための確認のため。



「もしもしりんこ!あちきです。
ええ。ええ。
この声聞こえる?
そーそー。
異様でしょ!?
襲われてんの。なう。
まぁ、でんでんヘーキだけど。。
で、あちきわこー思うんだけど......念のため誰なのか?
聞いてもらえる?
◯◯◯の神様に。よかったら。。」



そしたらやっぱり「ヤマトタケル」さんだといういうコトなのです。
ええ。やぱーり。



「わかったッス!(`・ω・´)サンキュー!
じゃ、帰った方が良いね。
ありがとう!」



と、ですね、ここわ一つ!
大人な感じでおとなしく帰ったワケなのです。
ええ。ええ。
そのタケルさんが乗り移ったカラスさんは、
アチキが境内を出るまでズーーッと、
まぁ、本当に、異様に鳴いていましたが。
枝も三回は投げてきたし。
本当に初体験の異常さで......異様なことには慣れてるハズ!?
のアチキもちょっとびっくり。



変な話ですよね!?



まぁ、おとぎ話ってな感じで。ええ。
そこわ何卒のお許しをいただきつつ......
ちょうど良いので、ここわ一つ!(。・ω・。)ノ
「ヤマトタケル」という神様の正体をば、
ちょっと書いておきますよって......



そもそも、
この国の歴史を紐解こうとして記紀神話などを読み進めて行く時に、
意外にハマりがちな「罠」的なポイントというのが結構あって。
特に
「神社や神様が好き!」
「私わ不思議な力を持ってますのヨヨーーン!」
なんていう方々の間ででも気付けないような
ポイントというのが幾つかあったりもするのですが......
そんなポイントというのは大きく分けて3つ。

一つは「昔は、特に王様は、一夫多妻であった」
二つ目は「通常の結婚とは別に、政略的結婚も沢山あった」
三つ目は「人の名前ではなく役職の名前であった」

ということ。
最低限この三つのポイントを物差しのように使うことが出来ないと、
この国の古の神々の真の姿はナカナカ見えてこないように思うのでございます。

ヤマトタケル」というのは、この中の三つ目、
「古代王国の役職の名前であった」
ということなのですね。ええ。
正確には「古代大和朝廷の役職」ということでしょうか。


続く!


ということで。
ええ。( ̄ー+ ̄)





この時、
神社から見上げていた空、日輪......



沢山の龍神さんが飛び交っているようで、
なんだかとても魅惑的な美しさだったのです。(^^)


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諏訪徒然 3

2015-05-21 00:48:13 | 不思議...パワスポ寺社
少なくとも、
記紀神話に書かれているこんな部分......

「—————洩矢神(モレヤ)は鉄輪を武具として迎え撃つが、
建御名方神(タケミナカタ)の持つ藤の枝により
鉄輪が朽ちてしまい敗北した—————」

などという

「鉄の輪より藤の木の方が強い!?」

なんて不可思議な話を目にすると、
この神話の作者が「藤原氏」であることも浮かんできて、
ちょっと

「ププッ..(●´艸`)」

なんてなってもしまうのです。

そんなこんなでこのお話はもう少し!続く!
のだ!((((*゜θ゜)ノ スワワフカイノダ...




前回まで記してきた2回の「諏訪徒然」をまとめてみると、
諏訪という地は縄文時代以前から!?
今に至る迄のこの国の歴史が
一箇所にまとまって現れている様に思える......
そんな地だということなのです。
それは、
例えれば「地層」のように幾重にも別れた縞模様のごとく刻まれ、
見やすく現れている地ではないかと、
そんなふうに感じられるのです。



縄文時代。
諏訪の地には「ミシャグジ」という神を崇める、
縄文以前の時代からこの地や国に住む土着の狩猟民族......
山の民......がいました。
ミシャグジ神というのは言ってみれば「精霊」の様なものとも考えられ。
世界各地で見られる人類原初の信仰形態である自然崇拝や
「精霊信仰=アミニズム」と言えるようなものにも思われます。
狩猟を中心とする民においては典型的な信仰形態でもあったハズです。
そこへ紀元後、外部地域から?
それはもしかしたら海の向こうから!?
この諏訪の地に渡ってきた民がいて。
彼らは「聖書」を携えていて、
「諏訪大社」の御神体山でもある「守屋山」を聖書に記されている
「神の降りるエルサレムの山=モリヤ山」として崇め、名付け。
自らの氏族の名前もその「モリヤ=洩矢=モレヤ=守矢」とし。
もともと諏訪の地に暮らしていた土着民の精霊信仰であるミシャグジ神も
聖書的慈愛の心でもって大切に捉え、考え、扱い。
そうしながらも、
豊かな諏訪の地を大陸由来の先進の知識と技術を武器に統治していった......
と思えるのです。

その頃の狩猟的コミュ二ティーにおいては、
まだ自然の力に対する生贄的な信仰も残っていたようで。
「神長官守矢史料館=じんちょうかんもりやしりょうかん」
に示されている様な、
沢山の鹿の生贄を捧げる祭祀などもつい最近まで続けられて来たようです。
その守屋山の神に捧げる鹿の生贄の数も、記録によると75頭で。
それは聖書における「モリヤ山」で捧げられる羊の生贄と何故か?
同じ数。
これは果たして偶然!?なのでしょうか.......

もしかしたら「ミシャグジ」という古代神の名前も、
この守矢の民達が「自然精霊につけた名前」かもしれません。
その語源にしても、
やはり聖書においてモリヤ山に捧げられそうになったアブラハムの息子
「イサク」からきている可能性も?あります。
ま、似ている様で似ていない発音ではありますが......ええ。多分。



その後、更に時代は進み。
そのモレヤ氏が統治していた地に、
はるばる九州、福岡県「宗像=ムナカタ」の地から追われて来た
「タケミナカタの神」が長い逃避行の末に入ってきます。
すると、記紀神話に書かれているように、
諏訪地域を収めていたモリヤ氏を、
政権から追われてきたタケミナカタが先進の武具で圧倒し、
従わせていきます。

その先進の武具が藤の枝ではなかったことは明白です。
ええ。ええ。( ̄ー ̄)

ここでまたこの地の王は変わり、
現在の諏訪大社が祀る神となった様に思えるのです。
ミシャグチ→モリヤ→タケミナカタ(古代出雲勢力)
朝廷が古代神をまとめて御柱で封印の「呪=しゅ」をかける→現在......
となるわけなのです。
諏訪の地には、
そんなこの国の為政者の変遷がまるで地層の様に刻まれていて。
しかもコンパクトな範囲に収まった形で、それらの変遷を
感じ取ることが出来る場所となっているように思えるのです。



僕にとっての諏訪の地というのは実はこんな感じなのです。

この国の歴史の標本地。

そんな感じでしょうか。



いつの時代も、
新たなる統治者はそれ以前の為政者の考えを否定し、消し去り。
故に王となれもします。
現政権でもソレは同じ。
そんな国取り合戦の繰り返しの中で、
モレヤ氏と上手く手を結び、
諏訪の王として君臨したタケミナカタさんは、
中央政権を追われた身ではありましたが、その後、
諏訪の地ではとても尊敬され、
ゆったりと、幸せに暮らしていた様です。
それは今に至る人々の諏訪大社に対する厚い崇敬の気持ちにも
現れている様に思えます。



北陸に住む、不思議な力を持つ友人「Yさん」に
僕はこんなことを聞いたことがあります。

「古代神と現代神......
国津神と天津神との違いとはシンプルに何だと思います?」

すると、
Yさんはこんな答えを返してくれました。

「古代神は混沌の象徴の様に思います。
現代の神々はソコに秩序をもたらした神々の様に思えます」



混沌と秩序。



僕には、
混沌とは創造で、
秩序とは時に停滞を意味するコトのようにも思えます。



国津神とは混沌と創造の象徴。
そんなことが必要な時代があった。
天津神とはその混沌に秩序と安定をもたらした。
それが創造を終えた後の世界では
人々からとても必要とされていたコトでもあったのか。
Yさんの話を聞いた時、僕はそんなふうにも思いました。

諏訪大社の主祭神「建御名方神=たけみなかたのかみ」とは、
そんな「秩序を作っていこう」とする時代に消された
混沌と創造の神。
「スサノオ=素戔嗚=須佐男」さんの血統でもあり、
国津神の象徴。
古代神の象徴。
今、この秩序の時代に諏訪に訪れる縁を頂く時というのは、
果たしてどんな意味があるのか?
どんなメッセージがあるのか?

この記事を書くキッカケとなった、
このところあまりに多く耳に入ってくる周りの人々からの
「諏訪に行くぜコール」の連続に、
僕はこんなコトを考えているのでございます(^^)



宮崎駿さんの名作「もののけ姫」の世界は、僕には......
諏訪の神「タケミナカタ」さんが生き生きと駆け回っていた時代と
ダブって見えて来る時があります。

古代の神々と新しい神々とが入れ替わっていく時代。世界。

中でも、古代神の世界を守ろうと厳しい戦いに立ち上がった
白き山犬の神「モロの君」の姿が、
タケミナカタさんの姿や思いに重なって見えてくる時があります。

「モロの君」はその戦いには負けてしまいましたが、
誰よりも色々なコトを理解し、納得もし、予見もして。
新たな時代を作る神々や人々に何かを託して世界を去って行きました。

諏訪の地に佇むと、
僕はそんな「モロの君」の思いに触れているような
気持ちになったりなんかもします。
諏訪とは本当に貴重な地なんだな......と、思っていたりします。
そして......



諏訪大社、本宮の近くにひっそりとある「北斗神社」
祭神は創造主たる「天之御中主神=アメノミナカヌシノカミ」
登るには少々の覚悟と体力が必要な頂上には、
こんなとても古い石碑が社(やしろ)から離れた
「目立たない所」にヒッソリと建てられています。



石碑に記されている文字は、
御神体山の「守屋山」頂上にある祠にもあるもので......

「物部=もののべ」

諏訪の物語は、
この「もののべ氏=ものべ氏」の物語へと
繋がりゆくものでもあります。

いつかまた良き時に記せればと思います。(^^)



☆シリーズ過去記事☆
諏訪徒然
諏訪徒然 2


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諏訪徒然 2

2015-05-17 21:59:20 | 不思議...パワスポ寺社
そもそも、
コレ程迄の長きに渡り、
途方も無く多くの人々を動かし続けて来た祭りや仕掛け、
「呪」をかけてまで「結界封印」をしたかった神様というのは、
イッタイ!?
どれほど恐ろしい!?
神だったのか。
凄かったのか。。。
日本最古の書物「記紀神話」にも描かれる、
その「諏訪の神」の名前は......



「建御名方神=たけみなかたのかみ」



つづく!のだ!((((*゜θ゜)ノ




神話に描かれるタケミナカタさんというのは、
現日本国の元となる国、
葦原中国=はしはらなかつくに=出雲国」を
「大国主命=オオクニヌシ=国津神」から
天津神と呼ばれる神々が強引に!?譲り受けようとする際、
ソノ天津の神々に対し最後の最後まで

「国は譲らん!」

と抵抗をした、
国津神側唯一にして最高の武神!切り札!
ということで描かれています。
この神話はイワユル「国譲り」として今に語り注がれているお話で、
日本神話の中でもとても重要な物語の一つともなっていますが、
「タケミナカタ」と、
その名前に「タケ=建=武」がつくことからしても、
それはそれは、とてもツヨオオォォーーイ神様だった!
ということが推察されます。
古代大和朝廷の勇猛なる武将と今に伝わる
「ヤマトタケル=日本武尊」や
「タケミカヅチ=武甕槌命」さん達と
同じようなイメージでしょうか。

そんな強い「タケミナカタ」さんでも、
その天下を巡っての戦いには破れ、敗走し。
葦原中津国とされる出雲国から、
遠く諏訪の地にまで逃れることとなって。
そこで追ってきた天津神々の軍勢に

「この地から一歩も出ない」

ということを無理やり誓わされ。
それでそのまま諏訪の地に住むことになった......
と神話には記されています。
その後は、
もともとこの諏訪の地に住んでいた有力な神々と人々を配下に収め、
今に至る諏訪の神となった......
とのことなのですが......

しかし......

ココだけの話!?
天の神々と九州に住む大切な友、
不思議な力を持つMさんにお許しがもらえる範囲で!?
大胆なコトを書かせてもらったりすれば......
この「タケミナカタ」さんの名前というのは、実は、
本来ちょっと違うと思うのです。

「本当の名前というのは別にある!」

と僕には思われるのです......

それは......

「タケムナカタノカミ」

タケル、ムナカタの神......

「建宗像神=タケムナカタノカミ」......

そうです。

九州、福岡、「宗像三女神」を祀る「宗像大社」のある地。

そのムナカタの地における一番の武王。武神。

それが「タケ ”ム” ナカタ」であり、

現在の諏訪大社に祀られる「タケ ”ミ” ナカタ」なのです。

どこかで「ム」が「ミ」に変わってしまったのだと思われるのです。

長い年月の中で、

人々の間で、

伝言ゲームの様にその名が変化してきてしまったのでしょうか。

イヤ!

人々が真実に気付きにくいように......と......

変えられて!?しまったのでしょうか......

一部マニアの方々には衝撃的な話しかも!?しれませんが......

もしタケミナカタさんが元はそんな北九州、宗像の地の王であり、
更には、「国譲り神話」において
天津神に追われた神ということにもなってくると......
その「血統」というのは宗像三女神と同じかもしれない......
神話ではタケミナカタさんの父神は「大国主」と記されていますが......

本当は誰!?

となるのでしょうか......
古代出雲国を代表する名前ということで「大国主」という言葉を使い、
神話に書かれている可能性などはないのでしょうか?

古代出雲の王とはいったい誰?なのでしょう......

そこまで考えると、現日本国、
天皇家のルーツともなる「天津の神々」に国を奪われ、
長野の山奥にまで徹底的に追われた!
という神話の意図や意味というのも......
出雲大社の封印の呪!?と同様に、ナントナク......
わかってくるのでございます......

そして、そのタケミナカタの血統というのが、
時の権力者達にとってどれほど恐ろしく、強く、
正当なるものだったのか......
徹底的に消し去りたいものだったのか......
ということまでも想像出来てくるのです。

それは、この諏訪の神である「タケミナカタ」こそが、
この国の王座の「本来の後継者」だったかもしれない......
という可能性や、
天津神に最後まで激しく抵抗した唯一の神がタケミナカタだった......
と記されている理由もよく見えてくるようにも思えるのです。
御柱の「呪=しゅ」というのは、
そんな時の為政者の抱いていた大きな恐怖の現れでもあり、
歴史を変え、封印し、
消し去りたいという欲求の強さの証でもあると思われるのです。



「御柱祭」とは......



なので、
僕にはとても怖いものの様に思えるのです。



そして、
この諏訪の「封印の呪」が異様に強力であることに関しては、
実は更に深い理由もあるようで。
諏訪大社に古くから伝わる書物
「諏訪大明神絵詞=すわだいみょうじんえことば」
によると、当然のことながら、
この諏訪の地ににはタケミナカタさんがやって来る以前から、
とても畏怖すべき神々がいた......
という記録が記されており。
それらの神々は諏訪の土着民でもあり。
時代で言えば「縄文」にまで遡ることができる
太古の人々や神々ということにもなります。
そんな太古の時代の神々というのはタケミナカタさんと同様に、
中央集権化を狙う時の権力者に常に逆らう抵抗勢力でもありました。
諏訪に伝わる古書に記されているそんな太古の神々の名前とは......

「洩矢神=モリヤ神」

さらには、
上社、前宮の由緒にも書かれている

「ミシャグジ神」

aaaaaaaaaaaaaa!!!

そーだ!

オレ達の言う事をナカナカ聞かないコンナ危険な古代神達もいっその事!

ついでに!

タケミナカタ達と一緒に封印してしまったらどーだろう!?

そーだ!

そーしようっ!( ̄w ̄)ウンウン

———————なーんて会話が
「国譲り」を行った時の権力者達の間であったのかどうか?
は、よくわかりませんが、
少なくとも記紀神話に書かれているこんな部分、

「—————洩矢神(モレヤ)は鉄輪を武具として迎え撃つが、
建御名方神(タケミナカタ)の持つ藤の枝により
鉄輪が朽ちてしまい敗北した—————」

などを目にしたりすると、

「鉄の輪より藤の木の方が強い!?
ワケないだろ?」

なんて不可思議で無理矢理な記述の感じが見て取れてくるのです。
この神話の作者が「藤原氏」であることを合わせて考えても、
ちょっと

「ププッ..(●´艸`)」

なんて、なってもしまうのです。

そんなこんなでこのお話はもう少し!続く!
のだ!((((*゜θ゜)ノ スワワフカイノダ...




諏訪大社、上社、元宮と本宮の間辺りにある
「神長官守矢史料館=じんちょうかんもりやしりょうかん」
独特で不思議なデザインの建物です。
守矢というのはこの史料館の主(あるじ)さんのことで、
タケミナカタ以前から諏訪の地にいたという神
「洩矢神=モレヤ シン」に仕えていた神官さんの系譜であり、
今に至るまでその血脈を守り通している一族さん。





そして、
諏訪大社上社の背後にそびえる御神体山の名前もなんと!
守屋山(モリヤサン)。

モリヤは「モレヤ」とも読め、
そのモレヤとは「聖書=バイブル」にも出てくる
神の降りる重要な山の名前で。
守矢氏に伝わる古の祭祀の風習まで、
そんなユダヤの祭祀にそっくりなものだったりもします。
もしかしたら、
この守矢さんの祖先というのはそんな聖書の国から渡って来て、
この諏訪の地に住み着いた人々かもしれない.....と、
そんな妄想までもが膨らみます。
史料館の裏にはこんなイワクありげな!?
古墳まであります。



ミステリーはまだまだ沢山。
マニアにはたまらない地なのですな。
諏訪というのは( ̄ー+ ̄)


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諏訪徒然

2015-05-13 23:20:58 | 不思議...パワスポ寺社
なんでしょうか。。
最近妙に長野県、諏訪大社の話や質問を受けます。
あの人からも、この人からも、
あーーーんな人からも。。

なんだろう。。

訪れるのにはトテモ心地良い季節だから?なのか。
それとも、
やはりこの記事に記した通り......
古代の神々が何かと動き出したりしているから!?
なのだろうか。


なんだろうか。。


諏訪大社といえば、
日本神話にもその名を刻む、
とても古くからある有名で大きな神社。
僕のような神社好きな人々にもよく知られていますし、
古来より武勇、格闘技の神様として
多くのスポーツ選手さん達から厚い信仰を受けて来ました。
特に国技である相撲関係の方々からの崇敬は強い神社さん。
きっと、その地に足を踏み入れれば、
どんな人でも、
何かと深く感じ入るものがあるであろう神社であって。
そんな地のコトを聞かれたりなんかすると、
僕の様なポンチキ人間は時々、
ソノ思いを長々と語ってしまう様なことも
ある神社だったりもするわけなのです。
勿論、一部マニアな方々に限っての.....
という話ではありますが。ええ。
ピチピチのギャルおねーさん達にわ
そんな話などトォーーテイできませんし。

ドン引きされますし。ええ。

今日の記事はもしかしたら!?
そんなドン引き話になるやもしれませんが、
以前記したこの
お・ま・じ・な・い・☆

京都、一条、戻り橋。
あたりの記事を読んでいただいた上で見てもらうと、
より味わいが深くなる!?話となるかもしれません。
ええ。ええ。

して、そんな諏訪大社さんは!というと......
実は諏訪湖の周りに散らばり立つ「4つの神社」の総称なのです。
上社と下社に別れ、それぞれに二宮づつあるのですね。
どちらもとても美しいのです(^^)
先ずは順番的に一番最初に訪れたい魅惑の!
上社(かみしゃ)の前宮(まえみや)。





社(やしろ)や土地の醸し出す力や雰囲気はここが一番!か!?
この水が相当ヤバヒ。
これが御手洗なのです。
綺麗。。



前宮から見下ろす諏訪の風景。
なんだかとても好きですの。ココ。。(* ̄▽ ̄)



次に参るのは一番メジャーと思われる
上社の本宮(ほんみや)。









そしてこちらが4社の中でも最も神社らしい!?
下社(しもしゃ)の秋宮。







こちらが一見一番地味で、小さくて......
でも僕さんがとても好きな宮である下社、春宮......
の参道ど真ん中!にある下馬橋。



春宮の好きなポイントはなんといっても社の裏庭!?なのです。
春宮、ましてはソノ裏まで回る人は殆どいませんが......
この一帯がとにかく素晴らしいのでーーーっす( ´ ▽ ` )ノ





水場の真ん中に佇む「浮島社」。
ほれぼれ~~(^ν^)saiko-ssu!



で、そのすぐ側にある
「万治の大仏=まんじのだいぶつ」!





かの芸術家「岡本太郎」さんがこよなく愛した仏像さんなのですな(^_^)
この大仏さんにソックリな人を一人知ってるのですよ。
わたくし。
大先輩の人で。ええ。
あえて名前は記しませんがね。ええ。

そして!
諏訪大社といえばナント言っても「御柱=おんばしら」。
こんな高くて白い、
大きな柱が全ての神社の敷地の4つ角に建てられています。



日本三大奇祭と言われる
「御柱祭=おんばしらさい」
で切り出された木が立てられるのですね。
御柱祭とは、言わずと知れた、
6年に1度(“数え年”では7年と言われています)の大きな御祭り。
しかし、この祭り。
実は僕の様な人間の目からすると立派な......いや、
途轍もなく大きな「呪=しゅ」と見えるのです。
「祭り」なんかじゃありません。ええ。きっと。



怖いのです。
とても。



そもそも敷地の4つ角に柱を立てるということなんて



「アナタわこの敷地から一歩たりとて出てはいけませんぞ!
分かりまちたか!?( ̄Д ̄)」



などと、中に住まう神様に言っている様なもので。
ソコへきて、時に人の命さえ失われることもある!
という激しすぎる祭りの中で切り出される柱が四方に立てられる......
なんていうワケですから......
その柱には人々の激しい気持ち、エネルギー、力、念......
時に「命!」迄もが入り込み、
仕掛けられているのだとしたら.......



それはマサに「人柱=ひとばしら」



こんなに強力な「柱」と「結界」はありません。



あの柱に囲まれた中に住まう神様は、
もう一歩たりとて外には出れないように思えます。



こわひ!(><)/



しかも、そんな祭りが数百年、数千年と行われ続け、
周りからも貴重なる無形民族文化財として認められてもいます。
地域に住まう多くの人々からも、
古来からの「風習」として延々と受け継がれ、
最早欠かすコトも、
無くすコトも出来ない大切な伝統とまでなっている今、
その「原初にあった意味」などは
ナカナカ伝わりきってはいないようにも思われます。
これから先も、そんな理由も何も関係なく、
ただ慣習として人々に延々と受け継がれていくのでしょうか......

しかし、それは当然で無理もないことで。

そもそも、コレ程迄の長きに渡り、
途方も無く多くの人々を動かし続けて来た祭りや仕掛け、
「呪」をかけてまで「結界封印」をしたかった神様というのは、
イッタイ!?
どれほど恐ろしい!?
神だったのか。
凄かったのか......
日本最古の書物「記紀神話」にも描かれる、
その「諏訪の神」の名前は......



「建御名方神=たけみなかたのかみ」



つづく!のだ!((((*゜θ゜)ノ


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5月の香り

2015-05-09 02:38:35 | セツナイ
白の純粋さと清らかさを
あの人が饒舌に語るとき
無口な彼女はいつも
もどかしくて空を見上げる



饒舌なあの人は時に盲目で
無口な彼女は透明で
ただ
答えのある空を見つめる



白き世界に身をゆだね
漂ってもみれば
そこは無垢なる至上の世界
その白は高貴なる色
あの人はそんな白き世界の素晴らしさを語り
豊潤さを語る



白は美しく崇高なる世界



しかし透明な彼女は知っている



白も色なのだと



そして透明は時々意味を失なう



存在の意味すらも失ってしまう



文字通り
どこからも
誰からも
見えなくなってしまう



だから彼女は黙って空を見上げる



見上げる空は時々全てを失ったように見えてくる



あの空の向こうには何か答えがあるのだろうか



彼女は空を見上げる



空が雲を映すのも
海が空を映すのも
川が光を映すのも
全ては透明なるもののせい
無口な彼女は
どこか透明な空気のようで
どこか透明な水のよう
そんな透明さは白も白として映してみせる



本当は
白は透明を語れない
それでも白は語る
饒舌に透明を語る
赤を落とした白が薄桃色となるように
そんなふうに白は透明を語る



透明はそんな薄桃色した白も映し込む
ただひたすらに映し込む



僕の好きなこの国の五月には色はなく

香りもなく

ただ多くの色が栄えるほど

白が白と在れるほど

キラキラと光が輝けるほど

そんなふうに色が無い

多くの匂いがわかるほど

そんなふうに香りも無い

そんな五月の時間は寡黙に流れ

空を見上げた透明な彼女の様にただ側に静かに佇む



だから
饒舌なるあの人は
こんな月に去っていく



透明なる場所から去っていく



美しき白き世界を守るため
純なる白の力を信じるため
自分の存在を守るため
あの人は旅に出る



五月には色がない



僕の五月は透明で
空を見上げる彼女のようにあらゆる色を映し込む







5月への思いは以前、この「5月の海」という記事でも記してましたが、
やっぱり、僕は大好きな月であって......





どこにいてもキラキラしているような気がします(^^)


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蔦屋家電

2015-05-05 00:06:58 | 面白い
ソフトショップ&レンタルの「ツタヤ=TSUTAYA=蔦屋」さんが、
東京、渋谷区の代官山に数年前に開いた「大人のツタヤ」は、オープン当時、
各方面でカナリの話題をさらっていた様に記憶していますが、
その後、現在でも堅調に運営されているようです。
本屋さんをベースにCD、DVDレンタル&セル、カフェ、
レストラン、コンビニ等を一纏めにし、
カジュアルシックなモダンデザインで創られた空間は、
ちょっと独特の空気感を生み出していました。
そんなツタヤさんが、その代官山店のコンセプトを更に家電やオーディオ、
PC、スマホ、家具、雑貨、自転車......等の領域にまで推し進めた
「蔦屋家電=TSUTAYA ELECTRICS」
という話題のショップを、昨日、新たにオープンさせました。



ショップの場所が、ちょうど駅から自宅へと帰る道の途中なので、
きっと凄かったであろう「オープニング混雑」が落ち着いた頃、
夜遅くに、一人コソコソとパトロールに出かけてみました。。(。・ω・。)
「代官山TSUTAYA」がオープンした時にも
それなりの斬新さと面白さを感じられたので、今回も、きっと、
「それなりの。。」
というかんじなんだろーーなぁ......と、入ってみたのですが......

しょーーーーじき、

ケッコウ驚きました。

代官山の時とは全く違うインパクト。

ココは何屋さんなの!?( ̄▽ ̄;)

よーーーわからんな!?

......みたいな戸惑いと驚きがありつつ、
衝撃!......という所迄は行きませんでしたが、
「それなりの。。」
という領域よりは明らかに上にあるインパクト。
一言で言えば、



「面白い」



そういう感じ。
代官山よりは確実に新しく「遊べるTSUTAYA」でした。





CDもアナログも思ったより沢山。
マニアックなオーディオと一緒に売られてます。





家族で行ってもいいし、
子供と行って絵本コーナーなどで長い時間を過ごしてもいいし、
カップルでデートしても、ショッピングででも、カフェでも、
更には、何と言ってもパソコン仕事なんかでも使える感じ。
WiFi完備。軽食もあり。
資料的に使える本も沢山。CDもDVDも家電や雑貨もある。
息が詰まったら心地良い屋上庭園や多摩川の土手に出て行って深呼吸もできる。
隣のビルには映画館まである。
そんな感じだったので今日のブログはお試しで、
この「TSUTAYA家電」に居座って書いてみたりしています。



レイアウトの基本形としては、あくまで書籍を基軸として、実商品の全てに、
その商品やジャンルを特集した本や関連雑誌を一緒に並べている感じか。



広範囲なジャンルからのマニアックなセレクトショップという形なので、
値段の割引はホボ無し。どれもホボ原価。高価。
それでどうしてもショップというよりはショールームや見本市、
サロン的な感覚になってしまい、モノを買う気はナカナカ起きてこない。
アトラクション回りな感じ。
売れるのは恐らくCD、DVD関連のソフトと、
スターバックスのコーヒーやライトミールか。



となると、このお店はもしかしたらメーカーなどにスペース貸し的な事もして
利益を作っていたりもするのだろうか?
ぐるりと回ってみた後で湧き上がってくる疑問はその辺り。
商業店舗的に見ると、収益が少々心配になってくる雰囲気もあります。
まぁ、僕が心配する様なことではないのですが。
そんなこと。( ̄ー ̄)ええ。もちろん。

ただ、近頃の買い物パターンや「未来店舗」の形としたら、
こんなリアル店舗では実商品を見て、触り、確認し、
実際に買うのは店舗家賃や運営費、人件費などが圧縮出来て
「とにかく安い」ネット販売で.....という形も多い様に思われ。
そんな近年の消費者動向も見捉えた構造や運営なのかもしれないと
思える部分もあって。
うーん......
どーなんだろ......
言ってみれば「ライフスタイル・クリエーション」とか、
「ライフスタイル提案」とか、そんな感じの店舗スタイル。

多くのモノや情報に囲まれた時代。
選ぶのも、探すのも最早メンドーで、
だけど!!他人とはちょっと違ったモノを持ちたい、身に付けたい......
的な人達にレコメンドとセールスを同時にやっちゃう。みたいな。
本来距離感のあるモノモノを近くにクロスさせて置き、新しさを演出しちゃう。
みたいな。
だからなのか、店員さんは従来の売り子さんやバイヤーさんというより、
商品の説明や案内がメインとなっている様な
「コンシェルジュ」さんが多くなっていたり。



どちらにしても、ツタヤさんが未来に向けて新たなチャレンジをしている!
ということだけは間違い無く。
ソコには個人的にはとてもリスペクトを持っちゃったりもします。
レジも最早セルフだったりなんかしますし......



書籍や商品検索も全てiPad(アイパッド)。



VRヘッドマウント「オキュラスリフト2」での全天球映像イベントも組まれていたり......
ウチらに頼んでくれればもっと良いものにしたのにぃ......もぅ......(・3・)ブー



聞くトコロによると、
このお店を出すにあたってツタヤさんが先ずやったことというのは、
店舗周辺の不動産屋さんをくまなく回る!ということだったそうです。
この地域に住む人々の平均的居住環境や賃料、
不動産価格等からターゲット顧客の年収や生活感などを割り出し、
その上で商品ラインアップを決めていった......
なんていうマーケティングをしたと聞いています。


「扱う家電商品を決めるのに先ず不動産屋を回る。。。」


なんて、ナカナカ......プロフェッショナルな仕事をしているな......と、
そんな部分にもちょっと感心しました。
仕事人としたら学ぶことも多い感じで。



ーーーさてさて。とは言え。
先に記した様な売り上げの見えないショールームと化してしまいそうな懸念もあるし、
少々お気取り感が強過ぎる!?キライもあるし。
まだまだ、これから先どういう形になっていくのか?
は全くもってわかりません。
でも、コーヒー片手にパソコンカチャカチャ......的な仕事も出来て、
ちょいとユッタリと心地良く、資料作成の時間!?
を過ごせる様な場所が近所に出来た!
という部分では、なんだかとても嬉しく思われるのです。
店内の雰囲気的には大好きなLA、サンタモニカの
サードストリート辺りにある書店の様な異国感もあって、
今のところ、僕にとっては何やら
「落ち着き楽しい」
場所となっている感じではあります(^^)♪


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(T . T)ぶぇぇ

2015-05-01 00:12:02 | 美味い...珈琲
「ブルーボトルコーヒー=Blue Bottle Coffee」さん。
なんだか大人気なのだそうです。マダマダ。。
上の写真は日本1号店の近所に住んでいる天下のグルメ人!K様!
からいただいた豆。
「ベラ・ドノバン=Bella Donovan」
ミディアムローストな感じ。
朝会社に行く時に店の前を通ったら、
珍しく人が並んでいなかったらしく、
その時にワザワザ寄って買って来てくれました。
ありがたし。(^_^)



して、此方は、出来る!女、H嬢からLA土産でもらった
「GIANT STEPS=ジャイアント・ステップス」
ディープローストな感じです。
コチラをもらったのは結構前のことで、
未だブルーボトルコーヒーなどという名前が
この国では殆ど知られていなかった頃に、
いち早くLA(ロスアンゼルス)から仕入れて来てくれましたの。
可愛らしいトートバッグ付きで。
流石!出来ますなぁ~(^_^)

飲んでみると、どちらも多分、
大元の豆がセカンドかサードクラスな感じなので、
ローストの濃い方が何かとカバー出来る!?イヤ!
バランスが取れている!様に思えます。

いや、しかし......
少し前に僕もプラリとコノお店を覗いてみたのですが、
それわそれわトォォーーーーーンデモナイ人の行列が!
強烈!(@_@)
なんでも1時間半待ち!
くらいでお店に入るのだそうで......ナウ...も......
そりゃ入る気になんかならないやん!(・ω・)ノあちきわっ!
人混みと待ちがちょっと苦手ですのね。。
ワガママローストですのね。
僕の中にあるカフェに対する想いというのは、
この「日曜日のコーヒー」という記事に記した通り、

「思い思いの時間をソレゾレがゆったりと過ごす場所」

だったりするので、

「待っている時間自体がカフェで過ごす時間やんか!?」

なんていう状況下のお店さんにはちょっと到底入れませぬの。
なので、
いつかブームが落ち着いたらいってみよっかなぁぁーーっと。(^ω^)

そんな「サードウェーブ=third wave」
なるコーヒームーブメントも入ってきて、イヨイヨこの国も
「カフェ文化の成熟期」
なるモノに突入しているのでしょうか。
手入れドリップのカフェということ自体には
ややレイドバック感もありますが......
そー言えば先日通りかかったスターバックスさんでは、
ハワイコナをこよなく愛する僕には
見逃せないチョークボードが置かれていて......

「本日のスペシャルコーヒー!限定!
貴重なハワイ “カウ” コーヒー登場!」

なんて書かれていて、

「オヨヨよ~~!?飲んじゃうぅぅ!?'(*゜▽゜*)'」

と思い、値段を見てみると、

「Sサイズ¥860」

って......

「!!!( ̄◇ ̄;)。。あかん。あかんわ。やめとこ。。」

って。

ええ。
やめましたの。キッパリと。ええ。
全国のスタバでも未だ10数店舗程度しか導入していない
クローバー社のドリップマシーンで煎れる
スペシャルコーヒーということと、
原産地のハワイ島がここ数年天候不順が続いていて、
コーヒー豆の収穫にも
大きな影響が出ているということで
こんな値段にもなっているのでしょうが......
ちょっと高過ぎでやんす。

「カウコーヒー=KAU Coffee」に関しては、
味の傾向含め以前この記事で詳しくは記しましたが、

ちょーど我が家の豆も、
今はこのカウコーヒーなのでやんす♪( ´▽`)うふうふ



原生の自然に囲まれているハワイ島、
カウ地区のコーヒー農場さん達の中でも、
設備的に中心的な役割を果たしている
「カウ・コーヒー・ミル=KAU Coffee Mill」
さんのプレミアム・ビーンズさん。
美味しいのですぅ......( ´ ▽ ` )ポヤヤーン......



こぉぉぉーーーんなデッカイマシーンで豆を剥いて、
干して、焙煎してるのですな。



少し多めに買っておいたりして(^ν^)



ココではもう一つ、
目について思わず買ってしまったモノというのがあって。
それがこのコーヒー農場で使っているオリジナルの「ずた袋」。
コーヒー豆を入れる、例の!?袋。
この写真の下に写ってるヤツなんですが......



「いいなぁぁーーん......
なんか味あってイイなぁぁーーん......
天然素材かぁぁ......買っちゃおっかなぁ......
買っちゃおおおおぉぉ......( ´ ▽ ` )」



と、買って帰ったのですが。
家に着いてイソイソと部屋で広げてみると......



「うんんんんんんーーーーーと、
どっしよっかなぁぁ......
どこおこうかなぁぁ......♬

どー使おっかなぁぁーーー

っと......

うーーーーんと.......

うーーーーんとぉ......

......

......

......

何も浮かばん!(;゜0゜)

勢い買いやんけっ!

(T . T)ぶぇぇ」



お後がよろしいようで。m(_ _)m ♪チャンチキチャンチキ♬





最近、個人的に超お気に入りのカフェ
「HEIMAT CAFE=ハイマット・カフェ」
東京、品川区の武蔵小山という町にあります。
裏通りにポツンとあるロケーション。
店内に貼ってある映画ポスターのセンスが僕チンにわもうツボのツボ。
置いてある絵本や雑誌の量も質もツボ。
飽きない。読みたい。読ませたい。
料理の方もカフェ飯を超えるクオリティーと味。
バリエーションもめっちゃ豊富。
長居してもなんだか「気兼ね」がまったく起きない雰囲気。
カフェはこーーでなくちゃ......
と思えるお店のひとつです。(^_^)スキスキ


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