その人は、僕の目の前にある水の入ったコップを取って、
同じく水の入った自分のコップにトポトポ.....と、
僕のコップの水を注ぎ出しました。
そして、その人......その男性のコップは
溢れんばかりの水で満たされ。
グラスの上方に表面張力で盛り上がるようになるまで張り出してきて......
その瞬間、
その人は水を注ぐのをやめました。
グラスは水が溢れ出る寸前。
いや、幾筋か、水はグラスの表面をつたって溢れていました。
「あのさ、みんなこうなんだよ。みんな。
いつもギリギリでさ、
ちょっとでも触ると溢れちゃうんだよ。水が。
こんな状態でさ、こんなイッパイイッパイの状態でさ、
その人なりに一生懸命頑張ってるんだよ。きっと、さ」
「......」
「俺もそうだもん。そういうときあるよ」
「......」
「このコップがさ、うつわ。器。
あんまり大きく無いけど、
みんな、それぞれの形、大きさで、器があってさ、
その器イッパイイッパイで生きてんだよ。きっと。
でもさ、器が拡がる時って、
こんなふうにイッパイイッパイになってさ。
それで、水が、もう、こぼれんばかりに溢れそうになってさ。
なって、なって、大変で、そうして、そうなって、、、
初めて器ってのは拡がるんだよね。
そうなった時にしか拡がらねぇんだよ。器って。うん。
イッパイイッパイになって、頑張って、
そこで初めて器ってデカクなる。
そんなもん。
それをさ、わかってやらないとな。
皆、それぞれの器の中でイッパイイッパイなんだってことを
分かってやらないとな。
いつもそう見てあげないと。
俺はそういうふうに考えてる」
......これは、以前、
敬愛するとある先輩男性と会社の一室で交わした話し。
ちょっと「やんちゃ」で、とても「偉い」方ですが、
とても愛情溢れる方です。
僕は何度か失敗をしてきました。
何度かイッパイイッパイに頑張っていた人を諫め、叱って、
怒ってしまったようなことがありました。
そんな時と言うのはだいたい自分自身もイッパイイッパイな時。
水の雫を一滴でも入れてしまうとコップの水が溢れ出てしまうような時。
それで、相手がイッパイイッパイでいることを見失ってしまいます。
そして、結果、
人を傷つけてしまったようなことも幾度かあったように思います。
そんな時、そんなことは二度としたく無い、
もっと大きな人になりたい......
なんて、いつもそう思います。
「器」というものを広げるには、やはり、一度、
その時の自分イッパイに水を入れなければならないのでしょう。
なんだかキツい話しですが、近道というのもきっと無いのでしょう。
それでもやっぱり器は大きいのに超したことは無いとも思うので、
これからも自分に出来るだけの努力はしていきたいとは思います。
器と言えば以前、
これまた敬愛すべき別の大先輩が......こちらも男性ですが......
子供の頃、お婆ちゃんに言われた印象的な話しというのを
してくれたことがありました。
その方とお会いすると、
今でもたまにこの話しをしてしまう時があります。
その先輩の実家というのは京都なのですが、
チャキチャキの「京」婆ちゃんは、
幼いその先輩によくこんなことを言い諭していたそうです。
「男の器は甲斐性やで。
甲斐性とは使っても使っても入ってくるんや。
与えても与えても入ってくる人になるんやで。
お前のおじいちゃんはそんな人やった。
そんな人になるんやで」
うーーん......
おやじぃぃぃーーっ!!
ビール中ジョッキでぇーーーっ(><)/
ぷれみあむモルツぅ!!
写真はキャラとしてイッパイイッパイの秋田のスギッチ......
秋田空港にて......
同じく水の入った自分のコップにトポトポ.....と、
僕のコップの水を注ぎ出しました。
そして、その人......その男性のコップは
溢れんばかりの水で満たされ。
グラスの上方に表面張力で盛り上がるようになるまで張り出してきて......
その瞬間、
その人は水を注ぐのをやめました。
グラスは水が溢れ出る寸前。
いや、幾筋か、水はグラスの表面をつたって溢れていました。
「あのさ、みんなこうなんだよ。みんな。
いつもギリギリでさ、
ちょっとでも触ると溢れちゃうんだよ。水が。
こんな状態でさ、こんなイッパイイッパイの状態でさ、
その人なりに一生懸命頑張ってるんだよ。きっと、さ」
「......」
「俺もそうだもん。そういうときあるよ」
「......」
「このコップがさ、うつわ。器。
あんまり大きく無いけど、
みんな、それぞれの形、大きさで、器があってさ、
その器イッパイイッパイで生きてんだよ。きっと。
でもさ、器が拡がる時って、
こんなふうにイッパイイッパイになってさ。
それで、水が、もう、こぼれんばかりに溢れそうになってさ。
なって、なって、大変で、そうして、そうなって、、、
初めて器ってのは拡がるんだよね。
そうなった時にしか拡がらねぇんだよ。器って。うん。
イッパイイッパイになって、頑張って、
そこで初めて器ってデカクなる。
そんなもん。
それをさ、わかってやらないとな。
皆、それぞれの器の中でイッパイイッパイなんだってことを
分かってやらないとな。
いつもそう見てあげないと。
俺はそういうふうに考えてる」
......これは、以前、
敬愛するとある先輩男性と会社の一室で交わした話し。
ちょっと「やんちゃ」で、とても「偉い」方ですが、
とても愛情溢れる方です。
僕は何度か失敗をしてきました。
何度かイッパイイッパイに頑張っていた人を諫め、叱って、
怒ってしまったようなことがありました。
そんな時と言うのはだいたい自分自身もイッパイイッパイな時。
水の雫を一滴でも入れてしまうとコップの水が溢れ出てしまうような時。
それで、相手がイッパイイッパイでいることを見失ってしまいます。
そして、結果、
人を傷つけてしまったようなことも幾度かあったように思います。
そんな時、そんなことは二度としたく無い、
もっと大きな人になりたい......
なんて、いつもそう思います。
「器」というものを広げるには、やはり、一度、
その時の自分イッパイに水を入れなければならないのでしょう。
なんだかキツい話しですが、近道というのもきっと無いのでしょう。
それでもやっぱり器は大きいのに超したことは無いとも思うので、
これからも自分に出来るだけの努力はしていきたいとは思います。
器と言えば以前、
これまた敬愛すべき別の大先輩が......こちらも男性ですが......
子供の頃、お婆ちゃんに言われた印象的な話しというのを
してくれたことがありました。
その方とお会いすると、
今でもたまにこの話しをしてしまう時があります。
その先輩の実家というのは京都なのですが、
チャキチャキの「京」婆ちゃんは、
幼いその先輩によくこんなことを言い諭していたそうです。
「男の器は甲斐性やで。
甲斐性とは使っても使っても入ってくるんや。
与えても与えても入ってくる人になるんやで。
お前のおじいちゃんはそんな人やった。
そんな人になるんやで」
うーーん......
おやじぃぃぃーーっ!!
ビール中ジョッキでぇーーーっ(><)/
ぷれみあむモルツぅ!!
写真はキャラとしてイッパイイッパイの秋田のスギッチ......
秋田空港にて......