日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的酒造り」が
ユネスコの無形文化遺産に登録されることになった......
というニュースが少し前に流れていましたが。
そんな話題に乗って、
最近の僕さんが気に入っている日本酒のお話なぞを。
ええ。ええ。
「風の森 露葉風(かぜのもり つゆはかぜ)807」
奈良県のお酒。
現在の日本酒における「清酒」に関しては、
その製造技術の根本的なものは、
室町時代末期の奈良で確立されたと言われています。
そんな日本清酒発祥の地である奈良県のお酒の中でも、
油長酒造(ゆちょうしゅぞう)さんの作る
「風の森」シリーズはどれもこれもお見事!な逸品。
発売当初から個人的にはとても好きなお酒でした。
が、東京では手に入れるのがなかなか大変で。
それが、少し前に醸造元の酒蔵さんと特約を結んでいる
酒屋さんを見つけまして。
贅沢にも最近は時折いただけているのです。(^^)
「露葉風」というのは、現在、
奈良県でしか作られていない酒造用のお米の名前で。
栽培がかなり困難なお米のため、
一時期世の中から完全に無くなってしまっていたという
超貴重種でもあります。
そんなお米から作られるこのお酒はとにかく香りが良く。
スムースさとフルーティさが抜群。
なので、日本酒ツウの方には嫌われてしまいそうな
キンキンに冷やしてワイングラスやシャンパングラスで飲む!
なんていうスタイルがバッチリとハマるタイプ。
そんな「風の森」というお酒を最初に僕に
インプットしてくれたのはコチラのモデルとなるでしょうか。
「ALPHA 1(アルファワン)」
今回見つけた酒屋さんは、
このレジェンダリーな一本もいつも揃えてくれていて。
とにかく有り難い酒屋さんなのです。
コチラの方が上記した「露葉風」より更に軽くて
スムースな感じでしょうか。
最近は使用する酵母を「菩提酛(ぼだいもと)」という、
日本最古の酵母とも言われるものに変えたとのことでして。
飲んでみると以前より旨みが深く、
濃くなったような感じがしました。
ちなみにコチラがその酵母を使った同じシリーズの
「ALPHA 2(アルファツー)」
飲み比べてみると、
僕さん的にはやはり基本の「1」の方が好みでしょうか。
ええ。ええ。
しかし、こんな貴重なお酒を買える貴重な酒屋さんを
最初に発見した時は、あまりに嬉しくて。
もはや予約も取れないほどの人気となっている
「KUさん」のレストランにもプレゼントをしようと、
こんな風にして送ったこともあったのですが......
この時のセレクトも、
やはりお気に入りの「露葉風」と「ALPHA 1」
追加でもう一本。
少し前まで探しまくっていた逸品。
山形県は寺嶋酒造本舗(てらしましゅぞうほんぽ)さんの
「朝瀧 とも(あさたき 朋)」
最初は「ねーさん」に頂いて飲ませてもらったのですが、
手にした瞬間からそのオーラに驚きつつ、
「ねーさん。これ、やばい酒だ。
なんでこんなの持ってんの?
ええ!?
もらったの?
へー。。ほーー。。。
こいつはきっと美味いはずよ......」
などと言いながら開けて一口飲んでみると、
そんな予想を超える美味しさにびっくりこん。
鍋島の「ニュームーン」以来の衝撃。
その後、幾多のお店で探しまくるも、
ネットも含めて一般市場ではほとんど見当たらず。
あっても少々おかしな価格になっていたりもして。
山形まで行くのも大変ですし......
行ってもあるかどうかはわからないし......
考えた僕さんは、東京、
銀座にある山形県のアンテナショップに飛び込んで、
「すいません......このお酒、
こちらで仕入れられたら是非!お願いします、、、」
というリクエスト作戦を敢行。
もし入荷できるなんてことになったら
電話を頂けるとのことでした。
人生の役に立たないようなことに対してとても真剣に
頑張りまくっておるわけなのでつ。
ええ。ええ。
アホさ満点。
そうして、
その後の返事を待っていたのですが......
「おいしい山形プラザ」の女性スタッフさんから
電話を頂けまして......
なんと......
酒蔵の方が高齢で、後継者もいなく、
それで、つい最近に酒蔵の廃業を決めたばかりなのだと。
なのでもうお酒は作っていなくて、在庫もないのだと。
聞かされたのはそういうお話でした。
なんて寂しいお話......
電話をくれた山形プラザのスタッフさんも、
とても悲しそうに
「寂しいです、、」
とおしゃっていました。
本当に、僕も寂しいです。
とても美味しいお酒だったのに。
なんてこと......
最近の世の中の変化の速さは宇宙的で。
色々なモノがどんどんと移り変わっていきますが、
そんな中で如何に生きていくのか。
生きていけるのか。
僕さん。
少し考え込んでしまいました。
「ありがたい」「有り難い」「在り難い」
好きなものがいつもソコにアルなんて思っていると大間違いで。
この世の全てのモノがありがたきものではないかと。
フーテンな生活をしながらも、ふと、
山形プラザではそんなことも思ったのです。
これほどのお酒を作る酒蔵を
守れるくらいの国になれないものか?と。
後日、
この酒蔵の話を大学教授でマーケッターの「Jさん」にすると、
彼はこんなことを言っていました。
「こんな酒蔵の後継者募集とか、
大学の就職情報掲示や斡旋リストにあってもいいよね......」
僕さんもすこぶる同意。
ハローワークなどにも酒蔵やいろんな事業者の
後継者募集情報があってもよいと思いますし。
そんな募集リストの作成公開システムとか、
公的機関の国や自治体や学校関係も本気で考えるべきではないかと。
Jさんとはそんなお話しもしていましたのです。
ユネスコの話を良き機会として、
そういった動きの機運も高まれば良いなと。
そんなことを思う最近なのです。
ええ。ええ。
☆神々との御縁が深いお酒とは別に、
僕さんが好きなスムース系日本酒の過去記事はコチラ☆
「新政 Xタイプ」
「新政 Sタイプ」
「産土」
「鍋島 ニュームーン」
「鍋島 サマームーン」
「若清水」
「可惜夜(あたらよ)」
「豊能梅(とよのうめ)」
「金陵 煌(きんりょう きらめき)」
「陸奥八仙 prototype : 2014(むつはっせん プロトタイプ)」
「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」
「越後桜」
「久保田 萬寿(くぼた まんじゅ)」
「鳥海山(ちょうかいさん)」
「菊理姫(きくりひめ)」
ユネスコの無形文化遺産に登録されることになった......
というニュースが少し前に流れていましたが。
そんな話題に乗って、
最近の僕さんが気に入っている日本酒のお話なぞを。
ええ。ええ。
「風の森 露葉風(かぜのもり つゆはかぜ)807」
奈良県のお酒。
現在の日本酒における「清酒」に関しては、
その製造技術の根本的なものは、
室町時代末期の奈良で確立されたと言われています。
そんな日本清酒発祥の地である奈良県のお酒の中でも、
油長酒造(ゆちょうしゅぞう)さんの作る
「風の森」シリーズはどれもこれもお見事!な逸品。
発売当初から個人的にはとても好きなお酒でした。
が、東京では手に入れるのがなかなか大変で。
それが、少し前に醸造元の酒蔵さんと特約を結んでいる
酒屋さんを見つけまして。
贅沢にも最近は時折いただけているのです。(^^)
「露葉風」というのは、現在、
奈良県でしか作られていない酒造用のお米の名前で。
栽培がかなり困難なお米のため、
一時期世の中から完全に無くなってしまっていたという
超貴重種でもあります。
そんなお米から作られるこのお酒はとにかく香りが良く。
スムースさとフルーティさが抜群。
なので、日本酒ツウの方には嫌われてしまいそうな
キンキンに冷やしてワイングラスやシャンパングラスで飲む!
なんていうスタイルがバッチリとハマるタイプ。
そんな「風の森」というお酒を最初に僕に
インプットしてくれたのはコチラのモデルとなるでしょうか。
「ALPHA 1(アルファワン)」
今回見つけた酒屋さんは、
このレジェンダリーな一本もいつも揃えてくれていて。
とにかく有り難い酒屋さんなのです。
コチラの方が上記した「露葉風」より更に軽くて
スムースな感じでしょうか。
最近は使用する酵母を「菩提酛(ぼだいもと)」という、
日本最古の酵母とも言われるものに変えたとのことでして。
飲んでみると以前より旨みが深く、
濃くなったような感じがしました。
ちなみにコチラがその酵母を使った同じシリーズの
「ALPHA 2(アルファツー)」
飲み比べてみると、
僕さん的にはやはり基本の「1」の方が好みでしょうか。
ええ。ええ。
しかし、こんな貴重なお酒を買える貴重な酒屋さんを
最初に発見した時は、あまりに嬉しくて。
もはや予約も取れないほどの人気となっている
「KUさん」のレストランにもプレゼントをしようと、
こんな風にして送ったこともあったのですが......
この時のセレクトも、
やはりお気に入りの「露葉風」と「ALPHA 1」
追加でもう一本。
少し前まで探しまくっていた逸品。
山形県は寺嶋酒造本舗(てらしましゅぞうほんぽ)さんの
「朝瀧 とも(あさたき 朋)」
最初は「ねーさん」に頂いて飲ませてもらったのですが、
手にした瞬間からそのオーラに驚きつつ、
「ねーさん。これ、やばい酒だ。
なんでこんなの持ってんの?
ええ!?
もらったの?
へー。。ほーー。。。
こいつはきっと美味いはずよ......」
などと言いながら開けて一口飲んでみると、
そんな予想を超える美味しさにびっくりこん。
鍋島の「ニュームーン」以来の衝撃。
その後、幾多のお店で探しまくるも、
ネットも含めて一般市場ではほとんど見当たらず。
あっても少々おかしな価格になっていたりもして。
山形まで行くのも大変ですし......
行ってもあるかどうかはわからないし......
考えた僕さんは、東京、
銀座にある山形県のアンテナショップに飛び込んで、
「すいません......このお酒、
こちらで仕入れられたら是非!お願いします、、、」
というリクエスト作戦を敢行。
もし入荷できるなんてことになったら
電話を頂けるとのことでした。
人生の役に立たないようなことに対してとても真剣に
頑張りまくっておるわけなのでつ。
ええ。ええ。
アホさ満点。
そうして、
その後の返事を待っていたのですが......
「おいしい山形プラザ」の女性スタッフさんから
電話を頂けまして......
なんと......
酒蔵の方が高齢で、後継者もいなく、
それで、つい最近に酒蔵の廃業を決めたばかりなのだと。
なのでもうお酒は作っていなくて、在庫もないのだと。
聞かされたのはそういうお話でした。
なんて寂しいお話......
電話をくれた山形プラザのスタッフさんも、
とても悲しそうに
「寂しいです、、」
とおしゃっていました。
本当に、僕も寂しいです。
とても美味しいお酒だったのに。
なんてこと......
最近の世の中の変化の速さは宇宙的で。
色々なモノがどんどんと移り変わっていきますが、
そんな中で如何に生きていくのか。
生きていけるのか。
僕さん。
少し考え込んでしまいました。
「ありがたい」「有り難い」「在り難い」
好きなものがいつもソコにアルなんて思っていると大間違いで。
この世の全てのモノがありがたきものではないかと。
フーテンな生活をしながらも、ふと、
山形プラザではそんなことも思ったのです。
これほどのお酒を作る酒蔵を
守れるくらいの国になれないものか?と。
後日、
この酒蔵の話を大学教授でマーケッターの「Jさん」にすると、
彼はこんなことを言っていました。
「こんな酒蔵の後継者募集とか、
大学の就職情報掲示や斡旋リストにあってもいいよね......」
僕さんもすこぶる同意。
ハローワークなどにも酒蔵やいろんな事業者の
後継者募集情報があってもよいと思いますし。
そんな募集リストの作成公開システムとか、
公的機関の国や自治体や学校関係も本気で考えるべきではないかと。
Jさんとはそんなお話しもしていましたのです。
ユネスコの話を良き機会として、
そういった動きの機運も高まれば良いなと。
そんなことを思う最近なのです。
ええ。ええ。
☆神々との御縁が深いお酒とは別に、
僕さんが好きなスムース系日本酒の過去記事はコチラ☆
「新政 Xタイプ」
「新政 Sタイプ」
「産土」
「鍋島 ニュームーン」
「鍋島 サマームーン」
「若清水」
「可惜夜(あたらよ)」
「豊能梅(とよのうめ)」
「金陵 煌(きんりょう きらめき)」
「陸奥八仙 prototype : 2014(むつはっせん プロトタイプ)」
「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」
「越後桜」
「久保田 萬寿(くぼた まんじゅ)」
「鳥海山(ちょうかいさん)」
「菊理姫(きくりひめ)」