雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

Consequence

2023-10-02 01:02:03 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「キアヌかんばぁぁぁーーーーーっく!(=´∀`)人(´∀`=)」
っていう感じがまた良かったのでございます......」

なんて、
以前「アノ笑顔が」という記事で記していましたが。
映画「ジョン・ウィック(John Wick)」の
一作目を見た時の感想だったでしょうか。
して、その後、
そんなキアヌ・リーブス(Keanu Reeves)さんの魅力と共に
映画は世界中で大ヒット。
そのまま人気のシリーズへと突き進み、
つい最近公開された最新作は、もう、

4作目!

「ジョン・ウィック:コンセクエンス
(John Wick: Chapter 4)」



公開早々に見に行ったのですが、
4作目にして最高傑作!と言っても良い仕上がり。
これまでも毎作毎作素晴らしかったのですが、
今作はまた新しいアクションや撮影アイデアも満載で。
本当に感服いたしました。
かなりヤバカッタっす。
肩もコリコリで疲れまくり♪
まぁ、そもそも、

「僕のかわゆいワンコを殺されたので、
その犯人のいる組織の連中を皆殺しにしたりまつ。
一匹やられたので、百人やったります。
ワンコさんのカタキ討ちにゃぁぁーーーーっ!
わんわん!」

なんていうトンデモナイお話しでしたけど。
最初から。
ええ。ええ。

でもって、
キネマの翔んで2丁拳銃
という記事で、
アクション映画に関するややマニアックな系譜トークを
記していたりもしましたが、
改めてその部分をホンの少しだけ転載すると......



============================
そんな二丁拳銃アクションをさらに進化させた
「ガン=カタ」の「リベリオン(REBELLION、Equilibrium)」
「ガン=フー」の「ジョン・ウィック(John Wick)」
============================



============================
スローの使い方。
アクションの中に「美」を入れ込むようなカット感覚も大好き。
僕さんのツボ。

感じられるルーツとしては、
クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)
ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)
ジョン・ウー(呉 宇森、John Woo)、
マシュー・ヴォーン(Matthew Bourne)
監督さんあたりでしょうか。
============================



なんていう基礎知識や映画感を持った上で
「ジョン・ウィック」シリーズを見てみると、
他の作品と明らかに違うのは
アクションシーンにおける撮影や編集センス。
CGとかでなく、
リアルなフィジカル・アクション部分へのコダワリと質の高さ。
それもそのはず、
監督の「チャド・スタエルスキ(Chad Stahelski)」さんは、
なんと、元バリバリのスタントマン!
キアヌさんとの関係も、
最初は「マトリックス」シリーズのキアヌさんのスタント役!
だったということでして。
さらには「修斗(しゅうと)」という総合格闘技の選手として、
日本にも試合で何度か来たことがあるらしく。
格闘家でもあったという監督さん。
そんな人がアクションシーンを撮るのですから
一味も二味も違うわけなのでちゅ。
柔術系格闘ワザもオンパレードされちゃうわけで。
キアヌさんも格闘家のように磨き上げられちゃうわけです。

しかも、
助演に「ドニー・イェン(Donnie Yen)」さんを
持ってくるなんてところも
普通は頭に浮かばないようなキャスティング。
流石!
スタントマン&格闘家監督!
マニアックで外さないキャスト。

ドニー・イェンさんと言えば、
泣く子も黙るカンフー・スター。
アノ「ブルース・リー(Bruce Lee)」さんの師匠である
「葉問(イップ・マン)」さんを描いたシリーズ映画の
主演スターであって、稀代のカンフー・マスター。
アクションに入った時のキレなんて、もう、
キレッキレ!すぐる!
キアヌさんに負けず劣らずヤバイ。

名作「ブラック・レイン(Black Rain)」を彷彿させる
大阪の街の撮り方や使い方などもクールで。
そこに真田広之さんをハメて来るのも
ファンにはにくらしい感じ。

「ローレンス・フィッシュバーン(Laurence Fishburne)」
さんも当然で安心の存在感。

さらには、ミュージシャンでもある
リナ・サワヤマ(Rina Sawayama)さんのキャストも
意外や意外。

......いやぁ、楽しませていただきました。
見ようによっては?
人によっては?
ヒドイ殺戮映画!
現実離れした脚本!
なんて言うのでしょうけど。
そこを飛び越えて、
ネズミーランドのアトラクションに乗る感覚で観てみれば、
最高のエンターテイメントなのでございます。
というか、
ジョンウィックってそういう映画なのです。
最初から。

とにかく、
制作陣やキャストの皆さんの熱い心意気が伝わってくるのです。
それが本当に素晴らしく。
うらやましく。
シーンの残虐さを補うような心地良さを醸してくれて。
熱い気持ちのぶつかり合いで作られた映画なんだろうな......と。
そんな作品に思えたりするのです。僕さん。



ちなみに、
毎作、あまりにハードな撮影となっているらしく。
特に今作ではキアヌさんは心身ともに消耗しきってしまい、
監督に

「もう、今回で、
このキャラクターは完全に抹殺してほしい......」

なんてお願いをしたのだそうです。
マジな話みたいです。



ブルース・リーさん的ヌンチャクも!

登場!

ワチャーーーッ!

「当然の報いだ(コンセクエンス)......」

オレも言ってみてぇぇーーーーーっ!O(≧∇≦)O!


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ボーリンゲンの塔

2023-07-26 00:01:07 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「見ました?
感想とか聞きたいのですけどーー(^^)」

というメールやLINEがアチコチから届いておりまして。
Eriさんとか、udokさんとか、miwanさんだとか、
プリリンねーさんだとか。
あの人や、この人などからも。
聞けば、どーも、
今話題のスタジオジブリの最新アニメーション映画

「君たちはどう生きるか」

に関してのことだそうで。
ええ。ええ。
宮崎駿監督の最新作。
公開されるやいなやカンカンガクガク、賛否両論。
既に膨大な数の評論や議論が巻き起こっているそうです。
相変わらずスゴイっすのぉぉ......(*´ー`*)



勿論、
僕さんもファンとしてしっかりと見させていただきましたが。
やはり、
モネの絵画のように美しい駿さんの作品はとても好きだなぁ、と。
心からそう思います。(^ω^)

それでもって、感想!?
などと聞かれてしまうと、
まぁ、このブログの映画関連記事に関しては、
常にネタバレなど無いように気をつけて書いても来ましたので、
その美学に沿って記すことにもなりますが......

「感想や評価などがあまり意味をなさない作品」

なのかな、と。

「そう作られている」

のかな、と。

そうも思いました。

例えば一つの料理があって。
それがカレーとかであれば、どんな味で、
辛いのか甘いのか。
どこどこと比べてあーで、こーで。
インド系か欧風系か。
はたまたスパイス系か小麦粉家庭系なのか、とか。
進化系で新ジャンルなのだ、とか。
様々な評論や感想は他者にはとても参考になりますし、
意味も価値もあって、役立つとも思います。

しかし、
コース料理の様に一つのテーブルに沢山の料理が一度に並べ出されて。
そこにはカレーの皿があって、パスタの皿もあって。
サラダもあって、パンも数種類置いてあって。
肉料理や魚料理も美味しそうなものが一皿づつ置かれていたり。
となると、
その料理一品一品に対しての評価だけになると、
全体評価に関しては不足が生じるかもしれません。

今回の作品はそんなふうにテーブルに沢山の品が並んでいて、
その品々は物語の「柱」とも呼べるものだと思うのですが......
宮崎監督の「過去作品のベスト盤的な柱」でしょうか。

生きることすら厳しかった戦時中の描写とか、
アチラ世界とコチラ世界とか。
コチラとアチラでは強者と弱者が反対になるのだ、とか。
魂の存在とか。
輪廻転生の不思議とか。
この世に生まれ出るだけでも大変なことなのだよー、とか。
DNAの螺旋構造とか。
このキャラはアノ作品のアノキャラのイメージじゃね?とか。
この部分はあの作品のオマージュじゃね?とか。
主人公は駿さん自身で、
アオサギは鈴木敏夫さんじゃね?とか。
鳥って神様じゃね?とか。

そんなふうに、
わかりやすく置かれた柱の上には「何か」が組み上がっていて。
その組み上がっている「何か」や「全体」がどんなものなのか?
は見る人それぞれに

「ゆだねる作り」

となっている作品のように思えました。
となると、今作で重要なのは全体としてどう見るか。
なぜこの皿の料理やメニューになっているのか。
なぜこの料理達が選ばれているのか。
俯瞰して、
全体を眺めて、
その構造から全体の意図を読み解く。
そんな感想や評価ならかろうじて意味が持てるのかも?
しれないのかな、と。
そして、そんなことこそが、
この作品のタイトルとなっていて、
テーマとなっているようにも思えました。
そういう意味では、
駿さん渾身のメッセージ作なのかもしれないな、と。

それぞれが、
それぞれの思いや感覚で全体の意味や意図を考えてみよう。
モノゴトを真剣に考えていこう。
その行為や行動は生きるということでもあるし、
そんなことを、この作品に対してだけでなく、
社会に対しても、
人生においても、
諦めずに皆で頑張っていかないといけない。
この映画の様に明確な答えなど無いかもしれないけど、
自分が暮らす世界が少しでも良くなるように頑張っていこう。



一人一人の考えと生き方がこの世界を創っていくのだから。



......僕はそんなメッセージを勝手に感じながら
この映画を見ていました。(^^)



言わずと知れた吉野源三郎さんの名著作
「君たちはどう生きるか」
当然ですが、
この本と合わせて味わいと理解を深めていく映画ではないかと。



そして、個人的にはもう一つ。



物語中、重要な舞台となっていた建物が、
僕には「ボーリンゲンの塔」のように見えていました。
駿さんのボーリンゲンの塔。



「ボーリンゲンの塔」とは上の写真にあるもので。
心理学界の巨星「ユング」さんが晩年に1人で
長い年月をかけて建てていた石造りの家のこと。
スイスのボーリンゲンという所にあるのでそう呼ばれています。
別の言い方をすれば、

「集合的無意識の塔」

とでも言えますでしょうか。
今も残るユングさんの最後の作品といえるものでもあり、
世界から隔絶された私的な癒やしの場所であり、
避難場所であり、
心の拠り所であり、
自分の内面世界を表現した建物と言っても良いかもしれません。
ユングさんにとってはとても大切なものだったのだと思います。
以下には、そんなユングさんの本から抜粋した言葉などを。
ええ。ええ。(^^)





=============================
塔は、最初から私にとって成熟の場所となった。
子宮、あるいは、その中で私が再び、ありのままの現在、過去、
未来の自分になれる母の姿だったのである
=============================


=============================
ボーリンゲンでは、
私はありのままの本来の自分に帰っている。
=============================


=============================
1950年に、
私は塔が私にとってなにを意味しているのか表わすために、
石で記念碑のようなものを作った。

(中略)

最初に心に浮かんできたのは、
ヴィルヌヴのアルノーという錬金術師の書いたラテン語の詩で、
私はこの詩を石に彫った。
それは、翻訳すると

「ここに、みすぼらしい、不恰好な石が立っている。
それは、金にしても安いものだ。
その石は愚者に軽蔑されればされるほど、
ますます賢者に愛される」
=============================


=============================
人間の原始的な感情に対応するような住処であり、
物理的な意味でだけでなく、心理的な意味でも
庇護されているような感じがするものでなければならなかった。
=============================


この塔の入口と、それと、
ユングさんの自宅玄関と墓石にも刻まれているラテン語があります。
「Vocatus atque non vocatus deus aderit」
英語では
「Called or not called, the god will be there」
日本語では......


=============================
呼ばれようと、呼ばれまいと、神は存在する。
=============================



☆関連過去記事はコチラ☆
我想う、帰り道
マーニー
IBARA
Shima Blue
風の谷
諏訪徒然 3
三鷹徒然
マジックを 2
三峯徒然
風立ちぬ
アテルイ 2
日傘をさす女性と宮崎駿


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BLUE NOTE

2023-04-09 00:22:21 | 凄い...映画/音楽/珈琲
少し前に公開されたアニメーション映画
「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」



とてーーーーーーーーも!



よかったのです♪(^^)



原作は「岳」の石塚真一さんの傑作漫画で、
監督は立川譲(たちかわゆずる)さん。
ポイントとなる音楽の方は
ジャズピアニストの上原ひろみさんを筆頭に、
サックスを馬場智章(ばばともあき)さん、
ドラムを石若駿(いしわかしゅん)さんが担当していて、
万全の出来。
アニメーション・クオリティーに関しても素晴らしく。
所々ミュージックビデオ的な演出や作画も折り込まれていて、
その辺が他のアニメーション映画とは一味違った空気感を
創り出してもいました。
ちょっと新鮮な印象。



原作を読んでいた僕さんでもとても楽しめましたし、
感動もしました。
となると、読んでいない方などは間違いなくその倍くらいは!
感動できるでしょうし、楽しめるのではないかと。
ええ。ええ。
とても良き作品でした。

タイトルになっている「BLUE GIANT」とは、
劇中においては
「一際輝く凄いジャズプレーヤー!」
のことを指していう言葉とされていますが、
その実は、あまりに高温で、
赤色を通り越して青色に輝く星のことを指す言葉でもあり。

本来は天体の「青色の恒星」「青色巨星」のことでもあります。

ジャズ(JAZZ)においては、当然、
誰もが知る「ブルーノート(Blue Note)」というスケールや、
その名を冠したメジャーレーベルやクラブなどがありますので、
それらと掛け合わされもした「BLUE」なのではないかと。



物語の主人公は「宮本大(みやもとだい)」という名前で、
サックスのプレーヤー。
彼は世界一のジャズプレーヤーを目指して故郷の仙台から
東京に移り住むことにするのですが、確か、
映画には描かれていなかったシーン?
として、大が故郷で最初にジャズという音楽に出会う......
という場面があります。
漫画におけるそのシーンでは、大が

「で......どんな音楽なの?」

と友達に聞いていて、それで、
友達は大に3枚のアルバムを貸します。
そのアルバム達の中で最も印象的に描かれていた1枚がこちら......



勿論!
の歴史的名盤!
マイルス・デイビス(Miles Davis)さんの
「Kind Of Blue(カインド・オブ・ブルー)」



ビバップやハード・バップの限界から生まれた
モードジャズ(モーダルジャズ)を世に知らしめた一枚!
最高峰!
なんていう作品ではないでしょうか。
アチキにしても何度聞かせてもらったことか......
特にアルバム冒頭の曲
「So What(ソー・ホワット)」
にはやられ放題。

「他と違うけど、それが?何か?」

というトランペッター、マイルスさんの強烈なメッセージ。
タイトル。
コードなんて2つしかない。
Dm11とE♭m11だけ。
ビバップ系への強烈なパンチ。
今聴いてもやばいやばい。



そんな「今聴いてもヤバイヤバイ」中で、
「今聴いてもやばいやばいジャズアルバム個人チャート」
の暫定1位となる作品さんがこちら。
同じく、マイルスさんの
「ビッチェズ・ブリュー(Bitches Brew)」



特に、この中の2曲目。
アルバム同名曲などわ、
心して向かい合わねばならなくなる27分間!
が待ち受けておりまちゅのでつ......



この曲や、
このアルバムを最初に聞いた時の僕さんの衝撃と言ったら......



「いったい、
自分は何を聞かされているのだ!?
これは、いったい何なのだ?
ジャズなのか?
音楽なのか?」



という感じ。
それは今聴いても変わらず。
本当に凄すぎて、クールすぎて、表現に苦しむ音楽。
録音。エンジニアリング。
でも、確かに神様?天?地?
から鳴り響いて来る福音のような煌めきもあって。
すげーすげーすげーを連発してしまう鳥肌系。
思うに、マイルスさんの音楽というのは......



「いいか!
おまいら!
先ずはそのたぎる思いや情熱を、
静かに、だんだんと、高めに高めて、
燃えに燃えさせ、
そして!

抑えろ。

抑えて、溜めて、抑えて、溜めて、
静かに滾れ(たぎれ)。
熱さを忘れずに抑えて、抑えて、滾らせるんだ。

いいか!

その熱く滾らせたものを爆発させるのは一瞬でいい。
それは火山の噴火のようでもあるが、
決してマグマの噴火ではない。
煮えたぎる、熱い、
大量のマグマの上にある間欠泉のような形が最高だ。
あくまで鋭く、美しく、
天に真っ直ぐに立ち昇る熱水だ。
力強い大地から空高く吹き上がる水の柱だ。
世界一高くて大きい間欠泉だ。

それは、、

俺がやる( ̄ー ̄)ニヤリ......so cool♪」





良い映画を見させてもらって、
久々に引っ張り出して聞いたマイルスさんは、やはり、
なにを聞いてるのかわからん!(@_@;)くるくる......♪


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小寒くなりまして。。

2022-09-25 00:18:49 | 凄い...映画/音楽/珈琲
急に小寒くなっちゃいまして。
関東では。
ええ。
ついこの前まで大磯のプールではしゃいでいたハズなのに。
迂闊に薄着で寝ると風邪ひいちゃいまつな。
気をつけねばと。うむうむ。(*´ω`*)

で、

こんな感じの気候になると、やぱーーーーり、
温泉が気になりだしますのです。
今回、突然頭に浮かんで来た温泉はコチラでしょうか。
僕さんのとっておきの1つ。
といいつつ、このソーシャル時代、
もはや有名でしょうか。
伊豆大滝温泉(いずおおだるおんせん)。
天城荘(あまぎそう)さんが管理しておりまする。







大きな滝を真正面に見ながら入れる、
秘境的で素晴らしい温泉。
混浴なので水着着用となりますが、
秘湯と言っても良いのではないかと。
ええ。ええ。
場所的には静岡県、伊豆半島のど真ん中。
歌や映画でも有名な天城峠(あまぎとうげ)のほど近く。
「天城越え」ってやつです。



峠のループ橋は、
やはりインパクトありますです。





天城荘さんもとても良い感じのお宿さん。
泊ったことはないのでちゅけど......







この旅館さんで入浴料をお支払いして、
旅館横のこんな坂道を
谷底へとテクテク下り歩いて行った先にあるのでつ。



更衣室も滝つぼの横にありまする。
滝そばの露天風呂の近くには、
こんな「洞窟の湯」なんてものもありまして。
真っ暗ちっくでちょっとしたアトラクション。





夏と秋が交差する今頃の季節に
思い浮かんでしまうポイントとしては、
水着でがっちり泳げる!
温泉のプールもある!
というところでしょうか。
夏っぽくも、秋っぽくも入れる露天風呂さんなのです。
水着を着て、
滝つぼ近くのお風呂から川沿いのこんな道を歩いていくと......



青いプール!
イエイ!v( ̄Д ̄)v



どことなくバリ島、ウブドの感覚も!?
あるのキャ!?



水泳で体が冷えても、プールサイドには
ジャグジー的で野性的な温泉もありますし。
ウブド感はまったく無しキャ!?



なかなかエンタメ。
ドカン!
と落ちる大きな滝を見ながら入れるお風呂と共に
楽しくもある温泉なのです。
お風呂から真上を見上げると、
よく龍神さんも!?訪れてくれます!?





ちなみに、
旅館の方の内風呂も入れます。
総伊豆石!のお風呂っす。
こんな感じッス。







いつ訪れても心地よい一日となる温泉。
サイコー。
大好き。
ちょっと、、、遠い、、、(T 。T)ぶぇ。


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Divine

2022-01-16 00:08:51 | 凄い...映画/音楽/珈琲
北九州で神職をしている「Mさん」から、
先日、突然、ヘンテコな質問が舞い込みまして。



「神々しいなぁ、、と感じる音楽って何かあります?
そんなことを聞かれて浮かぶ曲とか」



質問の意図や目的は聞いていないので
今もってよくわからないのですが。
その時の僕さんとしては
ベッドで横になってウトウトとしていて。
電話で話してはいたのですが意識はモーローとしていまして。
後でラインに幾つかのyoutubeアドレスを入れて
お答えしてみたのですが......

音楽世界の人とかはどんな感じなのかと思いまして、、」

なんてことも言っていたので、
ご期待に添えるように!?
僕さんの棲息するポップミュージック世界を中心に
返してみました。
Mさんが僕に期待するのはその辺だとも思いますし、
周波数系とかヒーリング系とかの「狙ってます♡」系とか、
荘厳系とか、
オペラ系とか、
ミュージカル系とか、
ただでさえ神々しい系とかは一旦おいておく様な感じで。
その辺はあまり知らないですし。
ただ、「神々しい」という言葉だったので、
いわゆる有名な「名曲」というものとも、
人の情愛に寄り添うエモーショナルなものとも違う気もして。
それはどこか人世界を超えていて、
中空に浮かんでいるような感じなども必要ではないかと......
しかし、まぁ、こんなことは普段考えたこともなかったので。
聞かれた時はちょっと一考してしまった自分がいるのですが。
すぐに浮かんだ曲にしても、
タイトルやアーティストの名前を忘れていたりして。
後で思い出した時にラインをしてみたり、と、
そんな感じでMさんにお答えしたのは
以下にあるような楽曲さんたちで。
Mさんもこのブログを覗いてくれているようですし。
ココにも置いておくことにしました。
ええ。ええ。何卒。
意味はわかりませんけどね......(・ω・)ええ。ええ。



意外にも、なぜか!?
最初に浮かんだのは日本国国歌の「君が代」だったのです。
勿論、僕さん、特段ソッチ寄りの人ではないのでちゅけど。
ええ。
磐長姫(いわながひめ)さんの歌ということで。壮麗で。
個人的に特に印象に残っていた「歌手」さんの名前は
聞かれた時には全く思い出せなくて。
Mちゃんとの電話を切った後に探しあてたものが上の動画。
現在はプロ歌手となっているはずの「野々村綾乃」さん。
この映像の当時はバリバリの女子高校生。
高校野球の開会式での歌唱ですが、
僕が知っている中では過去最高の「独唱」。
YouTubeにある中でもこれが一番ヤバイっすかね!?
衝撃的に背筋が伸びまくってしまう歌。声。
もう、綾乃さんが磐長姫さんにしか見えないのでちゅ......



あとは、これ。
「アメイジング・グレイス(Amazing grace)」
いわゆる賛美歌(さんびか)といわれるものですけど。
やぱーーり、ナナ・ムスクーリ(Nana Mouskouri)さんの
ものが最高かと。



でもって、
この曲にうっすらと感じられるケルトな流れを辿ると、
これまた芯食ってる!?エンヤ(Enya)さん。
この人の音楽はポップミュージックの中ではちょっと浮いてる感じ。
個人的にはファーストアルバムの
「Watermark(ウォーターマーク)」
が全曲丸々!絶品!神々しい!と思っています。
今やYouTubeでタダでフルで聴ける!
という、なんと幸せな時代......



忘れてはいけないのがコチラ。
リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss)さん。
「ツァラトゥストラはかく語りき(ツァラトゥストラはこう語った)」
原題は「Also sprach Zarathustra」
その導入部。
「日の出」というタイトルで呼ばれることも。
最も有名なのは!?
言わずと知れた!?
このブログでも幾度か記したことのある超名作SF映画
2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)
のオープニングでしょうか。
この映画を名作たらしめた圧倒的な神々しいオープニング。
今見てもすげー......かんどー......
広告邪魔よっ!o(`・∧・´)o



マニアックで意外な?トコロでは
ジェヴェッタ・スティール(Jevetta Steele)さんの
「Calling You(コーリング・ユー)」とか。
やはり、個人的には傑作映画と思っている
「バグダッド・カフェ(Bagdad Café)」のテーマ曲。

—————修理が必要な、
壊れたコーヒーマシンのある曲がり角の小さなカフェ。
私はあなたを呼んでるの。
聞こえますか?
あなたを呼んでいるのが聞こえますか———————♪



Yes(イエス)さん。
「リーブ・イット( Leave It)」



「夏川りみ」さんの歌う
「花〜すべての人の心に花を〜」
勿論、喜納昌吉さんも元祖ですし、素晴らしいのですが、
僕さんはりみさんの歌うこの曲が大好きなのです。



ぶぇ。(T . T)
美空ひばりさん。
「愛燦燦(あいさんさん)」
神々しいっす。



クラッシックとかも......
こんな曲も、神々しいと言えるのではないかと......
ショパン(Chopin)さん。
前奏曲 第7番 イ長調 Op.28-7。



たった数十秒の曲。
でも、小さな草木の精霊さんのような。
茅野姫(かやのひめ)さんのような。
神はいつもさりげないところにいるのですよ......
さりげなくあるものが大切なものなのですよ......
という感じがするのです。
偉大なるちっぽけさ。
一方、こちらは壮大で勇壮な神の感じですが......
「威風堂々(Pomp and Circumstance)」
エドワード・エルガー(Edward Elgar)さん。(^^)



ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(Ludwig van Beethoven)さん。

交響曲第9番の主題部「歓喜の歌」。
いわゆる「第九(だいく)」というやつ。
ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)
さんの名指揮。
全てが凄すぎて、完全に向き合って聞き入ってしまいます。
これを神々しいと言わずして、
他に何があると言うのでしょうか......



エリック・サティ(Erik Satie)さん。
「ジムノペディ第1番(Gymnopédies)」



同じくサティさん。
「ジュ・トゥ・ヴー(Je te veux)」



「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)さん。



最後に、月読(つくよみ)さんの優しい面とか......
オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)さん。
「ムーン・リバー(Moon River)」



「他にもあるけど......
つーかさ、Mちゃんはないの?そんな曲」

と、上に置いたような曲の話を一通りした後に、
僕の方から聞いてみると......

「そーですね。
僕は祝詞(のりと)が一番だと思うんですよね」

......

......

そりゃ、、

結論みたいやんけ。( ˙-˙ )

先言えや。

こりゃ。

時間の無駄だったじゃないのさ。

こりゃ。(・ω・)


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星の記憶

2021-10-28 00:00:19 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「DUNE/デューン 砂の惑星」
コロナ禍で公開が伸びていて、
最近やっと公開された映画なのですが......もう、圧倒的。
感激。感嘆。
ヤバイ出来。最高。
この手のSF系作品のファンである僕さんとしては、
個人的には今年1番!の作品。

心奥に眠る星の記憶!?
をくすぐられちゃったり......

監督のドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)さんに流れる
フランス系の血がそうさせるのか?
随所にヨーロピアンな絵画的、映画的映像美も溢れていて。
カットのディテールに感嘆してしまうことも沢山。
しかし、美的カットが多い故の間延びなども無く。
しっかりとしたハリウッド大作系エンタメに仕上がってもいます。
役者さん達の演技も見事。

素晴らしいっす。

この「DUNE」という作品に関しては過去にイワクも多く。
かなり前に、巨匠
デイヴィッド・リンチ(David Lynch)」監督によって
一度映画化もされていましたが、
当時は色々な意味でさんざんな結果で......
僕はとても好きでしたけど。ええ。
原作のフランク・ハーバート(Frank Herbert)さんの小説は、
ジョージ・ルーカス(George Lucas)さんが、あの
スター・ウォーズ(Star Wars)」を作る際に多大な影響を受けたと
話していることも広く知られていますし。
その「スターウォーズ」を見て
衝撃も影響も受けて育ったヴィルヌーヴ監督が、
またそんな「DUNE」を撮るということもとても面白い感じ。
フィルムの端々から醸される静けさや緊張感。
独特のダークさを持つ世界観。
妥協の無いアートワーク。照明。
コスチューム。メカニカルデザイン。音楽。
その裏にチラチラと垣間見える、
過去の沢山の名作さん達へのリスペクトと創造的消化感。自ら

「大人向けのスターウォーズ」

と語っていたヴィルヌーヴ監督の言葉の意味もとても良くわかりました。
続編はまだ正式決定していないようですが、絶対!
見たい!
頼みます!
っていう感じ。
今作もあと2杯ぐらい!?のおかわりも画策ちう。( ̄∀ ̄)



「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time to Die)」
キャリー・ジョージ・フクナガ(Cary Joji Fukunaga)監督。
ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)版ジェームス・ボンドの最終作品。
こちらもコロナ禍による延期で待たされたのですが、
とても良かったのです。(^^)
007ファンのタブーがいくつか侵されていた!?
ようなところも結構驚きで。
ま、そんな驚きも「DUNE」に吹き飛ばされちゃったのですけど。
ええ。



「CASH TRUCK(キャッシュ・トラック)」
ガイ・リッチー(Guy Ritchie)監督。
ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)さん主演作。
コチラも単純明快なお話なのに、
グググ......とのめり込まされてしまう秀逸なフィルムワーク。
流石!マドンナの元旦那さん!監督。
とても楽しめました。
でも「DUNE」でポン!と印象を薄くされちゃったのでちゅ。
ええ。



ちなみに、
上に記した「DUNE」と「007」に共通していることとしては、
劇中音楽の作家さん!となるのです。
「ハンス・ジマー(Hans Zimmer)」さん。
この人のチカラは作品から外せないのかなぁ、と。
尊敬。
写真は僕さんの持っているベスト盤。
「レインマン」
「ライオンキング」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
「テルマ&ルイーズ」
「ブラックレイン」
「バックドラフト」
「バットマン・ビギンズ」
「ブロークン・アロー」
「ザ・リング」
「ダヴィンチ・コード」
「ハンニバル」
「ミッションインポッシブル」
「ラスト・サムライ」
「グラディエーター」......マジでキリがないのです。
名作の裏には必ずこの人の名前が。
映画音楽界の巨匠中の巨匠。
押しも押されぬ名工。職人。
スコアと絵とのハマりが凄すぎて、素晴らしすぎて、
CDなどで音楽だけ抜き出して聞いても、ちょっと......
という感じではあるのですが、
なにかと勉強になる偉大な方なのです。はい。(^^)



そんなハリウッド系映画音楽の世界がとても良くわかる作品
「ようこそ映画音響の世界へ
(Making Waves: The Art of Cinematic Sound)」
マニアックな単館モノで、結構前の作品ですけど。
僕的にはなかなか興味深く見れた、記憶に残る作品でした。
遥々、立川の映画館にまで見に行ったんス。ええ。
今はサブスクとかにもあるのかな?よくわかりませんが、
映画音楽や音響の奥深さに触れるエントリーとしては
良い作品だなぁ、と。ええ。(^^)



その不断の努力により、
観念を “実在” の域にまで昇華させた人々に————
場所がどこであれ、時代を問わず、
乾いた地で研究に励む生態学者たちに、
この予言の試みを、うやうやしく、
賞賛の念を持って捧げる。



————————人は本能だけでは、
食料と安全と自由の組み合わせを得ることはできない......
動物の意識は所与の限界を超えて外に広がることなどできないし、
捕食対象を食い尽くし、
滅ぼしてしまう可能性を考慮することもできない......
動物は消費するばかりで、なにものも生み出さない......
動物の快楽は感覚レベルに近い領域を出ず、
知的な快楽にはとどかない......
人は自己の宇宙を見つめる上で背景となる基準を必要とする......
その基準を形作るのは、
選択的に焦点を合わせた意識にほかならない......
健全な肉体は、細胞が必要とする、
最も深い意識に準じた神経と血流の流れによって成立する......
いかなる物体/細胞/存在も永続することはないが......
それでも、永続する流れを求め、人はたゆまぬ努力を......



—————小説「DUNE」の冒頭より。


☆映画関連過去記事☆
雲完辞典 作品...映画、映像


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Junk Talk

2021-03-10 00:16:19 | 凄い...映画/音楽/珈琲
むしょーに食べたくなりまちて。
買ってきてしまいまちた。。(*´ω`*)アーハン♡



マクドナルドのフライドポテト♪
この格別なる美味しさに敬意を表して、僕さんは
「ぽてこ」
と呼んでおります。ええ。いつも。
「マックは体に良くないよ!食べ過ぎはダメよ!」
とか、なんとか、あちこちで言われつつも、
このポテコさんだけは、
なにはなくとも手放せないのでやんす。
ま、マクドナルド(McDonald's)さんは、
元々、稀代のマーケッターさんが大きくしていった会社ですし。
故に、食材や品質に大きな期待などはありませんが、しかし、
このポテコさんにだけは常に期待をしているのです。ええ。
して、そんなポテコを見るとついつい思い出してしまうのが!
このポテコを鼻に突っ込みながら4、5時間ほどでノリで作った!
という!ジャンクな名曲!?
ドージャ・キャットさんの
「もーーーー!」
だったりもしまして。ええ。
「もーもーもーもー♡ビッチ!私は牛よ。猫じゃないわよ♪もーもー♡」
なんて歌ってるのでやんす。
鼻ポテコといい、バッチリのジャンク感。
もーーー、サイコーっす。(●´艸`)
「Mooo!/Doja Cat」



今更ながらヤベーっす。( ̄▽ ̄)
「Say So(セイ・ソー)」
あたりはヒット・クオリティーもモリモリで。
とてもキラーなチューン。



......と、話を戻して。
「マクドナルド」さんというのは、元々、
アメリカの田舎町にポツンとあった人気ドライブ・イン
「マクドナルド兄弟のお店」
の権利を買取ったセールスマンのレイ・クロック(Ray Kroc)さんが
チェーン化して広げて行ったものだということは広く知られているお話でして。
その、結構複雑で、壮絶で、
善悪愛憎が入り乱れる物語は既に色々な番組や映画などにもなってますし、
目にしている方も多いかと。
そして、そんなレイさんの残した有名な言葉が



「競争相手のことが知りたければ、ゴミ箱の中を調べればよい。
知りたいことは全て転がっている」



本人の体験に基づく、リアルで力のある言葉。



「成功はゴミ箱の中にある」



なんていう言葉で語られたりもしていますが。
「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝」
なんていう本なども出てますし。
アチキも読んでみましたし。



本当にその通りだと思うのでやんす。
自分のことを知りたければ自宅のゴミ箱を、
人類のことを知りたければゴミ処理場や、
ゴミ捨て場を見て調べれば全てがわかる!ってなモノでしょうか。
こんな偉大な言葉を使える社長さんに率いられた会社さんですから、
そりゃ、マーケティング力に関しては強力であろうかと。
断然のモスバーガー派!なんていうワタクシめも
一目置いてしまう部分はココにあるのではないかと。ええ。
とてもボスでビッチな感じでしょうか。
これまたヒップなドージャ・キャットさんなわけです。ええ。
「ボス・ビッチ(Boss Bitch)」



すげーっす。
「私はビッチでボスなのよ!グロスのように輝いてるの!」
って......マジ痺れるっす。なんなんすか。このセリフ。
このリズム。グルーヴ。
カーディB(Cardi B)さんもびっくりこんで。
ヤラレちゃうんす。大好きっす。(●´3`)アイヤー♪
グッチ・メイン(Gucci Mane)さんとコラボした
「ライク・ザット(Like That)」とか。



タイガ(Tyga)さんとコラボした「ジューシー(Juicy)」とか。



流石に今どきのアーティストさんらしく、
これまで配信のみでCDは全く出していなかったのですが、
昨年末にアルバム「ホット・ピンク(Hot Pink)」を初CD化。



「一般的」ということに対するこのカウンター感は、日本の場合、
内向的で言語的な発露となることが多く、
そこにアニメーション辺りを一枚フィルターにかまして
出していく形が多い感じでしょうか。
最近では「Ado(アド)」さんの「うっせぇわ」あたりに
その辺のエッセンスがまとまってあるのかなぁ、とか......



「あなたが思うより健康です!」
みたいな。ええ。
そんな適当なことを挟みつつも、
やはり個人的にお好みなのはドージャさんのエアリーなボイスと、
ループ感のあるヒップなトラック・メイクあたりで。
アグレッシブさの中に心地良さも漂うこの感覚は、往年の
「ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)」
さんあたりを彷彿させられるところもあるわけなのです。
なんとなく、

・マドンナ → レディ・ガガ
・マライア・キャリー → アリアナ・グランデ
ビヨンセ → カーディB
・ホイットニー・ヒューストン → テイラー・スウィフト
・シンディー・ローパー → ケイティ・ペリー
・ジャネット・ジャクソン → しばらく空席 → ドージャ・キャット。

的な図式となるのでしょうか......
あくまで「雰囲気的に」ですけど。



「急がせないで(Let's Wait Awhile)/ジャネット・ジャクソン」
ポテコと音楽が入り乱れた今回のジャンクなお話は、
このスイートな一曲にて落着なのでつ♪(^ν^)


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深いところ

2019-09-21 15:04:29 | 凄い...映画/音楽/珈琲
写真の隻眼(せきがん=片目)の女性は、
戦場ジャーナリストの
「メリー・コルビン(Marie Catherine Colvin)」さん。
凛とした芯の強さを感じるアメリカ合衆国の方で、
数々の凄惨な戦場からスクープニュースを世界中に届けてきた方。
写真の通り、彼女の左目は失われていて。
それは戦場で対戦車弾の爆発に巻き込まれて失明してしまったのだそうです。
その後は、痛めた目を隠すために巻いていた黒い眼帯が
彼女のトレードマークともなっていったようなのですが、
あまりに悲惨な戦場を見過ぎてしまったため、
一時期PTSD(心的外傷後ストレス障害)にもなってしまい。
かなり長い期間の療養を強いられてもいたそうです。
しかし、それでも彼女は、

「自分の使命なのだ」

という強い気持ちで戦場取材に出かけ続け。
その病いすらも戦場の中で克服してしまいました。
ジャーナリスト世界の栄誉ある賞もいくつも受賞して
「生ける伝説」と謳われてもいたそうです。

先日、そんな彼女を描いた完全実話映画
「プライベート・ウォー(A Private War)」
がホンの一部の映画館の小さなスクリーンで公開されていました。
監督はマシュー・ハイネマン(Matthew Heineman)さん。
主人公のメリーさんを演じていたのは
ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)さん。
見ていてとても印象的だったシーンは、
デスクから離れないマスメディアのお偉いさんに向かって
メリーさんが言った言葉。



「私が見るから、あなたは見なくていい」



実際に彼女が話した言葉なのか?どうか?
はよくわかりませんが、
僕には、なんだかとても......心に残りました。
作品は彼女の見て来た世界を忠実に再現していて、
最早ドキュメンタリーと言ってもいいくらいのリアリティさ。
同じような感触の映画作品としては、
最近では「ハートロッカー」とか、
「アメリカン・スナイパー」とか、
そのあたりの作品となるでしょうか。
ストーリーはシンプルなのに、それ故に、
その奥に潜む複雑な世界像を想起させられてしまう感覚。
映画に描かれていること以外の部分にも
色々と思いを馳せてしまうような作品。

そんな映画を見ながら僕は、ふと、もう一人、
同じような女性戦場記者さんのことを思い出していました。
それが「山本美香」さん。
彼女もまた印象的な言葉を残しています。
こちらは取材記録がはっきりと残っているので、
彼女が発した言葉に間違い無いと思いますが......



「誰も行かないから、私が行くしかない」



美香さんはこの後、
泥沼化した内戦が続くシリアのアレッポで銃撃されて亡くなります。
この事件はニュースでも大きく伝えられたことを
僕はよく覚えていますが、
なぜよく覚えているのか?というと、
それは、この

アレッポへ。祈り。

という記事をココに記したわずか数週間後の出来事だったからです。
まだ東日本大震災からさほど時間が経っていない時期だったということもあり、
僕としてはとてもやるせない、
複雑な気持でいたことを覚えています。
そして、今回のメリーさんの映画の主な舞台となっていたところも、
美香さんと同じシリアの内戦でした。

とにかく、そんなふうに、

この映画は見ていると色々なことに思いを馳せてしまいます。

最初に湧き上がってくるのは、

どうしようもないやるせなさ。

どうしていいのか?

まったくわからないとまどい。

同じ世界を生きている人間として、

消えて無くなってしまいたいくらいの悲しみ。

寂しさ。情けなさ。無力さ。

絶望感。

そして、

時間がたつにつれ湧き上がってくるのは、

この映画作品に対して礼を逸っすることになるかもしれない、

反証的なコトゴトを洗い出すようなこと。

それは、全身全霊、
命を投げ打ってまで懸けれる仕事やモノがあったという人の幸福さとか。
そもそも、こんな映画を作っているアメリカという国は
シリアの内戦を戦うそれぞれの軍に武器を横流ししているのではないか?
ということとか。
戦争がある限り儲けまくれる軍需産業や組織を持つ国が
作っている映画ではないのか?とか。
ということに気づいたりもして。
そう考えると自己矛盾甚だしい映画ではないのか?とか。
でも、それこそがアメリカなんだろうな、とか。
恐ろしいというか、なんというか、とか。
シリアの内戦においては、他にも

「アメリカだけに好きなようにさせないぞ!」

というロシアや中国の武器や軍事サポートなどもあるはずで。
いずれにせよ、そんなことごとが上に「複雑」と記した思いの中に
含まれることであったりもします。
そして、こんな映画は不思議と時間がたてばたつほど
映画の中のシーンやセリフを、ふと、思い出してしまったり。
映画に込められた意味合いなどをコトあるごとに考えてしまったり。
そんなことがあったりもして。

「それは、どうしてなんだろう?」

と自問してみると、どうも、
自分の深いところに刺さっている「何か」があるようで。
あくまで「深くささっている」ということではなく、
「深いところに刺さっている」ということであって。
その「深いところ」というのは自分では意識できていない
潜在意識や無意識的な領域の近くにあるような感じで。
それで、映画のシーンとリンクするような「何か」に触れた時に、
ふと、自然と、その深いところに刺さっていた映画のシーンが
意識の表層に浮かび現れてくる......
といった感じでしょうか。
この映画も含めて、こんな感じに陥る作品達というのは、
長い時間をかけて理解や消化をしていくようなものなのかもしれません。
そして、もう一つ。
この映画を見ながら思い出していたのが村上春樹さんが
「遠くの太鼓」というエッセイ集の中で書いていた言葉。
数年にわたる平和極まりないヨーロッパを巡る旅の中で、
春樹さんはこんなことを記していました。



「結構いろいろなことも経験した。
楽しいこともいっぱいあったし、嫌なこともたくさんあった。
でも、やっぱり、
人と人とが殺しあうなんて馬鹿げていると思う。」



現在の宇宙が誕生したのは140億年ほど前と言われていて、
地球が誕生したのは45億年ほど前と言われています。
僕ら人類が進化、誕生したのは500万年ほど前。
すると、僕ら現人類というのはまだ中学生ぐらい?
なのかも知れません。

未成熟で、エネルギーを持て余し。

不道徳で、力比べの喧嘩ばかり。

俺が上で、お前は下だ。

全てが間違いで、全てが不満。

でもそれが青春なのだ。

人類は、

まだそんなところにいるのだろうか......

もし、仮に、
アチラの世界に天国や地獄なるものがあるのであれば、
それはコチラの世界にもちゃんと同じように転写をされていて。
アチラ世界の地獄から抜け出ようと思ったら、
コチラ世界の地獄に生まれ。
そこで打ち勝つ何かを掴まなければ、
地獄からは抜け出れないようでもあり。
コチラ世界の地獄的な場所や国や世界や考えが無くなれば、
アチラ世界でも同じように無くなりもするということで。
コチラを見れば、アチラがわかり。
アチラを知れば、コチラも知れて。
そんな世界を救いたくて、
この星を卒業したのに違う星から舞い戻ってくる魂もあるようで。
この星とは全く関係ないのに、
全宇宙のためにこの星をなんとかしようとやってくる魂もいて。



「三界の狂人は狂せることを知らず。
四生の盲者は盲なることを識らず(しらず)。
生まれ生まれ生まれ生まれて、生のはじめに暗く。
死に死に死に死んで、死の終わりに冥し(くらし)」



プライベート・ウォーの様な映画を観ると、
空海さんの残した、そんな辛辣な言葉も浮かんで来たりもします。
やはり、何かが、
僕の深いところに刺さっているようなのです。



メリーさんを演じたパイクさんは、もう、何というか......圧巻。
「女優魂」なんて、そんな言葉も安っぽく思えるくらいの演技。
今年、どこかのアワードで女優賞とかとっちゃうのではないか!?
的な凄み。
見終わった後は彼女がコルビンさんにしか見えなくて。
ドキュメンタリーにも感じられてしまうリアリティさの要因も、
彼女の演技に拠るところが大きいように思えます。
尊敬。(o-´ω`-)ウムウム



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セント・オブ・ウーマン
時に世界は嘘でも回る
パルプ・フィクション
ラグランジュポイント
GRAVITY
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悩ましいのだ。。
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木星とバードマン
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部品の行方
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創世記 11章 1-9節
The Year of Ghost
愛そのもの
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クラウドアトラス
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(//∇//) ポッ♡
広げた手のひら
紫の涙
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コンジャンクション
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天上天下唯我独尊
青き炎 海賊編
マジックを
かもめ食堂
変わりタァァーィ!
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尾道徒然
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外国語映画賞
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何も無いけどいい所!
ハナレイ・ベイ
ボヘミアン・ラプソディ
今更の話で、、
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アメリ


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綺麗と軽やかで濃い

2018-02-22 00:48:19 | 凄い...映画/音楽/珈琲
良いっす。これ。
「SONY SRS-XB30」ワイヤレスポータブルスピーカー。
最近出たばかりのニューモデルなのですが、
音質が一つ前のモデルから格段の進化をとげていて、
何処にでも持ち運べる充電型ミニスピーカーの中では
今一番のお気に入りなのです。
モチローン!
ブルートゥース(Bluetooth)や防水も実装していますから、
雨の屋外でもお風呂の中でも平気で使えちゃう♪
というところもまた素晴らしく。
僕さんはイルミネーションが映える赤いモデルを選んでみまちたの。(^^)

ライバルの商品としては「JBL(ジェイビーエル)」とか
「Beats(ビーツ)」とか、
「Bose(ボーズ)」とか「Ultimate Ears(アルティメットイヤーズ)」
「Anker(アンカー)」などがありますけど。
個人的にはコヤツの音が一番良かったのです。
JBLはストイックでとても良い音なのですが、
もう一つパワーや抜け感が無く。
ボーズの定位感の薄さは僕には少々座り心地が悪くもあり。
「ビーツ」や「アルティメット」「アンカー」などの
最近のメーカーさんのモデルは低域(ロー/LOW)を中心にブースト感が強く。
流行りの音だとは思うのですが、
どうも虚飾感や過剰感を受けてしまったりと。
そんな中、
今回のソニーの新モデルはレンジバランスがとても良く。力感もあって。
前のモデルより格段に進化した低域の音質も、
これまた自然な仕上がりで。

「綺麗な音」

好みや異論も色々あるかとは思いますが、
ソニーの音を一言で表すと僕にはそういう感じなのです。
そして、今回のモデルは何より!
品質に比して価格が安い!
のです。
他のアジア製品と比べても安い!
なんていうところもスゴイ。
最近のソニーさんは「4K液晶テレビ」などを中心に、

「この値段にするのにどれくらいの企業努力があったのだろうか......」

などと、ツイツイ推し量ってしまうくらいの
素晴らしいコストパフォーマンスをみせていて。
ここ10年ぐらいあまり元気がなかったイメージも

「もしかして本格的に復活してきたのでわわっ!?」

なんて感じになってきてもいて。
ソニーさんがこんな魅力的な商品を次々と送り出してくるということに関しては、
個人的にはトテモ嬉しかったりもするのです。(^^)ええ。ええ。

因みに、
音楽制作に携わっている方々であれば皆が知っていることではありますが、
プロ・ツールス(Pro Tools)なるPCレコーダー(DAW)が出て来る前は、
世界中の皆さんが聴いていたCDやDVDの音って、
元音を録音するレコーダーはほぼ全てソニー製だったりもしていたのです。
どんなレコーディング・スタジオに行っても、
皆から「48(ヨンパチ)」「マルチ」と呼ばれていた
48チャンネルを同時録音出来る
「PCM-3348」
というデジタル・テープレコーダーがあって。
さらにプレス工場へ納品する「プレス機械用のマスターテープ」も、
ソニー製の「Uマチック」なるテープだったりもしてました。
ということは、言い方を変えれば、ほんの少し前まで、
どんなアーティストや作品を聴いていたとしても、実は、
元は全てソニーの音であった......なんて!?
そんな大胆な言い方も出来なくはなくて。

更には、
ボーカルやら楽器やらを録音する本格的なマイクなどに関しても、
ソニーさんは良い商品を沢山持っていたりもしてまして。
特に、僕さんは、
この「C–800G」というマイクさんがとても好きだったのですけど......
ネットから写真を拝借すると......



こんな感じのモデル。
たまーにボーカルに物足りなさを感じたときなどに!?
補うために!?
何かと助けてもらえる様な名機さんだったりもするのです。
「ドン!」として「キラキラ」な音なのですけど、
僕さん的にはとてもお好みでして。

他にも、
ヘッドホンに関しても、
ソニーさんには「MDR」というシリーズモデルがあって。
スタジオ・リファレンス的な名機が揃っていたりもするのです。
なんだかんだでソニーさんというのは

「凄いメーカーさんだなぁ......」

と、思うのででやんす。
尊敬なのです。

あああっ!?

話がマニアックな横道にそれちゃいましたが......
ま、このソニーさんの新作スピーカーならお風呂システムも超簡単で。
デバイスをジップロックに放り込んでバスルームに持ち込み、
お家のWIFIから自分のYou tubeチャンネルにアクセス。
後はピッピッピッ♪とストリーミングで、
次に流れる曲が予測不可能な連続 & シャッフルプレイモードに。
とても湯た〜りなバスタイムなのでやんす。(^^)



そして、
リビングで聞いたりする時は、やぱーり!
お供にはコナ・コーヒーさん!
でして。ええ。ええ。
今回新たに開けたパッケージは......



「UESHIMA COFFEE COMPANY ISLAND SELECT PEABERRY」
=「上島珈琲カンパニー・アイランド・セレクト・ピーベリー」
いわゆる「UCC」さんのビーンズで。(●´ω`●)ええ。ハワイ島の。
以前も記しましたが、
コナの海を見下ろす農園はこんな感じ.......












最初は観光度が高い農園......なんてイメージがあったので、
正直、豆の味にはそんなに期待していなかったのですが、
それが、このピーベリーに関しては、
まぁ、ビックリ!
の美味しさなのでございます。
ここ一年、
新たに飲んだコナ・コーヒーさんの中ではピカイチ!のお豆サン。
しばらく揺るがなかった
「大好きなコナコーヒーベスト5」
の中にも見事に!エントリーしてきちゃいました。
上島コーヒーさんを少々甘く見ていた
自分の浅はかさを認めざるをえないというワケなのです。
そんな反省をしてしまうくらいこのピーベリーは出色の出来で。
マジ驚いたっす。

「軽やかで濃い」

もう、この一言でしょうか。

「相反要素をしっかり整合しちゃった!」

なんていうタイプのお味。僕さん好み。
ホント、KONA COFFEEさんは奥が深いのです。
感激っす。

そんなこんなで最近は、
この美味しいピーベリーさんと、
ソニーさんのミニ・スピーカーから流れてくる音楽とで、
家で過ごす時間が少々長くなってしまっている気がするのでございまつ。
それも、まぁ、意外と幸せな時間なのですけど。(^^)かしこ。


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ブレードランナー

2017-11-02 00:08:51 | 凄い...映画/音楽/珈琲
————————21世紀の初め。
アメリカのタイレル社は人間そっくりの「ネクサス型ロボット」を開発。
それらは「レプリカント」と呼ばれた。
特に「ネクサス6型レプリカント」は体力も敏捷さも人間に勝り、
知力もそれを作った技術者に匹敵した。
レプリカントは「オフ・ワールド」と呼ばれる地球外基地での奴隷労働や、
他の惑星の開拓探査などに使われていたが、
ある時、反乱を起こして人間の敵に回った。
そんな「オフ・ワールド」から地球に来たレプリカントを処分するために
「ブレードランナー」と呼ばれる特捜班が組織された——————————



リドリー・スコット監督。ブレード・ランナー(BLADE RUNNER)
原作は「フィリップ・K・ディック」さんのSF小説
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

1982年に世界公開されて以来、
この映画作品に影響を受けなかったクリエーターさんなんて
いるのでしょうか?......的な。

今では「アメリカ国立フィルム登録簿」
に永久保存登録もされている作品。
それくらい映画や映像の世界は勿論、
あらゆる領域で突出したインパクトを残した作品なのだと思います。
映像や演出の凄さは勿論のこと、
体と脳ミソを内側から揺さぶられるような
圧倒的な電子サウンドの迫力。
雰囲気。
あまりに刹那的で哲学的で深遠な物語世界などにも、
今だ多くの人を惹きつけてやまない「何か」があるのだとも思います。
SF映画において、これ程の影響力を放った作品は、
他には「2001年宇宙の旅」ぐらいしか僕には思い浮かびません。
僕の様な人間にとっては、
それくらいリスペクト極まる作品の一つなのです。

つい先日。
そんな作品の続編が!
リドリー・スコット(Ridley Scott)さん直々のプロデュースで、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)監督で作られた
というのですから、
ポンチキな僕さんとしてわ、
これはもう見に行くしかなかったわけなのです。
ええ。ええ。
「ブレードランナー 2049」
勿論、3D、IMAXで。お楽しみ感満載で(^^)
アートワークも人を寄せ付けない孤高さが......



製造時に寿命まで決められているレプリカント。

その寿命が切れる期日は、

レプリカント自身には明瞭にインプットされていなくて......

......もし、人類を創りたもうた神なる存在がいて。

その神々から見た人間とは、

もしかしたら、こんな感じなのではないだろうか......

それがレプリカント。

そして、ブレードランナーの世界......

なのでしょうか。

前作も、今作も、
スクリーンを見ているうちに自覚してしまうのは、
優れた人工知能を有した人型アンドロイドの方に
感情移入していってしまう自分。
そのことには、きっと、そんな理由があるのではないか?と。
そう思います。
強く思い出すのは、ファースト作品の中のワンシーン。
新作でも出演している凄腕ブレードランナー
「デッカード(ハリソン・フォード)」が、ネクサス社の社長と、
彼が開発したばかりの最新型美女アンドロイドの「レイチェル」を
「彼女はアンドロイドだ」
と、見事に見破ったシーンで、
彼らはこんな会話をします......



==================================
———彼女はレプリカントだな。だろ?

その通り。お見事。
普通、どれくらいの数の質問でそれがわかる?

———20問から30問。

いや、彼女は特別で、
さらに100問ぐらい必要なのではないか......?

———いらない。

彼女も自分自身を疑い出してるのだが......

———疑ってる!?だと?
まだ彼女は自分がレプリカントだと知らないのか?

我がタイレル社は人間以上のロボットを目指している。
レイチェルはその試作品だ。それ以上の意味はない。
しかし、我々も彼女が最近、
おかしな感情というものに目覚めて来ていることを理解している。
彼女はそのために近頃、何か......苛立っている。
おそらくそれは、
彼女には我々が植え付けた数年分の過去の経験しかないからだ。
もし、我々が......
さらにもっと多くの過去を与えてやれば色々とクリアになり、
感情も落ち着き、制御も楽になる。

———記憶......
おまえが言っているのは記憶!?のことか?
==================================



人を人たらしめている、
自分を人たらしめている、
自分を自分たらしめている、
自分という個性を認識している、
定義づけている根本理由とは何なのだ?
そんなものがあるのか?
それは......経験?記憶?思い出?なのか?
それこそが、自分を自分たらしめている要因なのか?
魂というものなのか?
記憶とはその一部なのか?
だとしたら、もし、記憶や経験が全くなかった場合、
自分は......俺は......
何者になるのだ?
自分を何者だと思うのだ?
自分をなんだと思うのだ?
人間って......なんなんだ?



記憶......
「思い出」を植え付けられたスクリーンの中のレプリカントは、
その思い出をお守りのように抱いています。
何にも勝る宝物の様に大切にしています。
やがて、人間の様な感情も抱くようになっていって......
そして......



「人はどこから来て、どこへ行くのだろうか」



古今東西、沢山の人々が思い、考えて来た、
そんな哲学的な問いにもかかって行くような物語の世界観。



今年あたりから「AI=エイアイ=人工知能」
という言葉が本格的に世間で飛び交い出していて。
会話や情報をインプットすればするほど、
その電気思考回路は変化と進化をしていき、
表現する言葉やボディの動きも変わってくる......なんて。
凄いぞ!AI!
未来は人の仕事も全部出来ちゃうんじゃないの!?
是非とも!
そーなっておくんなさいましーーー!
なんて。
そんなもてはやされ方もあちこちで普通になって来て。
そんなAIがドンドコと進化、発展して、
やがてブレードランナーの世界に......!?
この映画を見るとしたら、ファーストを見てから行かないと
「何が何やら!?!!?」
となってしまうかもしれません。
かなりチカラの入った宣伝を見て、
「これ、見に行ってみようかなぁ......」
などと思っているような方は、
どうかソコはご注意あそばせおぉぉ(^^)



以前ココでも記したように、
かの名作「マトリックス」のオープニングは、
かの名作「攻殻機動隊」のオープンングの影響が見て取れます。が、
その「攻殻機動隊」のオープニングは、その特徴的な音楽も含め、
この「ブレードランナー」の影響を受けていると思われます。
ヴァンゲリス(Vangelis)さんの
オリエントなポリフォニック・シンセサイザーのサウンドからも
インスパイアされている部分があるのではないか、と。
「ターミネーター」も「未来世紀ブラジル」も「A.I.」だって、
みんなそうではないのかな?とも思います。
綿々と続く偉大なる作品達の流れには、
僕はいつも心焦がれてしまいますのです(^^)


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い、今、なんと!?

2016-12-01 22:22:00 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「無事に!
映像制作ワークショップの一回目が終わりました!
なかなか盛り上がったです。
よかったです(^^)」



若手映像ディレクターの「homiさん」は
僕にそんな話を切り出しました。
彼は熱心な仕事ぶりがとても気持ちの良い若手制作マンさんなのですが、
昨年から一般の人に向けた映像制作のワークショップなども始めていました。
そんな彼と、先日、吹き抜けの高い天井と、
所々に置かれている瑞々しい観葉植物が心地良いカフェで
映像制作関連の仕事の打ち合わせをしていました。
高い天井に連なる全面ガラス張りの壁からは明るく、柔らかい
午後の日差しが差し込んでいました。



「ほーほー。そりわそりわ。
よかったねぇ。
まだ何回かあるんでしょ?」

「あと3回ぐらいですかね。
順調です(^^)」

「そりわそりわ。良いですな。
ええ。ええ。」

「あ!そーいえば!
uzmetさんが前言ってた映画見ましたよ!
キングスマン。スゲーよかったっす!」

「おっそ!( ゚д゚) 今頃!?
遅いよー。。もー。
ディレクターでしょー。ちみわー」

「そーなんですよ。
なんだかちょっと時間作れなくて。。
でも、あと、テレビドラマ!?
でしたっけ。海外の。ゲームオブスローンズ!?
アレも見ました!ちょっとハマりました」

「ソレも遅くね!?」

「そーっすね。。
でもアレ、ホントにお金かかってますね。
スゴイっす。エグイけど面白かったです。
連続もののドラマとかって、
見出すとズーーット見ちゃうから危ないっすね。
時間なくなっちゃいますもん」

「そだねー。
でも一気に見ないとつまんないしね。
わかるわ。ソレ」

「他にもなんかおすすめってあります?」

「おすすめ?うーーんんん......ありすぎて困るけど。。
つーかさ、テレビドラマに映画並みの大バジェットをつぎ込んで、
映画界の巨匠監督に作ってもらうスタイルってもう確立されたよね。
ほんと。
今やテレビ界の方から映画界のトップに行く監督とか出ちゃってるもんなぁ。。
ハリウッドも。。
J.J.(エイブラムス)とかさ。
少し前まではあり得なかったもん。そんなこと。
デイヴィッド・リンチの時なんてショーゲキだったもんな。
本気で。
ええ!?リンチがテレビドラマ撮るの!?ウソ!?
なんてさ。
昔はソレくらいテレビ界と映画界ってアメリカは別れてたもんなー。
ホントに。
変わったよね。色々」

「え?デビッドリンチってドラマ撮ってんすか?」

「んんん!?(;゜0゜)!?!?!?!?!?
チ、チミ、、い、今、なんと!?
おっしゃられまちた!?」

「????え!?σ(゜◆゜;)」

「リンチのドラマ知らないの?
映像ディレクターさんでありながら?
もしや!?」

「い、いえ!いえ!リンチは知ってますよ。
知ってます!(゜◆゜;)」

「じゃ、ナニよ。
そのリアクションわ?( ̄□ ̄ *) 」

「い、いえいえ、あの、リンチのドラマって、、しらなくて。。
ええ。ええ...(゜◆゜;)」

「ゆー!?それマジか!?
ツインピークス知らないわけ!?リンチ知ってて!?
海外のハイバジェット連続ドラマ色々見ててリンチのドラマ知らないの?
映画クオリティの連続ドラマの元祖だよ!?見てないの?
ソレって映像制作業界にいる人間としてダイジョーブなの!?
え!?
違うの?!?
マジか?」

「み、見てないっす。。
リンチわエレファントマンとか、、
マルホランド・ドライブとかは見たんですけど、、、
あ、あとわわ、、まだ、チョット、、(゜◆゜;)」

「えええええええええええええええええええええ~~~~!!アカン!
ソリわあかんぞーーーーっ!(;゜○゜)!!」

「マジっすか!?(゜◆゜;)」

「あかんわぁー!ソレ!
映像制作マンとして!それわイカン!の遺憾!
そりわだな!......いいかっ!例えばだな!
“車大好きーーー(*˘︶˘*).。.:*♡”
なんて言いながら
“アルファロメオってなんすか!?”
とか言うようなもんだぞ!まじで!
“ご飯つぶ大好きなんですぅぅーーー(*˘︶˘*).。.:*♡”
なんて言いながら
“ヒトメボレってなんすか?”
って言うようなもんだぞぞぞ!
“僕、渋谷って街がすきなんですぅぅーーー(*˘︶˘*).。.:*♡”
なんていいながら
“東急ハンズってどこにあるんすか!?”
とか言うような感じやんけ!
違うか?違うのか!?
ええ?どーなのさぁぁ!?」

「そ、そーなんですか。。!?(゜◆゜;)」

「そぉぉぉぉぉーだよぉぉ!何言っとんねん!
制作ディレクターだべよぉ!ちみわぁ!
“僕、欅坂48にハマってるんすぅぅーーーーー(*˘︶˘*).。.:*♡”
って言って、  
“それ46じゃね!?”
って突っ込まれるぐらいの話やで!ええ!?わかってんの?
世界一高い山をヒマラヤ!って思ってるくらいやばい話だぞ!?
ええ?
“メッシのいるバルセロナ大好きなんすーーーー(*˘︶˘*).。.:*♡”
なんて言って、
“クライフってだれ!?”
なんて言うくらい寒々しいコトだぞ!
わーさむぅぅーーーっ!( ̄O ̄;)さむいよーーーーーーーーー!」

「く、クライフって、し、知らないとい、いけないんすか!?(゜◆゜;)」

「なにおぉぉぉぉぉ!∑(゚ω゚ノ)ノ
じゃあ、なにか?
お前さんわ
“サザンオールスターズってイイですねー☆”
とか言いながら、
“栞のテーマは知らない”
とでも言うのか?ん?どーなのさ?
♪彼女がかぁーみぃぃーぉゆーびーでぇぇ、分けたーだぁーけーー♪
じゃダメなの?
ハウスバーモントカレーを
“おいちーおいちー”
と食べてるお子さんが西城秀樹を知らない切なさに関してはどー思うんじゃ!?
そもそもだな、
ユーわウチに入る時の面接で、
俺に自分で撮ったショートフィルムを強引に見せつけながら、
“僕、、いつか映画撮ってみたいんですぅ....(=´∀`)ぽややや〜ん...”
なんて言っていたのだぞ!
あの言葉はうそか!?
嘘なのか!?ええ?
あの時の気持ちはどこに行ったのだ!?ええ!?
まさか忘れまちた!ではあるまい!えええ!?
あの時の、産まれたばかりのオコチャマのよーなお顔は
既に光りの彼方へと消え去りまちた!とでもいうのか!?
折ってたたんで裏返したとでもいうのか!?
ええ!?
どーなのさ!?
オヌシ!
この紋所が目に入らぬのかぁぁーー!?」

「も、もんどころ、、?(゜◆゜;)」

「紋所がわからねば桜吹雪じゃ!
この桜吹雪がお見通しじゃぁぁーっ!って、
それもわからんポンチ君か!?
じゃ!
ワタシしっぱいしなぁーいですからぁー♪じゃ!」

「あ、あわ、わ、わ、で、でもぉ、、(゜◆゜;)」

「うるへーーーーっ!\( ̄3 ̄)/
とにかくそーいうこってぇぇぇぇぇぇぇーーーーーっ!!」

「そ、そうですか。。(゜◆゜;)」

「だいたいだな、
ツインピークスは俺のコーヒー趣味を決定付けた作品でもあるよってですな、
こいつを見るまでは、
“俺って、コーヒー好きなんかな?もしかして?”
なんててーどに思っていたところがだよ、それがだな、
ツインピークス見た後にわ
“俺ってコーヒーを愛してたんだ!(*´∀`*)♡”
ぐらいに変わっちゃったわけよ。
それくらいしょーげきてきだってんだわさ。
ん?わかる?ちみ!?
見てなきゃわかんないよねー?ディレクターさん!?
それくらいスゲーんだから。
どーなのよ!」

「な、なんか、、よくわかりませんけど、、(゜◆゜;)」

「なんやとーーーー!」

「と、とにかくみてみます!(゜◆゜;) メ、メンドクセー...」

「ええ。ええ。そだね。そだね。
そーしたらええですよ。制作マンとして。
デビッドリンチは全て見なあかん。
特にだね、ストレイトストーリー、つーのがあっての。
みた?みてない?
あっそー。あっそー。
じゃ、こいつからみて欲しいわけだ。
だってさ、おじいちゃんしか出てこないんだよ!映画に。
北野たけしさんの映画より遥か前にお爺ちゃんムービーなわけだよ。
でも泣けんだよ。コレが。
とんでもなく。ジンワリと。
しかも!だよ。しかも!
メインアイテムがトラクター!なんだから。
ファルコン号とかアストンマーチンとか日本刀とかじゃないんだから。
凄くね?
どお?
すげくね?
それで2時間もっちゃうんだぜ?トラクターで。
作れる?そんな映画?ユーが?
どう?
俺は作れねーよ!(=゚ω゚)ノ
どうよ?スゲーとおもうのよ。
お金なくてもこんなの作れんのかぁぁ、、
じゃぁ、こちとらショーバイあがったりだわぁぁ、、って。
ちがう?」

「た、タタミカケテきますね、、(゜◆゜;)」

「じゃぁさ、ケーキ食べない!?( ̄▽ ̄)」

「へっ!?(゜◆゜;)」

ケーキたのもーよ。おいちそーだよ。ここの( ̄+ー ̄)」

「い、いただきます。。(゜◆゜;)」



その時のケーキ......と、
僕の心の名作ベストテンに入る
「ストレイト・ストーリー=The Straight Story」



エグ怖で陰鬱な作品を得意とする
「デイヴィッド・リンチ=David Lynch」作品群の中で、
唯一つ、異質な輝きを放っている映画です。
上にも記していますが、
地味ぃーな普通のおじいちゃんが主人公の作品。

「リンチって、こんなのも撮れるんだぁぁ、、( ;∀;)ウルウル...」

って、心底、感心も感激もした一本。
DVDも買っちゃいました。
おじいさん、おばあさん、無名の役者、田舎、畑、トラクター、
起承転結に乏しい平坦な脚本......
ヒット論の正反対にある様なキーワードを並べ立てて、
そんな素材でもって心に響く美しい和音を生み出しています。
予想もつかない、地味だけど新しい和音。コード。
陰鬱な単音もセンスよく組み合わせるとこんな素敵な和音になるのね.....って。
そういう部分はリンチならではの凄さですけど、
それを最もポジティブに仕上げた作品かもしれません。



映画以上の大バジェットをかけて、
映画界のトップ監督がテレビの世界で長編ドラマを撮る......
という手法における初めての大ヒット作品もこのデイヴィッド・リンチ監督の
「ツイン・ピークス=Twin Peaks」だったと思います。
もうかなり前の古い作品ですが、
リンチの大ファンだった僕のような人間からすると、
連続テレビドラマでリンチ作品を見るというのはかなりの衝撃でした。
リンチさん特有のドギツイ絵や表現やオドロオドロシイ感じがお茶の間に......
なんてことにも結構しびれましたが、結果、
世界中でブームとなるくらいの大ヒットをして、
現在の映画的大バジェットテレビドラマシリーズのモデルを
確立させたと思います。
ツインピークスを見ると、
僕は必ずコーヒーを飲みたくなるのです(^_^)



最近、新しく卸した珈琲は、コナでは無く、バリ島のシティ・スタンダード、
MANDAILING ESTATE COFFE(マンダリン・エステート・コーヒー)の
WILD KOPI LUWAK(ワイルド・コピ・ルアク)AUTHENTIC(オーセンティック)。
ギュッと濃密で、苦美味し(^^)♪


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Consistency

2016-08-11 18:37:00 | 凄い...映画/音楽/珈琲
「山の日」だって!(=゚ω゚)ノ

なにそれ!

初体験!♡(//∇//)ポ...

危うく朝から働きそーになったのだ!

嬉しすぎ!

「海の日」にタイコーしよーってな感じなのかな?

マジか!?

じゃ......

「川の日」もお願い!(=゚ω゚)ノ

休んじゃうよ!(=゚ω゚)ノ



————————そんな今週は
なんだか胸を打たれるニュースが多くてですね、
僕的にはちょっとウルウルな一週間を過ごしていましたのです。

なにがウルルン......って、8月8日。

この日はイチローさんがメジャーリーグで3000本安打を記録。
グラウンドで多くの人々から一通りの祝福を受けた後、
ベンチに戻って......泣いていたのですね。
あの、スーパークールな振る舞いを信条とするイチローさんが
試合中に泣いていたのです。
それも、ヒッソリと、一人ベンチの奥でサングラスをかけて、
周りから目が見えないようにして泣いていたのです。
記録直前には本人も理解できないような
未知の重圧に苛まれていたりもしたようで。
ちょっとしたスランプにもなっていて。
その苦しさもあったからなのではないかとも想像できますが、
多くの仲間や観客からの心からの祝福を受けて......
静かに涙を流していました。
その姿は、なんだか、見ていて胸を打たれるものがありました。
自分の中にも何か、こう、熱いものがこみ上げてくるというか。
なんというか。



とてもよかったっす。



そして同じ日。
こちらも歴史的な出来事!
と言って良いと思われる天皇陛下のビデオメッセージが
テレビでオンエアされるということがありました。
この映像にも僕さん、ふかーーーーく胸を打たれてしまいました。

なにに感動したって!?

それは天皇陛下のこの国を想う気持ちに......でしょうか。

それが、どどどぉぉぉーーーーん......っと深く、重く、
強く、大きく伝わってきて、
なんだか涙が溢れてきてしまったのです。
世が世なら、
この国の天皇陛下というのは側近の人間ですらまともに顔を見てはいけない、
見れない......と言う様な存在であったハズなのですが。
それがテレビで国民一人一人に話しかける様な形で
拝見することが出来る時代になったなんて。
凄いことだと思ったりもしています。

ココでも今まで幾度も記して来ていますが、
僕さんは特段「右寄り」な人でもないですし。
ましてや、真摯なる神道家でも思想家でもないですし。
それでも画面を通して強く伝わってきた陛下の
「日本国を象徴する者」
としての深い思いと振る舞い、言葉の選択、
思慮、配慮などには心底頭が下がる思いでした。
誰かが

「下げるな!」

と言ったとしても、
自然と下げちゃったと思います。僕は。頭を。ホントに。
この時も胸にはなにか熱いものが込み上げてきました。



思うに、
イチローさんは個としての可能性を
極限まで突き詰めようと走って来た様な人。
もしくは、そんな人の象徴的存在なのかもしれません。
一方で陛下は、
全体のためにどこまで個というものを捨てられるのか、
捧げることが出来るのか。
そんなことを宿命として背負いながら、
また、ひたすら体現もされてきたような人。
そんな部分においては対極にある二人だったと思うのですが......
その言葉にはどこか共通する意味やニュアンスが多かったように
僕には思えました。



「......皇太子の時代も含め、
これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、
国内のどこにおいても、その地域を愛し、
その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、
私がこの認識をもって、天皇として大切な国民を思い、
国民のために祈るという務めを、
人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは幸せなことでした......」



「......あんなに達成した瞬間にチームメートたちが喜んでくれて、
ファンの人たちが喜んでくれた。
僕にとって3000という数字よりも、
僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んくれることが、
今の僕にとって何より大事なことだということを再認識した瞬間でした......」



8月8日とは毎年!?興味深い日です。



古代エジプト占星術などでも特別視されている日のようですが、ま、特段、
「ライオンズゲート」
「ライオンゲート」
などとスピリチャルな感じで言わなくても、



お盆!(=゚ω゚)ノ



の始まり!(=゚ω゚)ノ



......ぐらいでいいのではないでしょうか......ね。



ね。。



多くの人でもよくわかっている空気の変化ですから。



そんな感じで。(^^)ええ。ええ。



「888」の日とも言える昨年は、僕は諏訪にいたのですけど。
この日はエロエロ......じゃなく、
イロイロとあったのですが。ええ。
詳しくはこちらの......
8を巡る旅
ニコニコBAR
あたりで。ええ。ええ。
そんなこともあり、
個人的にもなかなか面白い日だと思っていたりするのです。



して、今週。
そんな僕の胸を熱く震わせる方々に絡み、
他にもとても感動するモノモノに出会ったりもして。
特にニューヨーク・ヤンキースのレジェンド、
デレク・ジーターさんが自分のHPにアップした
「More Than 3,000」
と題されたイチローさんに関するエッセイがとても良いお話でした。
感動的です。
彼は文中でイチローさんのことをシンプルにこう表現していました。



「————Most of all, I’ve admired Ichiro
because he’s a model of consistency.
In my mind, the most underrated characteristic for
anyone is consistency.

そして何と言っても、
私がイチローを素晴らしいと思う最大の要因は、
彼は「コンシステンシー」のモデルそのものだということだ。
僕の中では、
コレが周りが最も見落としやすい個性ではないかと思っている—————」



Consistency......



「コンシステンシー」と原語で記すのは、
この言葉の意味がとても深く、
絶妙なニュアンスを持っているので、
訳者によって翻訳がまちまちになってしまう様な言葉だからです。
でも、ジーターさんの語るニュアンスとしては
ココがとても大切な言葉だとも思えるのです。
辞書に書かれている意味をそのまま記せば、

①(物質の)堅さ、硬度、堅牢けんろう性
(液体・溶液の)濃度、密度、粘度
(コンクリートなどの変形の難易度を示す)粘稠ねんちゅう性,コンシステンシー
②(主義・方針・形式などに対する)一貫性、節操、(人物などの)堅実さ、言行一致
③一致、調和、矛盾のないこと、両立性
④密着
⑤無矛盾性、整合性

様々な言葉で表現されている和訳を見るより、
ここから言葉の全体像を掴むのが一番良いように思えます。



「Consistency」



天皇陛下の御言葉や歩みの中にも、
一貫してこの言葉が表すニュアンスや気持ち、意思、
こだわりの様なものを感じました。



8月8日。



今年のこの日。
僕はなんとなく、
この「コンシステンシー」ということを考えていました。
それは何かのメッセージのようにも思え。
僕にはとても大事なことのようにも思えていて......
8月8日というのは、
なんだかとても面白い日に思えます。(^_^)



「シン・ゴジラ」良かったっす。
コチラの作品もとてーーーもコンシステンシーでした(^_^)
この「ゴジラ」は、
あと数年もしたら「名作」と呼ばれる様な作品になる気がします。
監督はあの「エヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)」の庵野秀明さん。
アニメだろうが実写だろうが、決してブレない庵野さんの
一貫したスタイルや作品に対する姿勢が伝わってきました。

正直、普通に「怪獣モノのゴジラ」であったらもう完全に食傷で、
見に行くようなこともマズ無かったとは思うのですが、
そこは庵野さんですから、
ゴジラを「EVA初号機」のイメージで描くであろうところまでは
かなり明確に想像が出来ていたので見に行ったのですが......

......いやはや、

......そーきましたか......

と、イラつきながらも感嘆させられるまさかの国家、
政治、権力、硬直化した行政システムへの
皮肉と批判を主軸にしたドラマとなっていました。
それも、この国の、いや、この星の、
未だ癒えぬ大きな生傷となっている原発事故が発生した当時の
日本国中枢のイメージをモチーフにしているところなどは、
まぁ、本当にお見事!で。
今の日本国のリーダーや僕ら国民への痛烈な問題提議や
指摘を感じさせられるような脚本。
こんな本ともなると、
大抵はちょっとムカつくところが出てきたりもするのですが。
そこが、どーも、庵野さんのこの国を憂う気持ちや愛する気持ち、
なんとかしないとダメなんだ、
もっと日本は良くなるんだ、
皆で本気で考えて、本気で変えていかなくちゃダメなんだ......
という様な気持ちが痛いほど伝わってもくるので。
その辺で反発より共感しちゃう感じになってしまいます。
庵野さんの一貫した作品作りへの姿勢。
コンシステンシー。

つーか、

ゴジラって、

そもそもはこういうドラマだったんだよな、と。

改めて。

マジ、お見事。

とても良い映画でした。

ゴジラの基本に立ち返った社会派ドラマのゴジラになっていました。

今週、この映画にも、

僕は惜しみない拍手を送っちゃいましたのです。(^^)


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おおぅぅ!?o(`ω´*)o

2015-10-24 22:17:01 | 凄い...映画/音楽/珈琲
メンバーは若い某男性アーティストさん。
それと新婚さんの敏腕女性マネージャーさん。
あとは、僕と某ステージ制作会社のシャッチョさんのEさん。

つい先日。
東京、渋谷の夜。
久々に皆で集まってワイワイしていました。

近頃の渋谷では「道玄坂上」という交差点から
「神泉」という駅の方にかけて、
やたらと飲食店が充実して来ている通りがあって。
飲み会などではその辺りに集まることが結構多くなっているのですが、
この時もその中の一軒、
熊本料理の美味しい居酒屋さんでシコタマ飲み食いした後、

「酔い覚ましのコーヒーにでも行くべーーーっ!」

っとなって。
お店のほど近くにあった
制作会社のシャッチョさんのオフィスへと皆で向かいました。
引っ越したばかりだという真新しくて誰もいない深夜のオフィスは
大きなマンションの一室を改装したもので、
広さも程よくて落ち着きます。
ライムイエローを基本とした壁の色もなにやらとても心地良い感じ。
高速道路の見える広いベランダもありますし、
ここでカフェ営業でもすればいいのに。(^^)
ええ。ええ。

シャッチョさんは、
そんな真新しいオフィスのカウンターデザインのキッチンで
美味しいコーヒーをトポトポ......と煎れてくれて。
香ばしい、安らぐ香りがオフィス中に漂い出します。
僕らはそのコーヒーを片手に、
とりとめのないアレヤコレヤの深夜トークを展開していました。
しかし、アルコールの酔いも残る、
そんな心地良いユラユラ珈琲タイムは、
新婚女性マネージャーさんの恐ろしい一言で
切り裂かれてしまうのです......



「、、なんか最近、
皆スターウォーズ、スターウォーズって騒いでるけど、
私マッタク見たこと無いし、
よくわかんないんですよね~
別にぃ~、って感じでぇ~。
なんなんですかね~~」



「!?!?!?ハッ!?(; ̄Д ̄)」



......思わず驚愕の顔を見合わす僕と某男性アーティストさん。
あ、嵐の予感......
そして、その彼女の言葉を受けた某シャッチョさんは......



「あっ!!僕もなんですよ!わかります!(*^-^*)
よくわからなくて。
でもスゴイんですよね?
周りの連中みんな話してますもん。
なんなんですかね!?」



「お、お、、お、、、

おまいらぁあぁぁっぁぁーーーーっ!!o(`Д´*)oプンスカプン!!

コォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーの!

たわけ!どもめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーっ!!

どの口が言うのだ!?

ええ!?

どの口じゃ!?

この口かぁぁっ!?

この口が言うとんのか!?

おおぅぅ!?(`ε´♯)/

いいか!

よぉぉぉーーーく聞けい!

耳かっぽじってよぉぉーーく聞くよろしぃ!

いいか!

スターウォーズが初公開されたのわ1977年じゃ!

その時に、

あぁ、神様、、

おいらわいったいぜんたいどーやって生きていこぉ。

あぁ、

いったいぜんたいワタクシめわ何が好きなのでしょうか。

何が向いているのでしょうか?職業わわわ......

おおおぅぅ!神よ!神様よぉぉぉーー!

我に道をしめしたまぇぇぇーーーーっ!

払えたまえー、清めたまえー

って悩んでた青少年がその時18才だとしたら、
今年あたりわもう50才を越えてんねんでぇぇーーっ!

わかってんの!?

そこ!

そこの主婦!

K点越えてんねんで!?スキージャンプだったら。

そこのライブ制作者!

おまいさん!

エンタメ関係者としてそれでいいわけ?いいの?知らないよ?
この綺麗なオフィスにお化け出たって知らないよ?
デスクにタライが落ちてきても知らないよ!?(○`ε´○)
わかってんの?んん!?

でだね、
そんな迷える仔羊さん達が
映画館でカンドーのひと時をお過ごしあそばして、
あぁ、神よ!
我、ついに道を見つけたりぃぃぃーーーーーーーーーーーーっ!!
てさ、
そーやって映画人の道を歩み始めた人だっているんじゃねーかって?
思うのですよ。多分。きっと。
おそらく。ナンマンダブ。

でだな、
そんな人が大人になって、
いっしょーけんめー頑張って、
その道でいっぱしの偉い人になって、
それで、その自分の原点となった作品に、
また50才とか40才とか30才とかで関わることができるわけよ。

それってスゴクね?

凄くね?

えっ!?

すごく無い?

ふぅぅーーんんん。。。そーかもね.......

じゃねぇーーーーって!!ヾ(`Д´*)ノだまされそーになったわ!

スゲーんだよ!スゲーの!

わかる?

コレを幸せっていうんだよ。この星でわ。

違うの?

ええ?

違う。

あ、そう........

って!しあわせなんだよーーーーっ!!ヾ(`Д´*)ノ アホぉ!
幸福なの!
フクフクさん!
まったくもう!わかんねー新婚さん達やな!

でな!

それでもって監督がJ.J.エイブラムスなんだわよ!
ルーカスの後継者が!JJ!
純情ジュニアの略じゃないのよ!?
じぇいじぇい!監督!
スゲーの!俺わ好きなの!
スタートレック使ってルーカスへのプレゼンしたんだぜ!
次は俺にやらせて欲しいって。
世界公開の有名映画まで使って。
すごくね?それ。
それで、そもそもがですな、
ファルコンゴーがあーで、こーで、
フォースがこーで、あーで、、、シス!なっ!
ハンソロなんだって!そこわ!
スゲーんだよ!!スゲーの!
それでいいの!
ドヤァぁぁぁぁーーーーーっ!!( 〇□〇)ハァハァハァ...... 」



「は?
なに熱くなってんすか?
おかしく無いっすか?
いいじゃん。人それぞれだし。
私眠いし。新婚だし。」



「ガァァァーーーン!......w(゜ロ゜;w(゜ロ゜)w;゜ロ゜)w」



まね。
そだね。ええ。
そですな。ええ。ええ。
すまんですの。
スターウォーズとなるとツイツイで、ええ。
ごめんなさひ......で。
すごすご、すごすご。。(-_-#)......
こ、コーヒーおいちいね。
ええ。ええ。



最近、解禁された先行プロモーショントレーラー。
これを見ているだけで胸が高鳴っちゃいます。
第1作が公開されてから今年で38年目ぐらいになるのでしょうか。
公開年に生まれたばかりの子供がいたとしても今や38才。
働き盛り!?
そんな半世紀近くにわたって
全世界の人々を魅了し続けてきたこの映画って......
そんな映画他にあるのだろうか?
全9話で書かれている物語で、
公開された本編部分としてはまだ6作。
未だ完結もしていない物語で。
それでも作品公開毎に
これほど胸が高鳴る作品なんてあるのだろうか?

偉大

僕にはこの言葉しか見当たらないです。
スターウォーズって僕にとってはそんな映画です。
シテヤラレタ!(@_@) の、最新作
「フォースの覚醒」のメイキングトレーラーも......
心が熱くなります。



この映画を創り上げている現場の映画人達からのさりげない、
でも嘘偽りのない響きを纏った心からの一言がまた、
僕の胸をグググッと揺さぶって来ます。



何も変わっていない。
全て変わったはずなのに、何ひとつだ


「それを望んでいたんだろ?」

「進化した技術を使っているが、
描かれているのは昔ながらの世界なんだ」

「これ以上の興奮はないわ。今でも信じられないの」

「ついに撮影初日だ。スターウォーズエピソード7の。
信じられるかい?」

「もう死んでもいい」

「私の人生はこの瞬間のためにあるのだから。
まるで天国のようだ」

「コスチュームの消耗は思ったより早かった。
出会う人全員がハグしてくるからね」

「古きよき日に戻り、昔からのやり方でやろう」

「J.J.は血の通った映画を目指している。
私達は砂漠にいる。本物の砂漠だ」

「だってスターウォーズだぜ。燃え尽きるまでやるぜ」

「キャラクター達に命を吹き込むの」

「Xウィングやファルコン号を普通は作れないだろ?
毎日がごきげんさ」

「立ち止まり、深呼吸して。ゆっくりと。
そして、恐れてはいけない」

「伝説の人達と一緒にいて、
これから伝説となる人達とも一緒にいる」

「この作品は皆の愛と情熱のたまものだ。
スクリーンからそれを感じるだろう」

「皆にとって大切な作品よ。
劇場での興奮が手に取るように見えるわ」

「スターウォーズは皆の人生の、歴史の一部だ。
それに関われて光栄だ」



そーですの。
ええ。そーでしょうよ。
スゲーですよ。幸せでしょーよ。
あー羨ましい。
あー、どんぶりこー、どんぶりこー。

しかし、スゲー宣伝だな。マッタク。
公開前にメイキングなんて。
上手いな。嫌味も無いし。
この映画しかできない手法だな......ズルイなぁ(T_T)
でもやっぱり良いフィルムだな。これ。

僕らの世界だったら、
音楽の道を志した憧れのあのアーティストのステージを一緒に作れる!
曲を一緒に作れる!
といった時の感慨に似ているのだろうか.......どうなのだろ......
でもスターウォーズは全世界的なもので、音楽だけでなくて、映像、
キャラクター、ゲーム、ノベライズ、アニメ......
とてもモンスターなビジネスであったりもして、
それは国境を超えた地球規模の「一つの文化圏」みたいなもので。
憧れとかというよりもっと大きな、何か.......
なんだろ?
もっと大きな感激があるような気がしてなりません。
生きて、伝説に関われている......という喜びというか。
そんな感じのイメージ。
このメイキングフィルムに映されている人達の中からは
そんな感覚が伝わってきたりもします。
なんだろ。
この「とてつもなく大きなモノ」って。


スゲーなぁ......


世界なんだなぁ......


宇宙なんだろうなぁ......



自宅の棚にある映画「STAR WARS=スターウォーズ」のDVD。
全巻。
新作公開前までに改めて全部見てみようかな.......
2014年の末。
まだこの映画の制作発表もなされていない時に記した、
この「星の時代」という記事も、
スターウォーズ公開!の話が出た時には

「ヤッパリ!」

などと思ってしまいましたが、でも、
本当に改めて、あらゆることが
「星の時代」に向かっているのではないかと思うのです。
スターウォーズの公開発表やココ一年で身辺に起こっている様々なことであっても、
それはもう、僕の中では確定的な感慨になっていたりもします。
以前も記しましたが、改めて、
ベートーベンも晩年にこんなことを言い残していました。


「金など求めず、星を求める生活をしなさい」


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SOMETHING

2015-10-08 22:49:03 | 凄い...映画/音楽/珈琲
———————彼女の仕草の中にある何かが、
他の娘には無いくらい僕を惹きつけるんだ。

君は僕に聞くんだ。
僕の愛は育つのかっ?て。

そんなこと僕にはわからない。
君が僕の傍にいてくれたら、
それはいつか見えてくるかもしれない。
僕にはわからないんだ。
そんなこと、僕にはわからないんだ。

今は、僕は彼女の傍を離れたくないんだ。
わかるだろ?
僕がどれくらい信じているかってこと。。



Something in the way she moves
Attracts me like no other lover

You’re asking me will my love grow
I don’t know, I don’t know
You stick around now, it may show
I don’t know, I don’t know

I don’t want to leave her now
You know I believe and how——————————



「サムシング」
言わずと知れた!?ビートルズの名曲です。
メンバーが横断歩道を渡る、
あまりに有名なジャケットのアルバム
「アビイ・ロード=Abbey Road」
に入っています。





激しい雨が降っていた先日、
車でFMを聞いていた時に流れてきました。
僕の中では、
数あるビートルズの名曲達の中でもトップ5!に入る、
お気に入り中のお気に入り曲。
こういう言い方をする時は大抵、
その5曲のどれもが1位みたいなモノで......
マサに甲乙なんてつけられないくらいの感じ。
そういう意味では
「この曲がビートルズの中で一番好き!」
と言ってもいいくらいのものであって。
大好きなのです。はい。(^^)



ここからの話はややマニアックな世界へ......と、
読者さん達の途中離脱はやむなしか......



なんと言ってもこの曲は、
ビートルズのリード・シングル曲の中で唯一となる
ジョージ・ハリソンの曲。
ジョンとポールの作詞、作曲ではないわけです。
でもって、
この曲の制作にはジョンが一切参加していなくて。
だからなのか?
プレイヤーとしてのメンバーの個性や腕が
自由に出ている感じがまたビレちゃうのです。

そして、とにかくベースが凄い。ヤバイ。
ポール・マッカートニーさんて
ベーシストとしても超一流なのだと思いますし。
この曲のベースラインなんて、もう、歌そのもの。
ベースなのに泣いてるし。
叫んでるし。
プイプイしてるし。
なんだこのラインは......
なんでこんな美しいラインを書けるのさ!?(゜Д゜;)
スゴ過ぎる。
普段自分が歌ってるリードボーカルをジョージが歌ってるもんだから、
暇過ぎて?
持てる力の全てをベースに注いでこーなっちゃったのか?
自分の曲じゃないから
「これ見よがし!」
に主張しまくったからこーなっちゃったのか。
なんにせよ、
僕はこの曲を聞いてベースを買ってしまった!
くらい感動しちゃったのです。
ええ。

しかも、
リンゴ・スターのドラミングも繊細で叙情的。
やっぱりポールのベース同様に歌っているかのようで。
優しいリンゴがとても自由に叩いている気もするのです。
生き生きと。繊細に。
いつも通りの無駄の無さもキチンとありつつもそんな感じだから、
またそこがヤバくて。
圧倒的な力を持つジョンとポールのイニシアチブでない曲だから?
なのか、
いつもより気遣いが少ないから?
なのか、
なんなのか。
数々のビートルズ曲の中でも際立った自在感。

で、ジョージの歌もなんかいい。優しい。
ギターソロも
「演歌ですか!?」
ってぐらいの情緒感。
「レノン=マッカートニーの曲でこんなフレーズ弾いてたっけ!?
隠してた!?腕?」
なんて思っちゃうくらいセクシーでメランコリック。
やっぱり自分の曲だから、
全てが自然とフィットしてきちゃうのでしょうか。
冒頭に記した歌詩もとても良いですし。ね。なんだか。



要するに、
ジョンの影が無い上にポールが完全に裏に回ると、
ビートルズってこんな曲を作るんだ、的な。
そんな驚きも新鮮さも含めて、
この曲は僕の中では特別な一曲なのです。
勿論、ジョンがいなければビートルズではないけれど。
ジョンがいなくてもちゃんとビートルズになるんだ!
っていう、そんなスゴさ。感激。



音楽って、最後はステレオで聴くことが多く。
それは、例えばイヤホンやヘッドホンなど、
右耳と左耳とで二つのチャンネルで聞いているということでして。
その「2チャンネル」ということがステレオということでもあり。
「1チャンネル」というのはモノラルのことであって。
ビートルズの音源の多くは、
実際はそのモノラルだったりします。

で、

多くの人が聴く、
そんなステレオかモノラルの音に落とし込む前には、
音楽は沢山のチャンネルに分かれていまして。
ドラム、ベース、ギター、ボーカル、コーラス、キーボード......
超簡単にこれだけ記してみても6種類もあります。
それらを一個一個丁寧に録音していくと、
楽器だけでも6つの「チャンネル=トラック」が出来ちゃうワケです。
そして、本気でポップ・ミュージックなどを作っていったら、
そりわもう大変な音数になる時もあるワケでして。
コーラスだけ考えてみても、
基本的な3声の積みと、
それを二人の人で録ったりしたら、
それだけでもう6チャンネル。
メインのボーカルトラックを加えたら7つ。
さらにお化粧なんかしたいもんだから、
オクターブ下の声や、
オクターブ上の声や、
ダブルやトリプルと呼ばれる、
同じメロディーを同じ声で重ねて録音などしていったりなんかすると......
そんなボーカルトラックだけでも数十チャンネル。
加えて色んな楽器やら、効果音やら、
シンセサイザーの左右の音やら、
ドラムセットのバスやハットやスネアだシンバルだ、
部屋鳴りの音だ......
最近の音楽では1曲で100チャンネルを超えるようなことも
しょっちゅうあったりします。
仮に、某48人組アイドルグループのボーカルを
一人一人録っていったら、
それだけで48チャンネル=トラックになっちゃいますし。

で、

そんな沢山の「チャンネル=トラック」を、
皆が最後に聴く形であろう、
左右の耳用の「2チャンネルのステレオ」にまとめていく作業を
「トラックダウン」というワケです。
またの名を「ミックスダウン」。
録音した沢山のトラックを
一本一本減らしていく作業をするワケなのです。
一つ一つの音を丁寧に混ぜていく、
トテモ大変ポンチな作業。

それで、

この時に必要なことが「削る」ということ。
混ぜないで「使わないで捨てちゃう」という判断。作業。
精魂込めて、真剣に、丁寧に、
愛情満載で録音したアノ音やコノ音を!
そのプレイを!
お主はホーーーーーントにカットできるのか!!??ヾ(* ̄O ̄)ツ

って。

そーいう断崖絶壁に追い込まれることがよくあるのも、
このトラックダウンの時だったりします。
それは音楽だけでなく、映像作品でも、
企画書でも、お仕事でも、
はたまた、料理でも、酒造りでも、人間関係でも......
色々なところであるようなことだとも思いますが......



「それでもチミわソレをカット出来るのかぁぁぁ!?」



「アチキわスパッとやっちゃうよーーーん( ̄ー ̄) ニヤリ」



って、
簡単にやるエンジニアさんなんかは本当に優秀さんで。
信頼しちゃいます。
まったく。ええ。



そんな時は、大抵、
アレンジャーさんは涙目ですけど。ね。ええ。



話は戻って
「ザ・ビートルズ=THE BEATLES」の名曲
「Something=サムシング」。
そんなミックスという部分で言っても、
美しき仕上がりを持つ一曲だと思うのです。
静かな曲調なのに音圧もシッカリとあって、
ラウドな曲に並んでいてもちゃんと負けずに聞ける。
曲のピークに全体の音圧レベルを合わせていくような、
そんな感じにも職人技がピカッと光っているミックス。

「でもさ、そんな曲、沢山あるやんけ!」

と。当然そーいう声もあるでましょ。
それはそうです。
名曲に名ミックス。
付き物で。
沢山あります。
しかし、
いやいや、
この曲には世紀のトラック・ダウンがあるわけです。
僕的には。
ソレはビートルズにしかでき無い、
偉大なるトラック抜き=トラック・ダウン。

そうです。

もちろん、

その抜いたトラックは......

アノ!

「John Lennon=ジョン・レノン」

彼の存在を曲の中から綺麗にダウンしちゃってる代物!
ってなわけなのです。
ジョージ・マーティンのプロデューシングも含めて、
それが全てにおいてポジティブに出ているところがスゴイ点だと思うのです。
まぁ、この曲のレコーディングの時は、
もうバンドは解散状態で、
ただ単にジョンがこの曲には無関心で参加しなかった......
という事実もある様なのですが。
それでも、すごいなぁ......と、
僕は思うのです。

「偉大な男がいない事が、
かくも偉大なる曲を生んだのか......」

僕はこの曲に、
そんな「抜きの美」を見いだしたりもしているのです。

「偉大さというものが何かを阻害しているようなことが、
時にあるのかもしれない」

そんなことも、
この曲を聴いているとフト思ったりもするのです。
それは、偉大なる人間がいて、
初めて出来るようのことだとも思いますが。
本当に人の関係というのは難しく、
不可思議なものだとも思います。

大好きな曲なのです。

「サムシング」(^^)♪


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ピアノソナタ 第32番

2014-11-18 00:08:17 | 凄い...映画/音楽/珈琲
僕の住んでいる関東平野の南の方では、
ココ数日で一気に冬の空気となりました。

出雲の神様会議が終わったからかなっ!?(*゜ロ゜)ノ

......なーんつって。。

でも、寒さと共に空気は清廉さを増して。
夜空の星々も綺麗に見えてきました。(*´ー`)
雑多な空気を排出する首都圏ですので
「降り注ぐような満天の星が......」
とはいきませんが、
それなりに他の季節よりは星がキラキラと輝いて見えます。
そんな星空の下に佇んでいると、時折、
頭の中に音楽が流れ出す様なこともあって。
その音楽は時々の生活や状況、年齢などによって違ったりもするのですが、
ある頃から、何故か?
幾つかの「ピアノ曲」に絞られる様になってきました。最近では
「これが満天の星空の下で聴く至高の一曲なんだろーな。。」
と思えている曲があったりもします。



ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig Van Beethoven)

ピアノ ソナタ 第32番

特に、

第2楽章。



クラッシック・ファンには言わずと知れた名曲中の名曲だと思いますが、
僕にとっては満天の星空の下で聞きたい曲No.1です。(^_^)
この曲を星空の下で聴いていると、
なんだか、僕は、「天の器」の様なモノに乗せられて。
沢山の星々と一緒にクルクル......と、
メーリーゴーランドのように宙空を飛び回されているような気がして来ます。
ユッタリと意識が外に溢れ出し、
様々な記憶がセピア色からカラーへと鮮明さを増し、輝き。
生まれてから今に至るまでの歩みを想い出し、再訪し、触れて。
やがて闇とも光ともつかない空間で、
僕は「無」みたいなものを見つめていたりします。



心地良し......

時々......

どうしてか!?

の......

涙......も......



ベートーヴェンが最晩年に書いた、キャリア最後のピアノ曲。
彼はいったいどんな気持ちでこの曲を書いたのだろうか。
彼の人生って、いったいどんなものだったのだろうか。
考えてもアマリ意味が無いかもしれないそんなコトに想いを馳せてしまうのは、
この曲の中には深く入り込んでいる
「魂」みたいなものがあるからなのだろうか。
広大で無辺な宇宙の片隅に一人ポツンと浮かび、漂っている僕に、
無限の星々が降り注ぎ話しかけてきてくれるような......
そんな気持ちにもなれる曲。



「これは、あなたのために書いたのではありません。
後世のために書いたのです」



ベートーヴェンが遺した言葉。
音楽と共に冬の夜空から響き降りてきます。
音楽家でありながら耳が聞こえないというハンデを背負い、
それでも時代を超える数々の名曲を生み出した苦悩の天才。
異端児。

画家で言えばゴッホか?
その場合モーツァルトはピカソか......

1770年。ドイツの地に生を受けた彼は、
宮廷歌手で酒乱でもあった父から
「虐待」とも言える音楽の英才教育を受け。
幼い頃から様々な演奏会の場に立っていました。
16才の頃。憧れだったウィーンに出掛けていき、
そこでモーツァルトに出会い師事するも、母の病気で帰郷することとなり。
以来、しばらく、
酒乱から依存症にまでなってしまっていた父の代わりに一家の生計を担い、
貧困に喘ぐ生活を続けていたそうです。
しかし、そんな中でも彼の才能に目をつける人は沢山いて。
1792年にはハイドンに呼ばれ、念願のウィーンに移住。
都では「凄腕の即興ピアノ演者」としての名声を得ました。
しかし運命は再び彼に苦難を与え、
20代後半からは持病であった難聴の悪化が急速に進み、
思うような仕事も生活も出来なくなっていきます。
音楽家としても生活者としても危機的な病状。状況。
深い絶望と共に彼は自殺を決意。
遺書を書き記しました。
それが今に残る有名な
「ハイリゲンシュタットの遺書」
1802年。ベートーベンが31才の時のことでした。



「――――自ら命を絶たんとした私を引き止めたものは、
ただひとつ “芸術” であった。」



遺書にはそんな言葉も記されていました。
しかし、そんな遺書を書いたことで、
彼の中の「何かが整理された」のか?
何かの覚悟が定まった」のか?
彼は自殺を思いとどまり、その後、
40代で全聴覚を失いながらも次々と
数多の名曲を生み出し続けていきます。



「神がもし、世界でもっとも不幸な人生を私に用意していたとしても、
私は運命に立ち向かう」



「苦悩を突き抜ければ、歓喜に至る」



絶望的なまでに荘厳な和音が鳴り響く名曲「運命=交響曲第5番」も、
天上で鳴り響く歓喜の旋律の如き「だいく=交響曲第9番」も、
こんな言葉や心でもって、
この世に「生」を受けて来たのでしょうか。



「さぁ皆さん!拍手を!
喜劇はこれで終わりです」



ベートーベンがこの世を去る間際に残したと伝わる言葉。
皮肉なのか、本音なのか。
少なくとも、「喜劇」という言葉にかかっているであろう途轍も無い悲劇に、
僕は魂の重みのようなものを感じたりもします。



僕の好きな「ピアノソナタ 第32番」の「第一楽章」の方は、
実は、美しき星空にそぐわない少々強く険しい音で始まります。
それは雷鳴が轟き、
高い山々の峰に大粒の雨と風が降り注いで来るような印象。
山々の峰に降り注いだ雨は、やがて地中から湧き出し、流れ出し。
アチラコチラにぶつかり、当たり、散らされながら野山を彷徨います。
そして、谷に落ち、集まり、急流となって山の斜面を駆け下りていきます。
どこか行きたい場所があるかのように。
行きたい場所があるのだけど、それがドコなのかわからない......かのように。
まるで、意志を持った転がる石のように。
雨水は湧水とともに小川となり、渓流となり、滝となり、岩を削り。
少しづつ大きな川となって流れ続けて行きます。
やがて傾斜のなだらかになった山裾に出て、
そこで少したおやかで清らかな流れとなり。
時に立ち止まり、淀み、佇み。
たくさんのモノや生物、動物や人にも触れていきます。



星空の似合う「第2楽章」というのは、なんとなく、
そんな辺りから始まる楽章。



平野に入り、穏やかで大きな河となった水たちは、
そのままゆったりと、大きく、しかしリズミカルに流れていきます。
キラキラとした果てしなく広がる海へと流れ、注いでいきます。
海に混じりゆくその水は......
ちょっと汚れてはいるけれど、穏やかで、楽しそうで、
嬉しそうな、満足そうな。
でも、どこか少しだけ寂しそうな。

「ピアノソナタ 第32番」というのは、全体では、
僕にとってはそんな「水の旅」のような旋律と響き。
そして、それが、
そんな水のイメージが、
そんな水の一粒一粒が、
飛沫(しぶき)の一粒一粒が、
どうも「星」のように感じられてしまったりもするのです。

それはたぶん、天の川。

天の川の旅路。

キラキラと飛び散る水の粒子が、
夜空に輝く無数の星のようにも感じられ、聞こえてもくるのです。
水の旅のごとき「ピアノソナタ 第32番」は、また、
冬の夜空に輝く綺羅星たちが地上に降り注いで来るかのような、
僕にとってそんな曲でもあるのです。



「金など求めず、星を求める生活をしなさい」



そういえば、
ベートーヴェンはそんな言葉も遺していました。



「シモーネ・ディナースタイン=Simone Dinnerstein」さんの
「ザ・ベルリン・コンサート=THE BERLIN CONCERT」
星の如く沢山出ている「ピアノソナタ 32番」の録音盤の中でも、
特に大好きな、僕にとって特別な一枚。
燃え盛る炎のようなエネルギーを湛えるベートーヴェンの音楽は、
繊細でたおやかな女性の演奏家の方が美しいバランスになるのかもしれません。
モーツァルトの女性の様な繊細さは、
男性の力強さによって増幅されるような感覚があるのですが、
それと真逆のイメージでしょうか。
そんな感じで僕はこのディナースタインさんのアルバムのトラック22、
「ピアノソナタ 32番 第二楽章」がとても好きなのです。
ライブ録音のこのトラックは演奏を聴く人々の万雷の拍手で終わります。
シン......とした冬の夜空に、星、降り注ぐ演奏(^^)


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