......そんな北海道、浦河町。
前回記した理由もあって、
その地名を聞くだけでビビってしまう僕さんは、
信長さんの鍔をギュッと握りしめ、
おパンツを無意味にキュッ!と引き上げつつ、
物語は「6」へと続いて行くのです(*´ー`*) オハズカチィ......
浦河町は、
昆布や競走馬の育成で有名な日高町や新冠町(にいかっぷちょう)の先、
千歳から海沿いの道を襟裳岬(えりもみさき)へと走った辺り。
北海道の湘南と言われるくらい年間を通して暖かく、住みやすく、
美しい山海に囲まれる地。
古来より多くの人々が住んでいた場所。
故に、それなりの深い歴史もあります。
「サラブレッド銀座通り」なる名前の道も。
海岸には日高昆布が一面に並んでいます(^^)本当に豊かな地。
そんな浦河町への道すがら、
イキナリのハイライト!的立ち寄りポイントが......
静内川(しずうちがわ)。
旧名は「染退川(しべちゃりがわ)」。
江戸時代。
松前藩の人道を外れたアイヌへの搾取に対し立ち上がった英雄、
シャクシャインさんの拠点となっていた場所。
この川の辺り。
海に突き出た丘陵の上にあるシャクシャイン軍の砦
「シベチャリチャシ」。
「チャシ」とは「砦」のことで、
別名「シベチャリ砦」とも、「シャクシャイン砦」とも。
今思えば「鍔とアイヌ 2」で記した阿寒湖の話の辺りから、
さりげ無く神々からの「サイン」が出されていた
アイヌの英傑シャクシャインさん。
徳川幕府体制下、対アイヌ民族との交易権は「松前藩」が独占。
アイヌ民族は鉄製品や漆器、酒や鮭、鷹羽、昆布など、
北海道の豊かな産物を交易品としていました。
しかし、
幕府権力を後盾にした松前藩はこの交易を次第にアイヌに不利な形へと変化させ。
1665年には「搾取」と言ってもいい形となっていました。
この頃の記録では、子供を質に取るようなことまでしていたようです。
そんな横暴な松前藩の政策に対し、
全アイヌを統率し蜂起したのがこの地の酋長であったシャクシャインさん。
そこで、松前藩は和睦を訴え。
会合に招き寄せたシャクシャインを、その酒席で!殺害。
その他のアイヌの首長達も同じく、この酒席で惨殺。
信じられない程卑劣な手を使い、翌日には、
リーダー陣を失ったシベチャリの砦を襲い陥落させました。
そんな歴史を持つこの砦には、予想していたとはいえ、やはり、
今も血に染まったアイヌの皆さんの無念なる空気が色濃く漂っています。
信長さんの「鍔」のチカラがなければ、
アイヌの龍神さんと神々の支えがなければ、
僕は決してココには来れなかったと思います。
この地に立つ、英傑、シャクシャインさんの像。
哀悼の気持ちを示すべく......心ばかりのお酒を......
争いは......
もう、たくさん......ですよね......
権力者の嘘はもうたくさんですよ、ね......
この国は、少しは良くなっているのでしょうか?
シャクシャインさん。
あなたの命をかけた行動に、
示した勇気に、
僕らはちゃんと報いれているのでしょうか......
ホロリと、涙がこぼれました。
この砦の中で最も陰気が強かったこの城趾石碑にも......ギュッと、
胸が詰まります......
この石碑の前にいる時に、横浜のプリリンねーさんからまた奇跡の電話が......
「あ、もしもしー。。今、シャクシャインのとこでしょ!?」
「そー。なんか、切ないな。泣ける。
ズルイ人が多かったんだね。松前藩の役人は......」
「大変なの。。」
「ん?何が?」
「鼻血が出たの。さっき。突然。
汚血みたいな、ドロっとしたドス黒い血。
邪馬台国(いつか記します......)の時みたいな......」
「マジか!?やっぱり?
俺がシャクシャインさんと
城趾石碑にお酒と祝詞を捧げていた時じゃないかな......」
「そーだと思う。でも、今、とてもスッキリした。
良かったと思う。何か晴れた感じ」
「そう......だといいけど。。大丈夫?」
「大丈夫。もう止まったから。これから行くの?浦河?」
「行くよ。ここまできたら行くしかないし。
アイヌの神様の守護も強く感じるし。
邪馬台国の時と全く同じだな。
血は血で禊ぐんだろうな。
ねーさんの鼻血でダイブ禊げたようだね......だから大丈夫だよ」
「行ってらっしゃい」
「はいよー」
僕は何とも言えない胸の苦しさを抱えたまま、
シャクシャインさんの砦を後にして、
そのままアイヌの神々と信長さんの鍔に行くように言われた目的地
「浦河神社」へと向かいました。
浦河町に入ると、直ぐに僕の目に飛び込んできた気になるモノが......
「あ、アレ......か......佐藤愛子さんの別荘......間違いないな......」
マニアには!?有名な佐藤愛子さんの別荘。遠影。
やっぱり、一目瞭然......
本来建ててはいけない所に......
建っちゃってます......
「この地のためにも、行かないとな......
チーセーけど、出来ることやろう......」
僕はそんな決心を新たにして「浦河神社」へと向かいました。
その愛子さんの別荘が立っている丘の下を通り過ぎようかという時......
僕は車の急ブレーキを踏みました。
ソコには一つ、圧倒的に気になる神社があったのです。
僕はそれをスルーすることが出来ませんでした。
それは、愛子さんの別荘が立っている丘の麓。
国道沿いに立つ小さな村の神社。
「東栄神社(とうえいじんじゃ)」
ここも......大変なところ......だな.......と。
愛子さん......本当に大変だったんだな、と。
しかし、砦に伺った後から、
僕の背中にはシャクシャインさんの力が強力に宿っている様に
感じられてもいます。
砦には寄るべくして?寄ったのか......
この地は、回る順序が大事なところなのか......
......次回「7」へと続きます(^^)
前回記した理由もあって、
その地名を聞くだけでビビってしまう僕さんは、
信長さんの鍔をギュッと握りしめ、
おパンツを無意味にキュッ!と引き上げつつ、
物語は「6」へと続いて行くのです(*´ー`*) オハズカチィ......
浦河町は、
昆布や競走馬の育成で有名な日高町や新冠町(にいかっぷちょう)の先、
千歳から海沿いの道を襟裳岬(えりもみさき)へと走った辺り。
北海道の湘南と言われるくらい年間を通して暖かく、住みやすく、
美しい山海に囲まれる地。
古来より多くの人々が住んでいた場所。
故に、それなりの深い歴史もあります。
「サラブレッド銀座通り」なる名前の道も。
海岸には日高昆布が一面に並んでいます(^^)本当に豊かな地。
そんな浦河町への道すがら、
イキナリのハイライト!的立ち寄りポイントが......
静内川(しずうちがわ)。
旧名は「染退川(しべちゃりがわ)」。
江戸時代。
松前藩の人道を外れたアイヌへの搾取に対し立ち上がった英雄、
シャクシャインさんの拠点となっていた場所。
この川の辺り。
海に突き出た丘陵の上にあるシャクシャイン軍の砦
「シベチャリチャシ」。
「チャシ」とは「砦」のことで、
別名「シベチャリ砦」とも、「シャクシャイン砦」とも。
今思えば「鍔とアイヌ 2」で記した阿寒湖の話の辺りから、
さりげ無く神々からの「サイン」が出されていた
アイヌの英傑シャクシャインさん。
徳川幕府体制下、対アイヌ民族との交易権は「松前藩」が独占。
アイヌ民族は鉄製品や漆器、酒や鮭、鷹羽、昆布など、
北海道の豊かな産物を交易品としていました。
しかし、
幕府権力を後盾にした松前藩はこの交易を次第にアイヌに不利な形へと変化させ。
1665年には「搾取」と言ってもいい形となっていました。
この頃の記録では、子供を質に取るようなことまでしていたようです。
そんな横暴な松前藩の政策に対し、
全アイヌを統率し蜂起したのがこの地の酋長であったシャクシャインさん。
そこで、松前藩は和睦を訴え。
会合に招き寄せたシャクシャインを、その酒席で!殺害。
その他のアイヌの首長達も同じく、この酒席で惨殺。
信じられない程卑劣な手を使い、翌日には、
リーダー陣を失ったシベチャリの砦を襲い陥落させました。
そんな歴史を持つこの砦には、予想していたとはいえ、やはり、
今も血に染まったアイヌの皆さんの無念なる空気が色濃く漂っています。
信長さんの「鍔」のチカラがなければ、
アイヌの龍神さんと神々の支えがなければ、
僕は決してココには来れなかったと思います。
この地に立つ、英傑、シャクシャインさんの像。
哀悼の気持ちを示すべく......心ばかりのお酒を......
争いは......
もう、たくさん......ですよね......
権力者の嘘はもうたくさんですよ、ね......
この国は、少しは良くなっているのでしょうか?
シャクシャインさん。
あなたの命をかけた行動に、
示した勇気に、
僕らはちゃんと報いれているのでしょうか......
ホロリと、涙がこぼれました。
この砦の中で最も陰気が強かったこの城趾石碑にも......ギュッと、
胸が詰まります......
この石碑の前にいる時に、横浜のプリリンねーさんからまた奇跡の電話が......
「あ、もしもしー。。今、シャクシャインのとこでしょ!?」
「そー。なんか、切ないな。泣ける。
ズルイ人が多かったんだね。松前藩の役人は......」
「大変なの。。」
「ん?何が?」
「鼻血が出たの。さっき。突然。
汚血みたいな、ドロっとしたドス黒い血。
邪馬台国(いつか記します......)の時みたいな......」
「マジか!?やっぱり?
俺がシャクシャインさんと
城趾石碑にお酒と祝詞を捧げていた時じゃないかな......」
「そーだと思う。でも、今、とてもスッキリした。
良かったと思う。何か晴れた感じ」
「そう......だといいけど。。大丈夫?」
「大丈夫。もう止まったから。これから行くの?浦河?」
「行くよ。ここまできたら行くしかないし。
アイヌの神様の守護も強く感じるし。
邪馬台国の時と全く同じだな。
血は血で禊ぐんだろうな。
ねーさんの鼻血でダイブ禊げたようだね......だから大丈夫だよ」
「行ってらっしゃい」
「はいよー」
僕は何とも言えない胸の苦しさを抱えたまま、
シャクシャインさんの砦を後にして、
そのままアイヌの神々と信長さんの鍔に行くように言われた目的地
「浦河神社」へと向かいました。
浦河町に入ると、直ぐに僕の目に飛び込んできた気になるモノが......
「あ、アレ......か......佐藤愛子さんの別荘......間違いないな......」
マニアには!?有名な佐藤愛子さんの別荘。遠影。
やっぱり、一目瞭然......
本来建ててはいけない所に......
建っちゃってます......
「この地のためにも、行かないとな......
チーセーけど、出来ることやろう......」
僕はそんな決心を新たにして「浦河神社」へと向かいました。
その愛子さんの別荘が立っている丘の下を通り過ぎようかという時......
僕は車の急ブレーキを踏みました。
ソコには一つ、圧倒的に気になる神社があったのです。
僕はそれをスルーすることが出来ませんでした。
それは、愛子さんの別荘が立っている丘の麓。
国道沿いに立つ小さな村の神社。
「東栄神社(とうえいじんじゃ)」
ここも......大変なところ......だな.......と。
愛子さん......本当に大変だったんだな、と。
しかし、砦に伺った後から、
僕の背中にはシャクシャインさんの力が強力に宿っている様に
感じられてもいます。
砦には寄るべくして?寄ったのか......
この地は、回る順序が大事なところなのか......
......次回「7」へと続きます(^^)