雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ウナギクライシス 10

2021-07-28 00:14:50 | セツナイ
この酷暑の中で行われているオリンピックの屋外競技って......
夏の甲子園並みに選手のことが心配になってしまいますが。
寒い国から来ている選手も沢山いますし、
委員会は懸命で明瞭な対応をしてくれたらたらいいなぁ、と。
切に思うのです。
ただ、開会式の内容とか、
選手村のベッドがエコ大義のダンボールとか、
シャワールームやお部屋の天井が低すぎるとか、
世界中のメディアが集まるプレスセンターの食事が酷すぎるとか、

もう......

今回のオリンピックでは世界での評判も
酷いものが沢山目につきだしてもいて。
都合の良いニュースばかりを出したり、見ていては、
真実など決して見えないわけで。
この国の為政者達のイベント運営スキルとか、
事前の事情説明力や情報発信力とか、
恥ずかしいやら、悲しいやら。
熱海市の不法投棄土砂の看過にしても同じく、
何十年と続いた「事なかれ主義」の成れの果てと言いますか。
いつもその場しのぎばかりで、
わかり切っている未来すら見通すこともできず。
見えていても、見ようとしない。
批判ばかり気にして、批判ばかりして。
本質的なことに対応できない、しない。
本当は、この国の民間には凄い力も実力もあるはずなのです。
それなのに、先進国と言われる中では、
最早どん底にまで落ちたのではないか?
とも思えてしまう行政やメディア、社会の構造と精神性。
経済至上主義。
組織票やお金のある人や大企業が偉いのだ主義。
成功者の富の分配は最小限にしとくよモード。
SNSで一億円を配り、大食い番組は雨あられ。
セレブな家には表敬訪問番組で、成功像のイメージ確認。
選手村の建設ではいったいどれくらい?
ゼネコンや発注者や諸々の人々が中間マージンを抜いたのか。
抜いた分天井が低くなったのか?
ダンボールベッドになったのか?
TVや冷蔵庫が申請制になったのか?
大柄なスポーツ選手のことを思うより、
五輪後に一般セールスすることに注力したから間取りや
何やらが小さく、部屋数も多くなってしまったのか?
メダル獲得!の歓喜のニュースとは裏腹に、
この国のあらゆる病枢が全て露呈しているかの様なオリンピック。
僕にとっては本当に、心底落ち込むことばかりのオリンピック。
勿論、選手の活躍には嬉しく学ぶようなことも多いですが、
これだけ心がグレーで、
熱中度が薄い大会は初めてなのです。



......ま、僕さんは変わり者ですし、
こんな人はほぼいないのでしょうけど......?ね。



僕個人に関しては、
あちこちで非難もされている、
ビートたけしさんが夜の情報番組で大胆に言い放った
開会式に関する言葉に同感であったりします。
ただ、ここで台風「8」号も登場で。
気温に関しては天の計らいで少しは涼しくなるのでしょうか……
ま、そんなこんなの暑い夏には
「土用のうなぎ」
さんでも放り込まないとやっていけへん!みたいな。
最早、絶滅危惧種のウナギさん。
この国のクライシスの一つ。

あぁ!
憧れのうなぎさーーーーーーん!!
かもーーーーーーん!!(=゚ω゚)ノ



今回はきんし重!
なぜなら卵焼きも食べたいから!
その元祖!本家!
滋賀県、大津市は逢坂山の逢坂の関にある
「逢坂山かねよ」さん。(*´ー`*)





緑豊かな広い庭の中に「離れ」的な雰囲気で佇むお店とお部屋。
お忍び感も満点ですの。( ̄∀ ̄)ええ。
きんし重発祥の物語もかわゆい漫画になっていたり。



逢坂という地に関しては、この
逢坂徒然
という過去記事を見て頂けると色々と興味深い?かと。ええ。
ちなみに、このお店の暖簾分けで、
ちょっと絶縁状態?と伺っているお店が、
京都市内、新京極の横道にある「京極かねよ」さん。
京都らしいお店の佇まい。



コチラは重でなく丼です。
きんし丼。
賑わう街のお店らしくインパクト重視!な佇まい。



卵をかき分けないと見えないウナギさん。



お腹もいっぱいになったところで、最後に、
気持ちもイッパイイッパイになってしまう、
一部メディアがスッパ抜いた切ない五輪関係メールなぞを。
本来、五輪開会式の演出執行責任者であった
振付師で演出家のMIKIKOさんが式の簡素化を理由に解任された際に
某広告理店やオリンピック委員会の人達に当てたというメール。
様々な人に蓋をされてしまったメール。
280ページにも及ぶ彼女のチームのプランは、
当初IOCも絶賛していて、
リハーサルにまで入っていたとのことなのですが......
その辺の真偽はともかく、それより何より、
彼女のメールには悲痛な言葉が並んでいました。
同業世界に生きる人間として、
目は、そむけられません。



==============================
私以外のコアに関わっていたスタッフは延期の報告以降、
何の情報もなくただ一時停止していて再開を待っている状況です。
「1年の猶予を頂けたと思って前向きに捉えましょう」
という気持ちのまま止まっています。

去年の6月に執行責任を任命され、
全ての責任を負う覚悟でやってきました。
どんな理不尽なことがあっても、
言い訳をしないでやってきました。
それを一番近くで見てきたみなさんは
どのような気持ちでこの進め方をされているのでしょうか?

(中略)

でも、またこのやり方を繰り返していることの怖さを
私は訴えていかないと
本当に日本は終わってしまうと思い、書きました。
==============================



オワタのかぁぁーーーーーっ!?
今日は鰻さんの危機のお話ですからぁぁーーーーーっ!
あしからずぅぅーーーっ!(=゚ω゚)ノ



☆シリーズ過去記事☆
ウナギクライシス(蓬莱軒)
ウナギクライシス 2(野田岩、桜家)
ウナギクライシス 3(川豊)
ウナギクライシス 4(川豊)
ウナギクライシス 5(美登利)
ウナギクライシス 6(加茂、いずもや)
ウナギクライシス 7(新田うなぎ)
ウナギクライシス 8(新田うなぎ)
ウナギクライシス 9(鰻松)


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開会宣言

2021-07-24 20:18:13 | 美味い
オリンピックの影響で、
東京の道路は首都高を中心に交通規制だらけでして。
渋滞もアチコチで発生しまくり。
なんだか動きにくいのでやんす。
しかも、多彩なコロナーズがウヨウヨしてそうな空気感もあり、
動きにくいのでやんす。
加えて、いよいよ本格的な夏さんもやって来て。
暑いですし。
いっそう動けずダリりがちな僕さんなのです。
でも、そんな中で、去年は閉まっていた夏スポットが
今年はなんとかオープンにこぎつけてくれていたりもして。



大磯ロングビーチさんとか。



三浦半島、一色海岸に夏だけ出来る大好きな海の家カフェ
「Blue Moon(ブルームーン)」さんとか。
ほんの少し前迄は、まだアルコールも出せていたのですけど......





こちらさんのグリーンカレーが僕さんの夏の定番なんす。
このお店でコレを食べると夏が始まった気がするのでやんす。



富士山に沈む夕日も定番なんす。



学生時代からの我が心のよりどころ。(*´ー`)
そんなスポットに今年は超久しぶりに訪れることができました。
が、しかし、やぱーり暑い夏ですから。
食事は何かと冷たい蕎麦系なんぞに走っていたりもしてまして。
ええ。ええ。
最近、ハワイからいらしてくれていた名シェフ!
sakiさんにもお話していたお蕎麦屋「多賀」さんとか。
熱海の先、多賀という港町に佇む蕎麦の名店中の名店。







お蕎麦がサイコーなのは言わずもがな、
個数限定メニューで、開店後すぐになくなってしまう、
この蕎麦寿司さんもとても美味しかりけり。



定番のちょい甘「だし巻き卵」さんも絶品、絶対のメニュー。



プリリンねーさんにもお話したら、
「アッ!」
という間にいろんな人に広まってしまいまして!?
時ならぬ多賀ブームが到来ちう、の様な、気が……





いつも誰もいない地元の多賀神社さんも賑わって!?
いるとか、いないとか。
この神社さんと、
その脇を流れる清流があってのお蕎麦屋さん。



神様は本殿脇のコチラの方によくおりられまする。ええ。



それと......東京都心部ではここも大好きなんす。
九頭龍蕎麦(くずりゅうそば)さん。神楽坂本店。



mikoちゃんショップのある田町の方にもあります。
福井県名物の「越前おろし蕎麦」のお店なのですが、
二八(にはち)のざる蕎麦も絶品。丁寧な仕事。
舞茸の天ぷらが好きなんす。ええ。(*´ω`*)



竹の入れ物で出てくる蕎麦湯がなんだかイケますの。



「竹田の油揚げ焼き物」も定番メニュー。



勿論の、だし巻き卵さんもよろしかりけり。(●*´Ч`)Ь...☆



あとは......
オリンピックで警察だらけの都心を抜けて、
涼しい長野県さんあたりで信州そばとか。
松本市内にある「みよ田」さん。



希少な木祖村産の蕎麦粉を使用しているお蕎麦。
素人でもわかってしまう蕎麦の香り。
素晴らしきかな。









そんなお蕎麦をすすりつつ、
オリンピックの開会式に関しては......
もう、話す言葉など持ち合わせてはいませんが......
天皇陛下の開会宣言には、かなり、
「ビビビッ!」
とキテしまっていまして。
「世界中でナニカが開幕したな......」
なんて気がしたのはアチキだけ?でしょうか。
空の上では沢山の宇宙ゲストさん達も眺め見ていたような。ええ。
「この後、姿とか見せちゃうのだろうか......?」
とか。なんつって。ね。
アチキにはとても響く宣言でした。ええ。



スイスの世界的時計メーカー「オメガ」さんの
オリンピック関連の広告動画
「Timekeeping and tradition: OMEGA meets Japan」
某広告代理店的センスと、
全方位への気遣い力が満点だった某国の開会式映像より、
想像美と敬意に満ち溢れていて魅了されました。
他国に見い出されないと認識できない自国や自身の美......
それはいいことなのか?どうなのか。


☆蕎麦関連過去記事☆
玄蔵...「高麗徒然 3」「最近思わず...
湧水...「三鷹徒然」「虹の剣
三國屋...「草津徒然 2
かない...「草津徒然 2」
やすらぎ亭...「草津徒然 2」
泉...「ランプの精の湯 6
芭蕉館...「邪馬台国徒然 4
巴町砂場...「砂場
南千住砂場総本店...「砂場」
虎ノ門砂場...「砂場」
うちのスタッフさんのお店...「欲求
名代歌乃茶屋...「ニコニコ(^^)BAR 14
竹やぶ...「鹿島徒然 3
Minatoya...「蕎麦ば☆バンバン
山灯香...「蕎麦ば☆バンバン」
萬盛...「蕎麦ば☆バンバン」
初代...「蕎麦ば☆バンバン」
室堂ターミナル...「立山徒然
玉川家...「鳩ノ巣徒然
さかい...「Yonda?
味処すさのお...「青き炎 4
伊吹野...「琵琶湖徒然
鴨神そば...「最近思わず...
彦(げん)...「箱根徒然
暁庵...「箱根徒然」
はつ花...「箱根徒然」
田中屋...「常連さん誕生
山麓亭...「三峯徒然 2
丸政...「八ヶ岳徒然
こまつや...「榛名徒然
なめとこ山...「IHATOV
こいけ...「ちーちーぶーーーっ!
玄武...「ソーダ水の物語 4
みたき...「川底は上下する
荒木屋...「遷宮のこころ


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なぜ君は総理大臣に

2021-07-20 00:37:42 | 面白い...映画/音楽
オタニサーーーン!(大谷翔平さん)
が出場したMLBホームランダービーと、
MLBオールスターゲームをTVで楽しませて頂きました。
少々前のお話ではありますが、
どちらも終始とても良い雰囲気だったように思います。
大谷さんが勝とうが負けようが、
活躍しようがしまいが、
見ていて自然と笑みが溢れてきたりして。
なんだかとても気持ちよかったのです。(^^)

......いいなぁ。

コロラド行きたかったなぁ。

満員のお客さんはマスクしてなかったなぁ。

楽しそーに騒いでたなぁ……

アメリカはもうアフター・コロナの世界っぽいなぁ。

ハワイも超!ニギヤカらしいしなぁ……

サッカーのユーロ大会の各スタジアムも
マスク無しの観客が満員で。
テニスのウィンブルドンも同じ様に運営されていたし。
ヨーロッパ諸国もどことなくアフターコロナな感じで。
なんだろうか。
オリンピックやコロナに延々と揺さぶられ続けている
この国の現状とを合わせて感じみるに、
どこかしら羨ましさ?
みたいな感情も湧いてきたりもして。

ま、そんな他の国々の真実にしても、
切り取られた一風景だけから判断や理解をするのは
間違いかとも思いますが。
ただ、少なくとも、
この国より格段にヒドイ感染状況下で、
異人種も多く入り混じる国民を動かし、理解させ、
スポーツイベントをあのレベルにまで持っていける政治力や
行政手腕やアイデアはこの国よりはあるのかなぁ……
とか思っちゃったりもして。
この国のコロナ禍状況は諸外国と比べても
決してヒドイとは言えないですし。
でも、だからこそ、よくわからないわけなのです。
このヒドイ閉塞感と倦怠感と絶望感はなんなのでしょうか?

なんでしょう。これ。

もしかして?実は、
これらの感覚はコロナ禍にではなく、
この国の政治や権力者に対して感じているもの?
なのでしょうか。
そんなことも思わされたりする今日この頃。



「なぜ君は総理大臣になれないのか」
大島新(おおしまあらた)監督。
全編を通じ監督自らのナレーションで紡がれていく
政治ドキュメンタリー映画で、
主人公は小川淳也(おがわじゅんや)議員。
元、総務省のエリート官僚で、
国会議員となった後は民主党→〇〇党→〇〇党→〇〇〇→
......コロナ禍……と、
そんな彼の歩みを追いかけていく内容。
インディペンダント作品としては、最近、異例の速さ?
でサブスクにも入って来ました。
Netflix (ネットフリックス) にも
Amazon Prime(アマゾンプライム)にも入ってました。
映画としては、まだ、
ほんの一年ほど前に単館系で公開されていたのですが、
その時はかなりのヒットを記録。
通常、単館系のインディー作品は、
全国の劇場や上映をしてくれる小さな館を細かく回りきるまで
たいてい一年ぐらいはかかったりするのですが、
その後もDVDなどのパッケージを出して、
そうして、いよいよサブスクへ......と。
そこまでは2年以上の時間がかかったりもするのです。
それが、最近は

「あっ!」

という間にサブスクにも入ってきてしまう感じ。
時代もビジネス構造も、
またドンドンと激変してきているようでして。

で、このフィルム。
見ていて、
所々熱いものがこみ上げてきてしまうのです。
大嫌いな!?
政治関連のフィルムなのに!です。

「僕さんが政治家さんに、
こんな感情を持ったことなど今まであっただろうか......」

みたいな。
とても良い作品ではないかと。
正真正銘のリアル・ドキュメンタリーですし、なので、
その中で語られるリアルな政治現場の言葉を
以下にも置いておこうかと。
それが一番!?
この映画の雰囲気が伝わるのではないのかなぁ......とか、
思うのでやんす。ええ。(^^)かしこ



============================
<いきなり!口の悪い!?信頼できる監督さんが、
大谷投手並みの真ん中高めの直球質問を
小川淳也議員に投げ込む>
———————まぁ、本当に、最近思うに、
なんで?こんな人達がね、政治家になった?
みたいな。
なって、しかもやってるの?
とか思うじゃないですか。
で、小川さん自身もそういう世界に、まぁ、10年以上いて。
はがゆくないのかな?とか。
なんか、嫌になっちゃったりとかしないのかな?
こんな奴らと、とか言ったら変ですけど。
ま、同じ代議士じゃないですか。
で、しかも与党と野党でいったら野党の側にいて、
嫌になっちゃわないのかな?
とかすっごい思うんですけど.......



<小川淳也議員の返答>
———————この10年よく思い浮かぶのは、
人生の八割は我慢。
残りの一割は辛抱
最後の一割は忍耐。

(中略)

いや、でもこのまま終わるはずないんじゃないかな、とか。
このまま終わってたまるか、とか。

(中略)

目先の党利党益にもっと仕えよう、とか、
貢献しようとか思わないと、
党内での出世ってのは非常に難しい。

(中略)

野党はといえばスキャンダル追及とか、
将来の話じゃなくて、
安倍さんがいかに悪いか、
という議論しかしていない。
============================



============================
<小川淳也議員談>
———————政治家がバカだとか、
政治家を笑っているうちは、絶対にこの国は変わらない。

(中略)

自分たちが選んだ相手を笑ってるわけですから、
絶対に変わらない、と、思ったんですね。



<その言葉を受けた監督さんの質問>
———————官僚で上り詰めたら、
その力は持てないんですか?



<小川淳也議員の返答>
———————できません。
絶対にできません。
絶対に、できません。
ようするに、役所のトップは誰かという問題でして、
形上は大臣なんですよ。
で、じゃ、大臣が変わったら変わるか?
というのが今の最大の問題で。
僕が役所で目の当たりにしてきたのは、
大臣というのはお客さんなんですよ。
会社で言えば、実権のない名誉会長みたいなものなんですよ。
で、役所のトップは事務次官なんですよ。
やっぱり。
社長なんですね。
事務次官より偉いのが役所のOBなんですよ。
そういう文化なんです。

(中略)

役所というのは本質的に、
面々と続く惰性と慣性の法則がすごく続いてるんです。

(中略)

僕らが目指さないといけない社会は、
本当に大臣が自分の責任で権限を発揮できる役所、
政府を作らないかんわけですよね。
それを、じゃぁ、どうしたらよいか?と。
============================



============================
<小川淳也議員の父、雅弘さん談>
———————猿芝居の世界やね。
============================



============================
<小川淳也議員談>
政治に必要なのはしたたかさだけなのか、
という無力感に襲われますね。
============================



============================
<小川淳也議員談>
何事も51対49。
でも結論は、
出てきた結論はゼロかイチに見えるんですよね。
51対49で決まったことが。
だから、うん、政治っていうのは、やっぱり、
勝った51が、
ま、よく言うんですけど、
勝った51が、どれだけ負けた49を背負うかと。うん。
勝った51が、勝った51の為に政治をしているんですよ。今。
============================



見終わって、
個人的に思ったのは、
このフィルムのタイトルは本当はこうなのでは?ないかと。



「なぜ誠実で大志もある人が権力者になれないのか」



もしくは、



「なぜ誠実で大志があるだけでは権力者になれないのか」



これは、
政治の話だけではないのだろうな、と。



無力感というものに対する無力感。



当たり前の話ですけど、
そんな感傷が浮かぶ様な人は、ま、
ほぼ!?総理大臣などにはなれないのでしょう。



それと、もう一つ、
このフィルムから強く感じられたのは、
国というものを支えているのは政治家ではないのだな、
という当たり前のこと。
働く僕ら一人一人、
様々な企業、
たーーーっくさんの有象や無象。
それが国なのだろう......と。
そんな当たり前のことの確認。
世界を変えていけるのは、
政治家という仕事だけでは決して無いな、と。
そういうことの確認。



そして、
何といっても、
圧倒的に感じることは、
立候補という形から始まる、
選挙システムや概念の古臭さ。



圧倒的に古い。



絶望的に古い。



その救いようの無い古臭さによって、
映像の中で淳也さんの愛娘さん二人がかけていた
「娘です。」
という選挙応援者タスキが、
僕には泣いているようにも見えたのです。


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耽美

2021-07-16 00:03:00 | 初めに、タイトルの話
音楽作品に関わるアートワークを詰めていったりする際に
「コンセプトを明確化する」
ということが必要な時があります。
特に、年単位で継続的に進めていくアーティストや
プロジェクトなどに関しては、
最初にソノ中心となる「軸」をある程度定めておかないと、
毎回、何やらバラバラな印象を与えるモノとなってしまったり、
表現者の個性が茫洋としたものとなってしまったり、
本来リアクションされるはずの無いユーザー層に
商品が向かっていってしまったり......と。
そんな部分をしっかりと、
行きたい軌道に乗せるためにやる作業とでも言いましょうか。
音楽そのものを作るのは勿論、
パッケージ全盛のいにしえの時代においては、
この辺の作業もとても大事なものであったりしました。
このブログのタイトルの元となった13歳の少女詩人
螢(ほたる)」
に関しても、
メジャーデビュー前に同様の作業を行っていたことがあるのですが、
その時に、僕は彼女に

「君の好きなものは何?」

という質問を徹底して聞いていました。
ある晴れた日の午後。
東京、恵比寿にあるオフィスビルの会議室。
アートワークに関する作業なので、当然、
敏腕アートディレクターであり、
デザイナーでもある「ちーさん♀」も一緒。
床から天井まである大きな窓から差し込んでくる太陽の光の元で、
三人でのそんな会話は進んでいきます......



「......ふんふん。
なるほろぉぉーーー。
絵画だとその辺が好きなのね。ほたるわ。ふーーん。。
......他に何かある?
螢の好きなモノって」

「くすもとさん」

「???
なに?
なんて?ほたる?」

「楠本まき」

「????(o゜ー゜o) チンプンカンプン」

怪訝そうな顔をしている僕の横で、

「あーーーー。
そこね。
わかる。
螢っぽいわ。うん」

と答えるデザイナーのちーさん。

「ちーさん知ってるの?
なによ?
楠本まきって?
知らん」

「漫画家よ。
少女漫画系だからUZMETは知らないと思うけど、
最近人気なのよ。
ね。螢」

「うん。
私好きなの」

「へーーー。。。」

「黒が好き。
あと、死の匂いがするとこ」

「ほーーーー。。。
どの辺のものが良いの?
今から買いに行ってくるよ。読んでみる」

「えーーーと、、、、
絶対読んで欲しいのは
“ KISS×××× ”

“ 致死量ドーリス ”
他も、読めたら全部」

「りょーかい!」

「でも、私はマンマではないよ。
好きなだけ」

「うん。うん。
わかった。とにかくまずは読んでみるわ。
じゃないと話にならんからな。
ちーさん、この後、
本買うの付き合ってもらってよい?」

「いいわよ」





1990年代の後半頃だったでしょうか。
「ゴスロリ」
という言葉が世間にチラホラと出だしていました。
「ゴスロリ」とは
「ゴシック・アンド・ロリータ(Gothic and Lolita)」
の略称で、ファッションやポップロック音楽世界を中心に、
一部のカルチャーシーンに強烈な影響を与えていました。
一般的にわかりやすいロックバンドさんだと

MALICE MIZER(マリスミゼル)
L'Arc〜en 〜Ciel(ラルク アン シエル)
PENICILLIN(ペニシリン)
GLAY(グレイ)
LUNA SEA(ルナシー)
Plastic Tree(プラスティック トゥリー)

......などなど。
今は「ビジュアル系」などとも言われている方々でしょうか。
そして、その辺の人達に話を聞くと、
勿論、全部では無いですが、かなりの確率で、
必ずと言ってよいほど出て来ていた方の名前が
「楠本まき」
シーンでは教祖とも仰がれる?ような漫画家さんでした。
蜷川実花(にながわみか)さんや、
萩尾望都(はぎおもと)さんも賛辞を送っているような方。
僕は、最初は螢に言われて読むこととなったのですが、
その世界観や美意識にはとても感じ入り、
シビレルものがあったことを記憶しています。
ジャンルというか、哲学的には
「耽美主義(たんびしゅぎ)」
と言われるものの中にあるものでしょうか。
そんなモノが、
「マンマではない」
と話してくれた螢の言う通り、
僕とちーさんが彼女のアートワークの裏に
認識できないスパイスの様に振り込んでいたもの。



「この絵の意味は美そのものだ。
存在することだけが、この絵の存在理由なのだ」



耽美主義を語る際に必ず出て来る
アルジャーノン・チャールズ・スウィンバーン
(Algernon Charles Swinburne)さんの有名な言葉。
とても潔い(いさぎよい)、良い言葉だなぁ、と。
そんなふうに覚えています。



実質、螢のメジャー唯一のアルバムとなる「わにがらヘビ」
片目が違う仕様。
下は、関係者のみに配られた貴重な!?
プロモーション専用ディスク。非売品。



このブログは2012年の7月14日から記し始めました。
最初はこのブログのタイトルの由来の話であって、
少女詩人「螢」にまつわるお話。
今回の記事は、それ以来、
9年を超えて10年目へと向かうものとなります。
よくもまぁ、続いているものだ、と。
思えば遠くにきたもんだ、と。
なぜか、とても他人事の様な気持ちなのですが、
スタートの時から見てくれている皆さんとの約束ですので。
1年毎のマイルストーン記事として、
今回も螢と過ごした時間の四方山話をそっと置かせてもらいました。
この後、10年!?続けられるかどうかはわかりませんし、
世知辛い世に出て働いている以上、立場上!?
書けることと書けないこととが半々ぐらいであったりもしますが。
これからも、ぬるく、軽く。
ぽよぽよとイイカゲンに頑張ってみます。
いつもクダラナイ記事を見続けてくれている皆さん、
本当にありがとうございます。
心から感謝しております。(^^)


☆「初めに、タイトルの話」カテゴリー記事リンク☆
雲と螢
雲と螢 2
雲と螢 3
おちあがるように
平原の丘
少女の手
Klimt,Schiele,Hotaru
厳しいトコロだった
無駄な人数
みんな...
マイルストーン
ギザギザ


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深浅、重軽。

2021-07-12 20:27:00 | 面白い
九州の大きな神社で神職を務めている
Mさんからラインをいただきました。



「今日、○○さんと元〇〇さんとお話をさせて頂き、
2年契約で “渉外宣伝部” という
新しい部署を作って貰うことになりました(^^)
2年したら解散予定ですが、
それまでに新しい神社の在り方の基礎ぐらいは出来るのかなぁ〜と。
ここでやりたいことはこの2年に集中させて頂きたいと考えてます。

(中略)

よろしくお願いします!(^^)」



さすがMさん。
なんだか大きな一歩を踏み出せたようで。
僕もなにやらとても嬉しくなるのです。
九州に行った時の楽しみもまた増えましたし。
至極閉鎖的な世界で新規業務を切り開くのは相当のことだったろうな.....
とも思えます。
類稀なるポンチキ力を持つMさんとは、
とかく様々な方面の話をするのですが、
少し前にもケッコウな話をしていたこともありまして。
それは神様や龍神様に関するエトセトラなことだったのですが、
主だったこととしては、
そんな不可思議世界における

「力点、支点、作用点」

のお話だったでしょうか。
Mさんのお話はなかなかにポンチキで小難しく!?
しかし、深く、浅く。重く、軽く。
何より、今の僕さんに一番足りないこととして、
胸が痛くなる様なお話もご先祖様や神様から
受けることともなりました。

「力の受け方とは」
「真の度胸」
「覚悟とは」

これ、
僕さんのようなチッサイ人間にとっては本当に難しく、
厳しい話でもありまして。
言われると、かなり、
ヒッソリと傷ついちゃったりもするわけなのです。
実際、例によって!?原因不明の痛みなどを
作用点として受けちゃったりもしちゃうわけでして。ええ。



シトシト雨さんが降り続く最近の梅雨の日々などは、
とかくお家にこもって、
コーヒー片手にサブスクで映像作品を見続けたり
するような時間も多いのですが、
そんな作品さん達を見ていても、
Mさんのラインや神様から頂いた言葉に関して、時折、
深く思いを巡らしてしまうこともあったりして。
特に

「覚悟」

といったものに関しては、
一流の俳優さん達から学ぶようなことも多く。
わかりやすいところでは、
最近記した映画「ノマドランド 」の女優
「フランシス・マクドーマンド」さんとか、
「全裸監督」というNetflix(ネットフリックス)
オリジナルドラマに出演している俳優陣の皆さんなんて、
本当にナイスですねー!って感じで敬意を抱かされました。ええ。
仕事柄、時折、俳優やタレントさん達のオーディションや稽古、
演技塾みたいなものの現場にいることがあったりもするのですが、
改めて、そんな場や作品の中にほとばしる彼らの決意や
覚悟といったもののチカラには色々なことを思わされるワケなのです。

きっと、

役柄と自分との境が消失してしまっている様な状況。

入り込んだ演技。

仕事。生き様。

一体性と両義性。

そもそも、生きることも演技なのか?

演技と生きることとは何が違うんだ?

演技も生きるってことで、

演技も自分ということで。

自分は演技ということで。

自分という個性すらも演技の内なのか?

いや、

演じている役も自分の一部ではないのか?

演じ切るということも、また、

生き切るということなのだろうか?

人生はドラマか!?

映画なの!?

主人公は自分だよね?

上手く入り込めた演技とかできてるのかな!?

監督や見る人はどー思ってんだろ?

......とか。なんだとか。

ま、僕さんに関しては、
まだまだ色々な試行錯誤と勉強の日々なのです。
悟りの日なんてほど遠いわけなのです。ええ。



上の写真は、
先日「スポンサー試写会」なんてことで使わせていただいた、
東京、渋谷にある「映画美学校」さんのユーロスペースですが......
冒頭に少しだけ記したMさんとの話に戻りますと、
僕がMさんの仕事話に関していつも強く意識していて、
話そうともしていることは、



「素人の発想、プロの仕上げ」



ということでしょうか。
僕らのような仕事世界ではとても大切なテーゼ?
とでも言いましょうか。
コンセプトとでも言いましょうか。
個人的にはとても大切にしている言葉です。
Mさんの活躍する世界ではどうなのか?
はわかりませんが、
Mさんと話していたことを一言でまとめるとすればコノことで。
思うに、この言葉をハッキリと僕に諭し、
教えもしてくれたのは、
以前勤めていた会社の「N社長」でしょうか。
誰がなんというおうと!?
本当に偉大な方です。
最初に言われた時から今に至るまで、
とても大切にしている言葉であったりします。
頑張ります。
つーか、頑張ってます。ええ。



——————なーーーーーーーーんて!



ね!



降り注ぐ梅雨の雨の様にグダグダなお話で。
とても申し訳なく。
今はオタニサーン!(大谷翔平さん)
ホームランダービー出場!を、
NHKの生放送で応援しよーかと
スケジュール整理を進めているのでやんす。
ええ。ええ。
覚悟を決めて応援するのでやんす。( ̄ー+ ̄)にやり。


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運!?

2021-07-08 00:03:36 | 凄い
数少ない明るい話題だからでしょうか......
MLB(メジャー・リーグ・ベースボール)の
大谷翔平選手の話が毎日飛び交っています。
日本人初のメジャーリーグホームラン王が誕生するのか!?
しかも!
投手でもキッチリ良い成績を残しながら!
メジャー史上でも初の!
今までありえなかったスーパーマンじゃね!?
的な盛り上がりで。
アメリカの野球界でも大谷選手の話で持ちきりなのだそうです。
本当に凄いことだと思います。

そんけい。しょうへい。(●´ω`●)

そんな翔平さんといえば、
個人的に思い出してしまうのは、
彼が花巻東高校の1年の時に書いたという目標達成シート。
知らない人もいるかとも思うので、
ネットでチョチョッと探してみたのですけど......
これです......



最初は、確か、
大手スポーツ新聞さんが記事にしたところから?
話題が広がったと記憶していますが......いやはや、
高校一年生でこんなシートを書くなんて......
当然、僕さんなんか圧倒的に無理っす。
つーか、高校1年の時なんてバカの有頂天す。
無敵のアホっす。
そんな頃に既にこんなことを!?翔平さん!?
運!とかって、ええええ!?
......なんていう衝撃を受けたこともよく覚えています。
それでもって、
やはり僕と同じ様に感じた方も沢山いた様でして。
その後はアチコチでこの大谷選手のシートが取り上げられたり、
拡散したりもして。
本とかにもなったのかな?
その辺はよくわかりませんけど。
とにかく、よくよく見直してみると......と、いうか。
いっぱしに働く様になったからこそ、
一応の大人さんになったから?わかることなのですけど、
これは、いわゆる

「フレームワーク」

ってなものでして。
その中でも基本的なものとされている

「マンダラチャート」

と呼ばれているもの。
3×3=9マスのブロックを9つ作って、
曼荼羅のようにフォーマット。
そのド真ん中のブロックの中心に
「自分の達成したいこと」
を書く。
達成したいことの周りの8マスには、
達成のために必要な要素を書いて、
その要素を周りのブロックの中心マスに展開。
今度は展開したその8個の要素を達成するために必要なコトを
それぞれの周りのマスに書いていく......といったもの。
自分の思考を整理、明瞭化できて、
具現化もしやすくなるというワーク。
ビジネス世界では結構普通に使われているもので、
僕らの仕事世界でも時折使うツールだったりもします。
このブログに時折出てくるスーパー・マーケッターで
大学教授のJさんなんてこの辺のエキスパートさんでして。
フレームワークの本などもこれまで幾つか出していたり、
アホな僕さんにもよくそんな様々なフレームワークを
教えてくれたりもするのですが......

......しかし、

何がスゲーって、

翔平さんがこれを書いたのが高校1年生の時であり、
書かせた人が花巻東高校野球部の監督さん!であった......
ということでしょうか。
そこに一番の驚きとウラヤマシさ!とを感じます。
高校一年生にこんな作業をさせるなんて......やっぱり、
今や野球の名門校ともなった花巻東高校の
佐々木洋監督というのはすごい人なんだなぁ、と。
痛く感心もしてしまうわけです。
すごい選手のそばには、必ず、すごいコーチがいるもので。
ほんと。すごいっす。
そんな素晴らしいシートなので、
見やすく文字補正などをしてネットに転がっているものを
ココにも貼っておこうかと。
僕さんも同じようなものを書いてみよーかなぁーーー......なんて。
ね。ええ。
あらためて。

食事、夜7杯!朝3杯!

ドンブリで!

って。ね。ええ。( ̄ー+ ̄)

菅総理も小池都知事も一度書いてみたらどうかと。ええ。



メジャーリーグ史上初となる投手とバッター両方での
オールスター出場が決まった大谷選手。
さらには、日本人初のホームランダービーの出場まで決まって。
そこでコメントを求められた現ヤンキースGMアドバイザーの
松井秀喜さんがメディアに寄せたコメントがまたイカシてるのです。
ゴジラ松井さん。
素晴らしいお人柄だと思わされるわけです。



===============================
大谷選手の驚異的なホームランのペースに、
ただただ感嘆しております。
彼が持っていた素質に加えて、
バッティングへの探究心やトレーニングが、メジャーリーグ屈指の
長距離打者に成長させたのではないかと思っております。

私がヤンキースでプレーしていた時には、
ジェイソン・ジオンビー選手やゲーリー・シェフィールド選手、
アレックス・ロドリゲス選手らに囲まれていましたが、
彼たちのパワーに圧倒され、
私は「ここで長距離打者になるのは難しい」と感じていました。
しかし、今の大谷選手は完全にそちら側の選手になっています。

私にメジャーリーグにおいて長距離打者であってほしいと
願っていた野球ファンの方々は、
私のその姿を残念な気持ちで見られていたと思いますが、
今の大谷選手を見て、
とうとう日本人がメジャーリーグでも長距離打者となり、
スッキリされているのではないでしょうか。

また、彼はそれだけにとどまらず、
素晴らしいピッチャーでもあります。
野球の長い歴史の常識を変えた、唯一無二の存在です。
これからますます、大谷選手を応援されるファンの方々や、
彼のようになりたいと思う少年たちが増えると思います。

今後もファンの方々や少年たちの夢を背負い、躍動される姿を、
私も一野球ファンとして期待しております。
===============================



日本プロ野球の歴史。
そこから飛び出した野茂さん。
イチローさん、城島さん、上原さん、
松坂さん、田中マー君、ダルビッシュさん......などなど、
沢山の素晴らしい先輩や先人さん達がいて、
それで今の大谷選手に繋がる......
皆、自分のことにしっかり集中して、
無意味な他人の批判などはせず。
不条理で理不尽な世界や他者の影響もちゃんと受け止めつつ、
認めつつ、
ものともせず。

「私のその姿を残念な気持ちで見られていたと思いますが、、」

松井さんの殊勝さが光るコメントに、
僕はそんなことを思わされました。


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The Game Changer

2021-07-04 20:13:51 | 面白い...映画/音楽
周りでちょっと話題になっていたので、
Netflix(ネットフリックス)のオリジナルムービー
「ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実(The Game Changer)」
を見てみました。
ルイ・シホヨス(Louis Psihoyos)監督作品。
なかなか興味深くて、面白かったです。(^^)



菜食生活(ヴィーガン)を選択しているという
沢山の方々が出てくるのですが、
例えば......



アメリカ軍に格闘術を教えるほどの一流の総合格闘家である
ジェームズ・ウィルクスさん。

160キロ以上の自然地形を走る「ウルトラマラソン」の
トップランナーであるスコット・ジュレクさん。

女子100m競技のメダリスト、モーガン・ミッチェルさん。

39歳という、アメリカのオリンピック金メダリスト最年長記録を持つ
自転車競技のドッチェ・バウシュさん。

重量挙げ競技のメダリストで大柄な体を持つ
ケンドリック・ファリスさん。

世界最強の力持ちを決める「ストロングマン競技」の
世界記録保持者であるパトリック・バブーミアンさん。

F1レースのチャンピオンドライバー、ルイス・ハミルトンさん。

NFLのトップ選手であるデリック・モーガンさん。

他にもUFCファイターさんやプロボクサーさんや、
NFLやMLBのチームドクターさん。
消防士さんやパーク・レンジャーさん。
肉体がトレードマークの誰もが知る映画俳優!?
のアーノルド・シュワルツェネガーさんに至るまで、
そんな方々が、



「菜食生活を始めたキッカケはこんなことでした......
始めると、
色々なことがこんなふうに変わっていきました......」



と語るインタビューや実証実験の結果などをまとめていった
ドキュメンタリー・ムービー。
個人的にとても興味深かったこととしては、



古代ローマの競技場遺跡から発見された
屈強なグラディエーターさん達の骨の分析から分かったことは、
彼らは菜食者がとても多かった......ということや、

タンパク源として肉の方が優れているということは間違っていて、
筋肉を作るタンパク質は動物性より植物性の方が優れている。

動物性タンパク質の糖質と脂肪が
血管や血流に与えるマイナス影響は植物性よりとても大きい。

三人のプロ・フットボーラーを被験者として行った血液検査では、
植物性タンパク質を摂取した時の血液の方がクリアで濁りがなく、
流動性も高いことが証明された。

植物性タンパク質の方が怪我や体力の回復力も早く、
体が強くなったと実感しているアスリートも多い。

植物性タンパク質は腸内や血流を正常化、活性化もさせ、
筋肉などの炎症も抑え、良くする働きがある。

肉食をやめてからの方が体が強く、大きくなった。

菜食を始めると筋肉の炎症が3週間で29%軽減された。

菜食の方が怪我の治りの早さや、
体調チェックの全ての数字が良くなった。

菜食は心臓病リスクが55%も軽減するとの研究結果がある。

そもそも人間は草食起源であることが
腸の長さや歯の形から証明される。

菜食の方がアッチの方も強くなる!
サラダ男の方が固くて強い!?
うええええ!?マジっすか!?∑(゚ω゚ノ)ノkyomiwaku......



......などなど。
結構てんこ盛りの内容。
アフリカで絶滅危惧種動物の保護組織を結成、
運営もしている元特殊部隊員の
ダミアン・マンダーさんの言葉も印象的でした。
ツノや牙のために殺されてしまう貴重なサイや象を守るうちに、
一つ、自分の生活の矛盾点に気づいたのだ、と。
守っているものを食べている自分......
そうだ、自分も彼等のように生きよう、と。
彼らの食料は草だ、と。
ゴリラは2秒で敵を倒せる。
彼らの食料は?と。
そう思ったのだそうです。



「食事で運命も変えられる」



なかなか考えさせられるフィルムで、
とても勉強になりました。
終始表現されていたこととしては、



「牛さんもニワトリさんも草を食べてるのですよーー。。
肉は草からできているのですよーー。。」



的なお話でしょうか。
それと、マーケティング・マジックのお話。
よくよく考えると......という様なお話でもありますが、
例えば、
タバコの健康被害がまだ周知されていなかった時代は、
タバコの宣伝は数多く流れていました。が、いざ、
健康被害が叫ばれてきた時にタバコ業界がとった対応策は、
タバコが健康無害であるとする科学的データなどを示すための
「化学研究会社との契約」
であったということ。
その研究所の発表するデータや研究者コメントなどを
スポンサードするメディアなどで展開していったようなのです。
そして現在、
酪農関連企業や食品系企業が雇っている会社というのが、
なんと、このタバコの時と同じ会社......なんていう事実。
Exponet(イクスポネント)という会社が
その代表的な会社みたいなのですけど......
男らしくてたくましいのは肉食だ!
......なんていうパブリックイメージも、
食品系企業のマーケティングの結実であるのだ、と。
昔はタバコも男らしさの象徴として宣伝されていたではないか!
と。
ま、最後まで見てみて、
個人的に一番印象的だったことは、
かの伝説のアクション俳優、故
「ブルース・リー(李小龍、Bruce Lee)」さんが残したという
強くなるための言葉」でしょうか。



①経験を吟味する。
②有用なものを吸収し、
③ムダは削ぎ落とす。
④自分らしさを加味する。



すごく思うのが、
この言葉こそがこのフィルムや、
企業マーケティングに接したりする時の全てではないかと。
素晴らしい言葉だなぁ、とも。

あと、

お米って、、、

とてつもなくスゲーのでわ!?

とか。

ええ。

人間は雑食起源なのでは!?

とか。

ええ。

やっぱり。





ホットドックもハンバーガーさんも好きなのです。
たまーに無性に食べたくなるのです。
僕さんB級なんす。
Shake Shack(シェイクシャック)のフラット・トップ・ドッグとか、
Carls Jr.(カールスジュニア)のフェイマス・スター・バーガーとか。
ええ。ええ。
それぞれの体の特徴もありますし。
DNAもありますし。
心やストレスといったものへの対応もありますし。
感謝という気持ちをいかに捉えるか?
ということもありますし。
銀河や宇宙においての現人類の立ち位置みたいなこともありますし?
ブルースリーさんの言葉はすばらしいなぁ、と。
思うのでやんす。ええ。(^^)


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