銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

きゅうりを柔らかくして、卵の食感を生かす

2009-07-04 00:15:17 | Weblog
 いつもいつも、緊迫したタネで文章を書いていては皆さんも息が詰まる思いをなさるでしょう。それで、突然方向変換で、ある意味で申し訳ございませんが、卵料理の話をさせてくださいませ。政治のお話がお好みの方には、昨日の文章をもう一度捧げることにして・・・・・お許しを頂きたく.

さて、冒頭の写真は一種のフヨウハイですが、蟹の代わりに海老が入っています。海老は剥き海老で結構大きい(銀座アスター級の五目やきそばなら、三つぐらい入っている程度)のものなので、半分にスライスしてあります。

 それを、みじん切りにした長ネギとしょうがと塩コショウで、10分程度下味をつけます。その間に戻した<きくらげ二片>をはさみで2ミリ程度の細切りにして、卵も、5つ程度を攪拌をしておきます。

 どこやらで、「ふわふわの卵焼きを作りたいのなら、マヨネーズを少量入れるとよい」と聞きましたが、まあ、ここではそれは、試さないでおき、・・・・・また、オイスターソースも下味ステージでは使わないでおき・・・・・

 あつく熱した(と言っても、中華街の火力には比べ物もないのですが)中華なべに白いごま油(無ければ、においの強いヴァージンオリーブオイルではなければ何でも良い)を多めに入れて、ほぼ15分は下ごしらえに掛かっている海老を、みじん切りの香味野菜とともに、炒めます。海老が20%ぐらい、まだ、透明なうちに、卵を入れます。

 それを、2、3分放って置きます。これは、NHKのどこかの料理番組に出てきた男の先生が、「放っておくのも大事なのですよ」といわれたのを聞いて以来、結構実践していて、うまく行くのを実感している作業です。

 冷蔵庫から出したての卵は冷たいので、中華なべを冷やしてしまうので、2,3分以上放っておくと、やっと、中華なべの中で、きちんと焼けてきて、底がきれいにはがれるようになりますので、ひっくり返しながら、てきぎに割れ目を入れて、全体に火が通るようにします。これは一部分をお弁当のお菜にも使いたいと思っているので、きちんと火を通すというわけです。

 卵が、大体焼けるのを目処にきゅうりを一本薄くスライスして、お皿に円形に縁取りできるように並べます。そこにあつい卵焼きを入れ、ほとんど並行して作っていたあつい甘酢あんをかけます。このアンですが。結構つゆの素を使ってやってしまいます。きちんとした主婦の方は軽蔑なさるでしょうが、この間誰か、若いタレントさんが、これが万能ですと、言われていて、「あ、そうか」と思って使い始め、『なるほど、簡単だ』と思い始めました。つゆの素を、天つゆより相当濃い目にしておいて、そこへお砂糖やら、酢を入れ、さらに水溶き片栗粉を入れますので、総水量は結構入ることになります。

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 この料理で、『あ、これは思いがけない成功であった』と感じたのは、きゅうりが熱で柔らかくなっていたことでした。それが、卵の柔らかい食感に対して違和感をもたらさないで、食べ易くなっていました。

 非常に薄くきったので、あんや、卵の余熱で、充分に柔らかくなったのです。

 剥き海老が500円ですが、それでも、一人前、400円ぐらいで出来ました。おかずとしてのボリュームはたっぷりです。

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 これを連れと二人で食べながら、一人暮らしをした頃を思い出していました。その頃は仕事が目的で、一人暮らしをしているわけですから、ほぼ90%の時間は仕事に向けられていて、お料理は煮込み料理で、あたため直せば、3日間ぐらい持つものばかり作っていましたね。それでも丁寧に豊かな材料を使っていた気はしますが、一人暮らしですと、きくらげなどは、備蓄素材として買ってありません。せいぜい干ししいたけまでですね。
 
 まあ、二人と言う最小単位でも、誰かと一緒に食べたり、誰かのために作るのは、おいしいなあと感じました。デモ、女性が本当に自分と戦おう(芸術の創作のためですが)としたら、一人暮らしもやむを得ませんよ。

 創作とはとても厳しいものだと思います。では、今日はこれで、
    2009年7月4日            雨宮舜
コメント
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