銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

改稿後、・・・・・稲盛さんとダイヤモンド(+JALと田原総一郎)

2010-04-02 18:40:39 | Weblog
 今日初めて、私の文章をお読みいただく方のために、この長い文章の結論を先に言ってしまいます。それは「日航の再建マンとして稲盛さんが、選任をされたが、心配だ」と言うことです。

 しかし、文章は折れ曲がって進みます。特に途中で、ダイヤモンドを買ってもらう話など出てきますので、「なんじゃ、これ」とお思いになる方もあるでしょう。「この不況音世の中で、一カラットのダイヤが云々だと。ばかじゃねえのか。こいつ」ともお思いでしょう。でも、そこが私固有の伏線なのです。下世話な話と見せて、最後には誰もが納得なさるところへ帰着させます。

 とっぴな話をしているかのごとく見せて、実は、ごく当たり前の話をしています。しかし、その当たり前のことが、出てこないのが今の日本です。Y11をどうして生産ちゅうしをしなければならなかったのか、イランの油田開発をどうして、途中で、放棄せざるを得なかったのか? そして、中国ではいまだに炭鉱の運営が続いているのに、どうして、日本の炭鉱は閉鎖されてしまっているのか? そういうことの裏側を誰も話しません。

 今、電車の中で、今日の朝から、BS朝日で始まった、田原総一郎さんの新しい番組を大宣伝していますが、かれほどの、司会者でも、上に上げた論点で国民を引っ張ることができません。国民を守る方向で、オピニオンを形成しえません。当たり前のことが言えない国となっている今の日本で、素人だからこそ、(お金を誰からももらっていないからこそ)本当のことを、ごくさらっと下世話な表現の中で言って行く私です。

 来週は個展が始まります。今から飾りつけのために外出しますので、この5日から、10日まではしっかりした文章が、世間のニュースと連動した形では、書くことが不可能となるでしょう。で、この『稲盛さんとダイヤモンドシンジケート』は、二日間、公開をさせていただきます。とても、長いですが、私が政治的な問題に関して、一番懸念していることがすべて、出ておりますので、40時間という長い時間、公開をさせていただきます。どうか、よろしくお願いをいたします。
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 稲盛さんは相当派手に活動をなさっておられるが、どこからも頭をたたかれない人です。不思議極まりないが、二つ目の理由としては、想像ですが、ダイヤモンドシンジケートとの仲が、寄与したと考えています。

 それを一番初めに感じたのが、母が一カラットのダイヤモンドの指輪を京セラで買ってくれたときです。その指輪には、立派な鑑定書が付いていました。つまり、ダイヤモンドシンジケートの承認済みの天然ダイヤモンドだったわけです。
 その鑑定書は、ビニールの人工皮革でできた、ブックレットの形をしています。二つ折りになっていて、例のノーベル賞の、賞状ケースと同じタイプです。二カラット以上だったら、本物の皮を使ったブックレットになるのかもしれません。

 ここで、突然にスピンオフしますが、昨日、4月1日のNHKニュースで、第一生命の株式会社化が話題になっていました。生命保険に加入しているひとに、相応の株式(または、現金)が配られることとなり、その総額は相当なものだそうです。その式典が、放映されたのですが、初めて、東証に上場した場合の、認定書みたいなものを、画面で見ました。

 これは、経済関係でえらいところにおられる、私のメルマガの読者など、「何度も見ているよ、それ」って仰ると思いますが、私は初めて見て、感銘を受けました。日本の場合、さすがに、木の文化の国です。普通(というか、西欧)なら、皮が使用されている部分が木で出来ていました。
 立派なものでした。

 で、元に戻って、京セラからもらった天然ダイヤモンドの指輪についていた、鑑定書を見ると、ともかく、仰々しいのです。しかし、その鑑定書を見ているうちに、稲盛さんが、なかなかのビジネスマンであることも分かりました。よく言えば柔軟である。悪く言えばしたたかであるということが、私に直感として、分かったのです。それも1980年代にすでにわかったのでした。誰にもそれを告げません。母にもそんな批判めいたことは言いません。でも、直感としてそれが、わかり、それが、後日の日航再建マンとしての任命された際に、大きく思い出されることとなるのです。

 稲盛さんの著作の類は一切読んではいません。でも、稲盛さんが最初に人口宝石の作成に成功した日の喜びは十分以上に想像することができます。それはキュリー夫人が、ラジウムを最初に発見した時に似ているでしょう。しかし、宝石は、バンバンと生産して、自由に売ることができないものなのです。そこの摺り合わせがどうだったかに、興味がわきます。著作にその苦労が書かれているのかしら。私は書かれていないと感じます。

 ともかく、稲盛さんは、ダイヤモンドシンジケートと喧嘩をしなかったわけです。その仲間に入ったからこそ、天然ダイヤモンドを扱うことができるわけで、新しいタイプの革命的なビジネスマンとなったわけではないのです。

 たとえば、中内功さんなどは革新的なことをした人です。新しい形の流通・ビジネスを創業した人です。そして、価格破壊を起こした人です。ご自分の利益追求が果てしがなくて、それゆえに晩年は名誉失墜してしまいました。それに比べれば稲盛さんはご立派であり、修身教育の見本ともいえます。

 が、真実の内実を見ると、稲盛さんはご自分の発明を、まっとうな方向へは生かさなかったと藻いえるのです。大量に作れる技術を、価格破壊に役立てたわけではないのです。ダイヤモンドをばんばん作って、その価格を破壊した人ではないのです。

 ただし、想像ですが、0.01カラット以下の工業用ダイヤモンドを、たくさん作って、それが、儲けにつながっているのかもしれません。この前、東急ハンズで、ガラスカッターを見たら、結構安かったのです。千円以内でした。ということは、小粒のダイヤモンドが相当安くなっていることを示唆しています。で、装飾用ダイヤモンドはいまだに、すべて管理されていて価格破壊が起きていないが、研磨剤等に使う工業用ダイヤモンドは安くなっているとも想像をします。

 これは、まったくの想像であり、私自身が、次の節へ向かうための導入として、申しているだけの話です。ただ、装飾用に使うダイヤモンドについては、稲盛さんは、ご自分の会社の人工宝石は使わず、国際的なダイヤモンドシンジケートのお仲間入りをして、そちらで、価格を決められている天然ダイヤモンドだけを使い、決して価格破壊には取り組まなかった人なのです。

 つまり、小粒の工業用宝石を続々生産しても、ダイヤモンドの値下げを画策したわけではありません。けんかをしなかったからこそ、大もうけもできるわけで、京都賞を生み出すファンドも作り上げました。
 年金一千万円を、受賞者が死ぬまで渡すためには、基金の規模は、1000億円ぐらいは最低でも必要でしょう。それを、どう生み出すか? ちょっと不思議です。納税義務との、両立を考えると、とても不思議です。
 
 ダイヤモンドシンジケートとの、対応においては、ご自分をのエンジニアー魂を抑えられたわけです。体制に従ったわけです。『ううむ。発明家にしては、お利巧なひとだ。きっと、ビジネスマインドが強いひとなのだろう?』と、思います。ダイヤモンドシンジケートには銀座でお店を構える宝飾店は、すべて入っていると思います。四丁目付近の表通りだけでも、和光、天賞堂、御木本、田中貴金属、海外のブランド、ショーメほか、ありとあらゆる、まばゆいばかりのお店が並んでいます。松屋や三越なども貴金属を扱うので、当然のごとく、ダイヤモンドシンジケートに入っているでしょう。

 それを、一種のサークルとか、同窓会と考えると、その会長である、人物の力は相当なものですね。つまり、世界中の大金持ちと仲良しで、通々だというわけですから。そのダイヤモンドシンジケートの中でも、購入額が多い大物であるということが、稲盛さんに大きな自信を与えていると思います。『私は日本人だけど、日本という国家なんかには、頼る必要が無いんですよ。海外に拠点も持っているしね』と、内心でお思いになっているかもしれません。

 稲盛さんはお品のよい方のようです。だけど、スタンスは大橋巨泉氏などと同じところにあるのではないかしら。たまたま、両者とも民主党びいきですよね。

 稲盛さんは、日航の再建に当たって、中央財界と縁が無いことを指摘されています。それに答えて、「(政府の)規制が厳しい中で、戦ってきたので、中央財界とは縁を結ばなかった」とおっしゃっています。

 が、『ダイヤモンドシンジケートを通じて、国際的なコングロマリットたちと直接の関係があるからこそ、ドメスティックな、東京財界人とはお付き合いをしなくても自信があったのだ』と考えると、より、謎解きもしやすくなります。ダイヤモンドシンジケートのしばりこそ、東京財界人の縛りよりも強いはずです。そこから自由になることは考えられず、かつ、『そこにいれば、安心なものだ』と氏が考えていたとすると、とても、分かりやすいのです。

 だけど、前報で言ったとおり、日航はナショナルフラッグです。『そういう会社を、この手の国際人に任せて、本当に大丈夫だろうか。中身がすけすけになるのでは無いだろうか?』と心配になります。ずいぶん前から心配していましたが、本日やっと文章化することが出来ました。
  メモ書きをしたのは、4月1日の早朝、3時、推敲は、2日の早朝、2時 

   送信は2日19時 雨宮舜
コメント
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