銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

篠田桃紅+見城徹-2・・・100歳を超えて、自分は未完であるという姿勢は、ご立派△

2016-01-24 14:20:08 | 政治

 この文章に関して、副題1のサブタイトルを書いた時点では、瀬戸内寂聴さんにも筆を及ぼすつもりでした。しかし、とてもそこまでは、行かれなかったのです。尚、25日の午前二時に一応完成といたしましたので、恒例の、△印を総タイトル横に付けておきます。

副題1、『同じ作家でも、文章系と、美術系では、違うところがあるのではないかな?』

 私は、女性芸術家は、未婚の方がいいという考え方を持っております。二報前(後注1)で、女性芸術家は、本当のところ、恋愛も不要なのではないかと、篠田桃紅のスィッチインタビュー(NHKーETV)を見て思ったとも言っております。

 それは、一般の、人の場合は、興奮とか、快楽をつかさどる、ホルモンであるアドレなりが出る現象の最大のものが、セックスに依拠しているものであるのに対して、創作をする人にとっては、最大の快楽が出る作業が、創作そのものだからです。

 その創作ですが、美しい人、篠田桃紅が、美術系作家であり、書道に於いて、『こういう風にした方がいいのではないか。別の表現はないか?』と言う創作的研究を続けてきたとすれば、それそのものの、時間が、楽しさに満ちている(苦行でもあろうが、本人は、一種の無我の境地に達していると、思われる状態)ので、恋愛が、無用であったかもしれないと、思うのでした。

 ただし、彼女の人生の詳細を知りませんので、これは、断言ができない部分です。

 ところで、彼女は、私が、物心ついた時に既に、有名人であったので、【婦人画報】ほかで、その作品と本人の、写真を見たことは有るものの、実作品を、見たことが無いのです。

 ともかく、私は、最先端のモノ、特に若手の創作品を見ることに、最大の興味と意欲を持っている人間で、他の人が、すでに、高い評価を与えているモノには、興味が無いのです。特に篠田桃紅と私との間には、30歳の実年齢の差があり、自分が銀座の画廊街で、個展を見始めたころには、すでに、有名人であって、私が回る様な画廊では、展示をしない作家だったので、なおさら、興味を抱きませんでした。

 その上、私が、美術系作家の一人と言っても、40歳で、銀座のこんぱる画廊で個展をする前までは、ほとんど、アマチュアとして過ごしたという事情があり、それも考慮に入れると、美術系作家としては、70年間の、就労および、発表経験の差があるので、仕方がないと言えましょうね。その後、かえって、思春期時の、子育てに、時間が採られる様になって56歳まで、ほぼ、休眠状態で、アマチュアとして過ごしたので、それも考慮に入れると、作家歴に於いて、86年もの、隔たりがあるのです。

 そして、篠田桃紅は、ごく最近まで、ご自分の私生活を切り売りする人ではなかったと、見ていますし。『そんなことをして、自己宣伝をする必要もない』と、思っておられたでしょう。だから、余計に、何も知らないのです。

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副題2、『100歳を超えて、再度(? または、何度目か?)のブームが起きて居るのは、無論の事、見城徹氏の、力のお陰でしょうが!』

 今、グーグル検索をして、著書【一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い】(幻冬舎刊)の、感想文を読みました。中には、本屋で、立ち読みをして、一気に読んだと、言う人もありました。

 どうして、それほど、簡単に読めるかと言うと、抽象化された、言葉、いわゆる、智恵の言葉の羅列だからでしょう。それを悪いと言っているのではないのです。その人生において、智恵がたくさんに満ちていたであろうし、あの実作品を見ても、抽象化と言う事には、練達した人だからです。

 そして、その感想の羅列に於いて、星印が、一つ程度の人が多いのですが、それも、別に、書物の評価を貶めるものでもないでしょう。それは、篠田桃紅的な生き方を、・・・・・・できる人が少ない事、・・・・・を反映しています。なかなか、彼女の様に、生きていかれるものでもないです。『立派な言葉の羅列でもあるが、自分に対する影響力と言う意味でとか、感動を与えられて涙したとかいう意味では、その量が少ないね』と、思っている人が多い事を示しています

 で、私の知りたいこと、・・・・・たとえば、父親が、経済力や、その社会的な、地位を含めて、どういう人であったか?とか、その父親との、確執が、どういう風に流れたかとか? また、本当に誰とも、血を見るほどの、恋愛があったのか、無かったのか?・・・・・については、その話題の書物を読んでも、他の書物を読んでも出てこないでしょうね。

 それから、今、wikipekia を、開いてみましたが、そういう部分に関しては、何も出てきませんでした。そのwikipedia ですが、本当は、読みたくないと思っていたのですが、念のために読んでみた結果、推定通り、何も書いてありませんでした。

 ところで、その【103歳になってわかった事】が篠田桃紅が、大ブームになって来た原因の一つだと、思われるのですが、書物と言うものは、準備期間があるので、その書物が出た際には、政治的に大問題のある【絶歌】は、まだ、出版はされていませんでした。だが、【絶歌】の方は、少年Aが、書いたものでは無いと、私は見ておりますし、酒鬼薔薇聖斗と言う名前で、長らく有名だった土師淳君の殺害者とされているその同じ少年が、現在では、少年Aと言う名前で、呼ばれる様になったのも、彼が、真犯人ではないと言う事を示しております。 

 私は、【絶歌】は、・・・・・・今も生存中であり、地下潜行をしていながら、いろいろな政治現象のアイデアを提供し続けて居る・・・・・井上ひさしがゴーストライターとして、それを、書いたとみておりますが、本日の、朝日新聞の書評欄に、もう一つ彼が生きているという証拠を見つけました。2016年1月24日付の、朝刊・朝日新聞の第14面に書評欄があります。そこに、【初日への手紙II】井上ひさし著、白水社刊に対する書評が出ております。これもまた、彼が生存中である、大きな証拠だと、見ますが、それについては、後日に、詳細に語りましょう。

 ともかく、後注2の中で、書いた通り、現代では、まれに見る成功した人間の一人である、見城徹が、いたからこそ、篠田桃紅の、大ブームも起きた事であり、NHK・ETVでの【スィッチインタビュー】で、日野原重明氏と、彼女が、対談することになったとも、見ています。

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副題3、『見城徹氏の、頭の中を探訪する。その触覚と、才覚と、自信について』

 私は、2004年ごろから、2010年にかけて、数人の女性から、「自分の本を出版してほしい。あなたに」と、頼まれました。しかし、引き受けなかったのですね。それは、相手の依頼の仕方が、『きっと安く出版できるはずだ』と言う部分があって、それは、無理難題と言うものだったからです。私は、自著の中で、一回の個展分ぐらいの費用で、一冊の本ができると言っています。この個展の費用ですが、その人の作家としての知名度等によって、画廊を借りる値段は、圧倒的に異なってきます。その「あなたに、出版をして貰いたい」と、言う人は、紹介者に、「個展って、いくらかかるの?」と、質問をしたうえで、「大体30万円ぐらいかなあ?」と言う言葉を聞いてから、問い合わせをしてきているなあと、感じることが多かったのです。

 しかし、私は、一回の個展に作品の運搬代とか、通信費とか、その他で、たいてい100万円近くは、どこかの相手に、支払いますので、「一冊の書物を作るのに、100万円は、どこかに支払いますよ」と、言っているのと同じことなのです。しかも、その際に、それは、印刷所や、製本所に払うお金だけであって、自分が、編集や、デザイン(表紙なども全部自分で、制作するが)にかける時間が含まれておりません。

 パソコン内におけるシステムの異常については、非常に激しくなってきていて、普通の人よりもさらに、時間がかかるのですが、最低でも、編集等の、データを作る作業に、300時間~500時間は、掛けております。文章の方は、長い時間をかけて、書いているブログ、(または、メルマガ時代のメール)ですが、それも、一章に、10時間は、掛けて書いているので、そちらの方でも、500時間はかかっております。時給が、1000円と考えると、その準備段階で、すでに、100万円がかかっております。

 ですから、一冊に合計200万円をかけて、作り上げるというわけです。これが、2007年~2009年ごろに掛けては、自宅でのパソコンシステムの破壊現象があまりにも激しくなってきて、『自宅では、本の制作は、できないのだ』となって、ネットカフェなどで、行う様になるので、その使用料と言うのも増えます。だから、莫大なお金がかかって、一冊の本ができると言う事となっています。で、250万円ぐらいかけて、500部ぐらい作るので、結局は人(私費出版の会社)に頼んでも同じだと、言う事となりますね。

 惟ですが、大量に注文を出す出版社の場合には、これほどの、原価を掛けないで、出版ができるシステムがあると、思います。印刷所さんからも、「丸投げをしてくれれば、一種類につき、50万円で作ってあげますよ」と、言われた時期もあります。ただ、私は、自分で、すべての印刷用データを作り上げることに、意義と、創作意欲の満足度を、感じているので、丸投げは、しませんでした。丸投げをすると、それは、それなりの本となるでしょう。

 で、個人に近いほどの、小規模事業主だし、頻繁に注文を出す人間でもないから、毎回高いのです。

 だけど、さすがに、時間と労力をかけて作りますので、それなりに、美麗で、かつ、真心のこもった本ができるので、『これが、30万円でできるのなら頼みたい』と、思ってくれた人は、おおかったでしょうね。

 しかし、とてもじゃアないけれど、他人の本など、引き受けてはいられないと、いう状況でした。しかし、この種の妨害が無ければ、そして、家族の支援があれば、私程度の、人間でも、小さな出版社を立ち上げて、成功する可能性は、あったのです。それが阻害をされたことが、合計五億円の被害がありますと、言う所以です。

 2008年ごろは、私が独立した、それなりの、大物の、出版社になると、見込んだらしい敵様が、大日本印刷とか、凸版のホーム頁を、「雨宮舜の、TB企画をぶっ潰すために、お宅も、ホーム頁を、制作しなさい」と、動かすと、言う事が起こりましたね。

 そして、一方では、見城徹氏が、私をひっかけるための、私費出版の講習会用、プログラムをA4サイズの封筒に入れて、数回送ってくるという現象も起こりました。しかし、実際に行ってみると、それは、看板だけが、鍵のかかったガラスドアの内側に、立っているという、ひっかけだったのでした。土曜日は、全社員が、休息の日らしくて、幻冬社ビル全体は、しーんとしているのみでした。(苦笑)

 ただ、【絶歌】に関しては、鎌倉が関係があると、見ていますが、こちら、篠田桃紅の【一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い】を出版するにあたって、鎌倉エージェント側から、働きかけがあったと、仮定をすると、それは、5~10%程度の確率であって、主に、見城氏本人の才覚と、触覚が働いた、と、見ています。

 ここに、上野千鶴子氏の存在があります。上野女史は、老後ひとり暮らしをする女性を、どうするかと言う問題に、取り組んで、「そこに、気が付くべきだ」とか、「それを大切にするべきだ」と、言う論調を張り、トレンドを作り出しました。それが、あったからこその、こちらの企画だったと、思います。そういう意味では、触覚が鋭いですね。100歳を超えているというインパクトもあるし、美貌の有名人だというインパクトもあるし、『なるほどねえ』と、思い到っている次第です。

 この書物で、独身で、老後を迎える人は、決定的な社会的な、生存権を得たと、思います。

 政治的な、意味で、この書物が、企画をされたのではないかと言うポイントですが、それは、篠田さんが、未婚の女性でありながら、すべてを手に入れた女性であることも大きいでしょう。この本が、

 一つには、私の持論である、・・・・・女性は、子育てをしてこそ、完成するのだ。それは、絶望とか、乗り越えられない苦痛と言うものを、子育て中に味わうことがあって、それは、自分自身の経験よりもはるかに、重度が、高いものとして、経験されるので、人間が、完成に向かうのである。それをやっていない人は、容易に、教唆・洗脳されやすく、それが、悪であるとも、気が付かないうちに、悪に手を染めていることが多い・・・・・と言っている事への大反論となりますね。だから、有意義な政治的意味を持つのです。

 しかも、以前に使われた、女性たちと比べると、さらに社会的ランクが高い女性が篠田桃紅さんです。

 2011年に、使役をされた、4,5人の女性は、ことごとく、役に立たなかったのでした。

 使われたタイミングから、言えば、【いちばゆみ】、【藤田千彩】、【瓜南直子】、【開発チエ】となりますが、・・・・・私は、それらの女性からの攻撃をかいくぐって、前と、同じ様に、ブログを書き続けておりますね。

 で、もう少し、ランクが上の女性も、活発に、使われる様に、なりました。その一人として、現代アートの世界では、絶対に優位に立っていると、見える篠田桃紅を、ここで、使いましょうと、例の、鎌倉エージェントが考えて、お茶飲み話程度に、それを、見城徹に、持ち掛けた可能性は、有るのです。

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 ここから先に、私は、岸恵子に筆が及んでいきます。なんと、彼女の話題作、【わりなき恋】も幻冬社刊だったのです。しかし、たちまちに、2万字を超えてしまいましたので、そちらは、独立をさせて、後日開示することとして、こちらでは、篠田桃紅さんだけについて、触れていきましょう。

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副題4、『100歳を超えて、尚、自分は未完だと、言う姿勢は、素晴らしい』

 私は、全然知らない人であった、篠田桃紅を、たまたま、スイッチインタビューは、全部録画するという習慣があったために、知ることができて、よかったと、おもっております。

 そして、女史が、「自分は、いまだ、未完です」とおっしゃった部文が、最高に素晴らしいと、思いました。いわゆる功なり名遂げた人です。未婚だと、思いますが、お付きの女性(秘書か?、介護役か?であって、姪御さんとか、甥、姪の、子供である可能性が強いが)も、いて、当分の生活には、困らない手配がなされています。

 篠田桃紅さんが、入れる様な老人ホームはないはずです。お金を積んでも、今、味わっておられるほどの自由度がある老人ホームはないでしょう。

 すべてにおいて、満足度が高い現状を送っておられる。だけど、ご自分の主観としては、未完であるという思いがある。非常に良い言葉だと、思いました。

 尚、このブログの、2010年より数え始めた延べ訪問回数は、3323131です。2016年1月24日、   雨宮舜(本名、川崎千恵子)

後注1

創作とはアドレナリンが大量に出る快楽であって・・・・・篠田桃紅さんの首元    2016-01-20 22:07:12 | 政治

後注2、 

見城徹は、CIAに許容をされた編集者なので、大活躍ができる・・・【絶歌】総まとめ△   2015-12-10 03:47:16 | 政治

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