さて、今は、14日の夜11時です。下の文章の、補筆と推敲をして行きます。
副題1、『11月の演目を見て、吉右衛門が、膝が悪いのを、見つけてしまった。それを攻めたり、けなしたりして言うのではなくて、・・・・・75歳の、私が、・・・・・一種、言いようのない気の毒さをもって、それを見ている・・・・・と、言わせていただきたい。吉右衛門には、いわゆるカンパニーが一時期は、なかったと、思うのだ。テレビに招かれたことが原因なのか、それとも、兄の幸四郎が、一時期東宝に出向いていたことが原因なのか?
しかし、それが、解消してきた。それは三世時蔵の、孫世代の内、歌六と、又五郎と、錦之助が、加わって、また、そこに、教習所を出た若手などが、加わって、今、劇団を形成している。それで、歌六の息子米吉、又五郎の息子、歌昇と、種之助、錦之助の息子の隼人なども、成長してきているし、ここに客演として、雀右衛門等が、加わって、カンパニーを形成している。
で、みんなにまんべんない、愛情を注いで、非常にうまくいっていた筈なのだが、ここに、急変として、吉右衛門の四人目のお嬢さんと、菊五郎の長男・菊之助が、結婚をすると言う、一大事が起きた。二人の間には、男の孫も生まれたので、吉右衛門は、嬉しくて仕方がないだろう。だが一方で、カンパニー運営者としては、やや、混乱をきたしていると、言ってもいいと思う。劇団の、後継者、特にその統率者をだれにするかという問題で。5年前までは、又五郎の息子歌昇で、決まりだったのだけれど、ここに菊之助が、入って来た。菊之助は、菊之助で、菊五郎劇団がある。難しい問題が、今、吉右衛門の目の前にある。したがって、弱気にもなって居られないし、引退など、おくびにも出せない段階である。
ところで、11月の演目を見た時に、『吉右衛門が、やはり、衰えているなあ。特に、足が悪いなあ・・・・・いや、足といっても、膝ですね。ひざの関節が悪い模様』と感じた。その体力の衰えという問題は、すでに、8月の初旬に、鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りを見て居て感じた事だったけれど、再度感じた(後注1)。そういえば、2016年度中にも、『もう、声が、遠くへは、通らないなあ』とも、感じて居たし。
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副題2、『ブロガーとしての私の存在意義を、吉右衛門と言う、一例にまで、見る私だった』
ところで、これが、非常に重要なのは、後注1の文章を書いてすぐに、吉右衛門が雀右衛門と一緒に、【午後なま】(NHK)に出演をしたことだった。つまり、敵さんたちはテレビを最大限に利用する。そこで、吉右衛門に、ジムに通って、トレーニングをしていると、言わせている。
それもまた、敵さんたちにとっては、重要な事なのだろう。私のブログを「間髪入れず、否定してやったぜ」と、言う具合で。で、その午後なまに出演する前に、誰かを通して、私のブログの、吉右衛門の処だけは、手渡しをされたのだろうと、推察している。で、まじめな吉右衛門は、9月以来、せりふを以前より、大きな声で、ゆっくりと、かつ、しっかりと、発声する様になって、聞きやすくなった。
私はね。歌昇っていう俳優を今まで、芸の上では、あまり注目をしてこなかったのですが、この間、松緑の坂崎出羽守で、主人を大切に思う、家来をやって、うわ、しっかりしているのだなと、思いました。ただ、声を、もう少し磨いた方がいいですね。つやのある声に、作り上げる様になさったらいいです。できるだけでいいですけれど。ただ、歌昇っていう俳優をぜんぜん、知らなかったわけではなくて、奥様が芸大出身の才媛だとか? いろいろ、知っているのですが、芸の上で、注目をしてこなかったのです。ただ、菊之助が、急に、【一条大蔵譚】などを演じると、ちょっと、跡目争いの事が、心配になってね。でも、いいとこおぼっちゃまでも、苦労をなさった方がいいです。芸が磨かれるでしょう。大部屋俳優に比べれば、父親が歌舞伎界の、有名人であるだけでも、ラッキーですし。
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