さて、続けます。
どうも、インフルエンザワクチンの副作用として熱が出ているのか、風邪をひいたのかわかりませんが、熱があるようです。困ったものだ・・。
さて・・・ニーチェの言葉か何かで「エゴイズムは感情の持つ遠近法」というようなことを書いていました。これは一つの本質をさしていると思っていますが、当たり前ですが人は自分と関係するものはクローズアップして考えます。
僕が医師不足の問題を大きく取り上げるのは、当たり前ですが現場でそれを感じているからであり、いずれ成り立たなくなるだろうと思っているからです。
僕らの世代で人手がすでに足りなくなってきている。僕らの先の世代ではどうなるのか・・・。さらに減るかもしれない。そうすると総合的に破綻するのは当然ではないか…と思うわけです。
そういう意味で人は自分に関係ある部分はクローズアップするものだと思います。
いずれ…という意味でクローズアップされてきた分野「介護」 そこにこの国はどう切り込んでいくのかしら…と思っています。
4分の3超「介護必要になるかも」=自分と家族の将来に不安―内閣府調査
時事通信 11月20日(土)17時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101120-00000066-jij-pol
内閣府は20日、「介護保険制度に関する世論調査」の結果を発表した。それによると、4人に3人が自分自身が寝たきりや認知症の要介護者になるかもしれないと不安に思っていることが分かった。家族が要介護者となることへの不安も8割近くの人が抱いており、少子高齢化の進行に伴う不安感の拡大がうかがわれる結果となった。
調査は9月16日から10月3日まで、全国の成人男女5000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は65.4%だった。 要介護者となることへの不安は、自分自身について「ある」と答えた人は7年前の前回調査比6.1%増の75.1%で、「ない」は同5.7%減の24.4%。家族について「ある」は同4.1%増の77.6%、「ない」は同7.3%減の18.0%だった。
自分自身に介護が必要となった場合に困ることを聞いた(複数回答)ところ、「家族に肉体的・精神的負担を掛ける」が73.0%で最も多く、「介護費用の負担が大きい」60.1%、「収入がなくなる」32.2%などが続いた。自分が介護を受けたい場所では、「現在の住まい」を挙げた人が37.3%。次いで「特別養護老人ホームなど介護保険施設」が26.3%、「有料老人ホームや高齢者住宅」が18.9%だった。
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介護問題も大きなものだと思います。 今のままでは受け入れ不能となる要介護者が増えるだろうと思うのは、当たり前の話だと思います。
介護関係で「主治医意見書」なるものを書くことがよくあります。65歳以上ならともかく、65歳未満だと介護を受けるのは結構大変です。
本当に自分でベッドから降りることもできない人の要介護認定を受けるのに、「末期癌」以外ではなかなか取れない。
家で介護を受けたいといっても、介護職の人数も足りませんしねぇ。まぁ、そういう意味ではこの分野は「経済」の活性化につながりうるとも思います。
この問題を政治家はどう思っているのでしょうか?
もう、大臣をおやめになられているので良いかなぁ・・・ということで・・・。先日も書きましたが民主党の某国会議員さん、政治家という立場で医療現場に横やりを入れていらっしゃいましたが、そういうことができるえらい立場だと思って気にしていないのでしょうかね?
自分の関係者は医療や介護は問題ないって。
話を脱線させますが、僕は結構いろいろな人と付き合いがあります。それは誰だってそうでしょうけど、ネット上の付き合いもあれば、僕より20歳くらい上の年齢の方々と一緒に、よく酒を飲んで話をしてます。
その時にも話をしましたが、
「医者という職業にプライドは持っていますが、偉いとかは全く思いません。むしろ、僕は自分が医者としては必要なくなるような時代が来て、釣りや読書や本でも書いて過ごしてみたいくらいです。むしろ、他の職業の方々とか、技術者関係の方々とかのことを尊敬します」
という話をしました。
ここで僕が思っているのは、政治家の多くがそんなことを思っているとは思えませんが、こんなことを言う人もいるから、結構「俺は偉いんだぞ」と思っているひとも多いのではないかと・・・。
民主・松崎議員が自衛官を「恫喝」か 「俺を誰だと思っている」
産経新聞 11月18日(木)2時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000513-san-soci
今月3日に埼玉県の航空自衛隊入間基地で行われた航空祭(写真:産経新聞) 民主党の松崎哲久衆院議員(60)=埼玉10区=が今年7月、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で行われた納涼祭で秘書が運転する車を呼び寄せる際、空自側の規則どおりの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っているのか」と“恫喝(どうかつ)”ともとれる発言をしていたことが17日、分かった。防衛省幹部や、自衛隊を後援する民間団体「航友会」関係者が明らかにした。
入間基地では今月3日の航空祭で、航友会の会長が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と発言。これを受け、防衛省は自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求める事務次官通達を出した。松崎氏は会場で会長の発言も聞いており、周囲に強い不快感を示していたため、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達につながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ている。
松崎氏は7月27日の納涼祭に来賓として出席。帰る際に駐車場から約30メートル離れた場所に自分の車を呼び寄せるよう、車両誘導担当の隊員に要求した。だが、歩行者の安全確保策として片側通行にしていた道路を逆走させることになるため、隊員は松崎氏に駐車場まで歩くよう求めた。
ところが、松崎氏は歩行者はいないとして車を寄せるよう指示。隊員が拒否したところ、 「おれをだれだと思っているのか」「お前では話にならない」 などと発言した。
別の隊員が松崎氏の秘書が運転する車を逆走させる形で寄せると、「やればできるじゃないか」という趣旨の発言もした。誘導担当の隊員が「2度と来るな」とつぶやくと、松崎氏は「もう1度、言ってみろ」と迫ったとされる。こうした過程で、松崎氏が誘導担当の胸をわしづかみにする場面もあったという。
松崎氏は産経新聞の取材に一連の発言をすべて否定し、「(隊員の)体には触れていない」と述べた。一方、「(受付を通り越して)駐車場でしか車を降りられないなど誘導システムが不適切だと指摘はした」と説明し、「隊員に2度と来るなと言われたことも事実。(自分は)何も言っていない」と話している。
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僕は多くの方々が多くの人々に貢献していると思っていますが、政治家は「国民から集めた税金」をどのように分配し、どのように利用するかを決める「国民の代表」でしかなく、彼らは偉いのでもなんでもない。
むしろ、それができないのであれば「誰にも寄与していない」のである。
政治家として会議場にいるだけであれば、一体だれの役に立っているのだろうか?
(現場にすらいないのに・・・)
http://blog.with2.net/link.php?602868
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政治家からの圧力というのがまかり通ると思っている。それは政治家が偉いという錯覚を多くの人がもっているにすぎない。政治家本人も。
そう僕は思います。
話が脱線しましたが、介護の問題も含め政治家の方々が「親身になって」考えていただけることを祈っています。
それでは、また。