新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

被爆者の認定までの時間を短くしてほしい

2011-06-18 10:25:43 | Weblog

おはようございます

 

今日、明日は休養をもらって先日からの2週間の疲労をとっています。いつも5時半起きの最近は7時前に病棟(7時半までに出勤すると、少しゆっくりできる)というのが多かったので、若干疲れていたのか…昨日は帰ってきたら電気つけたまま寝ていました

 

はっ・・・と気がついたのは夜の1時半

 

そこから1時間ほど暇をつぶして、再び寝ました。

 

今日はチャンスをみて買い物などに行き、明日は例の医療の未来を考える会に参加してきます。

 

こちらの記事を見て思うところがあり、ちょっと記事を書きたいと思います。

 

 広島市の松井一実市長(58)が市役所で被爆者と面談した際、被爆者への援護施策について、「黒い雨などで被爆したから、医療費をまけてほしいとか、悪いことではないが、死んだ人のことを考えたら簡単に言える話かどうか」などと発言していたことがわかった。

 被爆者の間から反発の声が上がっている。

 市によると、松井市長は16日、被爆体験記を編集した男性と面談。男性が「(私がいたのは)爆心地から4キロも離れたところで被爆者というのは後ろめたいものがあった」と語ると、市長は「一番ひどいのは原爆で死んだ人。残った人は『死んだ人に比べたら助かっている』と言わない」と答えた。

 援護を求める被爆者に対しては、「『くれ、くれ』じゃなくて『ありがとうございます』との気持ちを忘れないようにしてほしい」と述べたうえで、感謝を忘れている人がいるとした。

 松井市長は、被爆2世としては初めて今年4月の市長選で当選。取材に対し、「言ったことは事実だ。説明責任はあるので疑問があれば丁寧に話す」と語った。

 自身も被爆者で、在外被爆者を支援する豊永恵三郎さん(75)は「被爆2世だと言うなら、もっと多くの被爆者の思いを知って発言するべきだ。認識が甘い」と話している。

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どちらの意見も正しいのだと思いますが、僕はそれよりも被爆者の方が被爆によると思われる影響である種の疾患にかかった際の認定までの時間がかかりすぎることを懸念しております。

 

もう、亡くなられてしまいましたが、ある日汎血球減少で受診された被爆者の方(当然高齢者です)がいて、MDS RAEB-2という状態でした。その後2か月もないうちにAMLに進行して緩和ケアをしておりましたが、最終的になくなられました

 

この間、約半年。被爆者の方の「認定」が下りるのは約半年かかるようで、亡くなられてから認定されても意味はなく…非常に問題だと思っていました。

被爆者の方、全てが医療費を援助される必要性はない(被爆と関係ない疾患もありますので)と思いますが、関係性があると思われた場合の認定があまりに遅すぎる

 

それが僕が思っていることです。被爆者の方が必要な時に、速やかに医療費補助の認定が下りるようにしてほしいとは思います

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

それでは、また。

コメント (2)
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