さて、明日は当直ですがその前に記事を書きます。
2分で12時を回るので、書き上げたときは10月10日なのでしょうけど。
ど~でもいい話ですが、僕は本が好きです。
本当は葉隠などを一日に1冊は読みたい人です。こういう本を読み返し、読み返し自分のものにしていくと非常にためになるような気がします。
もっとも、身につけることはまだまだできませんが・・・・。
少しそれらをご紹介したいと思います。
まずは葉隠 今、手元に葉隠はない(白衣のポケット)ので原文を書けないのですが、葉隠の中にいくつもの気に入っている言葉があります。
それはあの原文をどう考えるかで変わるかもしれませんが、「武士道とは死ぬことと見つけたり」から始まる聞書第1の2です。 これは一生懸命生きなさいという意味で僕は評価しています。
すべてを読むと「毎日毎日を死ぬつもりで過ごしていれば、失敗・後悔することなく生きていけるだろう」という趣旨が出てくるからです。
第1の1も読んでみると
「人生で一番大事なことは何かと聞かれてもすぐに答えれる人はいない。それは常にそういったことを考えて生きていないからだ。だから、常に最も大事なことは何か…ということを考えて生きなさい」
という意味に聞こえる。
読み進めていけば現代に通じることが非常に多くある。
翌日のことは前の日の夜によく考えてから寝なさい…という聞書もある。
僕は朝型人間のため朝一番にそれを考える習性があるが、その日のことをよく考えることは重要だと思う。
相手をたしなめる時もどのようにすべきか…ということが書いてあったりする。
日本の古典の中で好きなものは「葉隠」のほかに「言志四録」がある。
西郷隆盛なども愛読しているが、この本は父も愛読しており…何度もこの本の中からいろいろなことを引用して言われたものだ・・・。
少にして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
いつ学んでもなすべきことはある。学ぶのに遅すぎることはない。 これは孔子などでも言われているのでしょうけど。
こういった日本の古典。この精神を学校で学べるようであれば、素晴らしいのではないかと思っています。
さて・・・今病棟にPurpura fulminansを疑っている患者が入院してきていますが、家族は「医者なんだから治すのが当然だ」と言ったようですね。この病気の恐ろしさを知っていれば・・・絶対言えませんね。もし・・・・こんなことを言われたら医者は診療放棄したくなると思いますけど・・・。
やはり、まだ「医者にかかれば患者は治って当たり前」と思っている人が多いのでしょうか・・・?
まぁ、当直帯も全力で守り切って見せますが・・・・そう言う患者さんもいますし・・・明日に備えて今日は休もうかと思います。
それでは、また。
こんばんは、コメントありがとうございます
葉隠、良い本ですよね。
新病棟、来年には移る予定ですがどうなるんですかね。白い部分はそのままのような気がしますけどw
また、コメントいただければと存じます
新病棟もかなり完成していて、驚きました。白い部分は赤茶になるのでしょうか。
こんにちは、コメントありがとうございます
葉隠からは様々なことを学ぶことができます。僕は岩波文庫のものを使用していますが、他にも「訳本」などもあります。
ただ、訳を書かれるとそのようにしか読めなくなるので、僕は岩波文庫のものをお薦めします。
また、コメントいただければと存じます