新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ど~でもいい話:僕と携帯端末(あるかな?)

2010-11-13 15:42:31 | ど~でもいい話

こんにちは

 

今、帰ってきました。毎日がお疲れモードになりつつありますが、今週の木曜日はつらかった。

 

初診が7人・・・。

血液内科で初診を別にやっていればよいのですけど、毎日一人ずつ外来をしていますので初診の患者さんの対応も予約患者さんの合間にやっていかなければいけません

 

様々な原因で長く話をしなくてはいけない方も大勢いるのですけど、申し訳ないのですが「鉄欠乏性貧血(純粋に)」の患者さんや、そもそも「何で血液内科に?」という患者さん(先日僕のところに…全身倦怠感が主訴でHb 12.7g/dlで貧血があるので血液内科で精査をと紹介してくださった開業医さんがいましたが・・・貧血が原因か?)でも診療の依頼があればきちんと説明の義務があります。

 

当たり前ですが・・・。

 

先日のProf外来に「ALP分画のALP5が高いので血液内科に・・・」という依頼があって、そもそもなぜ血液内科という話になっていました。

 

まぁ、悪性腫瘍だとかと区別してはいけないかもしれませんが・・・。鉄欠乏性貧血や全身倦怠感の原因精査みたいなものを大学病院の血液内科に相談されたのだとしても、患者さんが悪いわけでもなく、しっかり説明しなくてはいけない

 

そうすると・・・どうしても20~30分は必要(一人当たりですね)になります。どう考えても人手が足りないぞw

 

最終的に終わったのは5時半でした。途中から電子カルテに書くのをやめてひたすら患者さんを呼び続け・・・

 

この状況でカルテに「~の記載はないだろう」とかいう方々もいますが、説明したことをすべて書くほどの時間的余裕がないです。

 

そして紹介状の返事など書き終わったのは20時・・・(汗

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なかのひと 

そこからカンファレンスに途中乱入。

…さすがにきつかった…orz

 

そんな日常を送っています。僕は病棟と外来を往復する毎日を送っております。両方でバタバタする役割ですねw

 

そんななか・・・外来看護師さんの一人と外来で患者さんの対応をしている時電話が事務の方からかかってきました。

そもそも救急患者の対応している時に、僕のところに実施入力とか病棟関係の事務とかの話しが来るのが・・・いらっとくるんですけど・・・

 

「患者さんの処置の入力とか、めんどうですよね。もう少し何とかならないものかな?」

「外来看護師は本当に大変です。病棟の看護師はPC(ノート)を持ってその場で入力していますけど、外来では設置されているPCまで行かなくてはいけませんし」

「あれも無駄なんですよ。正直、PCを各病室へ持っていく必要はほとんどないはずなんですけどね。Vitalの入力や処置入力、点滴の入力だけできるような端末があればいいのです」

「Ipadみたいなやつですか?」

「それは大きすぎじゃないですか(笑  それこそ、I phoneくらいの大きさで、バーコードを読み取って『実施入力ボタン』見たいのを押せばよいくらいのもの

「そんなのがあったら、看護師業務も少しは楽になりますよね」

「探したらどこかにあるんじゃないですか。そのくらい作ってあってもおかしくはないでしょう。

うちの病院みたいに人も金も・・ともかく削って…という病院はともかくとして

 

そんな話をしていました。

 

こういう携帯端末ってあるのでしょうかね?絶対その場で実施入力などをした方が間違いもないし

看護師さんが実施入力していない→DPCの関係で医療事務で困ってしまう→医師(僕が電話しやすいらしいけど)→看護師

 

という流れが、非常にめんどい。

 

こんな携帯端末あったらいいなぁ…と思っています。というか、あるのではないか…と思っています。

 

どうなんでしょうかね?

 

それでは、次に行きます。

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ITで医療費10兆円削減:急がば回れではないでしょうか?

2010-11-07 15:37:40 | Blogを書く理由

さて、続きましてこちらの記事を紹介します。

 

 「ITで医療費10兆円削減できる」―ソフトバンク孫社長  

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/30680.html

ソフトバンクは11月5日、公開討論会「ITで医療は変わるのか? 孫正義と9人の医療従事者が徹底討論」を開催した。この中で、同社の孫正義社長は「IT投資100億円で年間10兆円の医療費を削減できる」と、独自の医療ITをベースにした医療政策を提案した。  

 

公開討論会は、動画サイト「Ustream」で生中継された。孫社長は、原口一博前総務相が推進した、光回線などの高速通信網を2015年に全世帯に普及する「光の道」構想を支持し、医療は同構想を必要とする重要分野と位置付けている。今回の公開討論会は、その一環。  

 

公開討論会では、米アップル製の多機能型情報端末「iPad」などを活用し、医療情報を電子化して効率的な医療活動を行う識者ら9人の事例を紹介。その上で孫社長は、医療ITについての独自アンケートの結果や、ITを活用して国民の医療満足度を高めた海外の事例などを紹介し、「日本国民は現在の医療に満足していない」と指摘した。  

 

孫社長は今後の医療ITの具体策として、大規模な医療情報管理システム「医療クラウド」を整備し、その情報を医療関係者が簡単に閲覧できるiPadの配布を提案した。IT化に必要な費用については、医療クラウドはマーケティング活用できることを条件に製薬会社が負担し、iPadは100億円を国が投じて無償配布。医療クラウドとiPadの通信に必要な通信費はソフトバンクが負担する案を提示した。  

 

その上で孫社長は、「100億円で10兆円の削減ができるのだから、政治家は国民の声に耳を傾けて決断をすべき」と訴えた。また、医療のIT化に反対しているという一部医療関連団体などについては、反対理由として多いセキュリティー問題に対して「(通信の)プロが管理した方がよっぽど安心で安全」と批判した。

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新しい試みというものは、必ず危ないと思われる面があると思います。というよりは新しい試みに危険がないなら皆やっています。

 

それゆえに「大々的に行う」よりはモデル事業的に少しずつやっていった方がよいのではないかと思います。

 

ソフトバンク(僕の携帯電話はJ-phone→Vodafone→Softbankと続いておりますw)はITの専門事業だと思いますが、ITの専門が他の分野の専門ではないため、必ず穴が出てくると思います

 

穴は大きな穴ではなくて、小さな穴であるからこそ補修しやすいと考えます。

 

100億円で10兆の医療費削減ができるというのは素晴らしい話ですが、まずは小規模な範囲からやってほしいものです。

電子カルテ事業にも参画するのでしょうか?

 

NTTと富士通のカルテを使用した経験がありますが、まだまだ発展させるべきところは多いと思います。

 

光の道は非常に速くて便利そうですが、穴がいっぱいあいていたら・・・情報が漏れまくりで大変になります。その他、逆に思ったよりも使いにくい。守秘義務などに問題が生じる。

プロの通信関係者が、医療情報を漏らした場合は守秘義務違反に問われるのか・・・。法整備も必要でしょうしね。

 

少人数だからこそ問題がなかったものが、少し人数を増やしたら大きな問題が生じることもあると思います。

 

発展しそうな話だからこそ、確実に進めていってほしいように思います。

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なかのひと 

急がば回れ…でしょうか。

 

それでは、また。

 

P.S 

ミスタードーナツを買ってきましたw   

久しぶりに食べようと思っていますw

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インフルエンザ:流行ってきてますので、ワクチン接種をお早めに・・・

2010-11-07 15:20:48 | 医療

こんにちは

 

今日は後輩が当直のため、メガネを新調しに行ったり、地上デジタルチューナーを購入したり、ダンベル買ったり、本を買ったり、プロテインを買ったりと必需品を買いあさってきました。

 

僕の生活必需品って・・・プロテインとダンベルなんだな・・・(汗

 

さて、それでは記事を書いていきたいと思います。

まずはこの記事から。

 

秋田・北秋田市の病院でインフルエンザの集団感染 5日までに入院患者6人死亡

フジテレビ系(FNN) 11月6日(土)17時49分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20101106-00000452-fnn-soci

 

秋田・北秋田市の病院で、インフルエンザの集団感染があり、5日までに入院患者6人が亡くなっていることが明らかになった。 11月2日、秋田・北秋田市の民間病院「鷹巣病院」から、職員と入院患者49人がインフルエンザの症状を訴えていると、保健所に届け出があった。

その後、秋田県が調査したところ、この病院で10月31日から11月5日までに、入院患者6人が亡くなっていることが明らかになった。

亡くなったのは、60~90代の男性4人、女性2人で、いずれもインフルエンザウイルスのA香港型に感染していたという。またこの病院では、6日も80代の男性が亡くなっているが、この患者からウイルスは検出されていないという。

 

秋田県の聴き取りに対し、病院側では、「亡くなった6人に対して、10月29日にワクチンを接種した」と話している。

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ワクチン接種とインフルエンザ感染には関係はないでしょうけど(不活化ワクチンだし)、この記事をみて思ったのは2つ。

 

1、患者の発生が思ったよりも早かった

→医学的な話になりますが、抗原を摂取されて皮膚LC(ランゲルハンス細胞)がリンパ節に移動して、樹状細胞(B細胞だから…FDC:濾胞樹状細胞か)がB細胞を活性化して…と行くわけですが、集団発生したタイミングが早かったです。

たぶん活性化したばかり…くらいでしょうからね。

 

2、ある種の血液疾患やPSLで20mg以上の内服と同様の免疫抑制をかけている人は、周りの人が速やかにインフルエンザワクチンをうってください

→移植後半年以内で、免疫抑制剤がまだ切れていない。さらにGVHDとか出ている人はワクチンはうてないです。

細かなことは主治医に確認しましょう。

 

最近外来で、

私は(インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを)予防接種はやってよいのか

と聞かれますが、個々の患者さんの状況が分かれば答えようもありますが、わからない人は何ともいえません。

 

ですので、血液疾患の患者さんなども見てくださっているのではないかと思いますが、主治医の先生に確認してください。

 

あと、インフルエンザワクチンなどは「効果が期待できない」ために強い免疫抑制をかけている人は接種をしないように言っていますが、接種して有害事象が強く出るわけではないので、生ワクチンでなければ接種禁とまでは言われないかもしれません

 

厚労相のインフルエンザワクチンのページ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_vaccine22.html

ということで、はやってきているようなので皆さん気をつけましょう

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なかのひと 

それでは、次に行きます。

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マンション勧誘:誰か取り締まってほしい

2010-11-06 18:15:38 | Weblog

こんばんは

 

先程、帰ってきました。

帰ってきたといっても3時過ぎに病棟から帰ってきて、その後走ったり、筋トレしたりして今に至ります。

 

今日、ちょっとイライラしたことがあるのですが・・・。

 

先程コメントを書いていた時も含め、3回の「マンション勧誘」電話がありました。

 

仕事中などは「仕事中なので」で電話を切って、即座に「着信拒否」

 

昔、着信拒否をするまでに「執拗」に電話をかけ続けた女性の方がいましたが・・・。

 

この電話の対応にいい加減あきてきたのですが、どうにかならないものでしょうか。

 

年金対策の「マンション」の話にもう飽きました。

 

取り締まってほしい・・・

 

先輩医師の中には引っかかって、とんでもないことになっている人がいるのですけどね。悪徳商法ですよね、これも・・・。

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なかのひと 

 

これから夕食などに行きます。

そして行きつけのバー兼喫茶店で「北海道人会」が開催されるので、ちょっと行ってこようかと思っています。

 

それでは、また。

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