ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

雪ニモマケズ小幡城探訪の②

2018-02-07 06:57:36 | わが里の飯田城址ほか中世城館の記
 お待たせいたしました、茨城町の小幡城址探訪の続きです。



いよいよ、城内へと進み出しましたが。
紆余曲折の堀底に、高くて急な土塁が、両面から迫っており。



最初の大曲を越えたところで、早くも分岐点が見えました。
それでも、随所に案内板があるから大丈夫、とは、皆さんからの伺っておりましたが。



確かに、有り難い標識。
雪の中ですから、特にこの赤い矢印がいい感じ。



しかしながら、風雪に耐えかねて、既にこうべを垂れており。
ビスのあたりが腐食していたようですので、ひとまず勝手ながら、ブログ主流の応急処置を施し。



こんな感じでなんとか、本来のお役目の方向へと、その先を再び保持して頂きつつ。
その先の切通しへ進む前に、反対方向へ分岐する空堀も、ご参考までと一枚。



立ち入るべからずの簡易柵がありますが、こちらも一級品。
案内板がなければ、この場できっと、敵さんもうろたえるはず。
そして、再び本来の順路を見れば。



切通し越しに、次の矢印。
ちなみに、この切通しは後年の開削らしく、本来の城郭施設ではないようです。
ということは、隣に潜んでいる、もう一つの入り口から入らない限り、主郭には近づけない構造ということ。



ということで、その切通しを過ぎつつ、矢印に従ってさらに奥の右手方面を見通しました。
しばらく行くと、またまた右方向への屈曲がありますが、ひとまずここで、反対方向も一枚撮影。



回れ右して撮影するとこんな感じですが、こちらも立ち入り不可バリケード有り。
ここを辿れば、もう一つの入り口方向へ導かれるようですが。
ひとまず順路に戻り、さらに歩を進めましょう。



それにしても、矢印のお陰様で順調ではありますが。
順路通りとは言いながら、さすがにこのあたりまで来ると、何がなんだかわからなくなります。
もしこれが戦の最中ならば、入り組んだ全方位の土塁上から、交錯しつつ矢の雨が降り注ぐこと必定。



今でこそ、森閑と息をひそめる大堀切ながら。
往時の記憶を再現するかのように、枯れ込んだ太い枝などが頭上に差し掛かっており。
自然さんからの直撃砲にも、要注意の状況。



ついでに、土塁上の杉の大木さんも撮りましたが。
尾根的な地盤にも関わらず、ことのほかお元気です。
太い藤づるさんも随所にあり、水には不足なしの森と感じつつ。



さらに、もう一度右に折れ曲がり。
そういえば井戸の伝説もあったよね、とか思い出しつつ。
さらにまた、向こうに続く堀底にも、太い一本杉を確認。



おお、なんともいい感じ。
こういう目印こそが、埋もれた古城址では有り難い。
依然、主郭への道は不確かながら、決然と前進を続けました(続く)。
※関連記事→雪ニモマケズ小幡城探訪の序
小幡城址関連サイト↓
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