もくもく木々を移植しており

　一昨日までは、御同業さんの植木畑から。



必要な役者さんをお招きすべく。
鋭意、根巻作業を続行いたしました。



何はさておきただ今は、移植工事の旬。
五葉松さんも、たまには良いです。



それはさておき、土がさらさら過ぎて、虫さんもいないのが気になりました。
仕事は早いですが崩れやすく、小鳥さんも近寄りません。
やむを得ぬご時勢ですが、やはり除草剤の影響はございます。



一方昨日は、おなじみの仕事場でのナツツバキ掘りでしたが。
こちらは、除草剤不使用で、セミの幼虫さんもおり。
ちょっとかわいそうながら、セキレイさんが、ランチに小躍りの現場。



画像左、大きな鋼鉄のバケットで掘りますので、仕事は早いです。
が、こんな時ほど、生き物一体の土への感謝が大切でしょう。



傷めぬように枝折ながら掘りあげると、全長10メートルほど。
輸送には特段の配慮が必要ですが、時期が良いので植え傷みは最小です。



夕方には剪定を経て、目的の現場で定植も完了。
そういえば、この一本も、御同業のご縁がきっかけでした。
業界の流れも変わり、庭の中身も変化がありますが、技能の基本は変わらず。



若い世代にも、しっかり伝えることが大切です。
学校で習った通りばかりでないところが、実は面白いということなども。
枝先が天に四方八方に伸びるように、天壌無窮なる日本庭園の道。



感謝で仰ぐお空にも、なんと道があるぞと思いきや。
飛行機雲さんが、一本北に延び。
春雨の予感の夕暮れでした。
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