ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

石と立ち上がる昔の技たち

2012-02-09 06:45:36 | 茨城の復興・石の現場から
 暦の上では春ですが、被災現場では、少しづつの復興が続けられています。 石のに刻まれた牡丹の花が、陽春を待つ現場。 とある氏神様の石の灯篭の彫刻です。 大震災の横揺れで、上部が滑り落ちました。 一番下の台座はみかげ石ですが、上部は栃木県那須方面に産する、安山岩質の凝灰岩と推定されます。 みかげ石は硬く、凝灰岩は柔らかい石です。 灯篭の一番上、宝珠と呼ばれる部材の一部です。 雨水を逃がす穴 . . . 本文を読む

雨上がる夕べに道草散歩です

2012-02-08 06:41:14 | 野の花の笠間茨城
 昨日は、一日中、雨の茨城笠間でした。 夕方に見る雨上がりの風景に、春が見えます。 ウグイスカグラさんの、早い花芽の先端が色づいています。 里山にて、コブシよりは遅く、ヤマザクラよりも早めに咲いたと記憶しています。 水滴を帯びた枝先の薄桃色。 寒の戻りも予想され、無事を祈ります。 拙宅の前の県道に出ました。 これから近所に、地域関係の書類を届けるのですが、今日は徒歩で向かいます。 ちょうど . . . 本文を読む

道無き未知の篠藪ツーリズム

2012-02-07 06:53:13 | 里山を歩く
 近年、日本全国にて、里山は荒れていると言われています。 荒れているという、その象徴は、こちら、アズマネザサさんの藪です。 長年放置されている藪に潜入し、現状を調査しました。 ミツバアケビさんの葉が、落葉しないままで、黒くくすんでいます。 道は、既に埋もれて、不穏な雲行きです。 コナラさんの高い枝の上から、カラスさんがカアと鳴きました。 外敵を退ける藪は、ウグイスさんには、たまらない楽園です。 . . . 本文を読む

茶の実ながらがんばっぺ茨城

2012-02-06 06:38:35 | 里山の言の葉
 日が伸びていますね。 午後5時でも、こうして自然光で写真が撮れます。 ご覧の地味なコロコロさんは、おチャノキさんの実です。 昔は、お茶の生垣が、どこの里にも見られました。 昼間の明るい時間帯ならば、たぶん、濃いチョコレート色に写ります。 茶の実を見ながら、茶飲み話になりました。   お茶というものは、昔、高名な禅僧さんが、大陸から持ち帰られました。 その後は、歴史の節目でも、生活の場の隅々 . . . 本文を読む

寒風の中で春待つ声いろいろ

2012-02-05 06:46:07 | 里山に捧ぐ
 寒の空も見納めです。 ムクゲさんの枝が、天を指します。 毎日、かわるがわる一日花を咲かせた実鞘さんたちは、今、一斉に揃って満開です。 開いた鞘の中から、風で種が飛んで、実生で増えます。 冬型の、強い風が大好きなムクゲさんです。 茨城で風の寒い日は、日本海側は大雪に注意の日です。 寒風が好きでない、アオキさんです。 実が、今頃、やっとこさ色づき始めます。 冬眠していたのかもしれません。 . . . 本文を読む

年中行事の節分祭の後の祭

2012-02-04 06:59:48 | 里山に捧ぐ
 昨日は全国的に豪雪の中、節分でした。 茨城笠間は、有難い晴天の中での節分でしたが、皆々様のご健康とご無事を祈念いたします。 今朝は、青葉の地元、飯田の里の鎮守の森での節分祭のご報告です。 樹齢600年だった先代ケヤキさんの後継も、植えられてから、既に40年余年。 今年も、春を控え、無事に枝を広げて、感謝です。 鎮守の森は、小高い丘になっています。 鳥居の向こうには、一宮・大井神社の森と、 . . . 本文を読む

厳寒の中の木々のつぼみたち Buds of trees in intense cold

2012-02-03 07:03:19 | Welcome to SATOYAMA
 2月になり、庭の紅梅のつぼみが少しふくらみました。 しかし、今年は、厳しい寒さが続いています。 日本海側と北日本の各地では、豪雪のため、被災されている方々がたくさんいます。 日本中の人々が、春の到来を待っています。 私の住む茨城県笠間市は、雪は降りませんが、異常低温によって、ウメの開花は遅くなる見込みです。 The bud of red flower plum in the garden swe . . . 本文を読む

知られざる笠間湖のひと時

2012-02-02 06:44:29 | 涸沼の水源は笠間湖こと飯田ダムです
 昨日は、拙宅の里の隣、笠間湖こと飯田ダムに立ち寄りました。 いつものダムサイトから撮っていますが、水面は静かです。 食欲旺盛、お魚をまる呑みするカワウさんも、水面とともに休憩しています。 反対側には、吾国山(わがくにさん)が見えます。 画面中央奥には、筑波山が霞んでいます。 厳寒の時、人の姿は無く、貸切でパノラマを拝見。 笠間湖をご存じない方は、笠間市内にもおります。 笠間が気に入っ . . . 本文を読む

マイナス9.5度の田の上で

2012-02-01 06:39:24 | 田んぼ風土記
 昨日の茨城笠間は、最低気温だったようです。 朝起きて、感覚的に動く青葉ですが、速やかにホッカイロを二つも装着。 朝のラジオでも、関東地方は26年ぶりの寒さとのお話でした。  拙宅の冬水田んぼが、完璧に氷結しました。 寒さに耐え抜く、デデッポーのキジバトさんも、昨日は音無し。 そんな低温をものともせず、小学生諸君は足取り確かに前進していました。 山は、常に、不動です。 小学生に、置いて . . . 本文を読む