２０２４年 5月 １９日礼拝メッセージ要旨

ルカ4：14ー30　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

聖書のみことばが実現しました

鈴川キリスト教会牧師

川崎　廣

　主イエス様は公の生涯を始められてまもなく、ガリラヤに帰られました。自分の育ったナザレに行き、会堂に入られたときに、イザヤ書を手渡され、救い主の到来に関するイザヤの預言を朗読されました。
「わたしの上に主の御霊がおられる。
　主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、
　わたしに油を注がれたのだから。
　主はわたしを遣わされた。
　捕われ人には赦免を、
　盲人には目の開かれることを告げるために。
　しいたげられている人々を自由にし、
　主の恵みの年を告げ知らせるために。」（ルカ 4:18、19）
そして、そこにいる人々に「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」と言われました。主ご自身が、救い主であることを宣言されたのです。人々は話されたことにたいへん驚きました。しかし、ナザレの人々は、子どもの頃からのイエス様を知っていたので、なかなか救い主として受け入れることが出来ませんでした。
　イエス様の救いを体験するためには、心を開いて、主を受け入れる信仰が必要です。そうするならば、その人の人生に新しいことが始まります。
　イエス様を子どもの頃からよく知っていた人々は、イエス様を優れた人物として認めても、どこまでもただの人として受け止め、「この人は、ヨセフの子ではないか。」驚くだけでした。そしてカペナウムで行われた様な奇跡を求めていました。
　イエス様は、旧約聖書に登場する有名なエリヤとエリシャの実例を挙げ、その時代にもイスラエルの民が神の預言者を受け入れなかった事を話されました。
　ナザレの人々は、自分たちの不信仰を指摘されたと感じてひどく怒り、イエス様を町の外に連れて行かれ、崖のふちにまで連れて行きそこから投げ落とそうとしましたが、彼らの中を威厳をもって通り抜け、その場を去りました。

分かち合いのために
　あなたにとって、イエス様はどのようなお方でしょうか。互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　イエスは人々にこう言って話し始められた。「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」
（ルカ 4:21）