林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史5(路上でバンド結成)

2015年04月24日 15時33分11秒 | バンドの歴史



店長と仲良くなったおいらは、家に店長をご招待して、その腕前を見せてもらうことにします。

当時おいらが持っていた、テレキャスターのシンラインを店長に渡すと、

ティロリロリロリロティロリロテテテテティロリロ(以下略・笑)

という、とんでもない音数のフレーズが飛び出し、
店長の左手が、ギターのネックの上を、まるで別の生き物のように這いまわります(笑)
これまで、おいらのテレキャスターから、そんな音が出てきたことありません(ため息)


これ、ガチだわ(爆笑)



「(ドキドキ)どうやったら、そんなふうに弾けるんすか??」

「(にこにこんーとね、これはハーモニックマイナースケールなんだけど、ニールヤングとかが使ってるのは、ナチュラル・マイナースケールだと思うんだな。うんたらかんたら、ナチュラル・マイナーとハーモニック・マイナーというのは、構成音が一つ違うだけなんだけどね。うんたらかんたら、それはこの音なんだけど、ほら、なんかこれだとクラシカルな感じでしょ?(中略)で、たとえばライク・ア・ハリケーンだと、使っているコードがこれとこれとこれだから、うんたらかんたら、ていうことは、全部、Aマイナーのスケールのダイアトニック・コードだよね。ということがわかれば、うんたらかんたら、こういうふうにやると、自然とアドリブがとれるわけだねー。でも、大切なのはスケールもそうだけど、選ぶ音だと思うんだなー。たとえば、うんたらかんたら(意訳・以下略・笑)

当時のおいらには半分も理解できなかったので、それを再現してみました(笑)


これ、ガチだわ(爆笑)


そしておいらは、店長に弟子入りし、コードのしくみとか、スケールとか、そういう基本的な音楽知識を得ていったわけざますっ。


そして、二人で酒を飲みつつ語っているうちに、

「(にこにこ)つぁん君は、ライブハウスとかで、やってるの?」

と聞かれ、

「いやあ、あの、路上ライブやってるんすよ~。」
(当時、おいらは大学の友だちと二人で、路上で歌ってました)

と答えると、はじめて店長の顔からにこにこが消え(笑)

「え??路上ライブやってるの??度胸があるね!!面白そうだね!!俺もやってみたかったんだよ~!」

という、意外な答え(爆笑)

(え?店長、路上ライブやりたかったの??この人が路上で演奏したら、どうなるんだろ?笑)

「(ドキドキ)じゃあ、さっそく、こんど、いっしょにやりますか?(バンド結成のお誘い・笑)」

「(にこにこ)うん、やろうよー」



はい、バンド結成(爆笑)



店長との初めての路上ライブの場所は、池袋の芸術劇場の前!

当時は、路上ライブをやっている人がほとんどいなくて、規制もされていませんでした(遠い目)
いきなりの路上ライブで、そんな人の多いところに・・・

しかも当時は、店長と念入りに曲を決めたり、アレンジする時間も無かったので、

初めての路上ライブのときの持ち歌は・・・・

「スタンド・バイ・ミー」ベン・E・キング
「ライク・ア・ハリケーン」ニール・ヤング
「天国への扉」ボブ・ディラン


以上の3曲でしたっ!!(爆笑)
この3曲をえんえん、繰り返し(笑)

それでも、店長はご満悦で、

「路上ライブ楽しいね~。これはやみつきだねっ」

こうして、路上ライブに特化したバンド、「アップルビデオ高津店」が結成されたのです。

以下、次号ですっ