
さてさて、おいらは、店長とバンドを組み、池袋で路上ライブを繰り返しながら、音楽を楽しんでおりやしたっ。
店長の前にコンビを組んでいた大学の友人は、「彼女ができた」の一言を残して、音楽をやめたので(爆笑)
それこそ店長と二人で、ギターを練習しておりやした。
ところがですねえ、店長はおいらより10歳くらい年上でして、友人というよりは、師匠って感じ。
いまは、おいらもおじさんになったので、敬意は払いつつも、立場はほとんど対等なのですが、当時は畏れ多い師匠でございました(笑)
これより少し後に、VROOOMを交えて、3人で路上ライブをやったときの動画(これから登場する「つっか」さんが撮影してくれた映像)があるのだが、
おいらがいつものように、ギターの弦をぶち斬って(笑)おろおろしていると、
店長が、
「(にこにこ)弦は2セットでも3セットでも持ってきておけい!!」
とおいらを一喝するシーンがございまして、
それはそれは畏れ多い師匠でございました(爆笑)
で、音楽を話せる同世代の友人がほしいなあ、と思いつつ、大学で講義などを受けておりました。
すると、何かの講義でグループワークをすることがあって、その同じグループに「つっか」さんがいたのです。
おいらは当時大学3年だったのだが、つっかさんは、うちの大学の系列の短大から、試験に合格して編入してきていたみたい。
初めて見る人だなあ、と思いつつ、グループ全員が名前を書いて回す紙を見ると、おいらとつっかさんは、下の名前が同じ(笑)
おおお? めずらしー。おいらとおんなじ名前だあ!
と思ったおいらが話しかけたっす。
「つっかさんって、俺と同じ名前ですね!」
「お、そうだねー。俺は北海道の短大から編入してきたんだよ」
「北海道っすかあ、俺は広島なんすよ~」
「生まれはね、北海道の利尻島なんだよ~。」
「利尻っすか?? カニと昆布ですよね??」
ええと、おいらにとっては、北のさいはて(爆笑)
なんて、話し始めたんですが。
おいらね、北海道人と縁が深いのよ(笑)
ちなみに妻は北海道出身だし、このつっかさんをはじめとして、けっこう北海道人と話す機会が多いっす。
簡単に言うと、北海道人、好きです(爆笑)
というのは、おいらやVROOOMなんかは、広島出身なので、
とにかく熱いし、理屈っぽいし、負けん気が強いし、権威に反抗的(笑)
それに比べて、おいらが出会った北海道人たちは、みな、
のもーん(爆笑)
としていて、広大な大地のようです(褒めてます・笑)
おいらのイガイガして、とがったところも、
ほわーん
と包み込んでくれるような、つかみどころのなさが、
いっしょにいて、まったく疲れないのです(褒めてます・笑)
で、たちまち仲良くなって、大学の帰り道に、渋谷の山下公園のベンチで、ずっと話し込んだのを憶えております。
つっかさんは、邦楽が大好きで、おいらは筋金入りの洋楽好き。
これまた、真逆だったのが、良かったのだと思うざます!!
これが、20年後に、バンド「アップルビデオ高津店」の裏の顔、「アップル裏ビデオ高津店」の元になるのですね!!
で、つっかさんの第一印象は、以上のような感じだったのですが、
じつは、北海道人の、
のもーん
の裏には、詩人としての顔があったり、カメラマンとしての顔があったり、おいらより権威に反抗的だったりする、一筋縄ではいかない、別の顔があったのでした!!
続きは、次号だっ!