
酔っぱらった勢いで、VROOOMを東京に誘ってしまったおいら。
即答で上京を決意するVROOOM(笑)
いや、やばいだろ、そんな簡単なことじゃないだろ、と思って、止め始めるおいら(爆笑)
というのが前回でしたな。
で、お互いにべろべろに酔っぱらいながらの、VROOOMとの会話、
「ちょっ、お前、待て、簡単に来るっていうが、できるのか??」
「大丈夫だ。俺の荷物はほとんどない。身軽なものだ(冷静)」
「いや、そうかもしれんが、上京してからの、当面の生活費は??」
「これから、約3か月の準備期間をとる(冷静)」
「準備期間?」
「3か月間、生活費を極限まで削れば、数十万になる計算だ(冷静)」
「貯蓄するわけか?」
「東京で部屋を見つけ、契約するにあたって、借金するつもりはない(冷静)」
「それは立派だが、少しなら貸せるぞ。」
「いや、それは最後の手段にしよう。できるかぎり、自力でやる(冷静)」
「だが、現在の貯蓄はいくらだ?」
「ほぼ、ゼロだな。だが可処分所得が多いから、貯蓄は不可能ではない(冷静)」
「具体的にはどうするつもりだ?」
「バイトの時間を増やす。極限生活は得意だ(冷静)」
「かなり苦しい生活にならんか?」
「いや、これまでの、目標が見定まらない生活に比べれば、やりがいがあるくらいだ(冷静)」
「そんな生活を強いるのはなんか、俺のせいで申し訳ないな・・・」
「いや、むしろ、燃えてきた。こういうとき、おれがそれを楽しむのはよく知っているだろう(冷静)」
「それはわかるが、家族の了承もとる必要があるだろう??」
「俺はもう自立しているとみなされている。問題ない(冷静)」
こいつ、もう完全に決意してやがる・・・
「ちょっ、お前、バイクには、こだわりがあるだろう? バイクはどうする、宅急便で送るのか??」
「いや、それも簡単なことだ(冷静)」
「どうするつもりだ??」
「バイクに乗って行く(冷静)」
(おいおいおい、バイクで東京に来るつもりか?こいつは??)
「ちょっ、お前、東京までどれくらいの距離があると思っている??」
「800キロ強、ってところかな?(正確)」
「ちょっ、お前、どれくらい、時間がかかると思っているのだ?」
「俺のバイクなら、10時間ぐらいってところかな?(正確)」
「ちょっ、お前、そのあいだ、不眠不休だろ?」
「早朝に出発すれば、夕方には到着する。問題ない(冷静)」
「東京に出てきてからはどうする?俺の部屋に予備の寝具はないぞ」
「寝袋を持っていく。俺の部屋を見つけるまで、廊下でも台所でもかまわん(冷静)」
「それはいいけど、部屋を借りる時の保証人は?」
「俺の親に書類を送る、安心しろ、文句は言わせん(冷静)」
こいつ、本当に酔っぱらっているのか??
この短時間で、ここまで周到な作戦を!!
これ、ガチだわ(爆笑)
VROOOMは酒をぐいっと飲み干して、さも、満足したような顔をして、
「というわけで、これからの3か月間は死に物狂いでやる。作戦の進捗状況については、随時報告を入れるから、よろしく頼む(冷静沈着)」
これ、ガチだわ(爆笑)
そして、おいらは、東京に戻り、VROOOM上京作戦のための、下準備を始めるのでありました(笑)
続きは、次号ですわ。