未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




心理試験の再放送、どちらも録画設定してあったのだが、結局13日の夜も19日の夜も、リアタイで観ていた。

何度観ても、見飽きることがない。

傑作中の傑作。

1月の第3弾の頃から、満島の新しい情報が欲しくて、佐藤佐吉監督のtwitterを見るようになった。

自身はtwitterをやってない。友達がいないので「いったい何が面白いのか?」と思っていたのだが、佐藤佐吉監督のそれは、読んでいて楽しい。

満島関連の情報がなくなった後でも、惹き寄せられるように定期的に見ていた(拝読していた)。

狂人鬼才・佐藤佐吉

そんな中、気になるスレッドがあった。

元ネタは、放送当時のNHKBSのページであったようだが、既に削除されているようだ。「ここで口紅塗っていいですか 佐吉監督」とかでググると、まだ原文が見つかる。

「気になる」というのは、かなり控えめな表現だ。

過去にこのブログで「『心理試験』での口紅は、恐らく最初に満島が提案した時は、最後に塗るとの案であったと思う。これ、最後ではなく、最初に口紅を塗るとのアイデアは、恐らく佐藤佐吉監督によるものだと思う。」と書いたのだが、このBSの記事を読むと、最初に口紅を塗ることを含めて、まるまる満島のアイデアのようだ。

うーーーーん。

一体、そんなことがあり得るのであろうか?


アイドル出身の女優に、そんなことが出来るハズがない。と言った単純な話ではない。

満島や川栄などの女優さんばかりでなく、松井玲奈の様に作家としての才能を発揮している者もいる。

佐藤佐吉監督が推していたので『カモフラージュ』を買った。

普段は定期購読している雑誌や技術系・科学系の書籍を読むのに精一杯であり、小説を買ったのは実に2年ぶりだ。

まだ2話しか読んでいない。

正直、1話目は「まぁ、こんなもんか。ちょっと、褒め過ぎだろ?」と思ったのだが、2話目は素晴らしかった。

ドンピシャでハマった。

少なくとも『騎士団長殺し』よりは余程面白い。


満島は天才ではある。多才とかでは済まない。多天才とでも言うのか。

百花繚乱

それを一人で具現している。

だがそのベクトルは、あくまでも表現者としての才能のみに向けられていると思っていた。

自身ではあまり語らないので、彼女のその才能は、神から贈られた天性のものであると思われがちである。

「愛のむきだし」にて置かれた極限状態にて、その持って生まれたとてつもない才能が一気に開眼したのだと。

もちろん、天性のものはある。

だが、オリンピックレベルのアスリートがトップを維持するためには、天性の才能のみではなく、日々の血の滲むようなトレーニングが必要なように、トップの女優さんであれば、それ相当の日々の努力を怠っているはずがない。


巨人の肩の上に立つ」という言葉がある。

グーグル・スカラのトップページに掲げられたその言葉は、「先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見すること」を意味する。

だが忘れてならないのは、誰もが巨人の肩に登れる訳ではない。

それなりの努力を日々重ねている者のみが、その位置に立つことを許される。

巨人はどんどん成長して行く。

同じ高さを維持しているつもりであったとしても、ちょっと気を抜くと、あっと言う間に乳首の上やヘソの上に立っている自分に気付くハメになる。

そして、監督なり脚本家なりを生業とするのであれば、日々沢山の映画やドラマを観て、またそれ以上に沢山の本を読むことが求められる。

それは、女優に求められる日々の努力とはまた別物であるし、その両方を熟すことは出来ない。

どちらかでトップになるのであれば、なおさらだ。

だが本当にアレを思いついたのが満島なのであれば、巨人の肩から景色を眺め、

「素晴らしい!」と感嘆している佐吉監督の横で

「本当にそうね。」と囁く声がし、ふとそちらを見ると、満島がフワフワと空中に浮かんでいる。

そんな情景が浮かんで来る。


負けるな!佐藤佐吉

P.S.
「カモフラージュ」は寝る前にベットで少しずつ読んでいる。

日中に読んでいる本はこれだ。

9つの脳の不思議な物語

世界が拓ける。

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