未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle






前回のXGのエントリーを書いて不安に思ったことがある。

XG、レベルが高すぎる。

ライト兄弟とグレン・カーチスが空の覇権を争ってシノギを削っているところへ、いきなりブルーインパルスが乗り込んで来るようなものではないのか?

少なくとも、今の日本のガールズグループの実力は、XGと比べることすら出来ない。

XGはavexによる「高い志」に基く破格の英断の結実である。大手であったしても、他のレーベルではとてもマネが出来ない。

可能であったとしても、今のやり方でそれなりに儲けているので、そんなことに手を出す必要性を感じていない。むしろ、今のままの安寧な日々を送り続けたいと願っているであろう。

もし、XGが日本で圧倒的な地位を築いてしまった場合、他社がそれに追従することは不可能だ。

「日本では通用しない」とタカを括っている反面、実は万が一の局面に戦々恐々としているのではないか。

安寧な日々を脅かす相手を恐れる勢力から、様々な妨害が入るのではないのか?

と。

だが、avex側もそんなことは百も承知のはず。既に根回しは済んでいて、何らかの合意が得られているのかもしれない。

日本市場は荒らさない。あくまでも世界が相手である。と。

そんな妄想に浸りながら、XGのダンスリアクション動画を探していて、FISHBOYのチャンネルに行き当たった。

2022年3月、日本に衝撃が走ります。【XG】


デビュー前のレビューだが、語り口が上手いし、彼独自の視点からの話であるので、とても楽しめる。

「ん?今、何て?『えーけーびーがろっくだんす』って?」

時空が歪んだ音が聞こえた。

80年代に公開された映画Ozone(上の動画でFISHBOYの頭の上にあるフィギュアの一番右)が躍る、私にはイマイチかっこいいのかどうかピンと来ないダンスと、AKBが結びつかない。

FISHBOYが言っているんだから、間違いではなさそうだ。字幕にもそう書いてある。

「AKB48がロックダンスを踊れば」

でもさ、何でいきなりロックダンス?

歪んだ時空が、うまく元に戻らない。

答えはここにあった。

制服姿でどえらいダンス、AKB48の熱量がスゴい...! 根も葉もRumor -1half- へとへとver. | Dance Practice


FISHBOYの愛のあるコメントが秀逸であることもあり、観ていて私も横山結衣に惚れてしまった。

やはり、これは、別物なんだ。世の中には両方(いやもっと沢山)が必要であり、誰か一人が他を駆逐するようなものではないんだと。

そして、もしかすると他のレーベルも、XGに倣って、パフォーマンスの向上を探り始めたのかもしれない。

今までの日本アイドルの、がんばっていることを応援することばかりが偏重されている風潮に、そろそろ陰りが射し始めていることを、切実に感じているのかもしれない。

デビューがゴールになってしまっていることに、打開策を探っているのかもしれない。

やはり、パフォーマンスに魅力がなければ、2・3日で振り付けを覚えてチャッチャとMV撮って廻していれば、コアなファンがいくらでも金を落としてくれた時代は、もう終わってしまったんだと。

だからさ、お互い切磋琢磨しようよ。

自分の身の安全のために他を潰しても、得られる安寧の時間は、驚くほど短い。

※青春感満載の魅せる公式MVはこちら。プラクティス動画のフルバージョンはこちら

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