この冬桜に異変が起きました。
農楽(のら)の会の師匠が、
炭焼き準備の時に素早く見つけ、
「こうやく病にかかっているよ。
ほっとくと枯れちゃうよ!」
と言われました。
早速手持ちの本
「図解病害虫の新防除法]で調べると
_枝や幹にフェルト状のかびが生える病気。
菌糸膜の色によって
黒色・灰色・褐色こうやく病と呼びます。
よく見かけます。
病菌は初めカイガラムシに寄生し、
後にカイガラムシの虫体を覆います。
菌にカイガラムシは保護されます。_
カイガラムシは何と400種類もいるそうで、
クワシロカイガラムシ(写真4)もその1つ。
庭の桜には、
何カ所もフェルト状のかびがありました。
師匠に石灰硫黄合剤を分けていただき
10倍に薄めて、刷毛で薬を塗りました。
これでうまくいくといいのですが。
薬剤を塗ったかびは
色が変わります。
これで菌が死んだことになるのか?
しばらく経過観察することにします。
植物も人間と同じで病気になるんですね。
しっかりと病気対策の知識も
仕入れなければならなくなりました。
庭をぐるっと見渡すと、
モミジやネコヤナギは幹がおかしいし
竹林のアオキやヤツデは
葉が黒くなっていて
じっくり庭に関わるようになったら、
植物たちの小さな悲鳴が
聞こえるようになりつつあります。
植物の手当ができる庭師、
そういう人に私はなりたいな。
師匠に 教えて頂いて 良かったですね。
回復を祈ります。