アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アメリカヅタ - 安城デンパーク

2019-08-14 17:16:42 | みんなの花図鑑

いきなりアップの写真で申し訳ないですが、あるツル性植物の花の画像です。
黄色い花粉の雄しべ、ピンクの子房の萎まった先には白い柱頭の めしべ。
花弁は5枚で(おしべも5本のようです)輪郭を白い線で縁取っています。





最初これを発見したときは ノブドウが生えているのか、と思いました。
でも、ノブドウの花よりやや大きく、花弁に白い輪郭が描かれていて 少し洒落ているので、ノブドウそのものではなく、ノブドウの仲間じゃないかと思いました。





遠目で見た感じはこんな風。横からみると 一定の標高に花が付いています。こんなところは、ノブドウやヤブガラシの花序にそっくりです。(ヤブガラシのばあいは「散房状の集散花序」と形容しているようです)

それで 『ノブドウの仲間?』と題して、掲示板にお伺いを立ててみたところ、
「ツタ属 アメリカヅタ かと思います。葉のかたちが分かるような全体画像を見せてください。」
という返事をいただきました。
(それで 葉の画像を追加投稿したのですが、その方からはその後 お返事がいただけません。どう理解したらよいのか、よく素振りが理解できません)





「ノブドウ」の仲間かと思っていたら 「ツタ属」とのお返事をいただき、すごい間違いをしたような気になりましたが、ツタ属というのは「ブドウ科」なんですねぇ (´∀`)

ブドウ科は「ブドウ、ヤマブドウ、ノブドウ、ツタや、雑草のヤブガラシなどを含む。」(wiki「ブドウ科」)




ツタというとすぐ思い浮かぶ「キヅタ」は「ウコギ科」で、ツタといっても 全然別の種類だったんですね。





ところが、自分でも確認しようと「アメリカヅタ」を画像検索しても、なかなか花の構造が分かる画像が出てこないんですよ(ToT)





アメリカヅタの記事によれば、「初夏に葉腋に大きな集散花序を出して、淡黄色の小さい5弁花をつける。」とありますが、最初にびっくりしたように、咲き始めは 黄色い花粉のおしべと 白い縁取りの花弁
を付けていて、とてもかわいいんです。





そんなこともあり、もっと適当な名前があるのではと、デンパークさんからの答えを待っていたのですが、お盆で忙しいようでなかなか返事がもらえないので、仮の「アメリカヅタ」の名で投稿しちゃいます。
正しい名前が分かったら、コメント書きかえます。




カクレミノ - 安祥城址公園

2019-08-14 13:21:39 | みんなの花図鑑

カクレミノは ウコギ科カクレミノ属。雌雄同株。





楕円形のつぼみの 下半分以上は子房です。反対側(楕円の先端側)が5弁の花になります。





雄しべと花弁は 受粉を終えるころには 地面に落下してなくなります。





受粉直後の子房(花弁の付け根に跡が付いていますが、それより下の部分)はまだ小さいのですが、
どんどん大きくなり・・・



それぞれ 丸い玉になります。
子房下位といって、ウコギ科の花でよく見かける形です。




リョウブ - 岡崎市KD

2019-08-14 13:06:04 | みんなの花図鑑

7月の山の花の少ない時期に、真っ白な花房をたくさん付けていたリョウブ。





8月になり、ほとんどの小花が 果実になりました。





この花のどこが、果実に変わったのでしょう。中央の小花の花弁の付け根に エメラルド色をした丸い部分が子房ですね。





そう、今 アリが舐めている?部分の、子房が 果実に成長します。





この褐色部分は何か?というのが、先だってからの宿題でしたが、花弁と 雄しべの残骸(役目を終えて枯れた)と考えてよいようです。