アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

マユミ - 安城デンパークほか

2019-08-15 17:47:06 | みんなの花図鑑

マユミにも種類があるらしく、このマユミの実は 早くも赤くなりだしている。





ところが、葉はまだ若葉のように 青い。





マユミの実は 4つの部屋をもつ。
ニシキギ科で 果皮が4つに割れるのは マユミとマサキだ。





このマユミは よくみるとずいぶんいびつな恰好をしているなぁ




つぎは 於大公園(東浦町)のマユミ

こちらの果実は まだ青い。





こちらは 長い果柄の先に1つだけしか実をつけていないが・・・





同じ株の大半は 鈴なりの実をつけている。これが赤くなったら、さぞかしきれいだろうな








ロサ・ロクスブルギィ - 安城デンパーク

2019-08-15 16:32:30 | みんなの花図鑑

先ほどのサンザシの実に似ていますが、こんどはトゲトゲのローズヒップです。





ロサ・ロクスブルギィまたは ローザ・ロクスブルギィ Rosa roxburghii は バラ科、中国中部原産。




私は未見ですが イザヨイバラの原種 とネットの記事にあります。




黄色くなったら食べられます。
漢方で刺梨と呼ばれるものですね。(野の花ガーデンblog「ロサ・ロクスブルギー」)



サンザシ - 於大公園(東浦町)

2019-08-15 16:14:40 | みんなの花図鑑

バラ科のサンザシ(山査子)は中国原産。




日本には朝鮮半島経由で1734年に薬用植物として渡来したとされ、ここ於大公園でも 薬木薬草園に植わってます。





サンザシの実は ローズヒップ(バラ科バラ属の果実)に似ています。





仲間に、花が八重のセイヨウサンザシがあります。果実はよく似ています。

秋には こんなに 赤くなる。


トウフジウツギ - 安城デンパーク

2019-08-15 14:56:43 | みんなの花図鑑

台風で外へ出れないので、在庫から 名前が分からずお蔵入りしていた花を決めつけて投稿 シリーズ第2弾。





フサフジウツギ(いわゆるブッドレア)にしては 小花の数が少ない。





そのかわり、花筒の長いのがひときわ目立つ。





あるブログコメントより引用

「長いことフサフジウツギだと思い込んでました。

でも花がまばらです。

名札を探したらトウフジウツギ。

トウ(唐)ですから中国原産。

沖縄では早くから栽培されていたのでリュウキュウフジウツギとも。」(多摩と入間の雑学的な散歩「フジウツギ3種・見比べてね@神代植物公園」)






「花がまばらで葉もフサフジの半分くらい。

花筒の外面に星状の綿毛がなくて腺点が密生、葉の裏に毛が密生。

フサフジは綿毛や腺点がありません。」(同上)

花筒の入り口が閉ざされているように見えるのは 目の錯覚か、ピントずれか?!

オニグルミ - 於大公園(東浦町)

2019-08-15 10:22:37 | みんなの花図鑑

樹名板には 単に「クルミ」としか書いてなかったのですが、これはおいしそうなクルミが生っているから、河川敷などに自生する「オニグルミ」でしょう。
(サワグルミやシナサワグルミはいわゆるクルミの実はできません)





食用とすることができるクルミには、在来種の「オニグルミ」、「ヒメグルミ」のほか、「ペルシャグルミ」、「テウチグルミ」(カシグルミとも)、「シナノグルミ」(信濃胡桃)のいずれかとされている。
このうち、テウチグルミ(カシグルミ)はペルシャグルミの変種とされ、また シナノグルミはテウチグルミ(カシグルミ)とペルシャグルミの自然交雑によって生じた雑種といわれている。したがって、言い換えれば、店で販売されているクルミはいずれも分類上はペルシャグルミ系として理解されていることになる。
樹の散歩道「クルミいろいろ 何やら名前がややこしい」を編集)





では 樹名板に単に「クルミ」としか書いてなかったのは なぜか?

「・かつては単にクルミと呼んでいたが、テウチグルミやペルシャグルミなどが外国から入り、それらと区別するためにオニグルミと呼ぶようになった。「鬼」は、種の表面の模様が鬼の顔に見えることや、実が大きいこと、核が硬いことによる。」(庭木図鑑 植木ペディア > オニグルミ)






・オニグルミは雌雄同株で、5~6月にかけて開花する。雌花は枝上に直立するため観察しにくいが、優雅な赤色でそれなりに美しい。雄花は緑色で、20センチほどの紐状に垂れ下がる。木の下からでも見付けやすいが、それが花だと気付く人は少ない。(同上)





オニグルミは、ニセアカシアと並んで河原に多い。河原は、洪水の度に攪乱が起きる。こうした場所では、十分な陽光のもとで素早く生長するタイプの陽樹に有利。オニグルミは、陽樹で生長がとても速い。

河原には野ネズミが多い。野ネズミは、クルミが大好きで、見つけたクルミを貯蔵する習性がある。そのほとんどを食べてしまうが、ごく一部の残ったものが発芽、生長分布を広げている。

クルミの殻の内側には空洞があり、水に浮く。毎年、雪代や洪水が起きると、河原に落ちたクルミが下流に流され分布を拡大する。洪水時にクルミが埋まったりするが、オニグルミは地下30cmもの深さからでも発芽する能力があるという。

(以上、森と水の郷あきた「樹木シリーズ24 オニグルミ」オニグルミが河原に多い理由 よりの引用でした)