アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ニホンズイセン - 愛知県安城市

2017-12-27 17:32:59 | みんなの花図鑑

スイセンは 地中海沿岸の生まれ。
それがシリアからイラン、インドから中国を経て
はるばる日本へは室町時代にたどり着いたといわれている。

学名 Narcissus。
ギリシャ神話に出てくるナルキッソスは
その美しさゆえ神々に翻弄され、最後には
水面に映る自身の姿に見とれて動けなくなり、
そのまま水仙の花になったという。
うつむいて咲くスイセンは まさにナルキッソスが
水面を覗き込む姿というわけだ。

写真はそれでは面白くないので、
こちらの身を屈めて 見上げるように撮ったもの。


マサキ - 愛知県安城市

2017-12-27 11:48:51 | みんなの花図鑑

毎度おなじみの マサキの実です。
赤い実を見ると つい カメラに収めたくなります。
葉が年中 緑なのに(赤く紅葉しないのに)
なんで ニシキギ科 なの?!
といぶかる人がいます (´v_v`)

今年学習した ニシキギ科
の果皮は いくつに割れるか ・・・またまた 復習です(@_@)
ニシキギとコマユミ・・・・2裂、
ツルウメモドキ・・・・・・3裂、
マユミとマサキ・・・・・・4裂、
ツリバナとアメリカマユミ・5裂。

マサキとマユミは 果皮が4裂ということですけど、
この写真、3裂しているように見えませんか?!
種子も 3つ 顔を出しているように見えるし・・・

続きにあった果実です。
これなら 4裂した果皮から 4つの種子が
顔を出しているように見えます。


これは別の場所にあったマサキです。
果皮が、とても赤かったので、
メモ代わりに撮影しておきます。

(参考)
マサキの花


フェンネル(ウイキョウ) - 愛知県岡崎市

2017-12-27 10:27:47 | みんなの花図鑑

私など 畑をやらないものだから、
こんな冬のさなかに 畑で黄色い花が咲いてると
狂喜してしまう、
強風の中で とにかくメモ代わりに撮影・・・

これはたぶん 11月に 別の畑の縁に
こじんまりと咲いていた ウイキョウ(フェンネル)
同じものだと思うのだが、もし違ってたら ご指摘ください m(_)m

このフェンネル(和名 ウイキョウ よりも
フェンネルで検索したほうが 記事がより多くヒット
するので 今後は フェンネルと呼びます)
春からずっとこのような花を何度も咲かせ続けているのです。
で、今咲いている花が最終で、この花のまま 越冬する というのです ヽ(^。^)ノ

花の後には種が出来、
それが地面に落ちて、実生で年末ころに発芽して
越年をして、来年は更に一面にフェンネルが広がるという
段取りとなっております\(^o^)/



ゴンズイ - 愛知県安城市 堀内公園

2017-12-26 17:15:10 | みんなの花図鑑

ゴンズイは 学名をEuscaphis japonica といい、
ミツバウツギ科の樹木です。
自生地は 本州では茨城県から富山県より西、
ほかに朝鮮半島南部、台湾北部、および中国中部に分布するそうです。

赤い果皮に黒い豆。
果実がクサギに似ているという人がいますが、私はそうは思いません (ー_ー)!!
果実だけみると、むしろ直前に話題にした タンキリマメ を連想させます( ^)o(^ )

手の届かない高いところに生っていたので、
枝と果柄ごと下に落ちていた果実を撮影しています。
(バックは ユキヤナギ です)

黒い艶々した豆は 写真では ひとつの殻に一個だけのようですが、
実際には 1~2個、多い時は 4個も入っていることがあるらしいです。



タンキリマメ - 豆の弾け方

2017-12-26 11:57:29 | みんなの花図鑑

タンキリマメについて今年観察したことのおさらい?です。
タンキリマメは 赤い鞘の中に 通常 2個の黒い豆が入っています。
写真の 左側が まだ弾けていない鞘で、豆は上下に入っています。

↑鞘が割れたところです。
豆が窮屈そうに、顔をのぞかせています。

面白いのは 豆に栄養を送っている へその緒 のような紐が
上の豆は 鞘の稜線の右側に、
下の豆は 鞘の稜線の左側に ついていることです。

そのため、鞘の割れ目が 時間とともに 左右に開口していくと、
稜線にくっついた豆も 左右に離れていきます。
(豆が殻から飛び出しているように見えますが、これは豆自身の仕業でなく、サヤの壁の角度が展開したことの帰結です。)
こうして ミッキーマウスの目のような 表情が出来あがるという訳です。


これは 葉を写したものです。
タンキリマメの葉は 一番幅の広い部分が 真ん中より葉の先端側にあります。
よく似た トキリマメは 一番幅のある部分が 葉の付け根側にあります。
私自身は トキリマメには 出会っていません。


ナンキンハゼ - 愛知県安城市

2017-12-26 11:28:22 | みんなの花図鑑

ナンキンハゼの殻(果皮)が割れて落ちて、
種子がむき出しになり、冬空に 花が咲いたようです。

白いのは 仮種皮でろう質です。
とても薄いのですが、それなりに硬いです。
地面に落ちた種子を踏みつけると パチンパチンと音を立てて割れます。

白いロウ質に野鳥たちが惹きつけられるのは間違いないようで、
とくに ムクドリなどが好きなようです。

面白いのは スズメの食べ方で、ナンキンハゼの実の白い部分のみを 嘴(くちばし)で削り取って食べるというのです。おいしいのは ロウ質の仮種皮だけということでしょうが、これだとナンキンハゼの作戦は うまくいかなかったことになりますね (ー_ー)!!


ロウヤガキ - 愛知県安城市

2017-12-26 08:40:10 | みんなの花図鑑

ことし学習したことの おさらい? です(^^
ロウヤガキ は 今年覚えた木のひとつです。
赤い実(4枚目の写真 参照)に気づいたのが11月初めですから
もう2か月近く 同じ状態で実をつけていることになります\(^o^)/

ヘリコプターの翼のような大きなヘタが売りです^^
ロウヤガキは 渋柿です。
ここは露地植えですが、観賞用に植えてあるのでしょう。

もっともこの渋柿、
3月を過ぎて桜が咲くようになると、渋が抜けて甘くなるそうです\(^o^)/


これは 同じ敷地に植わっている、もう一本のロウヤガキ。
ロウヤガキは 元は ロウアガキ(老鴉柿)。
鴉はカラスを意味し、真っ黒に熟す実の様子をカラスになぞらえて命名されたといいます。



ロウヤガキ - 愛知県安城市 2017-11-03

ロウヤガキ - 愛知県安城市 2017-11-09



コセンダングサ - 愛知県安城市

2017-12-25 18:59:31 | みんなの花図鑑

コセンダングサとタイトルしましたが、
今となっては コシロノセンダングサ か、アイノコセンダングサか
明瞭ではありません。

センダングサは形状が矢尻のようになっていて布地に突き刺さるようにひっつきます。
いわゆる ひっつき虫 です。

よくみると、先端が 三つ又になっています。
センダングサとか、コシロノセンダングサなどのばあいはどうなんだろ?
西遊記の 沙悟浄 がもってる武器ににてますが・・・

あぁ、あれは 宝杖(ほうじょう)といって
二股というか 半月刃(はんげつじん) でしたね


フユサンゴ - 愛知県安城市

2017-12-25 17:32:34 | みんなの花図鑑

ホオズキの実くらいの大きさのフユサンゴ(冬珊瑚)。
ナス科です。若干 クコ の実に似て美味しそうですが、
有毒です。食べれません。

別名 タマサンゴ。
ジュズサンゴという丸い玉をつけるナス科がありますが、
サンゴ(珊瑚)というと 赤や黄色の丸い玉の実のことをいうようです。

これは ヘタというか、萼片なんでしょうか?
よく分かりませんが、白いので なんだか 花が咲いているようです。