アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

テイキンザクラ - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 20:07:44 | みんなの花図鑑

別名「ヤトロファ・インテゲリマ」。
だが、これは 学名 Jatropha integerrima をカタカナにしたものなので 覚えにくい。
やはり、テイキンザクラ(提琴桜)のほうを覚えることにする。
テイキンザクラ の「テイキン(提琴)」とは バイオリンのことだそうで、
これは 葉がバイオリンを連想させることによる。(wiki)



テイキン は良しとして、
しかし、なぜ サクラ なのか?!
この花の どこが サクラに似てるというのか!



テイキンザクラは サクラの仲間ではない。
杯状花序で有名な トウダイグサ科なのだ。



太平洋戦争時、南方へ出兵された日本兵が、
本種を見て桜を連想し、ナンヨウ「サクラ」と
呼んでいたが、既にその名は他の植物に
用いられていたため、テイキン「ザクラ」と
なったという話があります。(GKZ植物事典・テイキンザクラ)


上とよく似た話を私も体験したことがある。
仕事で ミャンマーに行ったとき、仕事相手の
ミャンマー人(日本に留学していたことがある)から
「きょうはミャンマーの桜を見せてあげよう」
と連れて行ってもらったことがある。
そこで見たものは 私に言わせれば ヤマブキを
白花にしたような木で、内心「どこが?!」
と思ったものだが、サクラのない土地で
桜を懐かしもうとしたら、この木になるのかな?
と思った。



しかしこの花、トウダイグサ科 ということは
この花弁のように見えるものも、花弁ではなく
杯状花序の杯(カップ)なのかもしれない。
こうして横からみると、
シベの高いのは バラ科のサクラというより
アオイ科のハイビスカスの仲間のようだ。

(追記 2018-09-30)
テイキンザクラの花弁のようにみえるものは
杯状花序の<杯>かもしれない、の件。
実は、氷見市海浜植物園に お尋ねしていたのです。
今日、明解な 回答いただきました \(^o^)/
要点部分を そのまま 転記させていただきます↓

「トウダイグサ科の中でも「ハナキリン」や「ポインセチア」などの
ユーフォルビア(トウダイグサ)属は、特有な杯状(椀状)花序を
形成ますが、「テイキンザクラ」(図鑑などによってはナンヨウザクラ)や
「サンゴアブラギリ」などのヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)属は、
花弁と萼が各5個ある単性花で、集散花序となります。

したがって、同じトウダイグサ科の植物であっても別属のため、
杯(カップ)に相当するものではなく、「テイキンザクラ」は
花弁ということになります。」

氷見市海浜植物園 関谷さま
ありがとうございました m(_ _)m

ゴールデン・シャワー - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 10:20:29 | みんなの花図鑑

逆光で よく分からないのですが、黄色のキレイな花です。
例によって 「ゴールデン・シャワー」で検索すると、
「ナンバンサイカチ」と
「ゴールデン・シャワー・ツリー」がヒットします。



花をよく見るために、
これは フラッシュを焚いて(←死語?)撮ってみたものです。
マメ科の木です。
花弁の中央から 長い雌しべと雄しべが伸びています。
このマメ科の花、どこかで見たことがありますよね



学名 Cassia fistula をみて、分かりました!
そう、カッシア の仲間だったのです。

(参考)
カッシア・コリンボサ(Cassia corymbosa)



カワラケツメイ属の 花は 特徴的で、
とてもよく似た特徴を持ってます。

ハネセンナ Cassia alata
コバノセンナ Cassia coluteoides
ゴールデンシャワーツリー Cassia fistula
カワラケツメイ Cassia mimosoides subsp. nomame


ゴレンシ - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 09:45:08 | みんなの花図鑑

いかにも熱帯の花といった風情で、花を観賞するのかと思いきや
「ゴレンシ」で ググると wikiの「スターフルーツ」の項が
トップに出てきます。
(花のアップを撮ろうと 近づきすぎて
写真は どれもみなピントオーバーしています m(_ _)m)



wiki に いわく「和名は五歛子(ごれんし)。独特の形をした果実を食用にする。」



さらにいわく
「和名も英名も、由来は果実の横断面が五稜星型をしているところからきている」



ゴレンシと聞いたとき、インドネシアや
マレーシアの ゴレン(炒めた、焼いた)
という言葉を思い出しました。
ナシ・ゴレンは チャーハン(焼飯)、
ミー・ゴレンは 焼きそば。
で、ゴレンシーは 焼けた花の色なのかな?などと (T△T)
日本語だったんですね...


サンタンカ - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 09:25:44 | みんなの花図鑑

いかにも南国の花といった風情のサンタンカ(山丹花)は
熱帯アジア原産で・・・



デイゴ、オオゴチョウとともに沖縄県の三大名花とされています。
(・・・と 看板に書いてありました^^)



花の色とかたち から サンタンカ・コッキネアという品種と思います。


(参考)
▼今年の6月 愛知県のデンパークで撮ったサンタンカです

 色がすこし淡いです。

ハイビスカス - 氷見市海浜植物園

2018-09-28 21:56:53 | みんなの花図鑑

ハイビスカスにもいろいろあるのですね。
花弁の グラデーションが美しいハイビスカスは 初めてお目にかかりました。



これは 花弁がスクリューみたいに ねじれてる。



こちらのハイビスカスは 花弁が 赤い珊瑚みたいに 縮れてる。



しかも、花弁と シベの間が すごく長い。
(追記)
MINI69さんが調べてくださいました。
「コーラルハイビスカス、和名をフウリンブッソウゲ」
という品種だそうです。なるほど 名前のとおりですね(^^
MINI69さん、ありがとうございました ♪




もっとも一般的な ハイビスカス。
赤い毛玉みたいな 雌しべが印象的。


オオウバユリ - 白川郷

2018-09-28 09:30:23 | みんなの花図鑑

面白いので、写真は撮ったけど、名前がハッキリしないので、
昨夜 教えて!goo に質問しました。
ところが、疲れていたので、回答を見ずに、寝てしまいました。



朝、掲示板を覗いてびっくり、
回答者の方が
ウバユリ か オオウバユリ か で 議論されてます。

背丈が2mくらいあったので、「オオウバユリ」のほうで整理しておきます。


ミゾソバ - 白川郷

2018-09-28 09:24:59 | みんなの花図鑑

白川郷の 家と家の間の畑に ミゾソバの群生が (#^.^#)



ミゾソバは 別名ウシノヒタイ。
葉の形が ウシノヒタイに似ているので...
といっても、最近 ウシ 見ないよね (T△T)



「著名な民間薬のひとつである石田散薬の原料とされた。なお、石田散薬の製造元では牛革草と呼ばれていた。「牛額」から転じたものであろうか。」(wiki)


シュウメイギク - 白川郷

2018-09-27 18:07:37 | みんなの花図鑑

この写真を Googleで画像検索すると
「Japanese Anemone」がヒットします(^^



英名 Japanese anemone は シュウメイギク (秋明菊) のことで、
中国が原産です。わが国へは古い時代に渡来し、各地に帰化しています。



とくに京都市北部の貴船に多く見られるため、「きぶねぎく(貴船菊)」の別名もあります。
花弁のように見えるのは萼片です。