アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

皇帝ダリア - 紅葉を背に

2020-11-18 21:36:28 | みんなの花図鑑

於大公園(東浦町)に行ったのは ラクウショウ、アメリカフウ、トウカエデ、モミジ、ケヤキ、エノキなどの紅葉をカメラに収めるためでした。




紅葉は、上に挙げた以外に、メタセコイア、カキ、キブシ、コブシなどなどいっぱいあり、どう整理しようか、思案中です。




とりあえず、別扱いで整理の付いた 皇帝ダリア からアップします。



バックの紅葉した木は ラクウショウです。



皇帝ダリアは短日植物といって、昼間の日照時間が短くなると花芽をつくる性質を持っています。



タラノキ - タラの実

2020-11-18 11:52:40 | みんなの花図鑑

タラノキというと春のタラの芽がよく知られているけど、秋から冬にかけてタラの花や実がつくのは意外とご存じない方が多いのではないでしょうか。



ごちゃごちゃしてますが、こんな実です。


タラの花はというと・・・

これが 雄性期の花です。



これが 雌性期の花です。
(いずれも 9月16日撮影)




で、これが同じ木の今朝の様子。
果実になっても 柱頭がいつまでも残っています。




黒く十分成熟した果実では 柱頭はへたって果皮に張り付いているようです。
この実は小さいですが食べられます。(と言って、甘くておいしいわけではありません。)




これは ずっと前(2015-12-16)コンデジで撮影したものです。
冬になりエサが少なくなると メジロが食べに来ています。






アキグミ - ソバ畑の横に

2020-11-17 21:06:05 | みんなの花図鑑

今年借りているソバ畑の横に いっしょにそばを育てているNさんちの畑があり 両畑の境界に アキグミの木が植わっている。



ソバの刈り取りのとき、疲れて一服していると、Nさんが「コメグミが生ってるで食べたら」というので・・・



行ってみると、アキグミだった。すごい実の付きようだ。



一緒にソバをやってる仲間の一人は タウンボーイで、アキグミどころか、「グミっていうとガムのグミ?」という地域差 (´v_v`)



コメグミ(つまりアキグミ)は小粒なので 手のひらに5つ以上もぎ取り まとめて口に含み ぺっと種を吐き出すのだよ。
そう教えてやった。



中東シリアに アキグミあったかどうか知らないけれど、もしあったら、あっちの人は 種吐き出さずに ぜったい 呑み込んじゃうからね!(そのことは、ザクロ、サボテンで実証済み (^^)/)



カラタチなど - 紅葉・黄葉

2020-11-17 14:41:54 | みんなの花図鑑
その他の紅葉・黄葉(主として 安城デンパークにて)

カラタチ (ミカン科)

♪カラタチのトゲは痛いよ~








セイヨウメギ (メギ科)

メギの葉にも棘があります。







ナンテン (メギ科)

葉が赤いけど、紅葉ではなくて・・・



元から赤い種類のようです。
(愛知県緑化センターにて)





アズキナシ (バラ科ナナカマド属)

赤い実、黄色い葉









ガマズミ (レンプクソウ科(クロンキスト体系ではスイカズラ科)ガマズミ属)




以上、安城デンパークにて




愛知県緑化センターのロックガーデンのガマズミは、実と一緒に花が咲いていました。





ナンキンハゼ(トウダイグサ科)

ナンキンハゼにも、黄色くなるのと 赤く紅葉するのとあるようです。












そしてこちらは 真っ赤です。


いずれも背が高い。




サルスベリ (ミソハギ科)

ややオレンジ色が多い紅葉のサルスベリ。











ユリノキ (モクレン科)

プラタナスかな?と思ったら・・・



ユリノキでした (^_-)-☆







最後に、答えのないクイズ です

花木園にありました。低木です。



細い幹が根元から株立ちしています。



葉を陽にかざすと真っ赤です。
名前 分かったら 教えてください (´∀`)

〔追記〕
葉のかたちと 株立ちの様子が オトコヨウゾメ(ガマズミ属) に似ていますね

モミジバフウ、イタヤカエデ - もみじ葉の紅葉

2020-11-16 17:38:19 | みんなの花図鑑

モミジバフウ (安城デンパークにて)

モミジバフウは フウ科(クロンキスト体系ではマンサク科)フウ属の落葉高木。
フウは漢字で「楓」と書きます。




モミジバフウ(紅葉葉楓)はアメリカフウとも呼ばれます。
フウ属には2種類あります。
「フウ属には葉の形からモミジバフウ(5-7裂)とサンカクバフウ(3裂)がある。前者はアメリカフウ(北米・中南米原産)、後者は単にフウ(中国・台湾原産)、タイワンフウとも呼ばれる。」(wiki「モミジバフウ」)




モミジと違い グラデーションが美しいです。




「フウは「楓」と書かれるが、カエデはムクロジ目に属し翼果をつけるのに対し、フウ属は雌花の花序が球形で垂れ下がるので区別できる。」



木によっては イガイガの果実が鈴なりの木もあります。(デンパーク地ビール館横)



蒴果がたくさん集まった集合果で、穴から翼の付いた種子をばらまくところはカエデの翼果と似ています。




陽が当たるときらきら光ります。




手前の 十月桜にピントが合ってますが、背景は モミジバフウの紅葉です。





イタヤカエデ(安城デンパークにて)

イタヤカエデは ムクロジ科カエデ属の落葉高木。「大きな五角形の葉が空を覆う様子を、板葺きの屋根に見立ててイタヤカエデと名付けられた。」(庭木図鑑 植木ペディア > イタヤカエデ)



「秋に葉が黄色くなるカエデの代表だが、別名「トキワカエデ(常磐楓)」のとおり基本的には秋季も緑色の葉を保ち、落葉直前のみ黄葉(稀に紅葉)する。」(同上)



ピンオーク、アカガシワ - ブナ科の紅葉

2020-11-16 09:30:36 | みんなの花図鑑
「○○オーク」と呼ばれる種類の木の紅葉を眺めてみます。すべて安城デンパークにあった木です。

ピンオーク

ピンオークは 一名アメリカガシワとも呼ばれる、ブナ科コナラ属の木。



葉の深い切れ込みが特徴的です。



深い切れ込みは次に掲げるスカーレットオークも同様です。



2種を比べた場合、ピンオークは葉の裂片の間の裂欠がU型に開いているとされます。
(スカーレットオークの葉のほうは 閉じ気味のC型の裂欠とされています。)











スカーレットオーク

スカーレットオークは 上のピンオークと葉や若木の形態が似ているために、よく混同されます。



スカーレットオークは葉の裂片の間の裂欠(中間のくぼみ)がC型となった葉を持つオークとして知られます。



しかしながら、葉の裂欠はその深さ、幅に関して非常に変異の幅が広く、同じ固体でも変異している場合があります。





アカガシワ

アカガシワは レッドオークとか アカナラとも呼ばれるブナ科の落葉高木です。



アカガシワをネットで画像検索すると、上に見たピンオークより切れ込みが鋭角な感じですが、実際は 葉だけ見るとピンオークと区別できません。
この木は 上の二つと別のところにあったので、樹名板に従って アカガシワとしました。





ウィローオーク

ブナ科コナラ属ですが、 前の3つと比べて 葉が全然違います。



ヤナギの葉に似ているので、別名 ヤナギバナラ。



どんぐりが生っていました。







カイノキ、ハゼノキ、ヌルデ - ウルシ科の紅葉

2020-11-15 21:13:58 | みんなの花図鑑
ウルシ科の紅葉を集めてみました。といっても、カイノキ、ハゼノキ、ヌルデの3つですが。

カイノキ

場所は 安城デンパークです。




























ハゼノキ




安城デンパークにて。


名前不明(ハゼノキに似た葉)




安城デンパークにて。




ヌルデ

前山ダム(常滑市)にて。



ヌルデは葉と葉の間の柄に小さな翼が付いているのが特徴です。






果実です。どういうわけか 濡れていました。


我が家にコミカンソウがやってきた

2020-11-15 10:57:46 | みんなの花図鑑

今まで一番近くで見られた 農道わきのコミカンソウ。先日 草刈り機できれいに刈り取られていました。




雑草なんですが、無くなると無性に撮りたくなり、そのあと数日を経ずして 愛知県緑化センターまで車で撮りに行きました (´∀`)




それがなんと、町内の、ほとんどおとなりさん宅の前の道路に何本か生えていたのです。
灯台元暮らしでした!




一応断って(雑草だからと)抜いてきて我が家の庭の鉢に引っ越しさせてあげました。




これからは いつでも好きなときに撮影できます(^^)/




とりあえず、お披露目です\(^o^)/


ヒロハフウリンホオズキ とセンナリホオズキ(もどき)

2020-11-14 18:00:00 | みんなの花図鑑
2つの個体をお見せします。

ヒロハフウリンホオズキ

ヒロハフウリンホオズキにとてもよく似た野のホオズキにセンナリホオズキがあります。ともにナス科ホオズキ属の植物で 名前ほどちがっていません。というか 瓜二つなのです。
まずはじめに、これは「ヒロハフウリンホオズキ」で間違いない個体のほうからお見せします。




識別点は2つあります。ひとつ目は 花で区別します。センナリホオズキのほうは 花冠の内面に紫色の斑があります。ヒロハフウリンホオズキのほうは 画像のように紫色の班はありません。
ただし、とても紛らわしいことに ヒロハフウリンホオズキでも花冠の内面がぼんやり褐色になることはあります。




識別点その2は ホオズキを見ます。ホオズキは 萼が変化したものです(宿存萼といいます)が、このホオズキの脈の部分が 毛細血管みたいに褐色になってれば、それは ヒロハフウリンホオズキということです。 センナリのほうは成熟した脈も緑色のままです。

以上より、これは 紛れもないヒロハフウリンホオズキということになります。




センナリホオズキ(もどき)

つぎに 同定困難な個体のほうです。シベを観察するために 大写ししてます。



シベはいいとして、問題は花冠内面の基部のほうの模様です。センナリホオズキには「花冠の内面に紫色の斑があります」ということでしたが、これは 紫色とはいえないにしても 先ほどのヒロハフウリンホオズキと比べればとても濃い模様があります。




同じ個体を 少し離れて全体を見たものです。



そして 区別の第2点、ホオズキ(宿存萼)の脈ですが、先ほどのヒロハフウリンホオズキと同様、はっきりと脈波褐色になっています。この点だけからすれば、この個体もヒロハフウリンホオズキということになりますが、 第1の区別点(花冠の内面の模様)からすると これはかなりセンナリホオズキっぽい フウリンホオズキということになります。

なかなか典型的なのが無くて難しいですね "(-""-)"



ツル、ツル、ツル - GoTo 前山ダム

2020-11-13 22:42:41 | みんなの花図鑑
久しぶりに 前山ダム(常滑市)の周回道路を一周してみました。一周 5,000歩強です。
以下のような つる植物に出会いました。


ノブドウ

自然とは思えない果実の色。


虫が作った色。


いえ、虫に触発されてノブドウが作り出した色。


本当の色はどれ?




アオツヅラフジ

おいしそう!



食べられない。



でも、2粒、3粒なら大丈夫。口に入れたとき、一瞬 甘い!
果肉の中には アンモナイトの化石が隠れています。




ツルウメモドキ

仮種皮が弾けると、この赤い光沢のある種子が顔を出しています。



でも、大部分は まだ弾けてなく黄色をしています。



弾けてない果実をバックに 弾けた種子。







ヤイトバナ(ヘクソカズラ)




背後に 古代遺跡の廃墟のような建物が・・・


ユリ(タカサゴユリ?)の果実の莢でした。




ツタ(ナツヅタ)

道路のガードレールの窪みをつたってました。



こんな果実。



キヅタと違うナツヅタの一種だと思います。





スズメウリ






ヤマノイモ

ヤマノイモは 食べるナガイモに似た むかご を作ります。



オニドコロなどのトコロがつくイモは ムカゴを作りません。




アケビ

高いところに まだたくさんなってました。