さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

会社でいじめられる

2011年07月20日 20時45分27秒 | Web log
会社勤めを再開してから、5ヶ月が経とうとしています。

いろんな国籍の人がいておもしろいなぁと思ったのも束の間、次第にストレスを感じるようになりました。

慣れない業務だということもあったので「 知識と経験を積み重ねればなんとかなるだろう 」と思って頑張ってきましたが、一向に慣れないような気がして、

6年も仕事から離れていたし、確実に年もとっているし、記憶力とか理解力が落ちてしまったのか?

とか色々考えるようになり、だんだん自分を責めるようになりました。

問題は、私と仕事をシェアしている相手。

会社に長く勤務していて、経理の経験と知識があるので、一応私のスーパーバイザー的な役割を果たしています。

その人の私に対する態度は、以下のような感じです。

質問をすれば、前も言ったでしょ??と怒鳴る
間違っていないのに、大声で「 なんでそんなことするの?」と言われる
自分のミスを私にかぶせる
仮に私がミスをした場合に「 何度も言っているでしょ? 」と責める
なんでも自分の思い通りに私がしないと気が済まない
忙しくもないときに「 こんなに忙しいのに ayako は 何をやっているの? 」と
周りに言って、いかにも私が仕事をさぼっているかのような印象を与える

????と思いながらも、できるだけ耳を傾け、言われたことから必死に学ぼうと努力して、
相手の欠点も最大限理解しようと頑張りました。

でも、どこかで

困惑して、硬直している自分がいます。

会社に行くことにものすごい神経をすり減らし、完全に自分を見失い、自信を喪失している自分を否めない。

わたしはだめなんだろうか・・・と、どんどん自分を責めてしまう。

そうなると「 周りの人は私のことを 『 仕事ができない役立たず 』と思っているのではないか? 」
と、不必要に疑心暗鬼になってしまう。

そして、どんどん落ち込んでしまう。

そういう私の様子を察してか、他部門の人が声をかけてくれるようになりました。

「 それって、いじめだよ 」と、同じ職場のイギリス人の男性に言われました。
複数のオーストラリア人からも同じことを言われました。
海外オフィスのスタッフからも「 大丈夫??? 」という声をかけてもらったりして、
他部門の人からも 「 あなたは やさしすぎるだけで、悪くないんだよ 」といわれても、

毎日、罵声をあびていると 自分が悪いんだと信じてしまう。洗脳のようなものです。

「 いじめ????? いや、同僚の態度はむかつくし、頭にもくるけど、でもやっぱり私が悪いんだと思う。
仕事がこなせないから。」

本当にこんな風に思ってしまっておりました。

でも、萎縮しながら仕事をしていると、処理能力も落ち、教えられても教えられたことが頭にしっかり
入らなかったりするなど空回りしているような感じさえしました。 

ある程度、力と権威のある人が正論を振りかざして相手を糾弾するのは、正論だけにくせもので、
本人はもちろん、相手をいじめているという意識がなく「正しいこと」を言っているに過ぎないと信じているわけです。
言われる私も、相手の言い分もある意味正しいし、相手を責めるよりも、自分の至らなさを反省し続けたので、
完全に相手のペースに嵌められていたのでした。

ギリギリまで「 自分が悪いから、能力がないから、ネイティブじゃないから」と自分を責め続け、眠れ
なくなったり、食欲がなくなったり、口内炎が出たり消えたりを繰り返し、ストレスは最高レベルに達して

やっと「 いじめられている」という事実を受け入れて、がく然としたのでした。

回りの人に「 いじめられてるよ 」と言われても

いやぁ、私が未熟なだけだから…と信じて疑わなかったのですが、ある日、目から鱗がポロリと落ちたのです。

マイクに愚痴をこぼし、話をいっぱい聞いてもらって、上司にも相談したり、会社の人はもちろん、友人にも慰めてもらって、なんとか正気を保ち続けましたが、いじめの構造というものは恐ろしいなぁとつくづく思ったのでした。

現在は、上司が私を守るためにあれこれと手を打ってくれているので、なんとか勤め続けていますが、そういう助けが
なかったら続けられなかったと思います。

今でも、いつでも辞める覚悟で会社に行っていますし、私をいじめている本人の態度はさほど変わっていません。
回りの人の励ましとサポートがあって、わずかな自尊心と正気を保てられているから続けられるのであって、
私が強いからとか、根性があるからとか、全く関係ないなぁと思います。

自分を支え続けるには限界があります。

私が私を信じられるのは、私を信じてくれる人がいるからできるんだ、とつくづく思います。

いつでも辞める覚悟はあるけれど、この問題をきっちりさせて、後任者にしっかりと仕事を引き継ぎ、
その人が私と同じ目に遭わないようにできる限りのことをして去っていきたいと切に思います。

誰にも、こんな辛い目にあってほしくない。

私の前に、既に3人の人が耐えられなくて去っていったそうです。

この連鎖は私の代で断ち切らないと・・・・

無駄な(?)正義感に燃える私なのでした。

署名

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