土井健郎氏の『甘えの構造』という本があります。学生の頃に読みました。
土井氏が アメリカ留学時に受けたカルチャーショックを元に、『日本』を把握しようとして
書いた論文のようです。
そしてその本の 英語のタイトル は The Anatomy of Dependence
甘えという言葉を Dependence(依存)に置き換えています。
ま、個々人をみた場合に、依存心が強い人、そうでない人 いると思いますが、日本人は全体的に
依存心が強い国民だなぁと わたしも思います。(オーストラリアに来て、実感しました。
わたし自身もそういう部分が強いなぁと自覚しています。)
誰かがなんとかしてくれる あるいは なんとかしてくれよぉ 的な意識
そして、日本では、その期待する誰かが なんとかしてくれちゃったりするわけですから、それは
社会として完結しているので、そういう社会に生まれ育った人がそうなるのは 当たり前といっちゃ
当たり前なんですけれども。
昨日書いた、個人の権利意識が弱く、誰かに決めてもらってそれに従うことで安心を得る傾向が強いのも、
こういうところから来ているのかなぁとも思います。
オーストラリアの人なんて、人や会社なんて関係ない 『自分は自分』という意識が強いですから。
ところで
セロトニントランスポーター遺伝子(セロトニントランスポーターいでんし)とは、神経伝達物質である
セロトニンの伝達に関係する遺伝情報が書き込まれた遺伝子である。
染色体番号17に存在する。S型とL型が知られる。組み合わせはSS型、SL型、LL型がある。
1996年11月、ヴェルツバーグ大学精神医学部のピーター・レッツ(PETER LESCH)がS型がセロトニン分泌に関与すると発表。
この遺伝子型を持つ者の割合は国や民族によって異なる。不安遺伝子とも呼ばれ、日本人はこの割合が高いとされる。
という記事を Wikipediaで見つけまして。
不安遺伝子 染色体番号 17 日本人はこの割合が高いのだそうです。
この記事を読んで 先天的に不安感が強い=依存性が強い=それを満たす文化というシステムが構築された→
文化システムの中で『不安』がある意味取り除かれる
という図式が成り立っているのかもねぇと思います。
ま、それは一面 不安要素を取り除くという機能を果たしているので、意味があるものと思うのですが
反面、その枠組みを離れては生きていけない という結果ももたらすのであります。
子離れできない親、親離れできない子に代表される 依存関係に似ています。
だから、いくつになっても親の言うことを聞いてしまうというような。
さらに悲惨なのは、そこに歪みが存在しても、そこから離れられないということにもなり得ます。
なので、大きいものに管理(支配)される結果になるのです。
不満を感じながらも、おかしいと心のどこかで感じながらも、その支配関係から抜けられない。
そういったところなんでしょうか。
根は深いような気がします。
土井氏が アメリカ留学時に受けたカルチャーショックを元に、『日本』を把握しようとして
書いた論文のようです。
そしてその本の 英語のタイトル は The Anatomy of Dependence
甘えという言葉を Dependence(依存)に置き換えています。
ま、個々人をみた場合に、依存心が強い人、そうでない人 いると思いますが、日本人は全体的に
依存心が強い国民だなぁと わたしも思います。(オーストラリアに来て、実感しました。
わたし自身もそういう部分が強いなぁと自覚しています。)
誰かがなんとかしてくれる あるいは なんとかしてくれよぉ 的な意識
そして、日本では、その期待する誰かが なんとかしてくれちゃったりするわけですから、それは
社会として完結しているので、そういう社会に生まれ育った人がそうなるのは 当たり前といっちゃ
当たり前なんですけれども。
昨日書いた、個人の権利意識が弱く、誰かに決めてもらってそれに従うことで安心を得る傾向が強いのも、
こういうところから来ているのかなぁとも思います。
オーストラリアの人なんて、人や会社なんて関係ない 『自分は自分』という意識が強いですから。
ところで
セロトニントランスポーター遺伝子(セロトニントランスポーターいでんし)とは、神経伝達物質である
セロトニンの伝達に関係する遺伝情報が書き込まれた遺伝子である。
染色体番号17に存在する。S型とL型が知られる。組み合わせはSS型、SL型、LL型がある。
1996年11月、ヴェルツバーグ大学精神医学部のピーター・レッツ(PETER LESCH)がS型がセロトニン分泌に関与すると発表。
この遺伝子型を持つ者の割合は国や民族によって異なる。不安遺伝子とも呼ばれ、日本人はこの割合が高いとされる。
という記事を Wikipediaで見つけまして。
不安遺伝子 染色体番号 17 日本人はこの割合が高いのだそうです。
この記事を読んで 先天的に不安感が強い=依存性が強い=それを満たす文化というシステムが構築された→
文化システムの中で『不安』がある意味取り除かれる
という図式が成り立っているのかもねぇと思います。
ま、それは一面 不安要素を取り除くという機能を果たしているので、意味があるものと思うのですが
反面、その枠組みを離れては生きていけない という結果ももたらすのであります。
子離れできない親、親離れできない子に代表される 依存関係に似ています。
だから、いくつになっても親の言うことを聞いてしまうというような。
さらに悲惨なのは、そこに歪みが存在しても、そこから離れられないということにもなり得ます。
なので、大きいものに管理(支配)される結果になるのです。
不満を感じながらも、おかしいと心のどこかで感じながらも、その支配関係から抜けられない。
そういったところなんでしょうか。
根は深いような気がします。