TEDってご存知ですか?
Idea worth spreading 広める価値のあるアイディアというコンセプトで世界中の
その分野に明るい人たちが、斬新かつユニークなアイディアをプレゼンテーション
しているネット動画です。
で、たまたまヘルスケアについての動画を見つけましたのでご紹介。
エリック・デイシュマンは大学生の頃、医師たちから余命2・3年であるという宣告を
受けました。今や大昔の話です。新しい診断と後に受けた腎臓移植によって、
デイシュマンは自身の経験と専門性を武器に最先端の医療技術スペシャリストに転身しました。
TED : Eric Dishman "Health care should be a team sport"
日本語訳付で動画を見るのも可能なので興味のあるかたは是非ご覧ください。
彼の論点は「治療チームの中心に患者を位置付けるヘルス・ケアを再構築する」というアイディア。
医療の現場では医師をはじめ、看護師、薬剤師、臨床心理士、作業療法士、栄養士などなど
さまざまな人がかかわりますが、いまだに患者は医師のいいなり的なところがあります。
わたしたちは体のことを専門的に学んでいませんから、病気になっても分からないことが
多かったりして、専門家である医師に任せがちですが、彼は自分の体のことは自分がイニシアチブ
を取るべき、医者任せ、あるいは医師中心でなく「患者中心」となるようなシステムを
勧めています。そのためにどのような新しいシステム、そしてテクノロジーが必要か、あるいは
入手可能か?を紹介しています。また「病院」というコンセプトも考慮しなければいけないこと。
病院で起こる医療事故、あるいはMRSAなどの抗生物質が効かない菌にさらされる危険性を考えると
病院にいかず「在宅」でできる限り患者自身が積極的にヘルスケアチームの一員として参加し
治療を進めるのが望ましいと主張します。
看護学生として常に思うのは人の体は人それぞれ。
薬の効き方も人によって違えば、症状の出方、進行の仕方も個々によって変わってくるというのが
実際で、医師は「ガイドライン」に従いながら治療を進めますが、それは統計の平均値的要素が
大きく、必ずしもその人にとって「絶対」の治療法ではないということです。
最後、声を詰まらせながら、移植不可能といわれたプレゼンテーターが、女性から提供された腎臓に
よって移植し命を繋ぎとめたことに感謝する場面があります。
このシーンが彼の主張が自身の命を賭けた経験に基づいたものであることを聴衆に更に深く印象付けます。
私は個人的に彼の主張が近い将来に実現可能のものなのではないかと信じています。
非常に納得のいく論旨だなぁと思うと同時に、この斬新的かつ新しいヘルスケアからこぼれ落ちていく、
あるいは実施が難しいと思われる「弱者」はどうなるのか?という疑問も芽生えてくるのですけど....
それはそれで公的な救済処置が施されることでしょう。
さて、今日も夜勤です。今朝は8時に帰宅し、急いで子供たちのお弁当を準備して、シャワーを浴びて
ベットに入り、午後3時近くまで寝てました。
どーれ、頑張るぞ。
Idea worth spreading 広める価値のあるアイディアというコンセプトで世界中の
その分野に明るい人たちが、斬新かつユニークなアイディアをプレゼンテーション
しているネット動画です。
で、たまたまヘルスケアについての動画を見つけましたのでご紹介。
エリック・デイシュマンは大学生の頃、医師たちから余命2・3年であるという宣告を
受けました。今や大昔の話です。新しい診断と後に受けた腎臓移植によって、
デイシュマンは自身の経験と専門性を武器に最先端の医療技術スペシャリストに転身しました。
TED : Eric Dishman "Health care should be a team sport"
日本語訳付で動画を見るのも可能なので興味のあるかたは是非ご覧ください。
彼の論点は「治療チームの中心に患者を位置付けるヘルス・ケアを再構築する」というアイディア。
医療の現場では医師をはじめ、看護師、薬剤師、臨床心理士、作業療法士、栄養士などなど
さまざまな人がかかわりますが、いまだに患者は医師のいいなり的なところがあります。
わたしたちは体のことを専門的に学んでいませんから、病気になっても分からないことが
多かったりして、専門家である医師に任せがちですが、彼は自分の体のことは自分がイニシアチブ
を取るべき、医者任せ、あるいは医師中心でなく「患者中心」となるようなシステムを
勧めています。そのためにどのような新しいシステム、そしてテクノロジーが必要か、あるいは
入手可能か?を紹介しています。また「病院」というコンセプトも考慮しなければいけないこと。
病院で起こる医療事故、あるいはMRSAなどの抗生物質が効かない菌にさらされる危険性を考えると
病院にいかず「在宅」でできる限り患者自身が積極的にヘルスケアチームの一員として参加し
治療を進めるのが望ましいと主張します。
看護学生として常に思うのは人の体は人それぞれ。
薬の効き方も人によって違えば、症状の出方、進行の仕方も個々によって変わってくるというのが
実際で、医師は「ガイドライン」に従いながら治療を進めますが、それは統計の平均値的要素が
大きく、必ずしもその人にとって「絶対」の治療法ではないということです。
最後、声を詰まらせながら、移植不可能といわれたプレゼンテーターが、女性から提供された腎臓に
よって移植し命を繋ぎとめたことに感謝する場面があります。
このシーンが彼の主張が自身の命を賭けた経験に基づいたものであることを聴衆に更に深く印象付けます。
私は個人的に彼の主張が近い将来に実現可能のものなのではないかと信じています。
非常に納得のいく論旨だなぁと思うと同時に、この斬新的かつ新しいヘルスケアからこぼれ落ちていく、
あるいは実施が難しいと思われる「弱者」はどうなるのか?という疑問も芽生えてくるのですけど....
それはそれで公的な救済処置が施されることでしょう。
さて、今日も夜勤です。今朝は8時に帰宅し、急いで子供たちのお弁当を準備して、シャワーを浴びて
ベットに入り、午後3時近くまで寝てました。
どーれ、頑張るぞ。