さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

夜勤終了!!!

2013年09月18日 17時52分57秒 | Web log
4日におよぶ夜勤が今朝終わりました。帰宅してから3時まで爆睡。

日中の勤務よりも2時間ほど長い10時間シフトですが夜勤は少ない人数で対応するので、
EastEndからWest Endまでナースコールが鳴ればどこへでも駆けつけますので、
結構忙しく、時間は早く過ぎていきます。

痛みに苦しむ人、眠れない人、せん妄でカテーテルや点滴の管を抜こうとする人
認知症で徘徊しようとする人、そして頻繁にモニターする必要な症状の重い人を
見守ります。

昨日は日中完全に無視されたおばあちゃんMさんに「何回も痛み止めをお願いしたのに
ひとつももらえなかった!」と怒りをぶつけられたり...

手術の予後が悪く、血腫ができてしまい、再手術を受けたものの、集中治療室に行かなければ
ならないほど重篤な状態になった患者Cさん。空きベットがないということで、病棟に戻されました。

とても苦しそう....。

酸素マスクにつながれ、痛み、吐き気、喉の渇き等と戦っています。PCAポンプ(自己調整鎮痛法)
を使って、必要に応じて鎮痛剤が供給されるようになっていますが、リモコンは一体なんなのか?
と訴えます。どうもリモコンの使い方の説明をうけていないようです。

喉が渇く...氷が欲しいと訴えるので別の病棟まで走って、調達。

わたしができることはこんなことくらい。

日中の不手際をあちこちで謝罪しながら、忙しく時間は過ぎていきます。

骨折で入院したイギリス出身の初老のご婦人のDさん...話をしてなんとなくうまが
合いそうな感じ。

手術をする「かもしれない」ということで、絶食が指定されています。
4時間ごとのバイタルサインのモニターが必要ということで、シフト開始後、そして4時にまた測定。
トイレに行けないのでベットパンで排泄の介助。そのつど少しずつおしゃべり。

救急に運ばれてすぐに強い鎮痛剤が処方されたそうで、幻覚の症状がでてきて、頭がおかしくなりそう
だったと話してくれました。とてもつらかったそうです。薬の知識もないし、何がなんだかわけが
分からなくて、二度とこの薬は使わない!と救急のお医者さんに訴えたとか。

いろんな患者さんがいて、その強い鎮痛剤が欲しくて「痛み」を訴えて入院を繰り返す患者さんも
いるんですよという話をしたりしました。

穏やかでとても人のよさそうな印象を受けます。あぁ、看護しやすい患者さんだなぁと思っていたら
6時ごろ「トイレに行きたい」というのでベットパンを準備。持参すると目がうるうるしています。
あくびでもしたんだろうと思って、とりあえずベットパンを設置して、退出。
しばらくして戻ってくると....突然、大泣き。

「 どうしたんですか??? 」と聞くと

入院してから絶食、手術のキャンセル、絶食、またキャンセルを繰り返されて、ほとんど何も
食べていないのに痛み止めの薬を飲んで、お腹もおかしいし、お医者さんは顔をだしてくれないし
今晩から始まった絶食も「手術するかもしれないけど、キャンセルになるかもしれないって、
一体、どれだけ待たなければいけないのか、先が見えないし...」と泣きじゃくります。

担当の看護師に即報告。で、お医者さんの指示で手術は延期と即決定。
とにかく気持ちを落ち着かせるために、お食事を取らせることを優先させたようです。

そう話したら、えっ??という はとが豆鉄砲を食らったような顔をしていました。

とりあえずお食事ができるようになってよかったですね!と言って、帰宅。

絶食が解除になったにも関わらず本人はどこか釈然としていないようでしたが....

お食事が取れないということよりも本当は何よりも、置き去りにされているような、
先が見えない不安が大きかったということだったんじゃないのかなぁと、ちょっとだけ思います。

署名

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