さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
当ブログのコメントは承認制になっています。

膵癌のリスク

2009年12月10日 15時15分16秒 | 慢性膵炎と日常生活
EUS下膵生検をくぐってると、
膵臓ガンばっかり引っかかってきます。(笑)
この間の診察でも
「ガンの識別なら少しの細胞を取るだけでいいのですが・・・。
なんて話が出たので、膵生検の大半は癌疑いということなのでしょうか。

自己免疫性膵炎かと思ったら膵臓ガンだった
あるいは膵臓ガンだと思ったら自己免疫性膵炎だった
ということが珍しくないそうなので、
この2つの疾患を識別するのは大事なことみたい。

膵炎と膵臓ガンに関するこんな文献も見付けました。
なんでも、慢性膵炎の人の膵癌発生率は一般人の10~20倍だけど
遺伝性膵炎の場合はなんと53倍になるそうな。
がん診療ガイドライン

親の敵のように度々腫瘍マーカーを検査されるのは
これが理由だったのでしょうか。

ただ、遺伝性膵炎とは
“同一家系に2世代以上にわたり複数の膵炎患者がいて,若年発症で胆石やアルコールの関与がない膵炎と定義される”
らしいので、PSTIがこれに含まれるかどうかは不明。

さて。
昨日、ネットをうろうろしていて、こんな本を見付けました。

 ↓ ↓ ↓

見事に医学専門書。
膵炎のみで1冊になっています。
読めるかどうかわかんないけど、内容説明につられて買っちゃった。

遺伝性膵炎のみならず特発性膵炎などにおいても,その発症に遺伝的背景が関与する症例が少なからず存在することが明らかとなった.ここ数年の膵炎関連遺伝子,特にカチオニックトリプシノーゲンや膵分泌性トリプシンインヒビターといったトリプシンに関係する遺伝子の解析は,診断のみならず膵炎の発症機序解明に大きく寄与している.遺伝子異常を背景に炎症を繰り返す症例は膵癌の高リスク群であり,遺伝子解析が成因解析のみならず経過観察や治療方針の決定に有用な情報を与えうる.

自己免疫性膵炎についても載っていたし、医学書にしては安かったです。
コメント (2)