IC-820/IC-821/IC-736/IC-775はネガ液晶が経年変化で、
セグメントが点灯しっぱなしになり、段々と数字が読めなくなって行きます。
IC-820/821/736は輸出用のポジ液晶が有り、これらは経年変化が有りません。
(IC-775にポジ液晶があるかどうかは不明→IC-775dspとして、ポジ液晶有りますね)
そこで、ポジ液晶のIC-820を入手し、IC-820Dに移植する事にしました。
(既にICOM側にポジ液晶の在庫は有りません。海外の修理屋だと持ってる
可能性は有りますが)
で、ジャンクで入手した、ポジ液晶のIC-820が、自分のIC-820D(ローカルから
QSY品)より、フロントパネルが綺麗なので、フロントパネルごと交換する
事にしました(単に液晶モジュールだけを取り出すのがメンドクサイだけ・・)。
コツは、フロントパネル側で、フレキを外す事。
本体側のフレキ・コネクタは1回挿し用になってます。
(厳密に言うと一番幅の狭いフレキは本体側外し可、だけど自分の方を使いたい)
下記の3点のフレキをパネル側で外して、移植。簡単です。
フレキの背面の青色の当て板が、外れた場合、
私の場合は、トンボ鉛筆の口紅タイプ
pit紙ノリを使いました。
ボンドG17は論外ですが、他の接着剤も
何が入ってるか分からないため。
こうなります。
IC-820を見てきた経験からの憶測ですが
周辺温度に大きな原因があります
故障は液晶の液漏れです
ですのでまだ液晶が死んでいない
場合はバックライトをLED化することで
寿命をのばせます
あとこの液晶モジュールにかかる電圧が
あるロットでは非常に高くこのタイプですと
確実に液晶表示がおかしくなっています
このタイプは年式の割に非常に液晶の輝度が高いので
時間の問題で漏れます。今年は猛暑ですから
いままで大丈夫でも、漏れた個体は多分相当あったと思います
だからヤフオクに大量に出ている
闇改修は疑いたくないですがその痕跡を感じます
ちなみに液晶漏れですので、電源が入っていなくても
酷い表示以上は表示部をよく観察すると
その変な表示が焼き付いているように認識できますので
電源ケーブルがないので確認していない等の
商品が液晶がダメか判断できます
外気温度かな、と言う事は薄々思っていましたが、
LCDモジュールの電圧が高い物が有ると言う事は、知りませんでした。早々確認してみます。
後、無電源で、液晶漏れが確認出来るとの事は、自分の物で
確認してみます、ありがとうございます。