ちょうど20年目になった腕時計を初めてオーバーホールに出した。
数分止まることがたびたびあり、流石に手入れが必要だと思った。
当時は珍しかった軽い素材のチタンを使用した腕時計。腕につけると、しっくりと馴染んで、なかなか気に入った。
それ以来、20年、一度も故障することなく、ずっと時を刻んでくれた。
買い替えようかと思ったけど、とても愛着がある。
時計をオーバーホールに出すと、一か月ほど戻って来ない。別の時計を付けていると、どうしても腕を意識してしまう。それほど、20年付き合った時計は腕に馴染んでいたのだと思う。
オーバーホールから戻ってきた腕時計を付けると、もう体の一部になっているような感がある。
ところが、何日かすると、また数分遅れていることがあった。
治ってなかったのだろうか? それとも、もう寿命なのだろうか?
再び時計ショップに持ち込むと、店員から意外なことを言われた。
時計が磁気を帯びています。磁石などに近づけたことはありませんか?
半年ほど前にバッグを買い替え、それには磁石がついている。かなり強力である。
電車で腰かけたとき、膝の上のバッグに手を置くと、ちょうど腕時計が磁石に接触する。
時計がときどき止まるようになったのは、このせいかもしれない。
店員の話だと、5センチ以上離すと影響は受けないとのこと。
注意するようにした。
まだまだ、この相棒には頑張ってもらおうと思う。
もう1つの20年選手、ソニーのポケットラジオ。
毎朝、通勤の電車の中ではラジオを聴く。
聴かない人は全く聴かないが、僕はラジオが好きである。朝はゆっくり新聞を読む時間がないので、ラジオは貴重な情報源である。
シーズン中は帰りの電車の中で野球中継を聴く。
古くなったので別の新しいラジオを買ったこともあるが、感度はこのラジオの方がよかった。
毎日使用したので、かなり年季が入っているが、今でも現役で活躍する。
いままでよく働いてくれたと思う。これからも頼むよ。
20年選手に感謝!
異性を大切にするかがわかるみたいですよ。
一本を長く大切にするのは、一人を大切にする人だそうです。
幸せな奥さまでしょうね。
長く使ってると空気みたいになりますね。
腕時計を道具と見るか、ファッションと見るかで考え方も違ってくると思いますが、道具は長く使える方がいいです。