先日発表されたセレクション審査の結果ですが、1名が辞退、3名が落選となったようです。今回、AKBを去ることになった4名について、コメントを…。
○高松恵理(辞退)
彼女とルックスの雰囲気が似ている野中美郷もそうなのですが、彼女のような「大人びた感じの子」は、AKBではイマイチ人気が出ない傾向があるようです。一言で言えば、「AKB向きでは無かった」ということになるでしょうか。
モデルっぽいルックスだったので、アイドルよりもそちらの方面の方が活躍出来るかも知れません。松井咲子のモバメによると、「芸能界でまた会いましょう」と言っていたそうなので、芸能活動は続けるつもりなのでしょう。また別の形で彼女に会えるのを楽しみにすることにします。
○藤本紗羅(落選)
彼女は4期生としてAKBに加入し、研究生として活躍していましたが、第1回のセレクション審査で落選。その後、オーディションを受け直し、9期生として再加入しましたが、今回2度目の落選となってしまいました。
公式ブログに掲載された彼女のコメントで、「私はアイドルに向いていなかったのかも知れません」という一節がありますが、確かに彼女のようなキャラクター(年齢の割りにしっかりしている)は、AKBではあまり支持されない傾向がある気がします。彼女と似たキャラだった増山加弥乃も、AKBにいた頃は苦労していましたしね。
ただ、才能は間違いなくあると思うので、別の分野で頑張って欲しいですね。
○絹本桃子(落選)
ダンスは苦手なようでしたが、一通り出来ていましたし、何よりMCが個性的で面白かった子でした。良い意味での気の強さみたいなものがありましたし。ルックスも将来の成長が期待できるような感じだったので、彼女の落選は非常に残念でした。
ただ、彼女は学業を優先しているようなふしがあったので、この世界にはしばらくは戻ってこないかもしれません。
○石黒貴己
さて、今回最も番狂わせというか、波乱というか、意外だったのが彼女の落選。いや、例のプリクラ流出騒動があったので、ある意味一番の落選候補ではあったのですが、総選挙で40位に入ったし、人気もある上にパフォーマンスも申し分ないので、さすがに落とさないのでは…と思っていたんですけれどね。
それに流出したプリクラは過去のものらしいので、それだけが理由とすると、あまりにも厳しすぎる気がします。今後は「過去に(家族以外の)異性とプリクラを撮ったことが無い子でないとダメ」みたいな感じになってしまいそうです。でも、そんな子は少数でしょう。
話を石黒貴己に戻して…。私の彼女に対しての印象は、「とにかく常に一生懸命なパフォーマンスで、公演に対する(プロ)意識が高いなあ」というものでした。そんな彼女の意識の高さを最も表していると思ったエピソードは、以下の出来事です。
今年の2月13日の公演で、サプライズとして「バレンタイン・キッス」を歌ったときのこと。初めて歌う曲ということもあり、恐らくレッスン時間も少なかったのでしょう、歌詞があやふやな子がほとんどでした。特に2コーラス目以降はボロボロ。
でも、そんな中、石黒貴己だけは、最後まできちんと歌詞を覚えていました。それを見て「今日1日だけしか歌わない曲なのに、ここまで完璧にしてあるのは、意識が高いなあ」と感心したのを覚えています。
上記のことを、6月5日に行われた「ポニシュ」の握手会で、本人に言ってみました。彼女は「はい、必死で練習して覚えました!」と嬉しそうに答えてくれました。
彼女は芸歴も長いですし、近いうちにこの世界に戻ってくるでしょう。ただし、それはAKBでは無い可能性が高いように思います。