さて、8月18日と8月20日は夏恒例?のAKBグループの東京ドームコンサートに行ってきました。サブタイトルは「するなよ?するなよ?絶対卒業発表するなよ?」という、いわゆる“ネタ振り”なのかそうじゃないのかが、微妙に分からないものになっています(笑)。
ちなみに8月18日はコンサートの最初から観覧し、8月20日は諸事情により途中から観覧しました。以下、印象に残った事を箇条書きで。まずは8月18日のAKB単独コンサートから。
◆チケットの販売と会場の様子
●今回、チケットの販売がAKBでは珍しく、FC枠が3次販売まで、一般枠がなんと4次販売までありました。
●今までの大箱のコンサートは、大抵1次販売で完売するため、ファンの間でも「よほど売れ行きが悪いのか?」と噂されていました。
●私はFC枠の1次販売で購入したのですが、(売れ行きが悪そうなのに)1階のスタンド席だったので驚きました。今までは1次販売で取れた時は大抵アリーナだったので。
●で、実際に東京ドームに入場してその理由が分かりました。
・アリーナ席がかなり少ない。その一方で通路をやたら広く取ってある。
→ おそらくメンバーが通路を移動する演出があるだろう、とこの時点で予想しました。
・1階スタンド席も、一部の席を潰してミニステージを2箇所設置。
・2階スタンド席も、かなりの席を暗幕で覆って潰していました。
●いくら夏休みとは言え、さすがに平日は売れませんよね。ましてや人気メンバーがかなり辞めた後ですし。
●だからと言って、それを誤魔化すために露骨にアリーナ席を減らすのは、逆に寂しく感じました。
◆コンサートについて
●1曲目の「言い訳Maybe」で、いきなりメンバーが自転車に乗ってアリーナの通路を走りながら登場。やっぱりね(笑)。でも、歌詞にも「自転車」が出てくるし、動きがある演出で良かったです。
●今回のコンサートのコンセプトは「学校」ということで、ステージには教室のセットがありました。で、教師役の役者さん(ダンサー?)と共に、「Dear my teacher」を。これも面白い演出。
●「50%」で川栄李奈・田野優花・大島涼花・平田梨奈・市川愛美・相笠萌・湯本亜美・中西智代梨・宮崎美穂・岩田華怜らが、2つのチームに分かれ、ダンスバトルのような感じでパフォーマンス。ダンスが得意なメンバーが多く、見応えがありました。
●A、K、B、4のチーム曲を2曲ずつ披露。ややマニアックな選曲だったような印象。あと今回18時開演ということもあり、最近の大箱のコンサートと比べてチーム曲が少なかったのは残念でした(※1)。
●峯岸みなみ・高城亜樹・岡田奈々・田名部生来・石田晴香・島田晴香・岩佐美咲らが男装して「ハンパなイケメン」を歌った。みんな似合ってたし、これは面白かった。
●特に田名部生来は、今までの大箱のコンサートでは、こういうユニット曲の出演なんて、まず有り得なかったのですが、今回は出演。あと、全員曲でもセンター寄りの、そこそこ良いポジションで歌っていました。この待遇の変化は、間違いなく「総選挙でランクインしたから」でしょう。
●若手選抜で「チューしようぜ!」を披露。“AKBアイドリング!!!”の曲ですが、知っている人は少ない感じでした。向井地美音と大和田南那がセンター。最近、やっと運営が向井地美音を推し始めた印象ですね。
●「Seventeen」を小嶋真子・村山彩希・渋谷凪咲・古畑奈和・土保瑞希・茂木忍・藤田奈那・高島祐利奈・北澤早紀・橋本耀らが披露。ちなみに彼女たちは全員17歳(パク)。これも、面白くて良い趣向だと思いました。ただ、出来れば同じく17歳でドラフト生の田北香世子も出演させてあげたかったですが。
●「Choose me!」を横山由依・木崎ゆりあ・小谷里歩・武藤十夢・小嶋菜月・大川莉央・内山奈月・梅田綾乃・前田美月で披露。これも珍しい組み合わせで面白かった。
●「桜の木になろう」を峯岸みなみ・村山彩希・北澤早紀・梅田綾乃・木崎ゆりあ・岡田奈々・西野未姫・前田美月・岡田彩花で披露したのですが、ちょっと意味不明な出来事が…。
センターは岡田彩花。彼女の普段のポジションからすると、これだけでも驚きなのですが、西野、梅田、北澤、あと最後のあたりで峯岸らがなぜか泣き出す事態に。特に西野は号泣。そして最後は岡田彩花をみんなで囲むようにして終わりました。
どう考えても「プチ卒業セレモニー」にしか見えず、ネット上でも「卒業するのは岡田彩花か?」と話題になりましたが、岡田彩花本人がその後卒業を否定。
いまだに、メンバーの涙はどういう意味だったのか、不明のままです。
●中盤で、AKB48のシングル曲をジャズ風にアレンジしたメドレーを披露。「大人なAKB」みたいな感じで個人的には非常に楽しめました。振付もそれっぽい感じでしたが、宮脇が上手でしたね。
●乃木坂と兼任している生駒里奈に質問するコーナーのMCを大家志津香と田名部生来が担当。ここでも田名部生来がフィーチャーされていて驚きました。今までにこういう場に選ばれた事が無かったので。やはり総選挙効果でしょうね。
●塚本まり子が「上からマリコ」を披露。この人も選ばれた当初はどうなることかと思いましたが、劇場公演にも出演したし、思いのほか馴染んできましたね。8月末で卒業ですが、もう少し見たかったかも。
●本編ラストの「アリガトウ」で入山杏奈が登場。ケガをした右手にはまだギプスをしていましたが、マイクは握れるようでした。
●アンコール前に「全国ツアー」の残りの日程が発表されました。いつ終わるのか全く見えなかった「全国ツアー」ですが、今年中に完結するとのこと。こじはるが「AKB(の運営)が約束守ったの初めてじゃない?」と発言し、場内爆笑。
●ラストは「心のプラカード」で終了。悪くはないんですが、若いファンは、もう少し盛り上がれる曲をラストに持ってきて欲しいんでしょうかね。
全体を通して、「いつもと違った演出」「面白い趣向」が多く、個人的には楽しめましたが、最近の大箱コンサートよりも1~2時間短いため、少し物足りなさも感じたこの日のコンサートでした。
※1…国立競技場コンサートは16時開演でチーム曲も5曲ずつありました。