今日は、最近観たAKBメンバーの出演する舞台について。
◆舞台「絢爛とか爛漫とか」
チーム8メンバーによる上記の舞台を観覧。ストーリーをざっくり言うと
「舞台は昭和初期。登場人物は小説家(文筆家)を志す4人の女性のみ。文学論を戦わせたり、友人の恋の成就に奔走したり、他人の才能に嫉妬したり…という青春物語。」
みたいな感じ。客席が360°囲む形の円形の舞台で上演されます。出演者は以下。
中野郁海(鳥取)、佐藤七海(岩手)、太田奈緒(京都)、小田えりな(神奈川)
感想は長くなるので、箇条書きにすると…。
・凄まじいセリフの量に圧倒された。早口で息もつかせず喋りまくる感じ。
・「マジすか」の舞台に出ていた小田えりな以外は舞台は初挑戦ということで、演技自体はさすがに未熟な部分が多かった。
・4人の中で一番上手かなと思ったのは佐藤七海。役柄に本人のキャラが合っていた、というのもあると思いますが。
・というか、佐藤七海は普段から“佐藤七海”というキャラを演じているフシがあって、“演じる”ということに慣れていたのかも(パク)(※1)。
全体的な感想は、「面白くて良い舞台」という前評判通り、確かに面白くて良い舞台でした。登場人物は4人だけで、出ずっぱりな上に大量にセリフがあり、今回出演したメンバーは間違いなく良い経験になったでしょうし、スキルアップにもなったでしょう。
こういう舞台を見ると毎回思うのですが、他の女優志望のメンバーにも、もっと沢山こういう機会を与えて上げて欲しいですね。現行、舞台に出演するのは一部のメンバーに偏っていて、その子たちだけがどんどん演技力がアップしていってる状態なので。
◆舞台「マジすか学園」~Lost In The SuperMarket~
こちらは7月末から8月にかけて上演されていた舞台。ドラマ版のスピンアウト的作品になっています。主演は柏木由紀演じる“ブラック”。前回の舞台版がそこそこ面白かったので期待していたのですが…。
結論から言うと、「あまり面白くなかった」でした。不満点を挙げると…。
・ストーリーの主軸はヤクザとの抗争。拳銃で撃ちあったり、現実離れしすぎ。
・“学園”と銘打っているが、学校の要素はほぼ無い。
・主演の柏木由紀と、中心となる一部のメンバー以外はセリフもほとんどなく、セリフがあっても口汚く罵るセリフだったりして、メンバーの演技力アップに繋がらない。
などなど…。この舞台の出演者が発表されたとき、選ばれずに落ち込んでいたメンバーもいましたが、この内容だったら出なくて良いと思いました。その点、前回の「~京都・血風修学旅行~」の方はまだましでした。学生生活が舞台でしたし、色んなメンバーに演技をする機会がありましたし。
個人的な希望としては、以下のような感じでしょうか。
・学園ものなので、もっと学校・学生生活が中心にして欲しかった。
・もっと歌を増やしてミュージカル要素があった方が良かった。
まあ、「マジすか学園」自体が、行き着く所まで行ってしまった感があるので、もうこの企画自体、これ以上引っ張るのは無理なような気はします。
※1…同じことは谷真理佳にも言えます。
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