再始動というのも大げさかもしれませんが、
先週の長野選手権までで痛めた体の各所をいやすため、今週は水曜日の流し練習以外は
静養と仕事に明け暮れて(!)いました。
そして、週末の土曜日、今日は第3土曜日なので織田フィールドの一般開放です。
Sコーチとも話し合い、まずは体の確認、とくに痛めている右アキレスに無理をさせないため、
まずは芝生の上でゆっくりと走ることにしました。
織田の芝は、サッカーをやるほどには整備されていないので、多少凸凹はあるのですが、
とはいえ、代々木公園などと比べればフラットです。
足下を見ずに前を見ても、思い切って走ることができます。
そんな芝上を、まずは20%、30%と全身を走ってほぐすようなレベルから始めるのです。
不思議なことにアキレス腱の患部はさわると痛いのですが、これくらいで走るのには
痛みはありません。ただ、すこしずつ熱を帯びてきます。
3本目、着地について注意を受けました。
芝生を踏み込みすぎて、反発で足首を返しすぎているので、
親指の先が上を向くように意識するようにとのこと。
あ、忘れてたという感じです。どうも怖くて力むと、足首に力が入るのです。
40%で、けり足は後ろに流さず、親指先をあげてできるだけ早く前へ返ってくるように
引き戻し、地面に向けておろしていく、そのとき親指があがっていれば、スムーズにつま先から
母指球までローリングするようになります。
走り終わると、アキレス腱に痛みはなく、全面の関節側に疲労感があります。
つまり、押した力を足首前面で受け止めたので、後ろ側への負担を減らすことができたのです。
これは、ランニングスタイルバリエーションとしての大きな収穫と感じました。
そのまま芝生走を10本100%まであげていき、少し休憩。
痛みも深まらないので、トラックで3本×100メートルまで仕上げることができました。
芝生で覚えた走法はもちろんタータンでも有功で、
足首を返す走りにはない、スムースなスピードののりがあります。
着地音が乾いたパシンパシンという響きになったのと、
100mのゴール後も体がふわりと浮いているので、20m先くらいまでは
川に流れるように自然に進んでしまいます。
これは一言、気持ちいい。
今日も収穫あり、の練習でした。