「今日は次のレースの下見になったので、練習を一緒にできません」
Sコーチからのメールが朝届き、メニューが続きました。
アップ 流し120m×3本
200m×3本(80%) 分割走
60m×3本(100%)分割走
幅跳びは今日は禁止。少しジャンプ系の筋肉を休めなさいと言うです。
さて、量が少ない練習は危険だと言うことをすっかり忘れていました。
さらに言えば、量は少ないけれど練習時間が2時間あるからとなります。
つまり、昨晩だって120m×2+200m+300mですから距離では今日の練習と変わりません。
ただし昨日は20時入りの20時45分終わりという閉門時間の制限がありました。
今日は昼まで2時間あります。
200mを3本、80%という指示は、限りなく一人走りのMAXになります。
そして案の定、1本目で足は前にでて、かなりの歩幅を稼ごうと、強く地面をたたきます。
すでにゴールでエネルギーを使い切り、膝に手を当てて大きく肺を上下させなければ
空気が吸い込めません。
2本目まで10分の間隔をとり、ストレッチを十分に入れます。
そこそこ回復して200m、今度は中盤で足が固まってきました。
90%くらいでしょうか。でも、かなりのスピードを保ちます。保てます。
これは休憩を10分入れているからです。
そしてゴール。
と、私の体はフィールドの地面に横たわっていました。
いわゆる大の字です。
すっかりエネルギーを使い切って、筋肉が、毛細血管がよけいな動きを許してくれません。
ただただ酸素の供給に専念します。
久しぶりだな、この感覚。
やはり1時間練習ばかりだと、ここまで体を追い込めません。
すこし後悔があります。
でもやるときはやりましょう。今日がその日。
さs、10分待ってもう一本、そしてもう一度織田フィールドに、中年の肉体大文字を輝かせるのです。
誰も見て嬉しくもありがたくもないでしょうが。