韓国次期大統領選の選挙運動が始まった2月15日、候補者の一人である野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補の遊説用バスで、事故が発生しました。
交通事故ではなくて、一酸化炭素中毒です。
遊説用のバスにLED電光掲示板 が設置されていて、それを動かすための発電機から発生した一酸化炭素が車内に充満したそうです。発電機を使うときは、バスの窓を開けておかなければならなかったのですが、寒さのため、車内にいた運転手は窓を閉め切っており、運転手と地域選対委員長の二人が死亡しました。別のバスでも同様の事故が起き、運転手は重体だそうです。
韓国では、かつて頻繁に一酸化炭素中毒事故が発生していました。
交通事故ではなくて、一酸化炭素中毒です。
遊説用のバスにLED電光掲示板 が設置されていて、それを動かすための発電機から発生した一酸化炭素が車内に充満したそうです。発電機を使うときは、バスの窓を開けておかなければならなかったのですが、寒さのため、車内にいた運転手は窓を閉め切っており、運転手と地域選対委員長の二人が死亡しました。別のバスでも同様の事故が起き、運転手は重体だそうです。
韓国では、かつて頻繁に一酸化炭素中毒事故が発生していました。
伝統的な家屋で使われていたオンドルが原因です。オンドルというのは、かまどで薪を燃やしてその暖気(排気ガス)を石でできた床の下に流して暖をとる、伝統的な暖房装置。
床には油紙を敷き詰めて、排気ガスが室内に入るのを防ぎますが、油紙がはがれたり、劣化したりしていると、一酸化炭素が室内に漏れ出し、中毒事故を起こすことがあります。
私と同年代の韓国人は、「自分も子どものころに中毒で気を失ったことがある。多くの人が経験しているはずだ」、などという怖い話をしてくれました。
私の生家では、50年ほど前、祖母と叔母がそれぞれ謡曲と小唄を教えていました。そのときに使っていた暖房が、火鉢。練炭を使っていましたから、換気が悪いと一酸化炭素中毒のおそれがある。でも、昔の日本の家屋は密閉性が悪く、隙間風が吹き込んでいて、そんなに神経質にならなくても中毒は起きませんでした。
家を改築し、サッシなど密閉性に優れた扉になるのと同時に、暖房も火鉢から石油ストーブ、ガスヒーターなどになりました。
韓国でも、アパート(日本のマンション)では、薪の排気ガスの代わりにボイラーで温めた温水を還流させるタイプのオンドル(床暖房)が普及し、一酸化炭素中毒事故はずいぶん少なくなりました。
ただ、私が韓国にいるときに住んでいたアパートでは、敷地内にあったボイラー設備が爆発する事故がありましたが…。
安哲秀候補は、この事故のために選挙活動を3日間中断。もともと、支持率では、与野党の2大候補に大きく引き離されていましたが、この事故で情勢はさらに厳しくなったと思われます。
床には油紙を敷き詰めて、排気ガスが室内に入るのを防ぎますが、油紙がはがれたり、劣化したりしていると、一酸化炭素が室内に漏れ出し、中毒事故を起こすことがあります。
私と同年代の韓国人は、「自分も子どものころに中毒で気を失ったことがある。多くの人が経験しているはずだ」、などという怖い話をしてくれました。
私の生家では、50年ほど前、祖母と叔母がそれぞれ謡曲と小唄を教えていました。そのときに使っていた暖房が、火鉢。練炭を使っていましたから、換気が悪いと一酸化炭素中毒のおそれがある。でも、昔の日本の家屋は密閉性が悪く、隙間風が吹き込んでいて、そんなに神経質にならなくても中毒は起きませんでした。
家を改築し、サッシなど密閉性に優れた扉になるのと同時に、暖房も火鉢から石油ストーブ、ガスヒーターなどになりました。
韓国でも、アパート(日本のマンション)では、薪の排気ガスの代わりにボイラーで温めた温水を還流させるタイプのオンドル(床暖房)が普及し、一酸化炭素中毒事故はずいぶん少なくなりました。
ただ、私が韓国にいるときに住んでいたアパートでは、敷地内にあったボイラー設備が爆発する事故がありましたが…。
安哲秀候補は、この事故のために選挙活動を3日間中断。もともと、支持率では、与野党の2大候補に大きく引き離されていましたが、この事故で情勢はさらに厳しくなったと思われます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます