アルフレッド・W・クロスビー『飛び道具の人類史』は,「火を投げるサル」がいかにして「宇宙を飛ぶ」までになったかを描いた興味深い作品でした。
本書ではヒトの特性として三つが挙げられています。
第一は,直立二足歩行。
第二は,地球に生息する動物の中で随一の「投擲力」!
第三は,火を操る能力。
そして,本書におけるヒトの定義は「二足歩行し,ものを投げ,火を操る動物」なんだそうです。
アウストラロピテクスは,二足歩行をすることによって,チンパンジー類より木登りは下手になったが,より上手に石を投げることができるようになった。アウストラロピテクスは石器らしい石器を作っていなかったが,まちがいなく石を投げていた。それも,速く,正確に。
原人たちは,その後,槍を投げることを覚えた。
ホモ・サピエンスにいたって,ヒトは投石の威力を増すための「投石ひも」と,槍の飛距離を増すためのアトゥラトゥルという槍の発射器を発明し,これらの武器の殺傷力は大幅に高まった。アトゥラトゥルはオーストラリアのアボリジニーが19世紀まで使っていた。
ヒトが次に発明したのは「弓矢」だった。弓矢は,三万年以上前に獲得された「火をおこす能力」と結びついて,火矢という恐ろしい武器の発明につながった。
歴史時代に入ると,飛び道具さらに発展を続けた。大きな石を遠距離に投げ飛ばすための投石器が発明された。弓は改良され,機械仕掛けの発射器クロスボウ(弩)が発明された。
ヒトは,燃える水(石油)を発見し,弓に結びつけた。武器の発展を飛躍的に加速したのは「火薬」の発明である。爆弾,銃,大砲,ロケット…。
20世紀に入ると,ヒトラーにより史上初の長距離ロケットV-2が作られ,アメリカによって原子爆弾が発明された。20世紀後半になると,人類は宇宙に飛び出し,人工衛星を飛ばすまでになった…。
宇宙空間を飛行する宇宙船と人工衛星は,究極の飛び道具といえるでしょう。
とまあ,「飛び道具の人類史」を駆け足で見てきましたが,飛び道具開発競争は今も続いていますね。
北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返し,韓国は自前の人工衛星打ち上げを目指す。ついさっき,日本の惑星探査機「はやぶさ」が小惑星から回収した物質の入ったカプセルをオーストラリアの砂漠に投下したことが確認された,というニュースをやっていました。
一方,韓国の羅老(ナロ)号は二回目の打ち上げにも失敗し,韓国民は一時的に失望しましたが,それもWカップのギリシャ相手の快勝で,もはや忘れられたでしょう。まあ,ロケット開発に失敗はつきものです。あきらめることなく投資を続ければ,いずれロシアの支援を受けずに自前のロケットで人工衛星を打ち上げることができる日が来るでしょう。
本書ではヒトの特性として三つが挙げられています。
第一は,直立二足歩行。
第二は,地球に生息する動物の中で随一の「投擲力」!
第三は,火を操る能力。
そして,本書におけるヒトの定義は「二足歩行し,ものを投げ,火を操る動物」なんだそうです。
アウストラロピテクスは,二足歩行をすることによって,チンパンジー類より木登りは下手になったが,より上手に石を投げることができるようになった。アウストラロピテクスは石器らしい石器を作っていなかったが,まちがいなく石を投げていた。それも,速く,正確に。
原人たちは,その後,槍を投げることを覚えた。
ホモ・サピエンスにいたって,ヒトは投石の威力を増すための「投石ひも」と,槍の飛距離を増すためのアトゥラトゥルという槍の発射器を発明し,これらの武器の殺傷力は大幅に高まった。アトゥラトゥルはオーストラリアのアボリジニーが19世紀まで使っていた。
ヒトが次に発明したのは「弓矢」だった。弓矢は,三万年以上前に獲得された「火をおこす能力」と結びついて,火矢という恐ろしい武器の発明につながった。
歴史時代に入ると,飛び道具さらに発展を続けた。大きな石を遠距離に投げ飛ばすための投石器が発明された。弓は改良され,機械仕掛けの発射器クロスボウ(弩)が発明された。
ヒトは,燃える水(石油)を発見し,弓に結びつけた。武器の発展を飛躍的に加速したのは「火薬」の発明である。爆弾,銃,大砲,ロケット…。
20世紀に入ると,ヒトラーにより史上初の長距離ロケットV-2が作られ,アメリカによって原子爆弾が発明された。20世紀後半になると,人類は宇宙に飛び出し,人工衛星を飛ばすまでになった…。
宇宙空間を飛行する宇宙船と人工衛星は,究極の飛び道具といえるでしょう。
とまあ,「飛び道具の人類史」を駆け足で見てきましたが,飛び道具開発競争は今も続いていますね。
北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返し,韓国は自前の人工衛星打ち上げを目指す。ついさっき,日本の惑星探査機「はやぶさ」が小惑星から回収した物質の入ったカプセルをオーストラリアの砂漠に投下したことが確認された,というニュースをやっていました。
一方,韓国の羅老(ナロ)号は二回目の打ち上げにも失敗し,韓国民は一時的に失望しましたが,それもWカップのギリシャ相手の快勝で,もはや忘れられたでしょう。まあ,ロケット開発に失敗はつきものです。あきらめることなく投資を続ければ,いずれロシアの支援を受けずに自前のロケットで人工衛星を打ち上げることができる日が来るでしょう。
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