今年の元旦は、入院中に一時的に外泊を許可された妻、長女夫婦、次女夫婦が来てくれてにぎやかに過ごしました。
ただ、妻は大みそかから2泊3日の外泊でしたので2日には病院に戻らなくてはなりませんでした。それに合わせて娘たち夫婦もそれぞれ自分の家に戻っていきましたので、自宅には私だけが残ることに。
3日は、午後、病院に妻を見舞ったあと、ソウル時代に知り合った友人のKさんと池袋で食事をしました。
店は「えびと馬肉と日本酒の居酒屋」というユニークは店名。行ってみると、店は民家を改造したようなあばら家で、店名以上にユニークでした。Kさんは私の好みをよくご存じです。
赤エビやオマールエビの刺身に、馬刺し、そして日本酒の品ぞろえがすごい。十四代や獺祭といった希少な日本酒が500円均一なのがうれしい。エビ、馬以外にも、カキやホルモンの串焼きなど、珍しいメニューがそろっています。
「久しぶりですね」
「2年ぶりぐらいですか?」
「奥さんはいかがですか?」
Kさんは私のブログの読者でもあるので、妻のことも知っていて、心配してくれました。
「たぶん今月中に退院できると思います」
「それはよかった」
ソウル時代にはよく飲み歩いたので、昔話にも花が咲きます。
「清涼里にポジャンマチャ(屋台)がありましたよね」
「ああ、赤塚不二夫に似たアジョシがやってた…」
「あそこでかかってたカセットテープがあったじゃないですか」
「中村!」
「それ、ユーチューブにアップされてるんですよ」
「え、ほんとうですか?」
中村というのは、韓国の謎の演歌歌手。聞いたことのない日本語の演歌を、明らかな韓国なまりで歌っているのですが、曲も歌手も謎のままでした。
「これです」
スマホで検索してくれました。
「おおっ!」
中村全曲集
「この『せちゅない~』ってところがしびれますね」
これ、トラック運転手なんかがカセットテープで聞いていたいわゆるトロット(韓国演歌)で、中村さんが歌っているのは、その日本語訳らしい。日本語のあとに韓国語の原曲も流れます。
中村でひとしきり盛り上がった後、話題はフィリピンのことに。Kさんは、韓国に駐在する前に、フィリピンにいたこともあるのです。
「実は3女が今フィリピンに語学留学に行ってるんです」
「セブですか?」
「いえ、バギオっていうところらしいです」
「山のほうですね。涼しくていいところですよ」
「なんか、そこでフィリピン人のボーイフレンドができたみたいで」
「それは心配ですね。フィリピン人の男は怠け者が多いから」
「ホントですか?」
駐在時代の実体験に基づくようです。
自然な流れで、二次会はKさん行きつけのフィリピンパブへ。まだ三が日だというのに、やっていました。年中無休だそうです。ママさんは日本人と結婚して永住ビザをもっているらしい。
「フィリピン人のボーイフレンドですか。いいですよ、フィリピンの男はまじめで働き者だから」
(なんか、話が全然違うなあ)
まあ、娘ももう27歳だし、人物は自分で判断するでしょう。
僕にできることがあるとすれば…、
そうだ、タガログ語を勉強しよう!
ということで、2019年の抱負は、タガログ語のマスターということになりました。
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すごいですね。純粋に尊敬します。
外国人の彼女のお父さんから自分の国の言葉(しかもマイナー言語)で話しかけられたら、感動するだろうなあ。
もしも三女さんから破局の知らせが届いたら、
「なんだよせっかく勉強し始めたのに!もう少しであいさつくらいはなんとかなるから、それまで別れるのは待って」とか言いそうw
交際に反対されるのが嫌なのかもしれません。