韓国出張時、おみやげに韓国のお酒を買ってきました。
金浦空港に隣接しているロッテマート。
韓国で最近出た、ファヨという焼酎を買おうと思ったのです。ところがファヨの45度はなく、そのかわりに「イルプムジッロ」(一品眞露)という見慣れないお酒がありました。
「これ、最近出たんですか」
「はい、韓国初のウイスキーです」
マートのアジュンマが説明してくれます。
「ウイスキー? でも、眞露でしょう?」
「眞露から出たんですけど、オーク樽で熟成させたウイスキーです」
半信半疑ながら、購入しました。
帰国後、あらためてラベルを見ると…
一品眞露OAK43
製造元:ハイト眞露
食品類型:焼酎
アルコール度数:43度
原材料名:米蒸留式焼酎原液(国産米100%)、米蒸留式焼酎木樽原液(米国産米)
とありました。
どこにも「ウイスキー」とは書いてない。度数はウイスキーに近いけど。
ネットで調べてみると、眞露は1996年頃にオーク樽で熟成させた焼酎を売り出したことがあるそうです。
チャムナムトンマルグンソジュ(真の木樽の澄んだ焼酎)
これは私も記憶があります。ベストセラー焼酎、チャミスルの前身です。
当時聞いた噂では、ウイスキーの輸入販売を始めた眞露が、その廃樽を利用して焼酎を熟成させたということでした。
飲みも飲んだり、チャミスル100億本
そして今回の一品眞露はそのリバイバルで、度数も40度越え。
でも、ウイスキーの廃樽を使ったからといって、ウイスキーを名乗るのは無理がある。
チャミスルは原材料名が書いてない(たぶん雑穀)のに、こちらは「米」となっているので、品質は高いかも。
値段は375㎖で2000円ほど。チャミスルの10倍近い。
ところで、先日ベトナム食材店で買ってきたお酒は、「ネプモイ」。お店の人は「米焼酎」と言っていました。
「もうすぐ新しいのが出るので、少し値下げしました」
(???)
新米で作ったネプモイが12月に出荷されるのだそうです。
(蒸留酒は劣化しないはずだけど…)
裏に日本語のラベルが貼ってあって、そこには「ウォッカ ネプモイ」とありました。
(こっちはウォッカか!)
フィリピンでは、サトウキビから作ったラム酒を「ブランデー」と呼んでいたっけ。
フィリピンの酒
ベトナム食材店で買ってきたフォーを作ったとき、「韓国産ウイスキー」と「ベトナム産ウォッカ」を飲み比べてみました。
どちらも普通の「米焼酎」でした。
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