犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

一年ぶりのミニ同窓会

2025-02-21 23:25:39 | 飲む

写真:ダイナミックキッチン&バー 響 有楽町店(店のHPより)

 先日、東大時代の友人と、有楽町で飲みました。ちょうど一年ぶりです。

 前回集まった5人に加え、そのときドタキャンした1人、新たに連絡先が判明した1人を含め、全部で7人と、賑やかな会になりました。

 15年ぶりに会った友人は、風貌が様変わりしていてびっくりしました。

 大学教授、弁護士、公認会計士、副町長、日本語教師、会社役員…。

 私がいちばん若くて64歳。ほかは60代後半。みな現役でがんばっていました。

 入学したとき(45年前)の集合写真を持ってきた友人がいて、その写真を見ながら、同級生の消息が話題になります。

 亡くなった人、大病をした人、奥さんを亡くした人もいる。人生いろいろです。

 来たメンバーは、全員、自分たちで作ったテニスサークルに入っており、夏合宿の写真もありました。サークルにはほかの女子大のメンバーもいた。お茶の水女子大と、津田塾大です。

「〇〇は、△△ちゃんが好きだったんだよね」

「違うよ。△△ちゃんが好きだったのは××だっただろう?」

「そうだっけ?」


 単純な事実関係についても、お互いの記憶が食い違っていたりする。なにせ45年前のことですからね。

「このまえ、高階秀爾が亡くなったね。92歳だって」

 高階秀爾氏は美術史の教授。人気があって、授業をとった人が多い。

「村上陽一郎はまだ生きてるのかなあ」

「お元気のはずだよ。かっこよかったよね」


 村上教授の科学史の講義はおもしろかった。

「美学の授業に遅刻していったら、立たされたことがあるなあ」

「今道教授ね」


 45年前、大学生の間では麻雀も流行っていた。

 大学に入ってから麻雀を覚えた初心者が、

「ロン。平和(ピンフ)、一盃口(イーペーコー)」

「おい、お前鳴いてるじゃん。チョンボだ!」

「わーっ、しまった!」

「あれ? これ三色がついてるんじゃない?」

「ホントだ、三色がついてた!」

「気づいてなかったのかよ」(一同、爆笑)


なんてこともありました。

 今、麻雀をする大学生なんているんだろうか。

 あっという間に、リミットの2時間が過ぎました。

「次は、クラス全員に連絡しようか?」

「連絡先を調べてみるよ」


 さて、何人と連絡がつくだろうか。

 1年後の再会が楽しみです。

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