犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

羊、豚、犬

2022-08-21 23:36:41 | 食べる
 少し前に友人から推薦されていた羊の串焼きの店に行ってきました。

「羊不同」という上野広小路にある店で、最近オープンしたようです。

 羊の串焼きは、新大久保や池袋でときどき食べましたが、ここは10本480円というお手頃価格で食べられるのが嬉しい。(冒頭写真)

 店長(らしき人)は朝鮮族で、日本語も韓国語もできます。

 メニューには日本のお酒以外に、韓国の焼酎、マッコルリ、中国の青島ビールやその他の中国酒も揃っています。

 いっしょに行った友人も、少々のゲテモノは大丈夫なので、メニューにあった「豚の脳みそ」もいただきました。



 かわいい器に入っていますが、中身はこんな感じ。


 スパイシーで美味でした。

 脳みそといえば、羊の脳みそはパキスタン料理屋(リンク)で食べたことがあり、豚のほうは別の中華料理屋(リンク)で食べたことがありますが、どちらとも違う味わいでした。

 二次会は、近くの居酒屋。

 おばさんが一人で切り盛りしている小さな店です。

 ご夫婦でやっていたのが、昨年の11月にご主人が急逝され、今は営業時間を短くして一人で頑張っているそうです。

 ママさんの家庭料理と、地酒。銘柄はときによって変わるそうです。この日は真澄純米吟醸と、初孫がありました。

「10日ほど前、飼っていた犬が死んじゃって…」

と、私が話すと、

「うちにも14歳3か月になるポメ(ラニアン)がいるんですよ」

と、飼い犬の話で盛り上がりました。

「7歳のときに癌で手術して、東大病院で、余命いくばくもない、と言われたんです」

 このお店は湯島ですから、東大は目と鼻の先。東大病院に動物病院があるとは知りませんでした。

「やっぱり東大卒の別の先生に診てもらって、ここまで生きたんです」

 その先生は、獣医学会ともめて脱会し、一匹狼的にやっているんだとか。

「名医なんですね」

「でも高いです。今まで何度も手術や入院をして、450万円かかりました」

「450万円!」

 最近、ハイジ(うちの飼い犬)が倒れたとき、治療費が5万円ぐらいかかって、(高いなあ)と思っていたのですが、二桁違いました。

「うちは子どもがいないから、この子が子ども代わりで…。生命保険の満期が来てもらったお金を、そっくりつぎ込みました」

 店のほうは、コロナで影響は受けたものの、国からの給付金でなんとかやりくりしているようです。

 最近は、パワーストーンを使ったアクセサリーにもはまっているということで、帰り際に一つプレゼントしてもらいました。

 話は尽きませんでしたが、帰りの電車も気になり始めたので、10時過ぎにお開きにしました。

 通勤の道からちょっと離れているのですが、また来ようと思います。

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2 コメント

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羊肉 (スンドゥブ)
2022-08-22 00:04:09
最近、ラムは近所のスナックで食べています。
スーパーで買って店に持ち込んで、料理してもらっているのです。
よかったら、今度一緒にどうですか?
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持ち込み (bosintang)
2022-08-24 23:26:10
その手が使えるのは常連だからですね。

コロナがもう少し落ち着いたら、ぜひ行きましょう。
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