犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国総選挙、与党大勝の憂鬱

2020-04-16 23:08:28 | 韓国雑学
 15日に行われた韓国総選挙は、新型コロナ騒動の渦中にもかかわらず、高い投票率を記録し、翌日の開票の結果、与党共に民主党が単独過半数をとる大勝を収めました。

 文大統領のこれまでの政策が信任された結果となり、引き続き文政権の「反日政策」が続きそうで、心配です。

 さらに気がかりなのは、慰安婦問題の運動団体である「正義記憶連帯」(旧韓国挺身隊問題対策協議会)の代表である尹美香(ユン・ミヒャン)が、比例代表で、国会議員に当選してしまったことです。

 尹氏は、夫と妹が北朝鮮のスパイとして有罪判決を受け、北朝鮮との関係が疑われている問題の人物。

 当選直後に、早速「過去の歴史の真実究明・被害者賠償制度づくり」の法案を提出することを表明しています。以下は、ネットの記事の拙訳です。

2020年04月16日 ニュースピム(リンク

[選択2020] 路上で「水曜集会」を率いていた尹美香が、これからは国会へ

尹美香の最初の法案は「過去の歴史の真実究明・被害者賠償制度づくり」

「韓日の真の平和を作る国会での活動するつもり」

 尹美香(ユン・ミヒャン)「共に市民党」比例代表リスト第7位候補は、正義記憶連帯(旧韓国挺身隊問題対策協議会)理事長として「水曜集会」を率いていた。水曜集会は、慰安婦犯罪について、日本政府の公式謝罪を要求する集会で、ソウル鍾路区中学洞にある日本大使館の前で、毎週水曜日に開かれている。

 わが国において日本軍「慰安婦」問題は、解放されてから45年以上経った1990年代初頭になってようやく日の目を見た。性的搾取など人権蹂躙を受けた被害者だったが、家父長的な社会の雰囲気のせいで、声を上げることさえ難しかった。

 1991年8月14日、金学順ハルモニの被害証言の後、公に論じられるようになった。尹候補が挺対協に合流したのはこの頃である。

 ユン候補は共に民主党が参加した比例代表用の連合政党である「共に市民党」の比例代表候補リスト第7位に載った。

 それに先立ち、共に市民党は、基本所得党など連合政党に参加表明していた院外政党のほか、市民団体からも候補者の推薦を受けていた。正義記憶連帯にも推薦されたが、内部検討の結果、尹候補が推薦を受けた。

 尹候補は、第21代国会で発議予定の最初の法案として「過去の歴史の真実究明・被害者賠償制度づくり」を提示した。

 尹候補は去る6日、慶尚南道の咸陽を訪れた際、「これまでの30年間と同様、被害者と一緒に泣き、歴史の傷を癒すために諦めない」、「次の世代に正しい歴史を教育し、真の韓日間の平和を作っていく国会活動をしたい」と述べた。

 尹候補は、当選が決まった16日、自らのフェイスブックに「3月20日以降、約20日間、私の人生に新たな変化が起きた」、「恐さも大きいだけに、民衆への畏敬の気持ちを持って、誠実に黙々と働く人になれるよう、ひと月余りの間、一生懸命準備したい」と感謝の言葉を記した。

  憂鬱です。
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