犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

高校野球

2010-08-23 23:56:41 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)
 今年の高校野球は沖縄の興南の春夏連覇で幕を閉じました。

 まだ熱戦が繰り広げられていたお盆休みの間に読んだ本の一冊に,やたらと長い書名の本がありました。

岩崎夏海著
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』 (ダイヤモンド社)

 これまでに私が読んだ本の中で最も長いのは確か

キングスレイ・ウォード著
『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』 (新潮社)

だから,新記録かもしれません。

 高校からソフトボール部に入った娘向けに妻が買ってきたものを,先に拝借したものです。新聞の書評にもとりあげられた,ベストセラーの一つだそうです。

 表紙は少女漫画風。高校生向けの本かと思ったら,大人でも楽しく読める本でした。

 高校野球部のマネージャーになった女の子が,マネージャーって何したらいいんだろうと思い,勘違いでピーター・ドラッカーのビジネス書『マネジメント』を読んだところから物語は始まり,『マネジメント』に書かれていることを一つ一つ実践していきながら,無名の高校野球部をついに甲子園に導いてしまうというお話。

 ちょっと前に話題になった「ルーキーズ」というドラマに似ていなくものない。

 人はどうしたらモチベーションが高まるか,人間関係をうまくいかせるためには,など,会社での仕事にも応用できそうな内容です。

 夕方読み始め,夕食をはさんでその日中に一気に読み終わってしまいました。

 ところで著者の岩崎夏海さん,あとがきで「ぼく自身がこの本(マネジメント)を知ったのは…」と書いているのを読んで,男だということに気づきました。物語の語り手が女子高生だったこと,名前が「ナツミ」だったことから,勝手に女性だと思っていたものです。

 「ナツミ」さんの名前から,昔の小学校の友だちのことが思い出されました。小学校3年生のときに転校してきた同級生に「ハルミ」という名前の男の子がいて,級友から(私も含め),「女みたいな名前だ」とからかわれていました。

 このハルミ君,習字がめっぽううまい。小学校3年生とは思えない,実に大人びた立派な字を書いて,いつも入賞作に選ばれていました。「ハルミ」を漢字で書くと「春海」。筆で書いたときには,実にカッコイイんですね。

「はるみ」君,小学校5年のときにまた別の学校に転校していき,それっきり音信不通ですがいまはどうしているんだろう。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (高木正雄)
2010-08-25 19:23:11
お疲れさまです。
ご無沙汰しております。

偶然にも私も先々週、もしドラを読みました。
あの本読みやすくていいのですが、いかんせん表紙と挿絵が恥ずかしくて(特に韓国では)、通勤電車で読むときはカバーを裏返して読んでしまいました。
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車内 (犬鍋)
2010-08-26 02:15:10
ご無沙汰です。

前回,韓国出張時,地下鉄に乗ったとき,本を読んでいる人が多かったのが意外でした。

今日本は老いも若きも携帯でゲームやってます。
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Unknown (喜美香)
2010-10-19 15:17:58
本当にこんなことがあったら
楽しいと思う本でした。
3時間くらいで読めますよー
お勧めです。
現役の高校野球マネージャーが
実践したらどうなるのかね?
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ソフトボール (犬鍋)
2010-10-20 23:20:43
喜美香さま

コメントありがとうございます。

末娘も読みましたが,所属する高校のソフトボール部に変化はみられないようです。
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