「今度、ラジオでしゃべることになったんですよ」
行きつけのカフェのマスターが言いました。
「ラジオ? 持ってないよ。車についてたかな?」
「大丈夫、スマホでも聞けます」
FMチャッピーという、お隣の市(入間市)の放送局の番組だそうです。
車の中でラジオを聞く人もいるんでしょうけど、ぼくはCDの音楽を聴くことが多い。最近は、孫のための童謡をよくかけます。
(ラジオを聞くなんて、久しぶりだなあ)
私の子どもの頃、すでにテレビの時代に入っていましたから、ふだんは聞かなかった。
ラジカセ(死語?)で音楽をエアチェック(死語?)して、カセットテープ(死語?)に録り貯めていたことがあります。
あとは、テレビ中継が終了した後の野球放送や、深夜放送を聞いたぐらい。
テレビ放送が始まる前は、ラジオの全盛期。ソニーがトランジスタラジオで急成長したと聞いたことがあります。
天皇陛下の終戦の玉音放送もラジオ。
そのころは「ラヂオ」と書いていたんでしょう。
ラジオ放送の開始は関東大震災の後。地震の時にラジオ放送があったら、流言飛語がすぐに打ち消すことができ、「朝鮮人虐殺事件」は防げたのではないかとも言われます。
最近は、テレビもネット配信の動画に取って代わられつつありますね。
4人の娘のうち3人までが、テレビは買わず、ネットの動画をモニターに映しているだけだそうです。
テレビの発明で斜陽になった映画が、その後盛り返したように、ここにきてラジオを聞く人が増えてきたという話もありますが、どうなんでしょう。
さて、カフェのマスターが出るのは、金曜日の18時から。教えられた通り、スマホで聞けました。
パーソナリティー(っていうんだっけ)はコンドーヒデマサさん。
(ん? 聞いたことある名前だな)
このまえの総選挙で維新の会から立候補し、落選した近藤秀将さんでした。
番組では、社会学者で小説家と自称し、「政治家」とは言っていませんでした。
近藤さんが書いた小説については、当ブログで紹介したことがあります。
ベトナム技能実習生の物語
マスターは、収録時、緊張してうまくしゃべれなかったと言っていましたが、なかなかどうして、いつもの調子でしゃべりまくっていました。
高校教師を辞めてカフェを開くに至ったいきさつや、カフェの裏の古民家(生家)をリフォームして、文化発信基地&民泊にするという夢の多い話。
最後にクラウドファンディングへの協力を呼びかけていました。
ラジオ出演の目的の一つがこれだそうです。
放送は2週連続で、2回目は29日だそうです。
今週は大阪出張なので、聞けるかどうか。
飯能のカフェ・クロック
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